「「浄化」という考えが許される余地を残してはいけない」聖地には蜘蛛が巣を張る クリストファーさんの映画レビュー(感想・評価)
「浄化」という考えが許される余地を残してはいけない
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どんな理由があっても、人を殺していい理由なんかないのに、犯人どころか周りの人も全く悪い行いだとは認識していなくて、吐き気がするほど不快。
人を殺しておいて、神のためにやった?
手は汚れてない?
全く理解できない。
犯人の息子が、父親の犯した殺人を肯定してて、殺された女性を完全に馬鹿にしてる描写も不快極まりないし許せない。
犯人の妻も、子どもに「父親は街を浄化した」って教えるの、ありえない。
どうなってるの?
どうなっちゃうの?!
胸クソ映画?
と思っていたら、納得の最期で良かったです。
が、息子がバカ…。
宗教観にもよるけど、この「浄化」という考えが完全に良くない思想だということを明確にしないと、助長や、都合のいい解釈を生みそうで怖い。
宗教だからと許される余地を残してはいけないと思う。
ちょうど最近、配信者の女性が配信中に殺害され、加害者と被害者の関係性が分かってくるにつれ、加害者に同情の意見集まる、ということがあった。
どっちが被害者か分からないような構図ではあったけど、変えられない真理は「何がどうあっても、人を殺していい理由にはならない」。
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