「また悲しき現実を映画によって突きつけられる」聖地には蜘蛛が巣を張る TKさんの映画レビュー(感想・評価)
また悲しき現実を映画によって突きつけられる
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文化的途上国、もしくは女性蔑視国での現実を映画で知るのはいつも悲しいけれど、目を逸らさないでという映画監督たちの訴えをまた目の当たりにすることになった(自分がそういう映画を選んで鑑賞しているのだろうけど)。
主人公の女性の身体を張った奮闘が実ったのを観て安心したのも束の間、最後のシーンで夜行バスで主人公が観る犯人の息子の映像は、彼女が最も恐れていたであろう、こういう世界にありがちな負の連鎖で、そこにこそ監督の掲げるイスラム社会の問題が表されているんだと思った。
いずれにせよ、休みの日の朝に観るには重すぎるテーマだった…
アップリンク吉祥寺は初訪問。清潔で映画のセレクションがとても良い映画館でした。再訪決定。
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