リバー、流れないでよのレビュー・感想・評価
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ポスターの感じから、観るまではなんとなくホラーかサスペンスだと思っ...
ポスターの感じから、観るまではなんとなくホラーかサスペンスだと思っていたのですが、軽快なコメディでした。
タイムループものですが、主人公だけでなく一定範囲内の登場人物全員が同じようにループを経験していて、
ループしても以前の記憶が引き継がれるという設定が斬新だと思いました。
みんなで協力して2分以内で出来ることをあれこれと試しながら、
ループから脱出を試みるというストーリーが熱いです!
映像は手回しカメラ?のようなアングルと画質で手作り感があり、
映画というよりは長編のコントや劇を鑑賞したような感覚がありました。
肩の力を抜いて鑑賞できるのでここは好きなポイントでした。
短い上映時間の中で話がうまく綺麗にまとまっており、爽やかな余韻を得ることができました。
とても観やすくて面白いので、皆にお勧めしたいです!
まなみサン
上映が12/28までだったので、ギリギリ観に行った。
メチャクチャ話題になってたけど、上映館が限られてたりで、見逃してしまってたのだが、やっぱ映画館のスクリーンで観れて良かった。
劇団ヨーロッパ企画のメンバーがメインで、コメディというよりはほぼほぼコントみたい。
皆さん舞台が本職なので、演技は確かで間違いなく、見ごたえもある。
2分のループ枠すべてが笑えるわけではないけど、6〜8分に1回くらい笑えるポイントがあって、楽しい。
主演の女優さんの、2分で戻る時の、ハッとした演技が、なんか妙に笑ってしまう。
観て初めて気づいたが、本庄まなみが出ていて、当時は写真集とかも買ってショートカット長身スレンダーの極北だったので、実はそれが最もうれしかったかな。
20241227 下北沢トリウッド
前代未聞のタイムループ作品!「初期位置」という概念がある!
安心と信頼のヨーロッパ企画
面白かった!
上田誠さんと山口淳太さんのトークが聞けると知ってTAMA映画祭で鑑賞。
せっかくなんで、知り得た内容も含めてレビューします。
めちゃくちゃ面白かった!
2分のタイムループって。笑
『サマータイムマシン・ブルース』は昨日だし。
このミニマムさから生まれる庶民的な感じが本当に好きだ〜。
2分の長回しが繋がって映画を構成している面白さ!
長回し好きなんで、めちゃくちゃ興奮しました。
移動を追う間の曲も、毎回飽きさせない!
ロケ地も建物の構造も脚本にピッタリで、すごいとこ見つけたなぁと感心しましたが、
実は先に貴船で撮影できることになって、場所に当て書きしたそうです。
いや、それにしても。それはそれで凄いな。
時間は元に戻るけど、人々は試行錯誤を続けて前に進む。
たとえ一度放棄しても、たとえ一度こじれたとしても、きっとそこから新しい何かを得ることが出来ると思わせてくれる…。なんて言うと綺麗すぎます?
ようは、転んでもタダでは起きない根性が良い!抗って生きる活力。
たった2分でも時間は積み重なっていく!
ミニマムな群像劇の中には、複雑な友情や恋もあったりして、どんどん本音が出てくる面白さもあります。
川の流れが止められないように、人の気持ちも止められない。
でも、流れていくからこそ変化もする。
心変わりだってあるさ。
ことあるごとに言ってますが、私コメディ至上主義者です。
内田けんじ監督は脚本が書き上がると、知り合いに読んでもらうそうです。
「このシーンが良かった」なんて感想が出る時点で書き直し。
読後、開口一番に「面白かった!」で合格。
この映画も間違いなく「面白かった!」
ちなみに、毎回初期位置に戻るヒロインのお芝居ですが、毎回違っています。
直前のストーリーを踏まえた演技を作られているのですが、撮影自体は順撮りではなく…
実は1カ所、シーンを勘違いして演技を間違ったそうですが、そのままOKになってしまったらい。どこでしょうかね?
下北沢トリウッドで上映中!
藤谷理子さん最高
リバー、流れてよ!
下北沢トリウッド
タイムループ作品の面白さを凝縮した一作
里離れた静かな温泉旅館とSF的なタイムループという設定を結びつけるという着想は、常人にはちょっと思いつきそうもありませんが、劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠監督はそのアイデアを物語にまとめた上で、さらに「タイムループもの」というジャンルの中でも相当に完成度が高い作品を作りあげました。
時間軸のねじれというSF設定を映画化しようとすると、作品規模が大きくなるか、あるいは極限までシンプルなものになりがちですが(例えばNetflixの短編映画『隔たる世界の2人』は、主演はほぼ3人)、本作は老舗旅館の複雑な構造を丸ごと活用しつつ、従業員と宿泊客、そして宿泊客同士の人間関係といった様々な要素をあえて取り込んでいます。
2分間を繰り返すという状況とほぼ同期して物語が進行するため、当然のことながら最初の場面から伏線を張りまくりです。初回の鑑賞は、その伏線を使いまくる物語の巧みさに感心し、2回め以降は細かな演技や設定が後の展開にどう結びついてくるのか、読み取りの面白さを味わえるという、観客にもループを促す作品ともなっています。
演技に笑える要素をこまめに盛り込んでいるところもさすがです(こんなに場内に笑いが漏れる映画は久しぶり)。タイムループ現象について、現実の理論はどうあれ、作中の設定ではちゃんと理屈が通っているため、伏線回収に納得いかなくてモヤモヤした気持ちを抱えたまま観終わる、という心配もありません。
静かな日本映画は苦手なんだよなー、スカッと爽快な大作エンタメ映画を観たい!という人にこそむしろオススメしたい作品。そして本作を面白いと思った方で、もし環境が許せば、ゲーム『Outer Wilds』をプレイして欲しいところ!
クラファンに参加したかったなー
今頃観てきました!
リアルで趣がありすぎな老舗旅館を、さらに近隣のお店の前とか、よく撮影できたなぁ
と思ってましたから、主演女優さんのご実家と後から知って納得です。
演劇ではないので、物語の舞台でありロケ地が映像に活かされてます。
狭い範囲ながら縦横無尽に初期位置から移動しまくるミコトを追っかけました。
臨場感、すごいです。自分ももう仲居さんできそうなぐらい、道を隔てた旅館の構造は把握した気分。
殺人や交通事故、自殺まで起きちゃうんですが、他のシーンやセリフでしっかり笑えます。
ハッピーデスデイのシリーズ大好きなわたしは気になりませんでした。
演者もストーリーも好きすぎて、また観たい!
もう貴船に行きたい!風呂入りたい!雑炊いただきたい!お詣りしたい!!
上映1日2回だとたりない気分になってます〜
発想は良いがワンパターン
京都・貴船の温泉宿を舞台に繰り返す2分間のタイムループに奮闘する人々を描いたコメディ。発想は良いが何十回とループを繰り返すためワンパターンな印象で途中で飽きてしまった。ラストはうまく纏められているので時間を短縮してもう少し中身を濃くした方が良いように感じた。
2023-136
時間SFもの、、、、ドタバタが有って最後は。。。 私には合わない映画だったが。
松崎健夫氏が推薦してたので観たが、自分の好みには合わなかった。
時間がループして繰り返す。
その間にドタバタで事件が続発。
最後は皆で協力して ループを脱出。
若い男女の恋愛話。
めでたし。
劇で たまにある 時間ものSF。。。
2分長回し、ちょっとズレて、ちょっと可愛らしい
ループもので特異点だけ記憶を残し時間が繰り返されるというのが、ループもののあるあるでしたが
まさか登場人物全員が記憶を残し繰り返すとどうなるかというのが非常に面白かったし
2分間がちょっとずつズレていき
ときにはコミカルに、ラブロマンスに、サスペンスに、そしてSF…
あらゆるシュチュエーションが2分で繰り広げられていて非常に面白かった
旅館の構造もとても活かされていて、物語が他の建物で起こっていたら
全然変わっていたかもしれないぐらい、この物語にはとても重要な場所に思えた
主人公のミコト役の藤谷理子さんがとても可愛らしくて
それもあってか、この物語がとても可愛らしく感じた。
ちょっとクスッと笑顔になりたいときに観たくなる映画です
「ねえ、未来は楽しい?」のセリフはなんか泣ける
タイムリープで何人かは救われた
2分だけで世界は変わる!
MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
が好きな人間なので、こちらもとても好きです。
こちらはスパン短く2分。いや何もできんでしょ、と思ってたけど色々面倒なことが起こる起こる。
あの女の子が最初に出てきた時に、コートの下は着物…いやパンツスタイル?斬新ですね?と思いつつ、次に出てきた時になんだか朝の戦隊モノに出てくるちょっと現代っぽくないブーツだな?と思ってたらそういうことでした。
逆にタイムマシンはオンボロで笑っちゃいました。なんだあのハリボテ感。良いです。
ミコトちゃんの可愛い逃亡劇、本当とても可愛かったです。ミコトちゃん、やはり若いから「私の初期位置あそこです〜」って説明が若者っぽい。順応性高い。
皆、「自分も時を止めたいって思ってたんだ…」ってしんみりして己を振り返って前に進もうぜ…ってところに本当…エイジさんの「全っ然関係ない、物理的な問題」これいいタイミングですわ…
クスッと笑えるし、後悔して改めて前に進む、気持ち良い映画でした。
最後、ミコトちゃんをまっすぐ捉えて、斜め見ながらの前を見つめるところ、とても好きです。良い映画でした。
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