リバー、流れないでよのレビュー・感想・評価
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ヨーロッパ企画の良さが詰まってる
ドロステのアイデアが非常に好きだったので、気になっていました。
たまたまamazonプライムを見ていたらレンタル開始になっていたので、早速鑑賞しました。
ドロステと同じく2分間のタイムパラドックスを扱いつつも、同じターンをループするというシンプルな構造ながら、ターンによって少しづつシチュエーションが違ってきたりして、次はどうなるのだろうと飽きさせずに見せるのは流石と思いました。
プロット的には、公演の「出てこようとしてるトロンプルイユ」が真っ先に頭に浮かびました。
貴船の豊かな自然の中で、どちらかといえば超自然的な怖さも感じさせつつ、最後はやっぱりヨーロッパ企画らしさが充分に発揮されていていて良かったです。
オチが、、、
2分間ワンカットの連続!!!!
WOWOWの放送にて。
いったい…この映画どうなるんだろうと心配になる出だし。これを繰り返すの?
でも、2分前に戻ってしまっても人々はその2分を経験して進んでいるという設定が効いていて、どんどん物語は展開していくのだから、面白い。
低予算かもしれないが、手間はかなりかかっていると思う。
実在の京都の旅館を舞台に、秋から冬にかけて撮影されたのだろうか。雪が積もっていたり、いなかったり。
役者さんたちは大変だっただろう。
『カメラを止めるな!』に引けをとらない緻密な設計と、それに対応した演者のパフォーマンス。
結末はとんでもないコメディで、ちょっと口をあんぐりしてしまった。
さて、2分前に時間が戻ってしまっても人にとっては未来なのだから、その2分間に死んでしまった人が生き返るのはどういうことか?
試しに死んでみた作家は、2分前に戻っても死んでるかもしれないのだから、チャレンジャーだなぁ。
2分を繰り返す
アイデアが良い
タイムループ物だが、わずか2分間を繰り返すという、時間の短さがおも...
新感覚
想像を超えた設定で面白かった
記憶が残ってるのが特にGOOD!
事前に映画の内容等、何も知らないで観たのが良かったのかも
2分でも重ねれば色々出来るもんだなぁと思った
主人公は一体、何回階段をのぼったんだろうね、可哀想(笑)200テイク以上もやったなんてね
作家のように「死んでみる」は、やってみたいけど、56すのはやりたくないなぁ、だってトラウマになりそうだもん
他には何がしたいかを考えてみるのも楽しい
2分じやカップ麺もできないよ
8月21日(月)
「神回」を観たら気になって仕方がない「リバー、流れないでよ」をTOHOシネマズ日比谷で。
こちらは2分間でタイムループする状況になった京都貴船の旅館が舞台。ちゃんと作中でタイムリープとタイムループの差を説明する事までしている(笑)。
2分間と言う時間とループした全員に記憶があるのがミソ(神回は5分で、本人以外はループした記憶がない)。
時間が限られているが記憶があるので、「私の初期位置はここです」とか「次のターンは…」とかで次回のループに対応しているから全く同じ事の繰り返しにならないので何十回ループしても面白い。
さすがに雪が降るのは止められなかったり、
ツッコミどころは多いが、それも含めてご都合主義で笑いを取っている。
タイムループが起こった原因あたりから話も絵面もちょっとショボくなってしまったのは御愛嬌か。
「神回」よりも一般的で受けが良いのもうなづける。面白かった。
P.S.「ザ・クリエイター」の予告を初めて観たが、面白そうだ。
現代的なさわやかさ
雪の京都の老舗旅館がいい
京都の老舗の旅館という狭い空間で、時間的にも2分間をひたすらループするという時空間的に閉じた世界で、登場人物たちが混乱しながらも徐々にループに慣れて、さらには使いこなし始めることで、ストーリーがだんだんと広がっていくのが面白かったです。序盤、ループを繰り返しすぎて、見ているこちらも(登場人物たちと同様に)うんざりして疲れてくるころに話が回転し始める、そのバランスのよさ。伏線もきっちり回収し、上田誠さん、さすがです。また、各ループ全部ワンカット(ほんとに全部ワンカット2分間かどうか、後でBlurayで確認してみたくなる)、しかも大雪の中の一発勝負の撮影は見事でした。
しかし、オチは上田誠さんの作品だから許せるけど、そうじゃなければ御都合主義すぎて「なんじゃそりゃー」と暴れていたと思う。猟師さんのとぼけたセリフには吹き出しちゃいましたが。
私も京都の貴船にタイムスリップした気持ちになりました。
楽しかったです。
京都の奥座敷と言われる貴船の老舗旅館「ふじや」を舞台に
突然2分間を繰り返すタイムワープに巻き込まれた人々の
右往左往を、新鮮な切り口で描いた映画。
冬の京都の老舗旅館に滞在してるような雅な時間を
楽しみました。
旅館「ふじや」
道を隔てて「本館」の「別館」がある。
若い中居のミコトは別館の階段を降りた別館裏の
貴船川のほとりが初期位置。
2分経つとその川ほとりに戻される。
面白いのは番頭も中居の板前も女将の客たちも、
時間が繰り返す(タイムワープ)に、うすうす気付いてくること。
みんなでこの変なタイムワープを、なんとかして抜け出そうと
知恵を巡らせる。
2分毎に繰り返すタイムワープが楽しい。
風呂から出てこれない(直ぐに風呂に戻ってしまう)編集者。
食べても食べても閉めの雑炊が食べ終わらない客の2人。
熱燗を付けても、直ぐに鍋に戻るお銚子、
締め切りに追い詰められてる作家は、
部屋から飛び降りてしまう、
裏山にいた猟師はなんと自分に発砲したり、
中の良い客の2人が喧嘩を始めたり、
徐々に時間の繰り返しに、事態は悪化して行く。
そして原因探し?
時間を止めようとしたのは、川に、
【リバー、流れないでよ】と祈った張本人は?
と徐々に核心に近づき、
告白タイムになるのもなかなか奥深い、
ミコトの想い人・・・若い料理見習いのタク、
タクがミコトを残してフランスへ料理の修行に行こうとしている、
それを止めたいミコトの祈り・・・
だが、
ワープの原因は意外なことにあった・・・
この真相には正直言って、笑うしかない。
それにしてもミコトを演じた藤田理子、
迷路のような「ふじや」を地下の貴船川のほとりから、
3階の「鶯(うぐいす)」まで、何回駆け上がったことか?
若さだなぁ、
貴船川のゴウゴウと流れる音、
そしてラストに写る【貴船神社の参道】
赤い階段の手すり。なかなか面白い景色だ。
低予算で済ませるためのタイムワープが、
とても愉快で面白い映画になった。
技アリの一本だった。
舞台や設定や人物は全く違うが前にどこかで観たような既視感
監督は『ドロステのはてで僕ら』の山口淳太
脚本は『サマータイムマシン・ブルース』『曲がれ!スプーン』『ペンギン・ハイウェイ』『前田建設ファンタジー営業部』『ドロステのはてで僕ら』の上田誠
舞台は京都の老舗料理旅館ふじや
隣は名所貴船神社
2分経つと元に戻るループする世界
本当に同じことの繰り返しだと流石に飽きるので毎回毎回味変してくる
SFコメディー
独特のなでるようなカメラワーク好き
ことの騒動の原因はかなりチープだけど
パトロールってなに?
かなり古い映画でも観たようないかにも未来人って姿
それに物理学的に過去に戻ることは不可能だが
SFだからまあいいだろう
配役
タクと交際している京都老舗料理旅館ふじやの仲居のミコトに藤谷理子
フレンチの修行のためにフランスに行く気でいるふじやの料理人見習いのタクに鳥越裕貴
ふじやの女将のキミに本上まなみ
ふじやの仲居のチノに早織
ふじやの番頭に永野宗典
ふじやの料理長に角田貴志
ふじやの板前のエイジに酒井善史
ふじやに宿泊している作家のオバタに近藤芳正
クスミと2人連れのふじやの客のノミヤに諏訪雅
ノミヤや2人連れのふじやの客のクスミに石田剛太
オバタの担当編集者のスギヤマに中川晴樹
未来からやってきた時間旅行者のヒサメに久保史緒里
猟師に土佐和成
近隣の店の板前のモリオカに諸岡航平
近隣の店の板前のシラキに黒木正浩
わだかまりも後悔も すべて流せよ 2分間
「サマータイムマシン・ブルース」や「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」などタイムループする作品はたくさんあって、はじめは面白いけれど途中から飽きて眠たくなってしまう…。
旅館でタイムループした時にどんな事が起こったら面白いかという大喜利みたいなものなので、そのネタが観る人にハマるかどうかで評価も大きく変わりそう。
映画としては、人と人の問題はコミュニケーションを尽くせば解決する場合が多いという事を教えてくれる。そして全員が協力すれば困難も乗り越えられる。
時間に追われて大切な事を見失いがちな現代だけど、この人たちより時間のない人はいないよね。
京都の老舗旅館貴船。行ってみたいけれどなかなか手が出しにくいなぁと思っていた。でも、行こうと思った。現地でタイムループごっこしてみたい(もちろん迷惑にならない範囲で)。
そういう意味では貴船にとって最高のプロモーションかもしれない。
あの御守り、ほしいなぁ。
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