ぼくの歌が聴こえたらのレビュー・感想・評価
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演出、脚本ともイマイチ
そもそも箱の中で歌ったら音がこもって全然だと思うんだけど。教会やコンサートホールでは音がどう反響するかを建物を設計した人や演者が一番気にするところと聞くよ?? まぁ、それはおいといて、いつの作品かと思ったら2022年と最近の作品。人前で歌えないならYoutubeではないの??まぁ、殻を破って最後は箱ナシで歌う、てところが成長した証、ということに持っていきたいのだろう、とは思ったけど。それに持っていくのに、途中ストリートミュージシャンとセッションみたくなって掛け合いをして展開するのかと思いきや、今までと同じ。音楽も途中しりつぼみみたくなって映画としての盛り上がりもイマイチ。ここ、映画的には盛り上がるところではないか?とおもったけど、脚本ミス?演出ミス? あと、「ロードムービー」との触れ込みだけど、道中は音楽で流してしまって、本来ここでお互いの過去を話してお互いの心情が触れ合ったり、観てる側も感情移入するところなのにまるでなし。主人公がなぜそんなに楽器が上手なのか??音楽プロデューサーのミンスの生い立ちは?そういうところが描かれれば映画に深みがでたと思う。 出だしの車代行者が歌い出すところや途中ミュージカルっぽいところも不発な感じ。音楽がそこそこよかっただけに残念。
ストーリーとしてやや突飛なところもあるけど…。
今年371本目(合計646本目/今月(2022年12月度)24本目)。 タイトルの名前通りで、「箱の中でしか歌えない」という主人公を描いた音楽映画かつロードムービーです。 趣旨としてはよくわかるし、「表面的に」同じ趣旨の映画をあえてあげれば「ロスバンド」になると思うのですが、それは「表面的に」という話で、かなり実際は違います。 韓国国内を旅行するという関係上、かなり細かい地名も出てくるし(中には麗水(ヨス)など、一定の前提知識を要求するところもある。人口30万人ほど)、多くの方が書かれている通り、「各地巡りをするのは良いのだけど、そのきっかけがやや弱く、後半は音楽映画というより韓国の各地巡りになっている」という点は確かにあります。ただ、このコロナ事情元、あるいは、コロナ元でなくても、日本からの旅行でこのようにあちらこちら旅行することは(実際問題)無理なので、その観点ではいろいろな代表的な観光地の事情など知りえた点は良かったです。 まったく趣旨として共感できないわけではないし、「趣旨はややわかりにくい&趣旨が飛びすぎ」かなとは思うものの、積極的に採点上考慮するほどでもないのでフルスコアに切り上げています。
#47 釜山といえば海雲台なのか?
小さい頃父親から受けた暴力がトラウマになって人前で歌えない男性の物語。 ソウルからライブハウスをめぐるために全国を旅するから確かにロードムービーかもしれいけど、地方に行く理由が弱すぎる。 単に地方の名物料理を食べてるだけじゃん。 全州の名物がコンナムルクッパとか、光州が肉ジョンとか知らなかったけどさー。 そして主人公がトラウマを克服する過程も意味不明。 麗水の次が海岸線沿いに釜山かと思ったら、慶州行って蔚山行って、 ようやく釜山だ〜と思ったら海雲台かい🤜 私にとって釜山と言えばチャガルチなんだけどなあ。 でもそしたら本当にトロット歌手になっちゃうから、海雲台や広安里のほうがロックっぼいか〜。
路上ライブと地方グルメを楽しむロードムービー
表題通り。 トラウマが掘り下げれるわけでもなく、セリフも少なめだし…ストーリーはどうでもいいかなぁ^ ^; 音楽を楽しみ、食を楽しめればOK^ ^
設定を聞いた時はおっと思ったが
2022年劇場鑑賞137本目。 箱の中でないと歌えない男の話、という情報だけで鑑賞。 幼少期夫婦喧嘩を聞くのが嫌で毛布をかぶって歌って声が聞こえないようにしていたのが理由らしいのです。客の目が怖いという訳ではなく(箱から外が見えるようにはしている)歌っている自分の姿を見られたくないということで、でっかい冷蔵庫の段ボールの中に入って歌いながら韓国中をプロデューサーと回るという話なのですが、Vtuberってこれと一緒なことやってますよね?色んな所へ行って1エピソードあって歌って他に行く、ということを延々やるロードムービーなのですが、そのエピソードが今一つ面白くなくかなり眠い作品でした。
ライブシーンだけはお目々がパッチリ
チフンが歌うビリー・アイリッシュの『Bad Guy』が聞こえて来た時、思わず引き込まれた。アコースティックギターのリフとともに響く、チャンヨルの低音ヴォイス。ジャズ風のアレンジが続いて、トドメはチフンのギターソロ。これは、当たりの作品かも。 対人恐怖症のチフンが、一発逆転を狙うマネージャーに見出されて、プロのミュージシャンを目指すロードムービー。出だしはいいし、ライブシーンもすごくいいんだけど、エピソードが弱いというか、テンポも悪いし、ストーリーが盛り上がらない。なんかもったいない。 ロマ音楽を楽しんでいる集団とのセッションシーンは何度でもみたくなるくらいよくできてる。チフンが精神的にも音楽的にも殻を破る。その瞬間が、静から動へ、ソロからユニゾンに演奏が切り替わる。一番気に入った。 ライブシーンを中心としたシーンだけで編集したバージョンを見たい。なんか惜しい作品でございました。
自分に打ち勝つドラマ
楽に観れた、楽しめました。中々よかったです。発掘した社長も人前が苦手な彼も皆んな幸せになって欲しいと思いながら鑑賞。幾つかの難問を乗り越えながら良かった!と言いたい。 最後しあわせな気持ちになれました。
【”Break Your Box!!"幼き時のトラウマにより、人前で歌えない若者と、借金塗れの元敏腕プロデューサーとのロック、ポップ、ジャズの名曲に彩られた韓国各地を巡るロードムービー。】
ー 主人公、チフンを演じた主演のチャンヨルさんが、韓国を代表するEXOのメンバーと言う事も知らずに鑑賞。(道理で、お若い女性が多かった筈である・・。)-
◆感想
・ストーリーは、映画の王道の”喪失から再生”を”ロードムービー”形式で描いている。
年齢の離れた幼き頃の父親の粗暴な行為によるトラウマを抱えたチフンと、且つてはヒットも出した女性歌手のプロデュースをしながら、今や借金まみれの落ちぶれたミンス(チョ・ダルファン)が、二人で韓国ドサ周りツアー(と言っていいのかな?)をする中で、夫々の未来を切り開いていく。
・冒頭の、ビリー・アイリッシュの”Bad Guy”の2連荘で、まずはヤラレル。
ー ミンスが駐車場の片隅の襤褸小屋の中で歌っているチフンの歌声に惚れ込んだ事が分かる程、良い。、驚いたミンスは手書きの契約書をチフンと交わす事が良く分かる。ー
・で、二人は韓国各地のドサ周りツアーに出る。だが、チフンは人前で歌えないために、冷蔵庫の箱に入って歌う・・。面白いが、やや、脱力する・・。
ー 序でに言えば、各地の名産食も紹介される。-
■今作が良かったのは、ここぞという所で、チャンヨルが演じたチフンが歌う、ロック、ポップ、ジャズが魅力的な事である。
更に、演出面で言えば、ミュージカル仕立てになっていたり、オーケストラのようになっていたり、観る側を楽しませる工夫がされている事である。
・盲目のクラブシンガー、ミミを二人が訪ねるシーン。
ミミの前でチフンが歌う、”My Funny Valentine”。沁みるなあ・・。
チフンはジャズの名曲も低温ヴォイスでじっくりと聴かせてくれる。
・借金取りのため、車を手放すミンスであるが、各地に彼の旧友が居て、二人を助ける姿も良い。
・そして、ロマの民が集う場所に付いた二人は、居心地の良さに馴染むも、ミンスはチフンに”契約の10回分は終了だ・・。”と言って去る。
ー が、これがミンスがチフンの殻を破らせる仕掛けだった。
ワインをがぶ飲みしたチフンは、ロマの民の前で、情熱的なロマの歌を披露し、拍手喝采を浴びる。その中には、笑顔で親指を立てるミンスが居た・・。-
■クライマックスシーン
・チフンが海辺で歌い出したのは、コールド・プレイの名曲”A Sky Full of Stars"である。そして、いつの間にか彼の前には正装した多くのピアノ奏者、ドラマーたちが、この名曲をチフンと共に奏でるのである。
物凄く沁みたシーンである。
<今作の英題は”The Box"である。
そして、ラスト、演奏されるのは、チフンのオリジナル曲”Break Your Box"である。
劇中で流れる数々のロック、ポップ、ジャズの名曲を知らないと、今作の魅力はやや落ちるかもしれないし、ストーリー展開もやや粗い部分がある。
だが、この”喪失から再生”を描いたロードムービーと、チフンの天鵞絨の様な、低温ヴォイスの歌声は、確かに私の心に響いたのである。>
ミスターボックス
過去に人気歌手を発掘したことはあるが燻るPと、人前では歌えない男が出会い、10回の演奏の契約で韓国を巡るロードムービー。 出会いのシチュエーションから良くわからず、というかテキトーで、これは主人公目当ての方向けの作品?という印象。 まあ、自分は知らない人だけどw 人前ではギターも弾けないし歌も歌えないけれど才能ある主人公という設定にしても、音楽に自信がなくて聞かれるのが訳恥ずかしいではなく、演奏する姿を見られるのが恥ずかしいですよね…まあ、そういう設定ということでw 様々な場所で様々な人に出会いつつ、歌い、弾き成長すると共にPとの関係も深めていくという王道ストーリーで、序盤はロックなテイストもあったけれど、だんだんアコギやピアノで大人しい感じになってしまって個人的には残念だったし、主人公をみせるアイドル映画の割には中々愉しかった。 そして主人公が夏菜にみえてしかたなかったw
📦🎸♫
全編にわたって、聴こえる声、音楽、景色、空気、色、出てくる人たちの温度、全部全部好きだった。 私あまり洋楽とか聴いてこなかった人だけど、それでも流れる音楽全部心地よかったから、きっと音楽好きの人がなんの先入観なく観てもとても良いと思う。 あと、韓国映画苦手な人とかでも、セリフ数もそんなに多くないし、音楽も洋楽カバー多いから、イメージ外して観てもらえたらすごくいいと思うなぁ… これは絶対にたくさんの人に観てほしい。 にしても、チャニョルの一個一個の表情も声の色も…とても好きです。 そしてチフンを通じて歌、ギター、ピアノ、ドラム、さまざまなチャニョルの才を堪能できるなんて、とても贅沢。
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