劇場公開日 2022年6月10日

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「ストーリーとしてやや突飛なところもあるけど…。」ぼくの歌が聴こえたら yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ストーリーとしてやや突飛なところもあるけど…。

2022年12月26日
PCから投稿

今年371本目(合計646本目/今月(2022年12月度)24本目)。

タイトルの名前通りで、「箱の中でしか歌えない」という主人公を描いた音楽映画かつロードムービーです。

趣旨としてはよくわかるし、「表面的に」同じ趣旨の映画をあえてあげれば「ロスバンド」になると思うのですが、それは「表面的に」という話で、かなり実際は違います。

韓国国内を旅行するという関係上、かなり細かい地名も出てくるし(中には麗水(ヨス)など、一定の前提知識を要求するところもある。人口30万人ほど)、多くの方が書かれている通り、「各地巡りをするのは良いのだけど、そのきっかけがやや弱く、後半は音楽映画というより韓国の各地巡りになっている」という点は確かにあります。ただ、このコロナ事情元、あるいは、コロナ元でなくても、日本からの旅行でこのようにあちらこちら旅行することは(実際問題)無理なので、その観点ではいろいろな代表的な観光地の事情など知りえた点は良かったです。

まったく趣旨として共感できないわけではないし、「趣旨はややわかりにくい&趣旨が飛びすぎ」かなとは思うものの、積極的に採点上考慮するほどでもないのでフルスコアに切り上げています。

yukispica