戦争と女の顔

劇場公開日:

戦争と女の顔

解説

ベラルーシのノーベル賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチによるノンフィクション「戦争は女の顔をしていない」を原案に、第2次世界大戦後のソ連(現ロシア)で生きる2人の女性の運命を描き、第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞と国際批評家連盟賞を受賞した人間ドラマ。第2次世界大戦に女性兵士として従軍したイーヤは、終戦直後の1945年、荒廃したレニングラード (現サンクトペテルブルク)の街の病院で、PTSDを抱えながら看護師として働いていた。しかし、ある日、PTSDによる発作のせいで面倒をみていた子どもを死なせてしまう。そこに子どもの母親で戦友でもあるマーシャが戦地から帰還。彼女もまた、イーヤと同じように心に大きな傷を抱えていた。心身ともにボロボロになった2人の元女性兵士は、なんとか自分たちの生活を再建しようとし、そのための道のりの先に希望を見いだすが……。監督は、巨匠アレクサンドル・ソクーロフの下で映画制作を学んだ新鋭カンテミール・バラーゴフ。主演はともに新人のビクトリア・ミロシニチェンコとバシリサ・ペレリギナ。

2019年製作/137分/PG12/ロシア
原題:Dylda
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2022年7月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 カンヌ国際映画祭(2019年)

受賞

ある視点部門
最優秀監督賞 カンテミール・バラーゴフ

出品

ある視点部門
出品作品 カンテミール・バラーゴフ
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(C)Non-Stop Production, LLC, 2019

映画レビュー

4.0やるせない

2024年3月9日
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てけと2

4.0緑と赤が交錯する

2024年2月27日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

3.5戦後

2023年12月30日
iPhoneアプリから投稿

戦争で奪われ、障害が残され、生きる選択肢のみが与えられる。常時に生きるには尊厳が保証されない。
緑と赤のコントラストが効いた衣装が印象的。

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Kj

3.5女性の目から見た戦争

2023年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

第二次世界大戦で、ソ連のスターリンの指示で女性も兵士として徴集され、戦地へ送られた。また、戦時下、レニングラードはドイツ軍に包囲され、餓死者が続出した。
映画は、終戦直後のレニングラードが舞台です。女性兵士として従軍したイーヤとマーシャの2人を中心に、戦傷病院から映画は展開していく。途中、負傷兵たちが小さな子供に犬の真似をさせようとした場面で、負傷兵から『犬はいないから知らないか』というセリフがあった。戦時下、犬は人間に食べられてしまった。更に、人肉まで手を出したらしい。戦後も極端な食糧不足であったので、映画の中では、食料確保の話が多く出てくる。日本の戦後と同じです。
戦争で英雄と称えられた負傷兵の安楽死の場面が一番記憶に残っている。
この映画は、ウクライナ戦争の前に作られているが、人間はいつまでこんなことを続けるのだろうか。

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eimei
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