モガディシュ 脱出までの14日間のレビュー・感想・評価
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韓国映画の真骨頂!天晴れ、恐れ入りました。
どこでどんなロケをすればこんな作品が作れるのでしょう。エキストラの動き一つをとっても圧巻のスケール。配役の演技も皆素晴らしく、ソマリア兵、少年反乱軍をみても演技指導は恐れ入った。カーアクションも息を飲んだが、分かち合えた北と南の朝鮮人がラストではそれぞれ目線を合わせる事なくそれぞれのバスに別れていくシーンも流石の演出。南北朝鮮を題材にした映画であるが、日本映画では難しい韓国映画の真骨頂をまざまざと見せつけられた。
おもしろい…!!!ゾクゾク…
最初はふーんって感じでポテト食べながら見てたけど、
中盤からものすっごくおもしろい!
緊迫感すごい…!序盤にポテト完食しといてよかった!!
終盤のカーアクションの緊迫感がとにかくすごい。。
結構シーンも長かったし、映像技術凄いなあと思いました。
役者の演技も一人一人すごかった
これが実話だと思ったら恐怖でしかないけど、
(子供が笑いながら乱射してくるのは恐怖すぎ…)
「こういうことがあったんだよ」と
映画を通して広めていく、引き継いでいくことって1番世に広まりやすいと思うし、後世のためにも大切だなあと思いました。
ずっと緊迫じゃなくて、途中たまに笑いも織り交ぜてくれたのもよかったです。
内戦の凄惨さと南北朝鮮の絆
アフリカで起こる内戦ってとても凄惨なものになる印象がある。映画化されたルワンダの内戦も悲惨なものだった。そこには民族対立が背景にあるので、他民族への虐殺が起こりやすいってことなのだろう。
本作の舞台となるソマリアも民族的な対立が背景の1つにあったようだ。でも本作ではそこらへんの事情はほとんど触れられない。あくまで外交官として滞在している国で内戦が起こり命の危険にさらされたという設定に徹底していた。政府と反乱軍という対立のはずなのに、誰が敵で誰が味方なのかわからない。反乱軍が各国の大使館を襲撃するという状況。ただの暴徒じゃないか。さらに大使館の通信機器も使えなくなってしまい陸の孤島と化してしまう。
そんな状況で生き延びるために韓国と北朝鮮の大使館職員たちが協力するという話。ソウルオリンピック直後、国連加盟前という状況をうまく演出した脚本だった。さらに、反乱軍の怖さがうまく表現されていた。路地で倒れている死体の数々。一般市民をどうやったらここまで殺せるのか。子どもたちがライフルや機関銃を持って笑いながら脅してくるシーンも怖い。これもアフリカの内戦っぽい。
そんな戦争状態の中、始めは対立していた人間が協力し絆を強めていくという話は個人的に大好物なので、感動しないわけがない。対立し警戒し恐怖していた双方が食事をとることで少しわかりあうのがとても韓国的。最後のカーアクションも銃撃戦もよかったが、アクション映画ではないので、やはり印象に残るのは最後の別れ。主義とか関係なくお互いを思いやる姿が地味だけど、双方の絆を感じられるとてもいいラストだった。民族対立で内戦が起きたアフリカで、生き残ることができたのは民族の絆だったってことがテーマだった気がする。
事実に基づく物語とはいえ、シリアスな内容なのにエンタメ性を高め、最後はちゃんと感度させる映画にしちゃうんだから大したもんだ。韓国映画の底力を感じる。
演技と思えない怖さ
内戦のリアリティや、翻弄される人々の葛藤など、実に上手い映画でした。
実話系で、アメリカ映画の『アルゴ』(ARGO)や『ホテル・ムンバイ』、同じ韓国の『タクシー運転手 約束は海を越えて』なんかを思い出します。
南北外交官のいがみ合いはコミカルでしたが、賄賂要求を堂々とする政府高官が出てきた後はシリアスに。
終盤のカーチェイス以降は、めちゃくちゃ迫力があって、引き込まれたなぁ。
そのソマリアからの脱出劇よりも、救難機に南北朝鮮それぞれの外交官(と警察)が迫る時にハラハラしました。
ソマリアは未だ情勢不安定で、複数の暫定的かつ自称の「国家」が連立する状態にあり、韓国にとっては渡航禁止国家のままなので、現地ロケは出来ず。
全面モロッコでロケをしたそうですが、同じアフリカゆえよく似ているそうで(公式サイトより)。
素人の現地の人たちに、暴動で銃を乱射するシーンなどを演じてもらったそうですが、これが演技と思えない怖さで、ここも見どころです。
ただ、ちょっと韓国側をかっこよく美化しすぎかな?
と思わなくもなかった。
4.2スリリングでラストはグッときました
内戦から逃れる為に北と南外交官のやり取りが国か生死かギリギリのところでの感情の変化がリアルで緊張感でピリッとしていて、ソマリアの内戦がゲームの様に子供までもが銃口を向けてる様子を見てしまうと戦争の恐ろしさをまざまざと感じる。
お互いを思いやる気持ち男の友情に心打たれました😄
無法地帯の怖さ
ウクライナにも通じる事だと思いますが、民間人にとって無法地帯は怖いものだと実感
子供に銃を向けられるシーンが印象的
人を無慈悲に殺すようになると、無敵の戦士の誕生だ!
韓国映画なので仕方無いが、なんだかんだと韓国の恩着せがましいところが目立つ
主役のキム・ユンソクがやっぱりなかなか良い
難点は最後の脱出シーン、なんぼ打っても当たらない!
迫力あるが中途半端感
実話ベースでもここまでエンタテインメントにできることに賛辞を。だがドキュメンタリーチックに行くのかスリリングなアクション路線で行くのか中途半端だったかも。実話ベース故にあまり北のことを荒唐無稽には描けなかったのだろうか。
脱出までの流れを追う中での大使同士のやりとりが本筋で、安企部と保衛部の両エージェントの疑心暗鬼ぶりとか、帯同家族の文化の違いの中の触れ合いなど、(脚色を増やしても)もっと掘り下げればおもしろくなりそうな要素があったと感じる。
ソマリア人を躊躇なく悪辣に描いているのは潔い。邦画ではなかなかここまで描けないのでは。
ハラハラドキドキの韓国映画
大統領直接選挙などの韓国民主化から3年、88五輪から2年後の1990年、ソウル五輪を成功させた韓国は国連への加盟を目指して投票権を多く持つアフリカ諸国でロビー活動を展開していた。ソマリアの首都モガディシュに駐在する韓国大使ハンも、ソマリア政府上層部へ贈り物などを積極的に行ない韓国への支持をお願いしていた。一方、北朝鮮も同じく国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていった。そんな中、ソマリアで内戦が勃発。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人にも命の危険が迫った。大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、職員と子供を含む家族たちを連れ、韓国大使館へ助けを求めた。さて、両国の人達は無事脱出出来るのか、という話。
基本的には韓国映画は好きではないが、ソマリア内戦を迫力ある映像で届けてくれて韓国映画を見直した。こんな作品、日本じゃよう作らんと思った。
モロッコでのロケだったらしいが、黒人や黒人の子供の銃扱いなど出演者、建物、当時の車、などが素晴らしかった。
ハラハラドキドキ感も凄くて、本や砂袋で車を銃弾から守る所など、なるほどと感心した。
本来敵対関係にある韓国と北朝鮮の人たちの微妙な心情も描かれていてとても面白かった。
おすすめです。
いつ殺されるか解らない終始緊張感のある作品。本年度ベスト!
ソマリアの内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員と家族達。
内戦から逃れようとソマリアから脱出するストーリー。
国連への加盟を目指す両国がソマリアから票を得ようと奮闘する展開。
出だしは対立する両国の外交官。
いきなり内戦が勃発。
大使館を失った北朝鮮が韓国の大使館に逃げ込む事に。
敵対する両国がソマリアから離脱する為、相手を疑いながらも共に活路を探るシーンに引き込まれる。
反乱軍の子供達が恐ろしい。
いつ銃を撃つのか?
オモチャの様に銃を扱うシーンが印象に残る。
終始、笑顔の無い展開。
笑えるシーンもあるけど、観ているこっちは全く笑える心境になれず(笑)
ラストも韓国と北朝鮮の関係を表していた感じだけど素敵な終わり方がとても良かった。
蚊取り線香。
絶対日本製だと思います( ´∀`)
#53 キム・ユンソク氏が良い❣️
『チェイサー』以来ずっと注目している俳優さんで、どの作品を観てもハズレなし。
演技も緊張感もハンパなく良い。
チョ・インソン氏は、KTXの車内誌以外で観るのは久しぶり。
相変わらずチンピラみたいな役が似合ってる(外交官だけど)。
韓国大使館の職員数に比べると北朝鮮は、子供まで連れて赴任してて人数が多すぎ。
しかもその大人数を一緒に避難させようとする大使がカッコいい。
あんなに銃で撃たれても死なないのはジェット・リー並みの運動神経と運が必要だよね。
韓国大使館のスパイが誰だったのか。
運転手は本当に反乱軍のボスだったのか。
北朝鮮はテロリストに武器を横流ししていたのか。
すべてはっきりしないまま終わっちゃったけど、終わりよければ全てよしなのです。
『ベビーブローカー』が公開されてから韓国映画2本観たのに、まだ『ベビーブローカー』観てない。
早く観ないとおわっちゃうかな?
この夏前半のイチオシ ! 絶対ソンさせまへん !!
国際都市ベルリンを舞台に各国のスパイが入り乱れる『ベルリンファイル』において、まばたきすら許されぬ、スリリングな「人間ドラマ」を描いてみせたリュ・スンワン監督。彼の最新作と聞きつけて足を運んだ本作ですが、『ベルリン…』をも凌ぐ国際的スケールのデカさ、実話ベースのリアルな創り込み、そして驚愕のストーリー展開によって、事前の期待値を、はるかに高く、大きく超えてきました!
本作については、既にあちこちで「『アルゴ』に始まり、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で終わる」と指摘されており、確かにそのとおりなのですが、前述の2作と明らかに異なるのが、ヒーローらしからぬ主人公たちです。強引に例えると、彼らの佇まいは、私たちの日常生活において、通勤途上の駅ホームに、オフィスに、駅前コンビニに見られるおじさん、女性、若者、子どもたちのそれなのです。決してベン・アフレックやトム・ハーディ、シャーリーズ・セロンではない。そんな、ヒーロー然としていない彼ら/彼女らの“リアル”が、ときに映画的な「やり過ぎ」描写を中和し、怒涛のクライマックスへと向かう推進力になっていました。
ラストシーンの後味は、ふと『アラビアのロレンス』さえ思い起こさせ、、、と言ったら褒めすぎか。ともあれ、7月必見の1本なのは間違いないでしょう。劇場の大きなスクリーンでご覧になることを、強くお薦めします。
タイトルなし
実話に基づく。ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館職員の命懸けの脱出劇。この期に及んでもお互いを信じきれない外交官とその家族だが、いよいよ全滅しそうになり疑心暗鬼ながらも助け合いながら反乱軍の銃撃のなかを脱出し、めでたしめでたし…で終わらないラストがあまりにも切ない。アクションシーンといいストーリー展開といい、韓国映画の底力をまじまじと見せつけられた。
イニシアチブ
実話ではないという前提で。
内乱に巻き込まれた北と南の外交官が協力してソマリアから脱出するって筋書だ。
内乱の描写は凄まじく…少年が銃を構える異様さったらない。同じ地球上で起こっている事だと、どこかで認識したくない自分がいる。
今もウクライナでは相応の事が起こっているのかもしれず…狂気に当てられてしまう。
さて、肝心の物語なのだが…改めて、南北間の隔絶って根深いのだなぁと思う。
韓国では大ヒットらしい。
北がコレを見る事はないと思うのだけど、もし見たら戦争でも起こしかねないんじゃないかと思う。
最低でも、監督は国家侮辱罪みたいな事で、銃殺されるんじゃないかと…。
要所要所というか…至る所で韓国がマウントし放題なわけだよ。外交官同士の喧嘩にしても一方的だ。
そりゃ本国では大ヒットだろうよ…その理由を想像したら吐き気しか起こらないんだけれど。
ラストがこれまた、国家という枠組がなければ、人は分かり合えるみたいな終わり方で…。
どの面下げて講釈垂れてんだと、呆れる。
脚本を書くにあたり、全くそんな事考えてませんでしたとかなら、余計にタチが悪い。見下してる自覚がないって事だし。
この映画を見て、どっかの大統領が推進してた南北統一なんて絶対実現しないと確信した。
民族融和とか1ミリも感じなかった。またも出ました韓国万歳映画にしか見えん。愛国心の塊だ。
韓国の外交官を演じたキム・ユンソクさんって、きっと名優なんだろうなぁって思った。
とてもよかった
南北朝鮮がアフリカの危機的状況で協調して友情みたいな感情が芽生えるのが感動的だ。車にドアとか本とか砂袋など張り付けていたが、機動性が悪くなって視界もふさがってあまりよくないのではないかと思っていたら本当にあまりよくない。それより突っ走って危険地帯を走り抜けた方がいいのではないか。しかし、それで防げた弾もありそうなので、一概に否定できない。あんな状況でよく飛行機が飛ぶものだ。
熱を以て暑を制す。
うぉおおアツい!そしてめちゃくちゃ金も掛かってる!!『タクシードライバー』のカーチェイスは完全に蛇足だったけど、これは素晴らしい。
しかしラスト。あれだけ要所で、ガラスに映った相手の動向を探るシーンを挿入していたんだから、最後も何かに映った相手を見送る演出があっても良かったんではないかな?とか思ってしまいました。
衝撃的な韓国映画
1990年代にソマリアが無法地帯になっていた現実をまざまざと見せつけられました。平和な日本からは想像もつかないような危険がすぐそこにあるアフリカの現状は目を覆いたくなるほど悲惨でした。
一日も早く世界が平和になる事を願うばかりです。
さて南北朝鮮の関係性は未だに不透明であり一般人が知り得ない事が起きているのでしょうか?多少の誇張はあるにせよ、考えさせられる問題作でした。
65
韓国映画スゴい
ネタがあるよね!あそこは
政治的にも歴史的にも
アフリカの子供の傭兵とか出て来てリアルでスゴいと思った
笑いながら構えて射つ子供もいるんだろな~
日本映画じゃムリだわとか
だからその対極で大使館内の急にカンフーアクション要らね~し(急にリアルじゃなく映画になっちゃっうし、何より冷める)、最後の脱出劇は盛り過ぎでしょう( ´△`)
あれだけ撃たれてなんで後部のドア窓無敵なのとか、短かったらまだ冷めなかったかもだけど。長過ぎ、、盛り過ぎ、みんな死ぬだろ普通😢
ただなんで上映映画館すくないんだろ
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