ブラック・フォンのレビュー・感想・評価
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受話器越しの友情
ラストで、あー良かった!!と、ほっとしてカタルシスを感じました。
終わりよければすべてよし・・・ですね。
1978年。コロラド州デンバーのある町で、少年誘拐事件が多発している。
犯人は黒いワンボックスカーに無理やり力ずくでフィニーを乗せて、
地下室に監禁しました。
フィニーの学校の男子生徒が5人も行方不明で、どうも“グラバー“
と呼ばれる男の仕業らしい。
スティーヴン・キングの「IT」を連想してしまいます。
子供をさらうピエロが「IT」
とても似ています。
血の浴槽・・・「IT」でも洗面台から血が湧いてきて溢れるシーンが
ありますね。
おまけに原作者がスティーヴン・キングの息子さんのジョー・ヒル。
なんとなく「スタンド・バイ・ミー」も思い浮かべる
少年の成長と友情の物語・・・そんな雰囲気感じました。
しかしこちらはあくまでも少年・誘拐殺人事件がメインのホラー映画。
誘拐犯の“グラバー(イーサン・ホーク)が誘拐したフィニーの前でも
わざわざ仮面を付けているのは何故だろう。
殺すつもりなんだから、顔を見られても問題ない筈。
そして“グラバー“は暇そうで、フィニーに何をするという訳でもなく、
食事を運び後は放っておく。
そして線の切れた黒電話が地下室で鳴る。
なんとも懐かしいジリジリジーンという耳をつんざく音。
この電話は冥界にいる“グラバー“に誘拐されて殺された少年から
なのだ。
それは脱出のアドバイス。
脱出の方法を教えてくれるブルース・タナカやビリーやヴァンス。
彼らは誘拐されて殺された少年たち。
フィニーの学校の生徒だから、顔見知りだし接点もある少年たちだ。
彼らは口々に、
“俺の仇を討ってくれ“と言って、
地下室の扉に付いてる鍵の番号のヒントをくれる。
“早く、そこを出ろ!!“と励ます。
5人の中にはいじめっ子もいたけれど、そんなことはもう問題外。
そして一番心強い味方は、フィニーの妹のグウェン。
兄思いの可愛い妹で、彼女は予知夢を見るのです。
グウェンは意気地無しの兄をサポートするしっかり者。
グウェンの超能力的な予知夢も手助けになります。
ラストは壮絶なグラバーとの決死の攻防。
アドバイス通りフィニーは、黒電話を振り下ろす!!
何度も何度も!!
もうフィニーを“弱虫“と呼ぶ生徒はいないだろう!!
ちょっと逞しくなったフィニーの姿だった。
なんか最後熱かった😀
あまり過激な描写もなく、殺すシーンもほとんど出てこず、
どちらかというと中高生向けなのかなという感じだった。
いじめられっ子が親友の幽霊の力を借りて勇気とアイデアで
殺人鬼に立ち向かう、ラストはちょっと熱かった。
ホラーでは珍しいかも成長物語でもあった。
個人的に少年が主人公なドラマはなんか好きなので
こんな感じのものはちょっと評価高めになっちゃうかな。
妹が中々クールで強くていいキャラだったな。
予知夢を持っていたのだけど最後に向けてフィンを助けるために
直結しなかったのがちょっと残念。
王道で行くならば妹の予知夢で渋々警察が動き、
バトル中のフィンが絶体絶命のところで警察に逮捕という形が
良かったのではないかと。
なぜなら主人公は少年であり殺人をしてしまうということに
抵抗があるから。例えあんなクソ野郎でも人を殺すというストレスは
ただ事ではないだろうし。妹の予知夢がもう少し活かされたんじゃないかな。
物語自体がハードな感じで作られていないのにフィンが殺人鬼を
倒すことに違和感あり。
とはいえ、フィンが恐怖を抑え込み死んでいった少年の幽霊とともに
熱いバトルを繰り広げるラストは良かった。
黒電話は勇気を鳴らす
続投予定だった『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を降板したスコット・デリクソン監督。
逃した魚は大きかった…かもしれないが、キャリアへの影響はナシ。
寧ろ、本来のフィールドに戻って手腕を存分に発揮。
ホラーではないが、ホラー色も加味されたサスペンス・スリラー!
1978年、コロラド州デンバー北部のとある町。
“グラバー”と呼ばれる誘拐犯による子供の失踪事件が続いていた。
主人公の少年フィニーも学校の帰り道、誘拐されてしまう。防音の地下室に監禁。
誘拐犯との駆け引き、何とか脱出を試みようとするが…。
…と、誘拐&監禁のワンシチュエーション・スリラーの定石を踏んでいるが、それだけには非ず。トリッキーな要素がポイントに。
タイトルになっている“黒電話”。地下室にあるが、線が切れている。
ところが! 度々鳴る。
恐る恐る取ると、子供の声。同じく誘拐され、そして恐らくここで殺されたであろう子供たち。
切れた電話から掛かってくる死者からの電話という、まさかまさかの超常現象ホラー!?
誘拐され監禁されている上に、心霊現象。恐怖に恐怖の上乗せ。
しかし、そうではなかった。
死者からの電話は、味方。
電話を通じて、脱出の方法や危険な行動を控えるようアドバイス。
殺された子供たちが、自分たちの無念を晴らしてくれるように。
ほとんどが近所の子供たち。中には知ってる子や友達も。
序盤なかなか本筋(誘拐~監禁)に入らず、冒頭の少年野球、学校でのエピソード、他の子供たちの誘拐が挿入されるが、それが意味を成してくる。
学校でいじめられているフィニー。勉強を教えた事がきっかけで、一人の少年ロビンが助けてくれる。唯一の友達だった…いや、友達だが、彼も誘拐。
そんな彼からの電話。誘拐犯に立ち向かう勇気を与えてくれる。
俺たちの代わりに!
父子家庭のフィニー。父はアル中で、妹グウェンと息を潜めて暮らしている。
妹には不思議な力が。予知夢。
警察しか知らない誘拐犯が風船を持っているという情報を夢で見て知っていたが、かえって刑事から追及されるハメに。
グウェンの予知夢は母親から受け継いだよう。が、母親はこの力のせいで心を病み…。
父はそんな娘をたしなめる。時には暴力で。
自分の力に悩んでいたグウェンだったが、兄が誘拐された事により、この力を使って兄の行方を探す。
警察や父をも動かす…。
DVやいじめの描写はなかなかにハードで、見ていてしんどい。
子供たちが抱える苦悩、不安、トラウマ…。
それらを乗り越え、兄妹愛、友情、家族、周囲との協力をこぼす事なく描く。
勿論、サスペンス・スリラーの醍醐味はパーフェクト!
地下室の閉塞感。
ドアには鍵が掛かってない時もしばしば。実はこれ、誘拐犯の罠…。
誘拐犯が珍しく寝落ちしている隙を見て、脱出しようとする。寝ている誘拐犯を背に、鍵のロック開け。
ホラー的な味付けも旨い。
突然鳴る黒電話にはドキリとさせられる。
幻影で、子供たちの幽霊登場描写は下手なB級ホラーより出色。
70年代という時代設定もいい。
現代舞台なら携帯電話やGPS機能などが絡んでくるだろうが、それが無い事によって、黒電話や予知夢などが重要キーとして活きてくる。
『IT』のモデルになったジョン・ウェイン・ゲイシー事件も同年代。不穏な雰囲気を醸し出す。
不気味なマスクを被り、挑発的な言動。『フッテージ』でも組んだイーサン・ホークの怪演もインパクト放つ。
勿論、主役の子役二人も奮闘。
本当にデリクソン、コミック・ヒーローよりこっちを撮って良かったのでは?
『ストレンジ2』の時ホラー色が濃厚になるとの事でスタジオとクリエイティブな面で衝突し降板したらしいが、本作でのスリル演出/ホラー描写にその鬱憤晴らしを見た。(でも、あちらの代打となったサム・ライミは思いっきりホラー色出してたけど…?)
死者からの黒電話は、一人の少年の勇気と成長。
いじめられっ子だったフィニーが誘拐犯と闘い事件から生還した事で、学校で一躍英雄視されるのは童心に響く。
憧れの女の子に声を欠けられ、洒落たラストシーン。
見事な“Fin”!
どこかチグハグ
監禁された少年が幽霊の助言で助かる・・・と聞いたら新鮮なアイデアに聞こえるが、どこかチグハグでコンセプトが曖昧に感じた。
●幽霊…つまり奇跡はうまく配列しないとご都合でしかない。なんで主人公だけ幽霊の声を聞けて、それまでの犠牲者と違って助かったかとか、腑に落ちないところが出てしまう。
少年に霊能力があってその能力で忌み嫌われている…とか?妹は予知夢を見るとか奇跡の安売りみたいに感じる。
●幽霊のアドバイスも中途半端で逆に主人公がピンチに陥る。何なんだろう?
●犯人がただの狂人とかイーサン・ホークが演じた割に安っぽい。仮面を被せるなら身近な教師が犯人とか意外性が欲しい。
●妹の通報は的外れだし、最後は電話で殴るだけで犯人を撃退。絶妙な脱出劇はなかった。
名作「ミザリー」みたいなのを期待してたけど、違ったね。
子供たちの努力だよ
幽霊が恐いんじゃなかった。
虐待かと思ってた父親は本当は怖くなかった。ただ子供を守りたかっただけ(多分・・・)
殺された子供たちがみんな諦めない子達で良かったね。
妹ちゃん本当に可愛いかった。いかにもThe妹って感じ。
主人公は初めはそうでもなかったのにラストはめっちゃ格好良くなってた。
僕もがんばろうと思った
困難に立ち向かう時は、先人の無念を引き継ぎ、鍛錬し、独自の工夫を重ね、勇気を持って実行するべき。
まさにそのような進歩の結晶であるロケットの使われ方も印象的だった。
子どもたちが(時間差で)力を合わせ、強敵を倒すジュブナイルホラー。
妹役の子もすごく良かった。
まるで韓国映画のようなリズミカルな罵倒も最高。
これは実質少年ジャンプなのでは
黒電話って外国もあるんだ・・・(断線してたが
犯人の謎の鬼みたいな仮面のトンチキ設定で、途中までツッコミどころ満載で見てたのですが、少年がどうなるのか気になって最後まで飽きない展開でした!
ピンチに陥りそうな少年を、今まで誘拐された子たちが助けるのがウオオオって熱い。
妹も勇敢で素晴らしい・・・・・・・惚れる・・・・・・・
冷凍庫のシーンは私も絶望にうちひしがれて泣きそうでしたが最後は猛犬よけにアレが使えて良かったよ・・・( ;∀;)
最後には兄妹愛・親子愛、そしてまさかの少年ジャンプのスローガン「友情」・「努力」・「勝利」を感じるようなめちゃめちゃ良い作品でした!!!!!!!
美少年と強い女児が好きな方は見るべき。
(いい意味で)裏切られました
海外のホラーとかスリラーとか
ビックリさせるだけやん、観る価値あるかな?
って観ようかどうか悩んでたんですけど
レビュー見て意外と面白いってあったので
半信半疑で観てみました。
うん、確かに面白い。
勿論、犯人の目的とは?とか弟が気づいたキッカケとは?とか、父親が初め以外優しくなったのは何故?とか
色々ハテナは飛んだけど
単なるスリラーとかじゃなく、
最終的に心が暖かくなる、後味がいい映画でした。
全てが惜しい作品
原作は購入してありこれから読むところです。
設定が非常によかったです。
死者と繋がる電話、母と妹。
異常者である人間からの脱出を、死者が手助けしてくれるという、これまでの死者=敵という構造をひっくり返す設定でした。
ここ最近のレイトショーで1番混んでました。人気なんですね。
ただかなり惜しいポイントがあったので備忘録として残したいと思います。細かい所は除いてます。
・ホラーシーンが大音量のオドカシばかりで芸がないなと思いました。
・常に主人公目線なため、助かるのか否かという緊張感が欠けていました。しょうが無いかもしれませんが、もう少し他の子の脱出劇も深堀りしたら良かった気がします。
・死者との繋がりですが、もっとホラー要素があっても良かった気がします。まるで生者と話している様な演出でした。監禁室に死者の気配を感じさせる演出とか、電話口で殺されたときのシーンが音だけ聞こえるとか色々ありそうです。脱出の糸口は間接的に知るのが良かったかなと思いますね。正直、話ができるのは親友だけで良かったです。
・妹の霊能力の使い方が、中途半端でした。極論、全てカットしても良かったくらいですね。あれだけ「夢と現実」的なフリをしていたのだから、主人公が殺される夢とか、そういったギミックで緊張感与えることも出来たかなと。
・犯人の狂気が全然描けてなかったです。他の子の殺し方を描いた方が良かったですね。なぜ少年ばかり狙って、なぜゲームをしたがっていたのかが分からず、恐怖感に欠けました。そのため、本当に殺すつもりがあるのか不明でした。
設定が良かっただけにもったいない映画だなと思いましたね。残念。
思い出す怖いシーンの数々
誘拐するシーン
黒い風船でカモフラージュしてスプレーを顔にかけるとかマジで最悪
わざと鍵を閉めないで階段の上で上半身裸で待機してるイーサンホークがマジで最悪にサイコだった。手には大きな鞭持ってる…子供相手に何やってんだよマジで狂ってるわ
今、色々と思い返してみると結構面白かったのかもしれない。見終わった後は何とも言えない気分になりましたが、これが良いホラー映画なのでしょうか
シンデレラストーリー
監禁された男の子がブラックフォンを通じて殺された同級生の助言で脱出する話。
最後まで飽きることなく面白かったけど妹の力はあまり意味がなかった気がする。まあ、夢を通じて殺された同級生の過去を掘り起こしたかったんだろう。
ドッキリと残虐がなくてもここまで怖い
◆まとめ
・主人公(男)が可愛い
・ちゃんとR12に収まってる
・友情・努力・勝利!
◆くわしく
主人公はとある住宅街で暮らす11〜13歳の少年。訳あって当たりの強い父親に怯えつつ、妹と支え合いながら暮らしていた。
ある時から、主人公と同じ年代の少年たちが次々と誘拐に遭って行方不明になる。
友人がいなくなったことで怯えていた主人公だが、運悪く自分も捕まって地下室に監禁されてしまう。
しかし様々な助けを借りて、五体満足で脱出し(重要)、元の生活を取り戻す。
まず主人公の少年が本当に可愛い。若い頃のビョルン・アンドレセンにどことなく似ている。
同年代の子たちも人種は様々で、犯人のタイプに見た目の一貫性は無さそうだけど笑、みんな可愛い。
地下室に監禁されてからは基本的に主人公の行動と、外にいる家族や警察の動向しか分からない。
ここが家の中のどこなのか、犯人は何者なのか、何のためなのか、何を仕掛けているのか、いつまで自分を生きられるのか、いままで拐われた被害者はどうなったのかという
犯人に関わるアレコレが分からないまま話が進むため、見ている側も少年と同じように心が落ち着かない状態で過ごすことになる。
そのせいで、終盤まで犯人に何か暴力を受けるんじゃないかとずっと怯えていたが、結果的に生々しい暴力描写はなく、ちゃんとR12指定に沿った内容になっていた。
結局のところ、犯人は意外と主人公を気に入っていて、脱出に積極的でなければ能動的に殺す気はないのだが
それを犯人視点で描いてしまうと、主人公の感じている恐怖は取り越し苦労になってしまい、見ている側に共感を得られない。
犯人の動向があまり描かれないことで恐怖を煽る想像をかき立てられて、とても良かった。
主人公脱出のために今までの被害者たちが黒電話を通じて助けてくれる。
被害者たちは自分たちが試した脱出方法や失敗点についてアドバイスをくれて、主人公はそれに沿って試行し、着実に脱出に近づいていく。
失敗もあるけど、被害者である友人に励まされて覚悟を決め、結果的に犯人を倒して五体満足で脱出することに成功した。
父親とのわだかまりも無くなって最愛の妹と三人で熱い抱擁。
まるで少年漫画のような展開。
「友情・努力・勝利」というどこかで聞いたフレーズが頭に浮かんだ。
王道ながら良いカタルシス。そして不安が大きかった分、脱出できた時のとてつもない安堵感…。
これは見ないとダメだよ。
前半40分あたりまでは凄くいい。
どちらかと言えば面白い。
…っていうのが正直な感想。
「これ、面白いよ!」と声高に言うほどじゃないけど、見所も多い。
ただ、最終的にガッカリなのは、この悪者がたいして何もしない(するところを描かない)し、たいしてイカれてる感じもないこと。
登場こそステレオタイプとはいえサイコキラー感が満載なのに、誘拐した後は「捕らえた子供が部屋から出てくるのを寝ずに待って」いて「ゲームに勝って子供を◯す」っていう何のためにあるのかよく解らないセルフルールのために、主人公は部屋の中て結構やりたい放題で、いつ◯されるんだろう、みたいな危機感や絶望感はほとんどないまま、クライマックス。
そして、あっけなく。
この映画の中では、妹役の女の子が抜群に上手いのに、こちらも夢を見て伝えるだけで、基本的には安全地帯。
まあ、そのあたりをサラッと描いてるから観るこちらもあまり構えずに観られるってのはあるけど。
もっとそれぞれのキャラクターに活躍するシーンがあれば随分印象は違ってたと思う。
ホラー味は薄め。
ダークファンタジー風のジュブナイル。
素晴らしい
原作はあのスティーブン・キングの息子!ジョー・ヒルの短編小説「黒電話」!親子揃って小説家というのも微笑ましいですが、内容は恐怖に立ち向かう子供の成長を描いており、まるでキングの「IT」!ちゃんと遺伝してます笑
よくある"誘拐・脱出・密室ホラー"なのですが、主人公のお兄ちゃんはブラックフォンから死者の声が聞こえたり、予知夢を見ることが出来る妹だったりと超常現象的な要素だったり、舞台である70年代アメリカホラー映画の退廃的な雰囲気だったり、ホラー映画キッズの大好きなトッピング全部のせ!恐怖演出もホラー映画のお約束を踏まえた丁寧な作りで、さすがブラムハウスといった感じ。元ネタ「悪魔のいけにえ」のような、実際にあった殺人犯・誘拐犯による事件をベースにして、犯人側の目的や動機などは一切描かないというのも、より不気味に感じるので良かったと思いました。
物語の背景である"虐待"や"いじめ"、に対して立ち向かう勇気を獲得する子供の成長物語であったことに感動!!
その勇気を獲得するまで、何度も何度も失敗を繰り返して、
死者であるかつてのライバルやいじめっ子や親友の言葉に励まされ立ち上がり、終盤のアクセル・ローズ節全開の親友からの"自分の身は自分で守れ!"と一喝されてからのリベンジ展開はテンションMAX!!
子役はほぼ全員新人!!映画版「IT」にも出演していたジェームズ・ランソンさんが1番の見せ場で殺される役として参戦するなど、キングファミリー最高!な映画でした。
誘拐・監禁してる割には美味しそうなスクランブルエッグを作ってくれる優しいところがあったり、寝落ちしちゃうイーサン・ホークも良かったです。
ちっくしょ〜!泣いちゃったよ😂
大好物のジャンル!浮かれながらの鑑賞でしたが…
まさかの涙溢れに自分でもびっくり!
兄妹の絆、友情…親子の再生にしてやられた😂
綺麗な顔の少し気弱な少年フィニーが絶望的な状況の中、友達の励力を借りながら事をやり遂げた後
「フィン」と呼んで!と自信溢れる表情に変化し心身共にたくましく成長した様も見応えあり
この時代自体、実際に連続殺人事件が多発していたらしいが
皆様もおっしゃる通り「奴」がこの犯行に及んだ動機と過程がいまひとつ分からないのが勿体なかった
と、少しアホだけど悪い人では無さそうな「奴」の弟が…気の毒だった
ちょっと怖いのは苦手💦って方に是非とも覗いていただきたい目からウロコ的作品です!
ホラー映画なのにボロ泣き(笑)
予告を見て気になり、前情報や原作など一切知らずに鑑賞しました!
とっっっても面白かったです!!!そしてタイトル通り、ホラー映画なのに主人公フィニーとロビンの友情がとっても尊くてボロ泣きしました(笑)
特に、冷凍庫を開けられず泣いてしまうフィニーのもとにかかってくる電話…ピンチの時にいつも助けてくれるロビン、「泣くな相棒」でさらにボロ泣きする私…会いたいよロビン…
ラストの対決シーン、フィニーに言われていると思っていた黒電話の内容が犯人へ宛てた言葉になっているところに感動しました!
とても面白い映画でした!
自信を持ってオススメできます!
先人たちの知恵を借りて
子供の失踪事件が多発する街で、その被害者になってしまう少年と不思議な能力を持つ妹の話。
この誘拐犯は誘拐した後積極的に脅しに来ることはなくて、ドアに鍵をかけないで放置して油断して出てきたところを"お仕置き"というていで殴る受け身のサイコパス。そして、監禁された部屋に現れる被害者の少年たちの幽霊は、主人公に脱出の知恵を授けてくれる味方。
ホラーなのに明確に襲ってくる脅威はいなくて、主人公にとっての一番の敵はいつも怖気付いて逃げることしか出来ない臆病な自分。だからホラーというより、電話をかけてくる幽霊たちが手助けして主人公を強い男にしていく成長物語。
ただ、助けてくれるんならそんな怖い出現の仕方しないで欲しいのよ(笑)味方だと思って油断してると急に現れてびっくりする。もっと優しい登場の仕方できませんかねぇ。
先に誘拐された少年たちが主人公にとって心強い存在だったように、弱くても妹にとってはいつもそばにいてくれる大好きなお兄ちゃんなのが見てて微笑ましかった。いくら友達いないとはいえ登下校も一緒にして、めっちゃ仲良い兄妹だな。まぁ家の中で味方はお互いしかいないからそりゃそうなるか。
マデリーン・マックグロウが可愛くて存在感が凄い
コロラド州デンバー北部の町で、子どもの連続失踪事件が起きた。少年フィニーは学校の帰り道、マジシャンの男に、手品を見せてあげる、と声をかけられ、そのまま車に拉致されてしまった。気が付くと地下室に閉じ込められ、そこは鍵のかかった扉、鉄格子の窓、そして断線した黒電話があった。突然、断線しているはずの黒電話が鳴り・・・。一方、行方不明になったフィニーの妹グウェンは、兄の失踪に関する不思議な夢を見た。
フィニーを救助できるのか、という話。
あまり怖くは無かったし、犯人が子供を誘拐する理由も殺す理由もよくわからなかった。自分の弟も殺すし、何だったのだろう?
犯人はほとんどマスク被って顔を隠してるので、イーサン・ホークを使う必要を感じなかった。
フィニー役のメイソン・テムズは少年だけどカッコよかったし、妹グウェン役のマデリーン・マックグロウは賢くて可愛いくて存在感がすごかった。
とても良い映画
なかなか面白い、猟奇犯罪を取り扱ったホラー作品でした。
電線の切れた黒電話からかかって来るのは、あの世からのメッセージ…というアイデアは斬新でした。
ホラー作品としては、色々と使い古されたプロットが満載でしたが、それらを如何に面白く見せられるか?は、やはり監督や製作者の手腕なんでしょう。そういう意味では、全く飽きのこない作品だったと思います。
イーサン・ホークが猟奇殺人犯役というのも珍しく、その演技も見ものでした。
そして、この作品が、他のホラー作品とちょっと違って、面白くさせているのは、主人公の少年の成長やその家族の物語に共感出来る部分があったからだと思います。
ホラー的な怖さ(あまり怖くないけど笑)と、どこか青春モノみたいな初々しいところが、上手くブレンドされた良質の作品でした。
この夏、オススメ!笑
*地下室で物音たて過ぎ!とか、少年が殺人鬼を殺してしまうのん?とか、ツッコミどころはありますが、そういうのも含めて楽しめました。
*フィニーたちの父親…どう見てもガース・ハドソン(The Band)やった…笑
全49件中、21~40件目を表示