「何もかもが「匂わせた」だけで終わる」ブラック・フォン 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
何もかもが「匂わせた」だけで終わる
誘拐犯の動機や人間関係、主人公周りで起こる数々のオカルト要素、監禁部屋の仕組み等など…どれもこれも、ちょっと不気味さを匂わせる程度にしか描写されず、とにもかくにも全てが薄味。
誘拐ものに本来必要なハラハラ感が全く無く、たまに出てくるびっくらかし以外は怖い要素もまるでない。
「繋がってないはずの電話が鳴る」という、本作の最大にして最初の恐怖要素すら、主人公がわりとすんなり受け入れてしまう上、電話の内容もさして不気味さもなく、全ッ然怖くない…
ホラーやサスペンスに馴染みがない人なら怖がれるのかなぁ…
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