RRRのレビュー・感想・評価
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大興奮必至なエンターテインメント!
インドの大ヒット娯楽作「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督の新作ということで期待して観たが、ドラマチックな展開、ケレンミ溢れる映像演出に今回も興奮させられっぱなしだった。インド映画史上最高の製作費ということらしいが、それも納得のド派手さである。
物語はイギリス軍を徹底的に悪役に仕立てた勧善懲悪で進む。植民地時代の物語ということなので、かなり図式化されてしまっているが、エンタメ優先に振り切った潔さはいかにもインド映画らしい。その中で育まれるビームとラーマの友情は胸アツな展開で、やがて判明する互いの素性、そこからの友情崩壊というドラマも定石通りとはいえ自然と感情が揺さぶられた。
映画は中盤にインターミッションを挟み、前半部がビーム、後半部がラーマの視点で展開される。この構成も中々に上手い。一見するとビームの使命に理があるかと思いきや、実はラーマにも凄惨な過去があったということが分かり、権力に支配される者たちの苦しみと悲しみがダイレクトに伝わってきた。
約3時間という長丁場ながら、まったくダレることなく最後までスピーディーな演出で見せ切ったラージャマウリ監督の手腕に脱帽である。
見所は何と言っても各所のケレンミ溢れるアクションシーンとなろう。全編に渡って観客を楽しませようというサービス精神に溢れていてエンターテインメントかくあるべし!と言いたくなるようなアイディアと興奮に満ちている。
例えば、”水”のイメージを背負ったビームと”火”のイメージを背負ったラーマ、好対照な二人の登場を示したアバンタイトルからして新鮮なアクションシーンの連続で興奮を覚える。すでにこの時点で通常のアクション映画の半分くらいのカロリーを消費した気分になるのだが、更にここからタイトル画面へとつながる二人の邂逅のシーンが描かれる。夫々にバイクと馬を使いながらアクロバティックなアクションを披露し、度肝を抜かされた。
また、二人の友情が決定的に崩壊する中盤の英国人屋敷を舞台にした戦闘、クライマックスとなる森の中の戦闘は、いずれもダイナミズム溢れるアクションで楽しめた。
更に、インド映画と言えば歌とダンスである。いわゆる旧来のマサラ・ムービーと比べるとそれほど多くはないものの、こちらも十分に見せ場が用意されている。パーティー会場でビームとラーマがナートゥーダンスを披露するシーンは、力強い躍動感に溢れていて興奮させられた。
本作で唯一引っかかりを覚えたのは、ラーマのドラマの締めくくり方であろうか。征服者に抵抗する手段として武器を持つというのは確かに有効かもしれないが、それですべて解決ということにもならないように思う。この結末を見る限り、製作サイドはそのあたりのことをどう考えていたのか気になる。ビームのドラマがスッキリとしたハッピーエンドを迎えたので、余計にこちらの結末にある種の訝しさを覚えた。
面白いは面白いのだが・・・
一部のマニアの間では大変盛り上がっている作品。かと言ってマニアックかと言うとそんなことはない。徹頭徹尾楽しめる作品。最初から最後までエンターテーメント映画の歴史が映し出されていると言って良い。ただ正直一般的な映画のコンテキストからはまだまだ解き明かすのは難しく一部の人にとっては文脈の理解に入り込めない人は多いのかもしれない。その最たるものは何故いつもインド映画は踊るのか?プロレスにおける「何故人は敢えてロープに飛んで相手の技を自ら進んで受けるのか?」と言う根源的な問いに対する解を持たないとプロレスを心底楽しめないのに似ている。インド映画はこのまま言語的解釈を拒んだまま面白ければ、楽しければそれでいい的な一部のマニア的解釈から抜け出るための分岐点に来ているのかもしれない。
圧倒的な迫力でとことんやりきった清々しさ
皆さんの評価は高いのだが、私はなぜかそんなに面白いと思わなかったん...
エンタメ度超高めな映画! 本年度ベスト!!
加えて今まで観たインド映画の中でもベスト級!!
観賞後3時間位してレビューを書いてるけど、未だ興奮冷めやらずって感じ(笑)
タイトルのRRRの意味。
調べたら
Rise:蜂起(大勢が一斉に立ち上がる)
Roar:咆哮(雄叫び)
Revolt:反乱
の3Rだそう。
鑑賞中、別の意味を匂わす感じだったけど、こっちの方がやっぱりお似合い。
ある少女を救おうとするビーム。
ある目的を持ってイギリスの警察官になったラーマ。
この二人を軸とした胸熱なストーリー。
本作は第1~3幕で構成されていた感じ。
第1幕
アクションシーンとボリウッドダンスがメイン。
ビームとラーマがある事故から子供を救うシーンに圧倒。
どうやって子供を救うのか全く解らず(笑)
何で旗を持ったの?
瞬時に計算された救い方だった(笑)
ビームとラーマの立場が真逆なんだけど、大親友な感じが観ていて辛い。
ボリウッドダンスがキレキレでカッコ良い!!
第2幕
本作はここから本番と言った感じ。
ビームとラーマが戦うシーンが観ていて辛い。
あれ程仲の良かった2人なのに。
辛すぎて泣ける。
第3幕
お互いの目的を知った2人。
アクションシーンの連続に圧倒。
肩車しながら2丁のライフルで戦うシーンがカッコ良い!
リロードする方法が暗黙の了解みたいで2人の息の合う感じが最高!
大満足の作品なのでもう一度劇場鑑賞する可能性大です。
自分的に本年度の流行語大賞。
未だに脳内ループしているセリフ。
「reload(装填)、aim(狙え)、shoot(撃て)」
で決定です( ´∀`)
レビュー読む時間があれば是非劇場へ
興奮、合体アクション
ヤバい!めっちゃ面白い!
インド映画のパワー
すげー!すげーぞ!!インド映画!!!
これを見ない人は人生で一つ損したと思う。
おそるべし!インド映画!
(追記)
2回目の鑑賞。昼過ぎまで仕事で、その後見に行ったが、始まりに間に合わず、しかも、疲れてたのか、途中で眠ってしまい・・・。
なのに、やっぱりおもしろく、かつ感動!
あるシーンで涙が出てしまったのだけれど、まさか、この映画で涙が出るとは・・・。
1回目はただただ圧倒されたのだけれど、今回はいろいろ、考える余裕もあったのかな。最後の言葉も心に残った。
今年はいい作品が特に多かった。「トップガン・マーヴェリック」「コーダ」「RRR」「アバタージェームズ・キャメロン3Dリマスター」「アルピニスト」「荒野に希望の灯をともす」「チタン」「アフター・ヤン」などなど。一生心に残りそうな作品も多いが、1つだけ選ぶとしたら、やっぱりこの「RRR」で、決まりかな。
追記の追記
大晦日。3回目の鑑賞。不覚にも、前回と同じ場所で涙が。さらに今回は別のところでも・・・。
終わった後、みんなが口々に突っ込みどころを言いあっているのがおもしろい。「スラムダンク」の時にも書いたけど、見終わった後に、みんなが話をしたくてたまらなくなる映画って、やっぱりいいね。
拍手が起きなかったことが不思議なくらい。
今年はたくさん映画を見ました。来年もたくさん見れるといいな。
追記の追記の追記
4回目の鑑賞。
後半、涙が出っぱなしだった。
imaxで見れたこともあるけど、RRRの時代背景やシータ姫の伝説の話などをインターネットで知識として得ていたこともあるかもしれない。
しかし、何よりこんなにすごい映画を作ってくれたことに関する涙なのかな。
この映画を初めて見た人は「どこで泣くの?」とか思うかもしれないが、私自身、自分の反応に驚いた。
さらに追記
自分が見た後に、人にこの映画を勧める人は多いと思うが、その人が喜んでくれると嬉しいものです。初めて見たのに2回涙が出たと言ってくれた人がいて、勧めたこちらも嬉しかった。「RRR」を見て、RRR信者になって布教している人はかなり多いのではないかと思うのですが、みなさんはいかがですか?
もう一度追記
レイ・スティーヴンソンさん、亡くなられたそうですね。スコット総督あっての「RRR」でした。ご冥福をお祈りいたします。
もう一度さらに追記
最初に見てからもう1年半。いまだに上映中(しかも爆音上映)たいうのは凄い!!
あと3時間続いても問題ない。すべてが「過剰」な圧倒的なエンタメ
こってり
よくもまあこれだけの要素を詰め込んだものです。
アクション、差別問題、歴史、恋愛....しかもミュージカル仕立てという。
長さは必然です。
インド映画の持てるエンターテイメントの要素を全て盛り込みましたって感じで、見終わった後はお腹一杯です。
細かい突っ込みもありますが、これはブリットトレインと同じで楽しんだもの勝ちでしょう。
お母さん、死んでなかったのねとか、
ジェニー、あの後どうなったのとか、
ジェニー、裏切りで捕まらないのかとか、
蛇に噛まれて速攻でバトれるのかとか、
お二人さん、死亡フラグを次々折すぎの無双ぶりとか、
この後、軍は制裁にこないのかとか、
インドの俳優さんは、アクションだけでなくダンスも上手くないといけないんですね。
やっぱり、いんだよ細けえことは。(笑)
そう言えば、ブリットトレイン同様、
ゴールデンカムイとの共通点も同じく多いかも(笑) ガチムチとか民族差別とか。
無理があるかな?(笑)
楽しい映画でした。
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