RRRのレビュー・感想・評価
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日本でつくれる??
圧倒的なアクションでなんか難しいこと考えず、単純に感動してしまった。
いい画で魅せて、観客を楽しませる。笑いあり!涙あり!感動あり!恋愛もあり!!ダンスもある!!!このエンターテイメントさは重要ですよね。映画館でみてよかったって本当に思う。
帝国主義に攫われたマッリを助けにいくビームと警察官のラーマ。二人の絆は取り結ばれるが、それぞれの使命によって引き裂かれ…。ラーマは部族の出自であるが、大英帝国の手下である警察官であることから、帝国主義ー部族≒ナショナリズムの単純な二項対立は棄却される。しかもラーマが警察であるのは、部族や家族との大義のためであって…。単なるマッリの救出劇ではなく、彼らのナショナリズムも描けているのは長尺だからできる技であろう。
水を司るビームと炎を操るラーマ。視覚的な二項対立は液体で赤い「血」ーしかもそれは部族や家族、国家といった血統の表象ーによって止揚し、帝国主義を打ち破る。
画で魅せるかっこよさ、爽快さ、その力を実感しました。
シータ(アーリアー・バット)、ジェニー(オリビア・モリス)も最高です!
そうはいっても、とてもとてもモヤモヤする部分はある。インドという場所に置いて、帝国主義の圧倒的な暴力をフィクションによって打ち破る物語は必要である。それは大英帝国という権力者に支配されてきた彼ら、サバルタンの語りである。しかし彼らの物語ーそれは部族の物語であるがーはインドという国民国家の物語に横滑りさせられ、ナショナリズムを強化させることになってしまっている。そしてその語りの中で捨象されている存在ー生成されるサバルタンーがいるのではないか。そう思ってしまうのである。例えば部族の女性たちである。彼女らがどのように表象されるかと言えば、救出される「姫」や母、恋人といった仕方である。そこに主体性はあるのだろうか。単なるビームやラーマ、男たちを影で支えて待つ主体としてしか描かれていないのではないか。そしてそれは部族にあった暴力的な男性性を隠蔽することにもなるのではないか。
さらに国民国家の物語への横滑りについてもそうである。インドは多言語・多民族国家であるため、言語による統一ではなく、帝国主義による部族や家族への暴力の記憶とダンスによって統一を試みる。けれどインドにかつて、そして今もある階級やジェンダーの分断はどこに行ってしまったのだろう。そして滅ぼされ、なかったことにされる部族の記憶は華やかに忘却される。あるいは他の植民地の地域・国の語りはどこへいってしまったのだろう。
また相対主義に陥る危惧はあるものの、この物語で軽やかに殺される大英帝国の兵士や警察官の語りもどこへ?
抑圧された人々がエンパワーメントするために、ナショナリズムの高揚は必要かもしれない。しかしそこに新たな排除が駆動していることにも気づくべきである。そしてできれば別の仕方で。国家でも、部族でも、家族でもなく。だが徹底的に突き詰めた先には、参照不能な「根拠なし」しか残っていないかもしれない。袋小路だ。そしてエンターテイメント作品にそこまで考え過ぎと言われるかもしれない。けれどエンドロールで華やかに踊っている彼らの背景で、インドの偉人の肖像が現れることに不気味さを感じてしまうのだ。
世紀の瞬間を目撃した!!
すごく熱い!ぶつかり合う友情!パワー!!魂が沸騰している!!
インドの熱気が伝わってくる!
本当に少年週刊ジャンプみたいな展開で、インド映画初だったけど、最後が読めなくて、ハラハラとスリルの連続でした!
痛いシーンいっぱいでしたね💦
時々、登場のポージングとか、ジョジョみたいで、思わず吹いちゃう所もありましたが、次の怒涛のアクションで開いた口が塞がらないビックリアクションの連続でした!!
カメラアングルが新鮮で、スローモーションやスピードの緩急が見事で、画面にグイッと引っ張り込まれる感じでした!
映画を観たというより、目撃した!!って感じで、インドの力強さと生命力を体感しました!!
お気に入りのシーンはやはりナトゥ!カッコイイ!!
ザ・娯楽!ちゅうか娯楽でいいじゃん!
長丁場だけど存分に楽しめた!サイコー!!
・思い描いたものを全部実現させました!という凄い映像。金いくらかかってんだろ。(調べたらインド映画史上最高額の97億円だって!)
・スローモーション多投。
・熱いアクション、熱いストーリー、熱い男。
・インド映画のヒロインって、なんでこういつも私のタイプなんだ。。
・イギリスわるっ。白人わるっ。
・支配される側の憤りと悲しみがひしひしと伝わってきた。
・最初の動物捕獲のシーンはてっきり生活の為と思っていたが、まさかこんな見事に回収されるとは。
・ラーマは覚醒したということ?神だったの?きっかけがよーわからんかった。
・インド風ダンス(ナートゥ)は、どうもコントシーンに見えるときがあるよ。
・結局最後にわかりやすい武器もゲットしたのか。(これはどうなのよ?)
・ラーマもビームもモデルは実在したインド独立運動の英雄とのこと。それと同時に二大叙事詩の「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」の主人公も重ねているとのこと。
観終わった後、拍手したかったわ。
あーほんと楽しかった!ありがとう!!
家族(友)愛、仲間との絆、信じる心
A New Scale of Never Been Done
RRR tries to pack everything in one epic. It's a colonial epic battle, with parts of the Hindu realm, and part Rambo, part Bollywood musical, part jungle survival. A zoo-worth of wild animals are unleashed on a villainous wedding party. Need I say more. The film is so long, but the scenes are a color coded pallette that makes skipping throug the film to find your stopping point real easy.
底知れぬ不屈のパワーがみなぎった傑作
魂を鷲掴みにされるとはこのこと。3時間という長丁場でいくらか緩急が織り交ぜられるかと思いきや、本作はずっとテンションを落とさない。力が落ちないのではない。語りの勢いと人物の魅力、そしてアイディアが一向に落ちないのだ。怒りの暴徒に一人で立ち向かう序盤アクションにしても、通常の映画ならワッと大人数に取り押さえられ次シーンへと移行するところを、乱闘の内部で大勢が絡まり合ったまま息の長い攻防がさらに続いていく。この破格の具現化力と表現力。次は一体どの手で来るかと観客の期待を爆上げしつつ、その予想を確実に超えてくるところが凄い。堅い絆と運命の流転で結ばれた二人をカード表裏のように展開させながら、ダンスシーンをも笑顔と興奮がこみ上げる展開へ仕立てる手腕に恐れ入った。どれだけ言葉を尽くしても語りきれない。今の自分には「RRR」というタイトル文字がエンディングで華麗に踊る3人の姿にさえ見えてしまうほどだ。
誰が観てもおもしろいと思う
描写については色々あるとは思いますが
冒頭からおもしろさに魅せられ
そんなアホな と突っ込むのもアホらしくなるほど
この映画なら許せてしまう
感嘆の声を何度もあげ、涙し 驚き
魅せられる 色々てんこ盛りの映画
全く知らない俳優さんばかりだから
余計にしらけず楽しめたのかも
これがインド映画なのか!!と 今ごろ納得
そして、
人さらいも侵略もホンマにアカン
この世から無くなれ
BS録画視聴
ナートゥをご存知か?
ナメてた… 凄すぎでしょ
ガンジーは出てこない。
インド映画って面白いのね!
未鑑賞なので…(本文に続く…)
3時間、見応えある映画
インド映画ならではの長時間映画。
自宅で鑑賞したため、間はインターバルを挟んで鑑賞。
とても見応えある映画だった。
それぞれが信念を貫く様に圧倒され、ダンスシーンでは愉快な気持ちになり、メリハリのある映画だった。
痛々しいシーンはあるものの、人にもお勧めしたいなぁ。
ただただ極悪非道な独裁者がそこにいて、ヒーローが敢然と立ち向かう
(25/10/10追記)
映画館の企画で応援上映で鑑賞。大画面で初めて観てカッコよさが3割増しになったので★5に格上げ。
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舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)。大義のため英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。熱い思いを胸に秘めた男たちが”運命”に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、それぞれの”宿命”に切り裂かれる2人はやがて究極の選択を迫られることに(公式サイトより)。
ある作家が、冷戦終結後のハリウッド映画について、「旧来のアクション映画やスリラーの世界では、分かりやすくヒーローと悪役が登場しますが、現実の世界はもはやそうではありません。冷戦のような政治的闘争もなく、これが『敵』であるという印は明白ではなくなりました」として、単にミッションだけがある(≒敵か味方か、正義か悪かが分からない)スパイ映画(ミッション:インポッシブル」「ボーン・アイデンティティー」)や、悪役にもまた何かしらの事情を抱えている作品(バットマンシリーズ」等)をその証左として挙げている(丸山俊一ほか「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ70~90s 『超大国』の憂鬱」)。
ハリウッドに限らず、日本映画でも韓国映画でもこの傾向は見られ、そうした設定がただの勧善懲悪ではない物語を生み、作品に深みを与えてきた。そのうえで、RRRである。
RRRには悪者なりの一分の理は一切ない。ただただ極悪非道な独裁者がそこにいて、ヒーローが敢然と立ち向かう。とにかく異様に強いし、死なないし、怪我とか毒とかで瀕死だったヒーローは謎の薬草によって完全復活する。よく分からないハンドサインで全てを解し、森の中に奇跡的に置いてあった弓矢の矢は一向になくならないし、舞踏会はインドダンスで大盛り上がりである。たぶん歴史上の人物の微妙にチープなイラストがエンディングで突然大きく映し出されようが、作品の中間地点で「インターバル(休憩)」と出ようが、そんな些事はどうでもいいのである。勧善懲悪の世界線で、10分に1回来るアクションシーンをひたすら楽しめば良いのである。
映画は2時間に収めてナンボ、そこまでが監督の技量であると今でも思っているが、3時間を飽きさせない作品作りもまた、監督の技量なのだと新たな気づきもあった。
最高!!
圧倒されました!
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