劇場版 Gのレコンギスタ IV 激闘に叫ぶ愛のレビュー・感想・評価
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すげえよGレコ4!
3に続いて劇場鑑賞。
配信で再度1-3を復習してから映画館へ!
劇中の用語をキャッチアップしてから観ると、単語で引っかからず、2時間スムーズに鑑賞できます。
4の舞台は、クレセントシップ搭乗〜オーシャンリング。ジット団との戦闘がメイン。
終盤までアミリア軍とアーミーが登場しないため、かなり場面が整理されて鑑賞することが出来ます。
終盤はアメリアとキャピタルアーミーとの戦闘に介入、終盤のマックナイフ戦はほぼ新作カットで激アツの展開に!
今まではTVの再編集という制約上、どうしても映画として大きな抑揚をつけるのに限界があったが、リソースをここぞとばかりにぶち込んで、ようやく昇華されました!
歴代のガンダム及びサンライズロボアニメと比べても特筆すべきクオリティになっていますので、皆観に行くんだ!
戦闘シーンの迫力が凄い!
今回はヴィーナス・グローブ編なので、敵もジット団とラストの地球圏の2勢力に絞られるため、話の展開が分かりやすかですね。
それにしても、戦闘シーンの迫力が凄い!
全編映像は作り直していないと思いますが、大画面のためか、迫力に押されてしまいました。
今回は劇場で観るべき作品です。
さて、Gレコの映画も残り1つ。
最後は観客があっと驚く展開にして欲しいですね。
個人的満足度は非常に高いが
5部作の4作目ということで、途中から始まり途中で終わる。また作りもOPがあってEDがあるという、限りなくTVアニメ的なものとなっている。
ただ、本作についてある程度下地を持つ方には必見であるとお薦めする。
基になったTVシリーズがわかりにくいとされる理由の一つに、固有名詞の多さと複雑な相関関係がある。とにかく最初は地名なのか組織名なのか、はたまた人物の名前なのかすらわからない名前が大量に登場する。また各勢力や個人の関係も作中でどんどん変化していく。
劇場版ではTVシリーズよりもある程度まとまって観られるのと、あらゆることを台詞で説明してくるので、ストーリーは非常にわかりやすくなっている。一方で、Ⅰ~Ⅲではわかりやすい=面白いでは無いことも露呈してしまっていたのだか、本作(Ⅳ)はのめり込むように観てしまった。TVシリーズではピンとこなかったテーマ性も「そういうことだったか」と符に落ちるシーンもあった。
完結編となるⅤも楽しみにしたい。富野信者(笑)でこれを観ないはもったいない。
Gレコに富野由悠季の真髄を見た!
「とんでもない物を見た」というのが正直な感想だ。
令和のこの時代、OVA絶頂期のような手描き作画の劇場用ロボアニメをスクリーンで見る。
しかもメガホンを取るのは御年80歳の富野由悠季総監督という。正に奇跡のような劇場作品だ。
ここまで誉めると「どうせ大御所が手がける新作だから過剰に評価してるんでしょ?」…などと受け取ってしまう人がいるかもしれない。
否、そうではない。
1本の劇場用作品としてめちゃくちゃ面白いのだ!
上手いのはその構成。
本作はTV 版アニメ5部作の内の4部な訳だが。前作ラストで金星を目指して飛び出した主人公達が、行った先で人類の行く末と限界とを知り、自然の恵みの尊さを知った上で地球圏に帰って来るまでが描かれる。
本作から見始めても彼らの夢を追う姿、その先の挫折と帰還とまでが一本の映画として、ドラマとして上手く機能しているのが良くわかる。その中でキャラクターの心理面での成長が描かれるのも巧みだ。
そして何より素晴らしいのは、ラスト30分で描かれる大総力戦。からの一騎討ちであろう。
巨大なスクリーンでも追いきれない程の圧倒的な物量で見せる艦隊戦。
マックナイフとGセルフが見せる決闘は、逆襲のシャアを彷彿とさせる熱い展開だ。
いや、あの逆シャアの一騎討ちを更に洗練させたアクションと言っても過言ではないだろう。
バッキバキに決まった構図でのメカアクションの連続は、流石富野監督…といったところか。
閃光のハサウェイの作画を見てからというもの。暫くはCGを使った緻密でセミリアルなメカアクションに目を奪われがちだった。
しかしGレコⅣで目が覚めた。
やはり手描き作画のメカアクションは良い。
このケレン味たっぷりのアクションを超える快感なんて他にない。
理屈云々じゃなく映像を見た自分の脳が喜んでる。これは争いようがない。
公開期間は2週間、今これを見ずして何を見る?
見たくなくても見ろ! 絶対に後悔はしない。
ククルスドアンに欠けていたもの
以前観たククルスドアンを酷評してしまい、大きなお友達の反感を買った記憶も新しい平日の夜、本丸であろう新宿ピカデリーで鑑賞してきました。
Gレコ自体完走して2周目まで観てはいるものの、趣旨が掴めずちんぷんかんぷんで終わった記憶しかなく、それでも映画版を辛抱強く観続けて、今作に挑んでみました。
結論からいうと、ククルスドアンの優等生なシナリオで物足りなかった富野節に触れられて満足でした。
もちろんまだまだシナリオへの理解は足りない自覚はあります。
スタッフロールを観れば今回も撮影は脇さんでしたし、さりげなくパブロ内田さんも参加されていて、実はハサウェイのスタッフがかなりの数参加されています。
同じ富野節ともいえど、おしゃれに収まったあちらと違い、こちらはいつもの富野節。
ただ、庵野秀明等後続が色々な作品で成功していくのをみて、富野由悠季という作家が足掻いている様子を感じ取れ、テレビ版をベースに別な次元に持っていけた今作は、エヴァで言う破の様な存在。
ターンAでも描ききれなかった何かがこの先に待っている気がして、気がつけば続編はもう来週。
なんて幸せな事か。
この際、あっさり始まるオープニングの事なぞ目をつぶって、ひたすら富野由悠季の世界に浸るのが正解かも。
ハサウェイの時とは違い、完全に一見様お断りになっていて、趣味の良い紳士の皆様と劇場で鑑賞でき、気持ち良く夜の新宿を歩いて帰れました。
p.s. 自宅の積みプラが400個超えました。
アニメさえ見ていれば
総集編なので、場面に『なんで?』『どうして?』『そうなった?』が確実にあります。
アニメ+映画=評価が正当な評価になるかと思います
私はアニメは未視聴なので映画のみの
評価の☆になりますので
※あてにしないで皆さん楽しみに見に行って下さい
---------------(アイーダ・スルガン)------------
私は、この娘にメロメロでむしろ惚れています。
もう愛してると言ってもいい!
見ているだけで目を引かれ物語そっちのけで片隅に映るだけで彼女の動向を常に追っている。
---------------(アニメさえ見ていれば)------------
アニメを見ない理由は、ただ生活の中でゆっくり見る時間がなく、最近はゆるい何も考えないで楽しめるアニメを好んでだらだらと過ごしているから、しかしガンダムは好きだ、もちろんアニメ版も後々見るつもりだった。そんな時に総集編の映画。どこまで初見で理解させてくれるだろうか?
はっきり言ったら理解できない物は理解できない。アニメを見ていても理解できないかも知れない。しかし場面の飛び飛びもなく流れは理解できるはず。専門的な話はいつも『そう言うモノだ』で自分を納得させている。ミノフスキー粒子でさえ理解してない。電波障害みたいな感覚でしか考えてない。こんな事を言えば怒られるかも知れないです。
ただ、アニメを見て流れを掴み映画の総集編を見る、これだけで評価は大きく変わる作品だと思います。戦闘も良く、理解できない部分を含めて面白く見れた
----------------------【最後に】----------
女性達のパイロットが
素晴らしく魅力的で戦っているだけで
女性の可愛いさ素晴らしさを感じられる!
ミックも素晴らしく可愛い!
----------------------【完】------------
圧巻の戦闘、隣人の存在
ⅣとⅤを同時に見れる試写会と放映二日目に見ました。
まず言いたいのは、Gレコってそんなに難しい話じゃなかったんだなという点です。
確かにいろんな陣営が跋扈して混沌としている、そのためにどういう状況かが理解できないんだと認識していました。
ですがそれは間違いで、ベルリとアイーダに感情移入できないのが一番の原因でした。劇場版ではその点がとても改善されており、二人の感情がわかりやすい。
少しのシーンを入れただけでここまで変わるのかととても驚きました。
また、各キャラクターが落ち込んでるときや悲しんでるときにはいつも周りに人がいる。ノレドやラライヤ、ケルベスが二人をいつも支えてくれる。
これってとても幸せなことなんだなと。人はひとりじゃ生きていけない。そういうふうに感じさせてくれる。Gレコは優しい作品なんだと再認識できました。
あて、話は変わり、戦闘シーンですよ戦闘シーン!ベルリvsマスクを皆さんご覧になられていないのですか!?是非見てください!ガンダムが好きな人もそうでない人も!絶対に後悔しない!そう言い切れます!是非劇場に足をお運びください!!!
長々と駄文を失礼しました!
普通に面白い
無理に詰め込みすぎて面白くなくなるのが富野御大の総集編映画なのだけど、流石に5部作にするとスッキリテンポが良くなる。そもそも26話、大体12時間の物語を約9時間の映画にしたのだから無駄と矛盾を無くしただけなのだが。
それでもだがカット割りやMSの動かし方はいつも感心する。セリフ回しや人物の演出も富野節が炸裂する。普通に面白いんだよ。不人気なのが勿体ない。もったいないと言えばやっぱり難解な部分があるので満点は上げられない★4つ
なぜだ
2022年劇場鑑賞170本目。
Gレコはリアルタイムで全話鑑賞済なんですが・・・。今までの2〜4、そして恐らく5もほとんど内容覚えていなくて、今回だと海のくだりだけ覚えているという感じ。
他の作品でこんな経験したことないので(細かい所忘れてるはあるにしても)当時いかにこの作品の理解を脳が諦めていたかということなのでしょう(笑)
ということですでに観た作品の総集編なのに完全新作のような気持ちで毎回観られるのはそれはそれで幸せということなのでしょう。
相変わらずよく分からない固有名詞がサラッと出てきてさすがに敵と味方の区別はつくものの、今なんでこうなっているかを見失いがちになっているのは自分だけなのでしょうか。ここから微ネタバレ。
ガンダム独特の百人殺すのは別にいいけど殺し方があっさりだと悪みたいないつものやつを経てそれを延々口で責めるのは斬新だなと思いました。逆ギレみたいになるのも分かる(笑)
そして自分が全く記憶にない寝返りをはさみつつ、今回のエンディングは何かなと思っていたらなにか聞き馴染みのあるメロディ。あっ、オレの大好きなGの閃光だ!元気でいられる〜なら〜あれっメロディ違うアレンジ版かな?あれっ、歌詞も違ってきた!となんか中途半端にGの選考っぽい曲が流れてモヤッとして終わりました。
頼むから完結編はGの閃光で締めてくれ!
このあと完結編の予告が流れるのですがふつうのろぼっとあにめみたいでおもしろそうでした!
なんか自分が理解できないで点数低いのも申し訳ないのでこんな星の数で。
構成力と迫力が段違い
とても観やすく、かつ迫力が違う
元々劇場公開のために作っていたのではないかと勘ぐりたくなるほど
テレビ版を観た人は観てほしい
Blu-rayとかではなく劇場で観てほしい
完結したら一挙特別公開してほしいなぁ
G-セルフ脅威のチカラ?!
Gレコ最終章突入…。
TVシリーズの内容を膨らませて、解りやすい内容に感激!戦闘シーン…G-セルフの脅威のチカラが、ベルリは恐怖する!
劇場版は、最終局面に……!
G-アルケインのモビルアーマー形態も登場。G-ルシファーも…。戦闘シーンが無茶苦茶カッコいいし、富野ガンダムは、最高です!
筆舌に尽くしがたい
※監督より、「ネタバレなんぼのもんじゃい!」発言があったようなので、ネタバレタグ外します。
先ず、本当にこの作品を無事観ることが出来た事が何より良かった。
富野監督も御高齢、こちらもそろそろいつ倒れてもおかしくない年齢に差し掛かり、さらにはこのコロナ禍。
加えて主演の石井マークさんも体調崩されたことがあったりと、本当に5作最後まで自分の目で見届ける!事が出来るのか心配でもありました。
なんとか、Ⅴの公開も決まり、私も再来週までなんとか健康で生き延びれば、最後まで観れる!と言うのが何より嬉しいと言うかホッとしました。
さて、前置きはこの辺にして…
「GのレコンギスタⅣ 激闘に叫ぶ愛」
この作品は富野監督の一つの到達点ではないかと思います。
自分の中では「イデオン発動編」と双璧と言っても良いくらい。
サブタイトルの通り、この作品は全編に戦闘シーンが散りばめられておりますが、どれを取っても全く無駄がありません。
戦闘描写、作画の素晴らしさは言うまでもなく(特にマスク戦の力の入れようは素晴らしい)ドラマ上邪魔になるような変な演出、戦闘シーンだけ浮いてる感じと言うのが全く無いというか、必然性しか無い!と言うか戦闘シーンからドラマ作ってるような…なんと説明したらいいか難しいですが兎に角無駄が無いです。
この長さのロボットアニメの映画で最初から最後まで全くダレる事無くずっと没入して観れると言うのはなかなか無いと思います。
テレビ版では何をやってるのか矛盾だらけだったジット団についてもかなり行動原理は明確になったと思います。(明確になった上でやっぱりやってることはデタラメ感ありますが)
フォトントルビートの描写も背筋が凍るような怖さがありました。
そして、なんと言ってもマニィですよ。
正直、テレビ版の時には彼女にはムカついてたところもありましたが、今回のⅣで、心から「本当に良かったね」と言いたくなりましたし、マスクやマニィの思いも理解できました。
正直、富野作品に親しみのない人、Gレコを知らない人には高い壁があることは否めません。
ですが、それを乗り越えるだけの価値は十分にある作品です。
是非、GレコⅠ~Ⅲを予習して、Ⅳ、Ⅴを劇場で観て、これを機に他の富野作品にも是非とも触れていただきたいなと思いました。
因みに、ガンダムの知識は全く必要ありませんのでガンダム観たこと無い人も御安心ください。
セルアニメ最高レベルのバトルシーン
尺的にも完全補完されすぎて
TV版の存在価値がいよいよ怪しい
劇場版Gのレコンギスタ
5部作もとうとう4作目
今作は
フォトンバッテリー等の
この世界のエネルギーの供給源
ザンクトポルト・ビーナスグロゥブへ
ついにたどり着くとともに
そこで目の当たりにした現実から
ベルリやアイーダが自分たちに
課せられた使命を少しずつ感じ取り
地球圏から宇宙圏まで様々な勢力
の思惑が絡み合って戦いの渦が
いよいよ増していきます
これまでの3作同様TV版で欠けていた
「さすがに必要だった説明パート」
が追加された効果が一番出ており
結局ジット団が何がしたかったのか
使ってるMSは何だったのか
などといった部分が掘り下げられて
いました
監督が忘れていたという説も
あったGアルケインの変形機能も
行われています
やっぱり2クールじゃ
入りきらなかったのかなあ
富野由悠季の手法として
ストーリーの視点は誰でもない
客観的な視点から描くことによって
様々な勢力や人物の思惑を描きます
地球での戦争をやめられなかった
人類が地球で生きていくための
リソースを全て宇宙にもっていき
軌道エレベーターで分配していく
という世界
その決まり事を守らせるために
スコード教を信仰させていますが
地球に住む人類はその仕組みに
疑問を持ち力勝負で主導権を握る
べきなのではないかと禁忌を破りに
かかり
宇宙は宇宙で地球に近い環境を
目指しても遺伝によって起こる
変異「ムタチオン」を避けられず
その恐怖からやはり地球より
優れた技術での地球への帰還
「レコンギスタ」を果たすべきだ
という考えも出てきている
これらの関係性は
今のウクライナ侵攻からも
わかるように現実世界に
照らし合わせたものだと
わかります
戦うことがより優れた種が
生き残るためだと考える者も
いたり
目的のための手段でもあり
手段のための目的でもある
部分など人間の性を
富野由悠季監督はよほど
描きたかったのだと思います
今までの作品もそうでしたけど
ただGレコがこれまでのガンダム
らと違うのはそうした情勢変化に
翻弄される中でも登場キャラたちの
恋愛関係などによる行動原理等を
ストーリーの中でも強く出しており
結局世界がどうなろうと若者は
自分の周りのことからしか
動き出せないという現実を
描写しているんだろうなと
思います
大義名分を掲げる大人が
矛盾な行動をとりがちなのも
今回のジット団の
自分で壁壊したのになんか
美化されていってしまった
キア・ムベッキが表して
いた気がします
また印象的だったのは
ベルリが戦乱を収めるために
使ったGセルフ・パーフェクトパック
の「フォトン・トルピード」の
虐殺にも近い圧倒的な威力に
恐怖するシーン
強引に戦争を止めようと思えば
そういう事になってしまうけど
それでは自分も人殺し
という事実を突きつけられて
困惑するベルリには何とも
言えない気持ちになります
今時セルでロボバトルここまで
真っ当にやってる作品もないですし
迫力も最高レベルのもの
最終作も期待できるのでは
ないでしょうか
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