線は、僕を描くのレビュー・感想・評価
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水墨画は地味じゃない。
横浜流星ファンですが、この作品に関しては江口洋介氏がすごいよかった!!
なんかもう原作そのものなイメージだった。この人こういう持って生まれた優しさが滲み出ないと出来ない役がめっちゃ似合うなあ。
原作より霜介が明るい印象に見えたのは、推しが輝きすぎているからだろうか。(推しバカ)
原作はもっと暗くてしんどい人のイメージだったので、キラキラキラキラ輝いてみえる推しにいまひとつ感情移入出来ず。
でも推しへの愛を込めてスコアは高めに。
水墨画のその場で書き込むショー?は実際見たらすごい迫力なんだろな。
一度見てみたいと思いました。
水墨画自体は地味なイメージだったけど、こんなに色んな見せ場を持った芸術なんだなと。
あとはエンドロールがカッコいいなと思った。
なんか全体的にアニメの実写版みたいな雰囲気に見えたかな。
線が表すものとは
公開前から観たいなと思っていた作品。
けれど、試写会でのレビューがあまり良くなかったので、観るのを少し躊躇っていた。
しかし、公開してからレビューを見てみると、とても評判がいい。やはり観たいと思いつつも、日々の忙しさ、上映時間との兼ね合いもあり、なかなか観に行けずにいた。そんな時、近くの映画館での上映が終わってしまうとのことで、ギリギリ滑り込んで観ることができた。
一言で言うと、本当に素晴らしかった!
音楽と映像がとても美しく、綺麗に絡み合っていて、自然と涙が溢れてくる。そんな作品に出逢えたのは、初めてかもしれない。
そして、水墨画。その線の一つ一つが本当に美しい。映画館で観られて、本当に良かった。
素晴らしい
原作も知らずに鑑賞しましたが、思いがけず素敵な映画に巡り合えました。
水墨画という、あまり馴染みのない世界の話でしたが、墨をする時、紙に筆を走らせる時の音も心地よく、画も美しい。
動画配信を待って鑑賞する作品も多いのですが、これは家で何かしながら鑑賞するのはもったいない。映画館で鑑賞して正解でした。
ひとことReview!
「再生」がテーマらしいのだが、何がしたいのかよく分からない感じ。小泉監督の代表作の実写版『ちはやふる』3部作で見せたようなテクニックが全く無いのは残念。
モノクロの水墨画での赤い椿
水墨画という、常人にとっては何だか縁遠くて高尚な芸術の世界に、偶然踏み込んだ一人の青年が、その魅力と奥深さに魅了され、それまでの生き方そのものをリセットしていく青春ドラマです。
百人一首を題材にした『ちはやふる』のような、芸道に全力を懸ける青春熱血ストーリーのような体裁をとりながら、実は無気力・無表情・無感動という主人公の精神の奈落の日々からの再生の物語です。
本編巻頭での主人公の寄せアップの長回しは、いきなりの映像としては違和感があるものの、これが本編を通じた伏線になっていることがラストで分かってきます。
徹底して主人公・青山霜介の一人称で描かれますので、主人公の視野にないエピソードは一切出て来ず、映像は忠実に主人公の日常行動に従って展開します。そのため話が非常にシンプルに進み、観客は青山霜介の日常に連れ添い疑似体験していきますので、スクリーンに自然と没入していきます。
水墨画という馴染みのない深遠な世界を殊更に解説しようとはせず、基本に触れつつも決して理屈っぽくなく、誠に取りつきやすいものとして描いていて親近感が持てます。特に人間国宝の水墨画の巨匠・篠田湖山に扮する三浦友和の、飄々として気さくで人当たりの良い、けれど根は頑固で教え下手の無器用なキャラクターが、水墨画という壁を低くしてくれます。
ラブロマンス、アクション、サスペンスといった要素は一切なく、芸道ものによくある、芸を極めるために不休不眠で刻苦精励するような悲壮なシーンも少なく、穏やかで淡々としたリズムで進みますが、それが却って奈落からの再生を際立たせます。
主人公を演じた横浜流星、兄(姉?)弟子の清原果耶、互いに紆余曲折しつつも一つの道を究めようとする、それぞれの青春像を爽やかに演じました。
ラスト二人が描く水墨画のカットが続く中、本作の重要なモチーフでもある、本来モノクロである水墨画の椿の花が、私にははっきりと鮮やかな赤い椿に見えました。
横浜流星×清原果耶 最高
自分も頑張ろうって思える映画は余韻がすごい
人にはそれぞれ抱えてる痛みがあるわけで
それを乗り越えていくのがね、良かった
あと水墨画を描くシーンは見もの
江口洋介、今回の役最高にいい人で好きすぎた
あと挿入歌のyamaさんのlostも良かった、、
聞いてる時は日本語の歌詞邪魔かなって若干思ったけど映画見終わった後に何度もリピートして聞いてしまってる中毒性がある笑
まっさらな紙の上に、ただ一色の墨がのる。
「面白い」とも、「つまらない」とも違う不思議な鑑賞後感だった。
言ってしまえばこの映画は、題材とする水墨画と同様、ひたすらに地味なのだ。邦画特有のわざとらしい演出はあれど、ストーリー自体は淡々としている。しかし、そこに光と影を巧みに描いたショットがあることで、見ている人間をやすらかな気持ちにさせてくれる効果が、この映画にはある。
「清原果耶さん」
今年131本目。
清原果耶さんで「護られなかった者たちへ」の話しをしますと、瀬々敬久監督が朝ドラの「なつぞら」で広瀬すずさんの妹役をやられている時に、10代から30代までの役、特にまだ清原果耶さんが10代で落ち着いた30代を演じている、「強い」と言う事でその映画に抜擢になりました。
撮影していて「本当に凄い」と感じたそうです。自分も「護られなかった者たちへ」の演技殻を破ったターニングポイントの作品だと思っています。
今作も表情一つ、目の動き、墨絵を描く時の姿勢など「本当に凄い」と圧倒されました。行くの少し迷っていたんですけど勇気出して行ってみると、とんでもない発見があると感じました。
芸術の秋にピッタリ
予告編を見て、観に行こうと思った作品。
もともと清原果耶の演技が好きだったし、江口洋介や三浦友和の台詞、富田靖子も味があって良かった。
作品にはその人が透けて見えるというけれど、線にも出るんだね。思わず水墨画をやってみたくなった。
水墨画の才能を見出だしてくれる先生と、好きなものにチャレンジしていく生徒。誰と出会うかで人生は変わっていく。そんな、自分を引き上げてくれる人と出会えるのは幸せだね。
エンドロールまでも美しい
江口洋介氏や三浦友和氏の大人二人のセリフと存在感が良い。
ストーリー的には主人公の心の傷の描き方が浅い気もした。
「線は僕を描く」のタイトルの意味がわかった時にはちょっと感動した。
水墨画の魅力は十分に堪能できた。
エンドロールまで美しかった。
ネスカフェのCMでお馴染みのダバダーのような世界観
2022年映画館鑑賞62作品目
11月14日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円
原作未読
監督と脚本は『ちはやふる』三部作の小泉徳宏
脚本は他に『きいろいゾウ』『町田くんの世界』『ノイズ』の片岡翔
弁護士とかを目指すわけでもない法学部の大学生青山霜介はひょんなことから神社での水墨画展示会の設置作業をすることになった
水墨画を観て涙を流した霜介は湖山にスカウトされ生徒という名目で弟子になる
水墨画にのめり込んだ霜介は練習を重ねメキメキと力をつけ新人賞を取るほどの実力者に成長する青春物語
水墨画に特別興味があったわけじゃないが面白そうだったので鑑賞した
ストーリーは単純明快
原作を含め家族を亡くしたエピソードは必要ないと感じた
家族主義の韓国やアメリカの映画ならたぶんこんな設定はないだろうがまあ良いだろう
水墨画家の皆さんの役作りが素晴らしい
絵を描く姿がカッコいい
江口は歳を重ね年相応の重厚な演技が多くなってきたが水墨画を描くシーンは『ひとつ屋根の下』以来の無邪気で良い面構えだ
清原は美人じゃないし可愛くないしかといってブスじゃないけどやはり凛々しくカッコいい女だ
評論家の翠山は原作では男の設定のようだが映画では女性に設定され富田靖子が演じた
いきなり品評するところから登場し誰かと思ったら富田靖子だった
若い頃の富田靖子や最近では床屋や明太子屋のおばさんが板についているベテランのもうひとつ顔を観た貫禄ある芝居が良い
ちなみに原作で登場した翠山の娘は今回登場しない
この映画は音楽に力を入れている印象
イオンシネマ側に問題があったのかもしれないが湖山が神社で水墨画を描くシーンの時のBGMの音量がデカすぎて耳にストレスだ
音の大きさも演出のひとつかもしれないが加減がわからないのは馬鹿だ
霜介の変わり果てた実家から戻ってきた二人が水墨画を描くシーンもBGMがなかなかデカい
音楽に力を入れたわりにエンドロールのテーマソングは作品のイメージにまるであっていなかった
広末涼子が歌ったアニメ『金田一少年の事件簿』のエンディングテーマと同じくらいあり得なかった
エンドロールの映像そのものはとても良かった
両親と妹を洪水で亡くし孤独感と後悔に苛まれるも湖山にスカウトされ弟子となり水墨画家になる青山霜介に横浜流星
湖山の孫で湖山と同居するスランプ中の若手水墨画家の篠田千瑛に清原果耶
青山が通う大学の友人で水墨画サークルの古前巧に細田佳央太
青山が通う大学の友人で水墨画サークルの川岸美嘉に河合優実
美術館の館長・国枝豊に矢島健一
広告代理店の営業マン滝柳康博に夙川アトム
広告代理店の営業マン笹久保隆に井上想良
かつては湖山と双璧の元水墨画家で水墨画の品評会の審査員を務める藤堂翠山に富田靖子
篠田家で料理を担当する湖山の一番弟子の西濱湖峰に江口洋介
水墨画の巨匠・篠田湖山に三浦友和
淡白な連ドラのような印象
前情報無く鑑賞しましたが、ザ・邦画でした。始まり方から終わり方まで先の展開が読めるようなシンプルさで映画としての引っ掛かりはなく記憶に残るシーンなどありません。清原さんと江口さんの演技が自然でとても見やすかったのでそこは素晴らしかったです。二度見ることはありません。
字が苦手なので書道の時間には絵を描いていました
青山(横浜流星)が涙する序盤のシーンで同じように涙してしまった。もしかしたら、自分は長谷川等伯の生まれ変わりなのかもしれないと思った一瞬(ウソ)。いい仕事してますね~と、千瑛(清原果耶)の絵に心奪われてしまった。でも、椿という題材が、青山の過去の辛い記憶のものだとわかり、篠田湖山(三浦友和)はそこまで読んでいたのだろうかと疑問をも感じた。やっぱり優しい線を可能にしたのは箸の使い方だったかなぁ・・・
有名画家の映画は数多くあれど、将来大物になるかもしれないと予感させる素人の作品は少ないんじゃないでしょうか。しかも墨一色という水墨画の世界を描いた作品は珍しい。思い出そうとしても『書道ガールズ』(2010)くらいしか浮かんでこなかった(絵じゃない)。それより『メッセージ』(2016)が近いか?!たしかあれはイカ墨だったよね?
大雑把に言ってしまえば、家族を亡くした喪失感と再生の青春ストーリーなんですが、水墨画の初歩を教えてくれるし、意外な江口洋介を見せてくれるし、千瑛との恋の予感もほのめかしていた。そして、病気のために筆を左手に持ち替えた三浦友和に画の心を見た!
全体的にはつまらない?いやいや、絵の向こうにある心が見えればいいんですよ。技術や才能だけでは評価できないプラスα。麻雀の花牌でもお馴染みの基本の四君子(蘭、竹、菊、梅)という描画も苦にせず楽しく打ち込んでいる姿。ライバルとも言える千瑛が逃げ出すのもまた乙女心。画を通して人の心に触れることの大切さも伝わってきた。人前で描くパフォーマンスにしても、紙と筆と心が一体にならなければ不可能だ。
大きな災害も東日本大震災ばかりが題材になっている昨今。想定外の大雨だとか大地震だとかいつも災害に見舞われる日本。色々と考えさせられる作品でもありました。
また、柱の傷はおととしの~♪と、8才のそうすけと8才のつばきの傷によって、何気につばきの方が背が高かったことに気づきました。こんな僕じゃ、いつまでたっても自分の線が見つけられないかもなぁ・・・
下心男子のお片付けは大義名分なのでちゃんと手に物を持っている
あるとき水墨画家を目指そうと思った青年の話。
キャラの面々はコミカルより。
パフォーマンス自体は悪くないが、全体的に見ると感動するでしょ?ドヤ作品。
良い点
・弁当箱を開けた時の「おお」。
悪い点
・水墨画人気の作為感、水増し感が垣間見られる。
・ピアノやらの曲がシーンごとに前面に出過ぎている。BGM(バック、グラウンド、ミュージック)の域を超えてしまっている。
・見物客、沢山いますよー。観客「おお」「おお」。
・水墨画サークル、盛況ですよー
・大物、集まってますよー
・筆跡のデジタル演出もやや浮きすぎている
その他点
・墨汁の調合は機械にやらせたいものである
消化不足
ストーリーが平板なのは原作の力として、描き方が後半雑じゃないかなその傾向は最初の主人公のシーンにも出ていた、彼が涙を流すシーンではコンタクトは外させるべきだよ涙に流れるコンタクトのズレが集中力を削いだしその感覚が全体を決定付け後半のダレに繋がったように感じた出演者は良い、監督は表現者としてスタミナ不足。
良い青春映画
水墨画を扱った青春映画。水墨画は初めて見たが、気持ち良い描きっぷりが青春映画にピッタリですね。
横浜流星主演&清原果耶ヒロインということで期待たっぷりで観に行ったが期待を上回る仕上がり。美男美女な上、2人とも演技が上手い。
三浦友和や江口洋介も渋い役で素晴らしい。恋愛要素が排除された気持ち良い青春映画。
こういう邦画が増えてくれたら嬉しいなぁ😃
青春と青年の旅立ち
鑑賞後の爽やかな余韻に浸っている。水墨画のように淡々と。でも、心に染み入るような。久し振りに正統派の青春映画を見たような気がする。人生にはできるできないかよりも、やるかやらないかという気概が大事。becameではなく、changeなのだ。
芸術の魅力を。
人が芸術を愛し、魅了される理由が少し分かった気がする。水墨画をこんなにも沢山見たのは初めてだけど、これから絵を見る時はこの人はどんな思いでこの絵を描いたのだろうかと考えながら見てみたいなと。
久しぶりに邦画の良作でした!
三浦友和さん、江口洋介さんが良いですね。嫌な表現がないのが嬉しい。朝ドラヒロインの清原果耶さんがとても綺麗に撮られています。思わず水墨画をやってみようと思いました(笑)
繊細で芸術的、だけどわかりやすい作品
暗い過去と向きあいきれない主人公に流星くんがしっかりはまっていました。周りの俳優陣も隙のないさすが〜と感じる演技でとても良かったです。
ストーリー内容はややご都合主義なところや説明不足な部分もあったけれど全体的にブレのない演出と演技でじっくり観ることが出来ました。
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