X エックスのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:最高齢の殺人鬼8割、A24がまたいい感じの放し飼いの予感2割
「『ミッドサマー』のA24」みたいな惹句はもう飽きた。
やっぱりガソリンスタンド(兼売店)シーンあるんだ。二重にしたり撮り方とかあれこれいじってみたり、小手先の演出大好き。ベッドを上から撮ってる場面とか、最後のセリフとか、『シャイニング』風のシーンとか好き。
愛情表現はスキンシップじゃダメなのだろうか。
『Pearl』まだ〜? ミア・ゴスは脚本にもクレジットされてるねえ。
農場の惨劇!!・・・奥が深かった!!
レンタル派の私が家のTVで観ても、
怖くて面白いホラー映画でした。
監督・脚本はタイ・ウェスト
1978年。テキサス。
農場を舞台に3組のカップル。
男女6人が惨劇に巻き込まれる話です。
冒頭、
転がる死体、そして保安官。パトカー。
はい、そう言う内容と想像は付きましたが、
俳優(老人と妻らしき老婆)
撮影クルー
(監督・プロデューサー、録音係、女優2人、男優1人)
(私には見覚えはあるけれど名前を知らない俳優が殆どです)。
しかし女優3人はトビッキリの美女ではないけれど、
それなりに魅力がありました。
マキシーン(ミア・ゴス)女優。
…………………エロい。薄い眉と目の横のシミやそばかすが、ソソる。
ボビー=リン(ブリタニー・スノウ)女優。
…………………プラチナ・ブロンドのマリリン・モンローのフェイク。
ロレイン(ジェナ・オルテガ)録音係り。
…………………一番若くて清純そうだが・・男を狂わす魔性の女?
彼女たちのパートナーの男たち。
ウェイン(マーティン・ヘンダーソン)
………………敏腕プロデューサー。
ジャクソン(スコット・メスカディ)
…………………ベトナム帰還兵(俳優担当)
RJ(オーウェン・キャンベル)
……………………新鋭の映画監督。ロレインの彼。
(RJはホントにお気の毒。ちょっと同情しましたが、女を区別?)
ハワード(スティーヴン・ユーア)
………………………牧場主の老人。
(ドント・ブリーズの老人ほどのスキルはない。仕掛けが単純)
パール
………………………ハワードの妻。元ダンサー。欲求不満?
ネタバラシをしたら面白くないと思います。
この映画は予備知識なしで観た方が楽しめると思います。
テキサスの青い空、
裸で仰向けで泳ぐマキシーン。
俯瞰で撮るカメラ。
川には鰐が生息。
しのびよる鰐?!?
やたらと明るいノー天気な歌詞の歌。
A24制作ですが「ミッドサマー」のインパクトにはやはり及ばない。
けれど低予算は工夫で、面白く!!
サム・ライミの「死霊のはらわた」シリーズより、
エグくなくて、ダメージも少ない。
本作は批評家には高評価。
R otten Tomatoesの批評家支持率は94%。
続編と3部構成。
次作を期待します。
アメリカの田舎の怖さは半端ない
続編のパール早く公開してくれ
悪魔の老夫婦
良作を発表し続けるA24。
ヒューマン・ドラマの秀作が多いが、意欲的なホラーも印象的。ロバート・エガースの『ウィッチ』、アリ・アスターの『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』…。
本作はA24初の3部作でのシリーズ化が決定。
それには作品の出来映えが伴ってないといけないが、俊英タイ・ウェストの手腕は、ショッキングさとインパクトと斬新さと、何処か映画愛溢れるノスタルジックさを兼ね備えたホラーであった。
舞台は1970年代。田舎町を訪れた若者たちを襲う惨劇…。真っ先に『悪魔のいけにえ』が思い浮かぶ。不穏と異様な雰囲気がまさに。70年代~80年代のスラッシャー・ホラーにもたっぷりのオマージュ。
アメリカン・ニューシネマの影響も。若者たちの退廃さ、無軌道さ。
若者たちの目的は自主製作のポルノ映画。ポール・トーマス・アンダーソンの『ブギーナイツ』を彷彿。
ホラーファンや映画通には堪らない。
ホラー映画の殺人鬼と言うと、怪力と不死身のバケモノ的やイカれた奴らが定番だが、本作は異色。
話題にもなっているが、最高齢の殺人鬼。
若者たちに撮影用の離れを提供した農家の老夫婦。
ホラー映画に登場する老人キャラは強烈インパクト。M・ナイト・シャマランの『ヴィジット』やワンシーンだけだが『IT/イット』。不気味で醜悪で。
本作で老人を殺人鬼に設定したのも、若者は早く大人になりたいと思い、老人は若さに執着する相反する感情から。
加えて本作の老夫婦殺人鬼は、敬虔なクリスチャン。
若者たちの若さと自由奔放なSEXに歪んだ感情剥き出しにする。
老人だから非力…? 否!
不意を突かれた凶行に、一人また一人と血祭りに…。ナイフで首をめった刺し、猟銃で即死。遺体はワニのいる池へ。
途端に欲情に燃え、ベッドイン!
ヤ、ヤバ過ぎる…!
老婆を特殊メイクを施して、主演のミア・ゴスがヒロインと一人二役なのが驚き! ミア・ゴスは前日譚『パール』で同役の若き頃も演じ、絶賛されているとか。(年内公開予定の『パール』にも期待!)
そのミア・ゴスの怪演や『スクリーム』やNetflixドラマ『ウェンズデー』も話題のジェナ・オルテガら新進女優たちも老夫婦殺人鬼に負けじと奮闘。
TVから流れる何かの宗教団体も意味深。ヒロインと意外な関係…!
第2作は前日譚。この老夫婦の秘密が明かされる…?
3部作最終章は『マキシーン』。生き延びたヒロインのその後か…?
A24が仕掛ける新たな惨劇は始まったばかり!
とてつもなく何でもなかった
期待しすぎ
A24製作という事で楽しみにしていた作品でした。
劇場で鑑賞しようとしたけどついぞ都合がつかず、レンタル開始日を心待ちに拝見。
結果から言うとガッカリ。。
始まってから1時間はホント何も起こらず、ただダラダラダラと物語りが進んでいき、漸くホラー展開が始まったかと思えば全くの薄味。悪魔のいけにえやシャイニングへのオマージュ的なシーンなどあったりしたけど、ニヤリとも出来ずにただただ眠たい時間だけが過ぎていく。ワタシはタイ・ウェスト監督とは相性が悪いみたい。ほんと残念作でした。前日譚がパールという事は前から知っていて、3部作?構想みたいだけどもう観なくて良いや。
作品のアイコンにもなっているジェナ・オルテガのスクリーム顔が可愛くてよかった。だけ。
凶暴じいさん色情ばあさん
Ti West監督はホラー専門で2001年からキャリアがある。
目立ったポジションではなかったが、本作Xで注目され、続けてPearl(2022)の成功によって、あちらでは今、時の人になっている。
概説によると、Pearlは悪魔のいけにえ(The Texas Chain Saw Massacre)とオズの魔法使いとメリーポピンズにオマージュを捧げるレトロクラシカルなホラー/スプラッター映画──とのこと。
ベネチア映画祭(79回、2022)で初公開され喝采を浴びたそうだ。RottenTomatoesのスコアで89%と82%。批評家筋からの評価が高く、スコセッシも『映画に対するピュアな愛に支えられている』と褒め称えた──と伝えられていた。(本作ではなくPearlのこと)
Ti West監督の来歴を見たが、人民寺院の集団自殺を題材にしたサクラメント死の楽園(The Sacrament)(2013)をなんとなくおぼえているが、他は未見もしくはおぼえがない。Imdbを見ると過去作の評価は悪くないがアスターやピールのような寵児的扱いはなかったように思う。
そんな彼が今、覚醒したかのような脚光を浴びている。
なお本作XとPearlは連作になっていて現在製作中のMaXXXineはXの続編としてつくられている──との報道があった。
──
舞台は1979年。ポルノ黄金時代。郊外へ撮影にやってきたクルーらが、地主の老夫婦から襲われる──という話。
ポルノ撮影はギミックで、凶暴なじいさんと色情なばあさんにひとりづつ屠られていくのが本筋。そこまでやるかよ──なぶっとび感とジャンプスケアで飽きさせない。
われわれみんながそこ(老人)へ至るゆえに、けっこう失礼で不謹慎な方法論なのだが、老人がホラー利用されるばあいの力点は朽ちた皮膚感──ということになる。
たとえばThe Taking of Deborah Logan(2014)では、ぶきみな老婆がそれ自体でホラーを形成していたが、本作はさらに不謹慎で、老夫婦が殺戮の興奮からやり始める。とんでもねえ悪趣味度。
とはいえ夫婦は何歳になってもやれるならやっていいのであって交合じたいに罪はない。──にもかかわらず、それがこの映画のおぞましい画=ホラー要素の白眉になってしまっているところに問題というか面白さがある。まさに「うわ~やめてくれ~」という感じ。これはどういう種類の悲鳴になるんだろうか。w。
シャマランのヴィジット(2015)のように老夫婦がけっこう強くて襲ってくる──ところまでは考えつく。が、老夫婦が興奮して交合しはじめる──ってのは考えつかない。(よしんば考えついてもじっさいに撮りはしない。)やっぱあちらのホラー作家はアイデア持ってるなあ。──と思った。
ただしTi West監督はわたしのすきなアスターやワネルやピールやミッチェルとちがって、スタイルみたいなものは感じない。スプラッターと奇想でぐいぐい押していく。トビーフーパーのような強引さが持ち味。そもそも構造からして悪魔のいけにえのオマージュでもあった。
この雑味が、傑作の呼び声が高いPearlでどう変容しているのか、見るのが楽しみだ。
センスみなぎるくそったれホラー
起きたら隣にババアがいるドッキリ
B級ポルノ映画を撮るために田舎の農場を借りた6人の男女が農場主の怪しげなジジイとババアに襲われる話。
6人の若き男女が獲物にされる動機は老人の若さへの渇望。肌もカサカサ髪も薄くなって乳も垂れ下がり、旦那に求めても心臓のせいで行為はできない。そんなババアは若者達が性を謳歌し、楽しげなのが羨ましくてしょうがない。
このババア、体は衰えてるけどパッションはすごい若いなと思った。多分私より若い(笑)そのパッションがあればもう少し綺麗な見た目保てたんじゃない?とは思うけど、きっと田舎だからあまり努力をしなくても若さで求めてくれる人がいたんだろうなぁ。
マキシーンも「私らしくない人生は受け入れない」と宣言するようにパッションがすごい。数十年後同じようなメンヘラババアみたいになってる可能性はあるけども(実際両方ミアゴスが演じてる)、この子は愛への執着がなさそうなのがババアとの違いかな。自分一人でもどうにか成功を掴んでやろうという姿勢が、世代の違いっぽく見えた。
『悪魔のいけにえ』とか『シャイニング』などあの時代らへんのオマージュも良かったけど、私が1番好きだったのはやっぱ池のワニ。マキシーンの背後、遠くから誰かが見つめてるのをずっと見せられた後、池で浮かぶマキシーンからショットが移動して何がいるのかと思ったらワニかーい、で笑った。
起きたら横にババアとかジジイとババアの夜の行為が化け物にしか見えなかったり、割と見た事ないシーンがあって面白かった。
最後の最後まで一番油断ならないのは、主人公を演じたミア・ゴス、なのではあるが…
う〜ん… まあまあだったかな…
基本アイデアが出色だし、殺戮が始まるまでは、かなり面白かったので、だいぶ期待値の方も上がっていたのだが…
諸々の殺戮シーンの展開が、ワザと?よくあるパターン。所謂お約束?
なので、ハラハラドキドキも特になく…
誰が生き残るのか?も予想通り。
う〜ん…
もうちょっと斜め上を行く展開は欲しかった。
やはり、この手の映画は、予想以上のショックを観る側に与えてナンボなんで…
というか、ラスト近くのクライマックスのアノ展開だと、監督の意図としては、もはやホラーでもないのか。
おそらく一番ショッキングな仕掛けは、エンドクレジットにあったとも言えるが、勘のいい人なら途中で気付いてしまうだろう。
あと、かなり重要な要素となっていた宗教番組(一応キリスト教?)のテレビ放送だが、79年だというのに白黒テレビとなっていた。
ガソリンスタンドのテレビまで白黒では当時のリアルが希薄になってしまう。
老人夫婦の旧いテレビに関しては、時代に取り残された感を出したかったのかもしれないが、むしろ旧いカラーテレビで頻繁に電波が乱れる方が効果的だったと思う。
特にラスト近くの例のシーンに関しては。
監督は未だ当時、生まれてなかっただろうから79年のリアルを知らなかったのだろうが、もう少し選曲にも79年らしさを出して欲しかった。あの年のヒット曲は本当に尋常でないほど名曲のオンパレードだったのだから。
本作はトリロジーになる予定で、次回は前日譚(老婆パールの若かりし頃)らしいが、そっちの方が面白いかもしれない。
B級ホラー好きは好きな作品
私は小さい頃からスプラッター、ホラー、サイコスリラーにサスペンスなど見てきたが、やはり1番印象に残っているのは13日の金曜日や悪魔のいけにえなど金字塔とよく呼ばれるホラーの鉄板だ。やっぱり馬鹿な若者が調子に乗って死んでいく痛快さと、その若者中にいる真面目な子は生き残ってほしいとそう思えるような感じがあるとテンションが上がる。さらにキャラクターの象徴的なアイテム(ジェイソンだったらホッケーマスク、悪魔のいけにえだったらレザーフェイス)があればもうたまらない。その点この映画は象徴的なものはないけれど殺人鬼の行動や殺すシーンがリアル。生々しくてあっけなく人が死ぬ感じは好きだ。この映画は続編が決定しているのでそれと合わせるとより深みが増して面白いかもしれない。マジでA24の映画はハズレがない。
社会規範の抑圧から逃れる
田舎町でチャラい若者たちが惨殺されるスラッシャーホラーというジャンルではありますが、チャラさを判断する社会規範意識を揶揄するような視点が感じられました。
その時代の今時の若者と、昔ながらの宗教や倫理感を重んじる老人との対立というような。
とは言え、老人側も単純に倫理感に反しているから殺す訳ではなく、若さや奔放さへの嫉妬なのか執着なのか。
夫婦はこうあるべきという固定観念に、ある意味縛られているのか。
動機は過去に関するものなのか、既に製作されているらしい2作目にも興味をひかれます。
若者たちも、老人を思いやったりなど普通に良い奴ですし。
夜に語り合う場面は、青春もののような雰囲気で。
最初に殺されるのが、一番チャラくない奴、しかしダブルスタンダードな貞操観念の持ち主というところも、腑に落ちるというか。
社会規範や偏見の抑圧・欺瞞についても意識させられます。
そこからいかに逃れるかということでは、主人公が象徴的なのかと。
主人公が、自分に暗示をかけるような言動をしていたのは、親から人並み外れた社会規範の抑圧があり、それから逃れるためだったのかと解釈しています。
丁度、宗教2世の問題がニュースになっていたこともあり、2世の苦悩を連想してしまいました。
描写されていた宗教が、カルトなのかこの地域では一般的なキリスト教なのか、よく分かりませんでしたが。
アメリカの宗教事情に詳しければ、もっと面白く観れたかも知れません。
殺害シーンやクライマックスの攻防は意外にあっさりしていて物足りないように感じたものの、老婆の描写は異様なインパクトでした。
ラストも、主人公の過去などを考えると、複雑な余韻が残りました。
″2人の秘密″ は ″聖なる介入″
映画作成をしひとやま当てようと考える6人がある小屋でロケーションを始めるが、そこの持ち主の老夫婦が実はヤバいやつで・・・といった物語。
ホラー映画だが、序盤は映画撮影シーンや、主人公達6人の背景が描かれる。謎の老婆の姿が不気味だが、これといった展開は訪れずやや冗長気味。
しかし、RJ悲劇の撮影以降は一気に展開が急転‼
・・・ってゆうか、RJ可哀そうすぎw
撮影だから別に良いじゃん的なノリの彼女と他の4人に押されてカメラを手に取るが・・・そりゃあ咽び泣くわw
老夫婦の素性がわかりだしてからは、普通に怖いしグロいし気色悪いし・・・でホラー展開に。
主人公達も、性に奔放なところを除けばまぁ良い人達なんだけど、これといって感情移入できるキャラがいないのが個人的に少し寂しい所。
お婆さんは・・・いくつになってもそう願うのは人間のサガですかね。
どうやら、本映画は三部作になるとかなんとかって聞きましたが、残り観ようかな・・・。
本作もホラーとしては、恐らくそこまでは怖くない方なのかなとも思いますが、最近ホラーを観るのがしんどくなってきたワタクシ(笑)それこそハワードじいさんと同じ末路をたどってしまいそうでw
そしてどうでも良いけど、実際に死体がある殺人現場なんだから、クソったれのホラー映画、なんてことはないでしょう。
さらに気になるのは、エンドロール後に…という声をチラホラ聞きますが、何かあったかな…?
ワタクシ、映画は毎回エンドロール終了まで観てはいるのですが。。
ホラーと言うよりエロ+絶倫婆さんの暴走
死霊館みたいなホラーではなく、アダルト映画撮影に来たご一行様を見た婆さんが若い人を妬み殺しまくり、爺さんも加担し殺しまくり、最後は若い女がフザケンナ!クソ婆!と婆を成敗。
全然ホラーじゃ無いです。
白人女優さんの騎乗位がエロくて良かったけど、それ以外は微妙。
外人女優さんのおっぱいは楽しめます。
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