さかなのこのレビュー・感想・評価
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のんが良かった
小学生のミー坊は魚が大好きで、いつも魚のことばかり考えていた。父親は変わった子どもだと心配するが、母親はミー坊を暖かく見守り、好きなことをやらせ続けた。高校生になっても魚が大好きなミー坊は、ヤンキーたちとも仲が良かった。大人になり、水族館や観賞魚の販売店で働くが、好きなことにしか興味がなく、仕事が出来なかった。しかし、絵の才能を生かし、イラストレーターとして素晴らしい魚の絵を描いた。そんな話。
さかなクンをモデルに作った作品との事だが、ジェンダーレスもテーマなのか、子役から大人まで女優を使ってた。これはこれで悪くなかった。
やはり、のんを観れてよかった。彼女は居るだけで存在感があるし、コメディも上手い。
それと、好きなことを反対せず応援してくれた母親役の井川遥が良かった。
ヒヨ役の柳楽優弥と総長役の磯村勇斗もミー坊を常にフォローしていて良かった。
モモコ役の夏帆も憂いが有って良かった。
悪い人が居ないから盛り上がりに欠けるかもしれないが、好きなことにとことん深掘りする事の素晴らしさと、応援してくれる周りの人達、特にお母さんの素晴らしさを観せてもらった。
ほんわか出来る作品です。
珍妙な雰囲気がひたすら続く 子役は素晴らしい
横道世之介に軍配。
好きに魅せられました!
ミー坊が愛おしくて、愛おしくて仕方がありませんでした。お魚さんへの愛、熱がとにかく冷めなくて、一途で、時に皆からの?にも動じないLOVEがそこにはありました。
だからこそ母の包容力、父の心配な気持ちにすギョイほど涙しました。
ミックスソフトのように時にミー坊への母、父の気持ち、愛が上手く紡ぐことができないことがあってもそれが子育てであり、人生。139分の中でとても考えさせられました。
それでもミー坊はずっとお魚さんに向かってLOVE注入。ブレない姿に微笑ましかったです。
さかなクン扮するギョギョおじさんの存在感も絶大で、ミー坊との絡みが大好きでした。お魚さんという共通の好きがこんなにもハーモニーを生み出すのだと、友達の不思議そうな目、父の心配を振り払ってギョギョおじさんへと向かう天真爛漫なミー坊。
心の中でその調子!と応援している自分がいました。母、ミチコの気持ちはこうなんだと、痛いほど分かりました。
そして、総長や籾山、ヒヨとの絡み。一見凸凹だけどミー坊のその雰囲気で逆に圧倒しているイマジネーションに心温まりました。
大人、社会人になってミー坊も、私たちも色々と大変になって現実に悩まされるけども‥。"好き"はやっぱり不思議なパワー、周りを惹き込む胸熱な何かを持っているのだと。やっぱり最後はこれに尽きました。改めてそう思わせてくれたミー坊はギョ立派。
演じたのんさんの唯一無二なミー坊として魅せる言葉では表せないすギョさ。のんさんの今後の演者としての道を共に歩んでいきたくなりました。
井川遥さんの温かく我が子を見守る母像にも癒され、涙し、包まれました。大人になったミー坊に会うシーンは涙が止まりませんでした。
さかなクンになれなかった男
「男でも女でもどっちでもいい」(うろ覚え)
のんがさかなクンを演じることについてはまったく違和感がない。男役の設定で男装しているのに女そのものであるにも関わらず、だ。
さかなクンの半生を描く映画なのだから男であることは必須に思えるが、実際はさかなクンの半生を叩き台にして「好きなものを好きであり続けること」を描いた映画と言った方が正しい。であれば男でも女でもどっちでもいいのである。主人公が男でなければストーリーがおかしなことになってしまうから男装させているだけだ。
のんがさかなクンを演じていることがとかく目立つが、さかなクンが不審者を演じていることもこの作品の特徴である。というか、私はそれが肝だと思う。
あのハコフグ帽子を被り道行く小学生に「お魚は好きですか~?」と声をかける姿は、我々がテレビで見るさかなクンそのもの。しかしさかなクンが存在しない世界では不審者そのもの。
あれは好きなものを好きであり続けた者の末路である。
小学生には「ギョギョおじさん」とあだ名を付けられ、保護者からは変質者扱い。財産を食い潰し定職にもつかず魚を眺めて暮らす。もしさかなクンがテレビに出ていなかったら……世間に認められていなかったら……というifの人物。
一方、のん演じるミー坊は魚を好きであり続けた結果、チャンスを掴み仕事も名声も得ることとなるのだが、この差はなんだろうか?
同じように魚を好きな気持ちを持ち続けて生きてきたというのに。
この二人の対比こそがこの映画の見所だろう。
好きな気持ちを持ち続けることの危うさ、好きを認めてくれる親や友達と環境……ちょっとした違いで成功者にも町の名物不審者にもなってしまう。
この辺をユーモア交えて描いているので説教臭くなくてよい。
好きなものを好きな気持ちを持ち続けることは大事だ。だが、ちゃんと勉強しないとギョギョおじさんになっちゃうぞ。
9月は未だ5日なのに、ぱるる出演作品2本目!
ほっこり、時にハッとする秀作
どの場面も愛おしく、丁寧に描かれている。軽い気持ちで観に行ったら想定以上に話に引き込まれて気づいたら泣いていた。
コミカルな場面も多いが、固定観念や偏見をぶっ飛ばす母の愛情、友情、主人公のまっすぐさに心揺さぶれる。主演のんは勿論、母役の井川遥、愛すべきおバカたる磯山、岡山、また柳楽の芝居も最高。
さかなクン役を役者のんにオファーした方に金一封差し上げたい、と思えるほどに適役だと感じた。
さかなクン本人が別人?として特別出演した場面はカットしてもいいんじゃないか?と一瞬思ったが、主人公との対比やサプライズ的要素として奏功しているかもと思い直し、個人的には好き。
こんな・・・・
こんな笑ってしまう作品とわ・・思わなんだ‼️
「私を・・」「Ribbon」っと意欲的な作品を送り出している、のんさん主演・・の知識しか無く、「さかなくん」の自伝的作品⁉️❓❓
「やっちまったかな⁉️」っと思いながらも劇場へ
オープニングの「男か女かはどうでもいい」のテロップ❗️ なるほど、のんさんのユニセックスな演出が強力に活きている❗
最近は「福田雄一」的コメディばかりが目立っていたが、久々にクドさの無い「間」の上手な演出コメディ❗
笑えます‼️
そして、先の展開が読めない・・・ましてラストの着地どころなど想像出来ない作品、初めてです‼️
ここ2ヶ月、恐竜❗未確認飛行物体❗新幹線内の争奪戦❗っと興味の向くまま観た中・・一番面白く、映画であるソレを充分に堪能、楽しめた‼️
そう言えば 、このテイスト・・「純喫茶磯辺」で味わった様な・・・
イメージと違ったな!
予告のイメージとかなり違ってましたね。のんさんがさかなクン役ということで、ジェンダーを軸にしたヒューマン作品だと思っていたが、
かなりのコメディでしたね😃
不思議なさかなクンを不思議なのんさんが演じる。普通ってなに?こっちが思う。
さかなクンは一歩間違えたら、かなり社会不適合な方向へ行ってたかも。それでも夢を叶えて現在は魚博士になってることは、本人の何より魚好きと真っ直ぐな性格があったからこそ。周りの人達もそんなさかなクンに魅了され、理解して応援してくれたんだと思う。ヤンキー学校でも全然いじめられないし、男女関わらず好かれていたんだろうな。たぶん。
やはりこの役はのんさんがピッタリだったと思います。ヤンキー役の柳楽優弥、磯村勇斗、岡山天音が生き生きしてた。母親役の井川遥だけが年齢を重ねたメイクになってくのが気になったが、子供を絶対に信じる芯のある演技でした。さかなクン以外の家族が実は魚嫌いだったことを知るシーンは最高のオチでした。
のんちゃんが巡り合った奇跡
「男か女かはどっちでもいい」。このテーマが裏タイトルになってるのが作品全体を引っ張って行ってましたね。こんなにハッキリパッキリ堂々と宣言した沖田監督。なんかすごくかっこいいテーマでした。そしてのんちゃんがこの作品の主演をはったという奇跡。いろいろあったけど、ついに巡り合ったと印象でした。
おめでとうございます。のんちゃんの代表作になったのでは?
中3の息子も一緒に鑑賞。「おもしろかった!」とパッキリ言ってくれて誘ってよかったです。出演者みんなよかったなぁ。久しぶりにパンフレット購入。パンフレット購入された方、他にも4名ぐらいいらっしゃいました。珍しい。
パンフレットも内容濃いですね。堪能しました。もう一度みたいな。
それでも間合いは学ぶべき
奇跡のシンクロ!って感じでございましたなー。「尺長っっっ!?」と思っていたし、観たあとも「100分位にした方が傑作だったかも…」と思いましたが、終始柔らかい笑顔に包まれている感じで幸せだったのでヨシ!ですね。
それでも「ギョギョおじさん」のシーンは何とも…。だって立派な不審者ですもの。お母さんが折角出してくれた折衷案もダメにしちゃうし、アソコは作り手の思惑とは違って「純粋なだけじゃだめですよ」なシーンになっちゃいましたね。案外大胆なお父さんとヒヨには、何かにつけ側に居て欲しかったなというのが率直な感想。
「さかなクン」当人も出だしは「あーーー、なるほどね(苦笑)」な印象でしたが、キチンと社会に揉まれた感が出てきてからはバランスが上手くなりましたからねぇ。そう、最低限のバランスはやっぱり大事なわけです。それでも「岩をも穿つ」一念は素晴らしかったと、嬉しい気持ち一杯で劇場を後にしたので、「息苦しさ」を抱えてる人には良い癒しになるんじゃないのかな?なんて思いました。
のんがさかなクンで良かったと思える
そんな馬鹿なと思うところも主人公がさかなクンなので普通に思える
TVチャンピオンの宮澤くんが白身魚を食べて魚種をどんどん言い当て誰も敵わなかった!その頃から凄く興味があった🤭
良い友達がいて安心した😮💨出演されてる方も凄く良く!さかなクンの同級生の鈴木拓も出演していてさかなクンらしい!
格闘シーンに鈴木拓が出て本気の強い所も見てみたかった🤣
なんて素敵な人生なんだろう
可愛かったら食わんだろ?普通、食わんよね。可愛いワンちゃんを食べるか?食べんよね、普通。
沖田修一監督作と言う事で期待したのはですね。緻密に計算された「大芝居的に演出された長回し」なんです。「おらおらでひとりいぐも」では炬燵に入った田中裕子さんとビッグバンドを使い、CG無しでグルグル回してくれたアレみたいな。「子供はわかってあげない」で校内を歩く美波と門司君の回りで、画面を横切ったり運動したりする、ディズニーみたいなアレとか。
これがですねぇ。
無かったです、今回。強いて言うならば、港で高校生たちが乱闘するシーン、くらいでしょうか。なんかインディ・ジョーンズみたいでしたけど。これも、コロナ禍の撮影であったからなのでしょうか。ちょっと期待してたので残念。ですが、長回しは子役2人だったってのが。情け容赦ねーよ、全くw
一時期、東京テアトル配給作には全く魅力が無く、食指がピクリとも動かない、と言う状態だったんですが、ここんとこ佳作続きで、完全に持ち直した感があります。これも良かったです。
子役パートが辛くて、途中で帰ろうか?って思うものも少なくないんですが、コレは子役パートが良かった。ミー坊役の女の子、ナチュラルに「さかなクン」のボケ感と「ヲタク感」があって最高でした。
皆が普通じゃつまらない。と言うか、平準化された人間を大量生産してもしょーがないだろと言うのには大賛成です。何の事はない、自分自身も、その手合いだと思ってますんでw
比較的、寛容な日本社会です。「欧米は個性を重んじ、日本は個性を否定している」とお考えの貴方。それ、トータルでは間違ってると思います。少なくとも、理系に関して言うと、欧米の成果主義は脱個性で尖った発想を拒絶する傾向があります。よって、尖った人は自分で起業する事を目指す。日本の方が、むしろ寛容だと思うんですが、哀しいかな金が無いw
お金、どうにかなりませんかw
兎にも角にも、それが破壊的・享楽的なものでない限りは、好きなことに没頭出来て、それ相応に生活していける社会が理想だよなぁ。って思いました。
ちょっとあざとい脚本ではあった気もするけれど。
良かった。
普通に。
と言うか、普通って何よw
この「普通」は「良かった」のダメ押しですね。「最高とは言えないけど平均よりはるかに上」と言う意味です。
ももが言った「普通」は「常識」ですね。常識では計れない生き方をしている彼(女)が普通じゃないのは当たり前な訳ですが、普通に生きてる人から見れば、「バカだね」になるのか「キラキラ」になるのか。彼(女)の周りには、それが「キラキラ」に見える人が沢山いたよ。って言う。それって幸せなことだよ、って思いました。
と言う、以外にも素敵な映画でした。
さかなクンの半生、、なの?
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