ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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伊坂幸太郎さんの日本にあるまじきスケール感がハリウッド映画化でバッチリフィット!! 殺し屋犇めく新幹線でケチなスリのブラピが襲われトホホのホ...なハードラック映画
ブランクを経て復帰したばかりの裏社会のスリの仕事がマフィアのボスの息子の身代金強奪だったことにより、舞台となる新幹線内で繰り広げられるボスを付け狙う殺し屋たちの抗争に巻き込まれていくアクションスリラー映画。 ビターで皮肉に満ちたストーリー展開にほんの少しの救いがウリの伊坂幸太郎さん原作作品なのですが、本作に関してはめっぽうコメディー色が強く、ラストは爽やかに終わらせてくれる上にスプラッター描写も控えめのため、そのあたりのいつもの伊坂さんイズムが苦手な人にも楽しめるアクション映画に仕上がっています。
そして何より、いつもはアクション作品では超強い(無双ではないのでたまにラッキーパンチもらったりするけどそこも良い)かもしくは戦いを避けて飄々と上手く立ち回ることの多いブラピが、やる事成す事悉く裏目に出て余計な手間を負い、しかも強さはほどほどなうえに相手を殺さない、というしみったれたオジさんぶりを披露してくれたことが本作の最大の功績だと思います。
加えて、真田広之さんの雄姿・・・序盤から中盤にかけては電話でのやり取りのみですがそこから車内へ参戦し、足取りの覚束無い杖付き老人の見た目は何処へやら、遂に誘き出した"ホワイト・デス"との一騎打ちでチャンチャンバラッチャーンバララ~ッです。 還暦を過ぎたとのことですが、ハリウッドでは60~70代の現役のアクションスターが沢山居ることですし、真田さんにもまだまだアクション頑張って欲しいと思ってたところだったので本作での切歯扼腕ぶりは頼もしい限りでした。
血生臭いアクションシーンよりも殺し屋たちの軽妙な掛け合いのほうが際立つアクションコメディーなので、いわゆる”ポップコーンムービー”としてみれば申し分のない出来だと思いますが、一方でいつもの伊坂さん作品のようなダーティーさやミステリー要素を期待すると些か肩透かしな印象を受けるかもしれません。
申し訳ないけど
常識にとらわれて見てはダメです。ハチャメチャを楽しむ映画です
伊坂幸太郎の人気小説をパルプフィクションに見事にアレンジ
「殺し屋シリーズ」の2作目である原作「マリアビートル」は、伊坂作品だから東北新幹線(盛岡行き)が舞台。
これを東海道新幹線(京都行き…京都が終点の新幹線はないけれど)に置き換え、ドタバタバイオレンスコメディーに仕立て直している。
ストーリーはほぼ原作どおりなのに、ぶっ飛び具合は数倍にアップしている。
キャストのほとんどを外国人で固めていて、主人公を木村から天道虫(ブラッド・ピット)に、王子を女の子(ジョーイ・キング)に変え、なんと峯岸はロシア人の子分“白い死神”(マイケル・シャノン)に裏切られて殺されているという大改変。
その“白い死神”と王子との関係、木村の父(真田広之)との因縁などを投入して、癖が強い殺し屋たちが複雑に絡み合い、バトルロイヤルは混沌を極めている。
わざわざ東海道新幹線を舞台にする必要があったか、とは思う。(日本人から見て)アメリカまたはヨーロッパの大陸横断列車の方が違和感はなかっただろう。日本人の乗客はほとんど絡まないし、そもそも列車の内装は新幹線ではない。
でも、品川や新横浜、米原まで実際の駅名が登場して嬉しさも感じた。
製作側からすれば、日本の新幹線は世界的にも人気アイテムだし、ならば原作どおり日本を舞台とするのが当然だったのか。
惜しむらくは、新型コロナウイルスによる入国制限がなく、大々的な日本ロケが行われていれば…と、思う。
あの、全く本物とは異なる新幹線内部を見た列車のメーカーが、長距離移動列車に乗客が期待するものが何か、気づいてくれれば…とも、思った。
映画の導入部が残念だ。真田広之で引っ張る部分はそれなりだが、ブラッド・ピットが登場してから事が起きるまでのモタつきはお粗末だ。ブラピでなかったら耐えられなかった。
檸檬と蜜柑の登場シーンもウイットが効いていない。
クエンティン・タランティーノやガイ・リッチーのような粋な演出を狙って失敗した感がある。
しかし、そこをグッと我慢すれば、破天荒なドタバタアクションの世界に出会える。
しかし、とにかくハチャメチャな映画だ。
新幹線に飛び乗ったり、屋根の上を歩いたりするのは日本人には思いつかない演出だと思う。
クライマックスはハチャメチャと言うかグチャグチャな大騒ぎで、開いた口が塞がらない。このスケール感、度の超え方はなかなかだ。
真田広之が仕込杖で敵ボスと一騎討ちする日本人へのサービスもあるが、真田広之の殺陣に特殊撮影を使ってはいけない。監督には、真田広之をキャスティングしたことに意義はなかったようだ。
ルシール!
不思議な国ニッポン。殺し屋たちが何人も乗り込んだ新幹線(?)ゆかり。のぞみってのは1回しか乗ったことないけど、速いんですね。他の東海道新幹線の名前すら一瞬忘れてしまったkossyです。のぞみ・かなえ・たまえ・・・だっけ?
とまぁ、冗談はさておき、一癖も二癖もある殺し屋たちばかり。主役は殺しはしたくないというブラッド・ピット演ずるレディバグで、レディガガも出演が噂されていた今作。準主役はやはりレモンとタンジェリンなのだろう。とにかく、伊坂幸太郎が原作だということもうれしい限りでした。
笑えるシーンも多い中、個人的に最も吹き出しそうになったのがレモン(ブライアン・タイリー・ヘンリー)が自分の拳銃に名前をつけていること。その名も「ルシール」!!いやはや、それはTVドラマ『ウォーキングデッド』に登場するニーガンじゃありませんか!もっとも彼の武器は鉄線が巻いてあるバットでしたが・・・多分、レモンの妻の名前もルシール・・・じゃなくて、単にウォーキングデッドファンだったのでしょう。
色んな伏線が全てホワイトデスに繋がっていくという展開だったけど、そこで真田広之が大活躍。まぁ、スッキリはするけど、きかんしゃトーマスのネタがちょっとわからなくて困ってしまった。
もっと気になるのは「ブレット」(弾丸)という言葉。色んな映画の邦題にもなっていますが、「バレット」と表記される作品の方が多い。でも、発音はブレットに近いんだと常々思ってました。まぁ、流行というのもあるだろうし、この作品を機にブレット表記が多くなるような・・・
面白い!!楽しい!!
いやあ〜面白かったわ!
単なる死にまくりバイオレンスじゃなかったわ。死にまくるけどw細かいところまで仕掛けがあるし、キャラ立ちまくりだし、ヘンな日本もヘンな日本人も、すべてはクライマックスに流れるあの胸熱曲で許せたwwブラピ史上一番可愛いよ!
血はめっちゃ出るけど、ゴア描写がリアルと言うより漫画っぽいのでグロくなく、わたしでも大丈夫だったよ🙆♀️
レモンとみかんが大好き!!あのふたりのスピンオフ観たい。
最初から最後までハイテンションで見せ場の連続、時間が合うからなんとなく観ただけだったけど(ごめん)最高でした☆
それにしてもアーロン・テイラー=ジョンソンは良い役やるよねー☆
アベンジャーズのクイックシルバー(最高)、TENETのアイブス(最高)、ブレット・トレイン のタンジェリン🍊みかん♫(最高)
またクイックシルバーやるかも?の噂、ほんとだったらいいなあ。
「ごーまるさーん」とかCMで言ってるときもブラピにぜんぜん落ちなかったのに、ブレット・トレイン 観て落ちそうなほどにはブラピがかわいすぎる、チャーミングすぎる…こわ、アラカンになってこんなにタラしてくるブラッドピット、こわ…
東京駅も、富士山も、米原駅も、京都駅も、もれなくわらうから安心して!
日本舞台に感謝
こう言うのでいいんだよ
スピード感あふれる面白さ。
伊坂幸太郎好きで、原作既読での鑑賞です。
映画化されると知ってから楽しみにしていました。
しかもブラピ主演って、、楽しみでしかないですよね(笑)
とにかくとても面白かった。
スピーディーで映像もド派手、ちょっと笑っちゃうようなNIPPONを存分に楽しんだ〜という感じです(笑)
原作での穏やかな、一般人巻き込まない系の淡々としたバトルが結構面白くて好きなんですが、そこは全く別物という感じです。
とにかく最初から最後までアクション満載で、映画で観るとなるとこれくらいド派手な方が面白いかな〜と思いました。
日本であって日本ではない、NIPPONが舞台のアクションムービーであって、とっても不思議な感性を味わえるといった感じです。
バイオレンスはタランティーノっぽくて好みでした(笑)
日本の描写がちょっと不思議だし、出てくる日本人が日本人の役者さんじゃないところは笑ってしまいますが、外国の人の知ってる日本ってこんな感じなんですかね?
それも含めて面白かったですよ(笑)
観て良かったです。
キッチュでファンキー、ポップなタランティーノ!
伊坂幸太郎さんの原作と聞いて驚いたけど、見事に全く違うけど面白い映画になりました!
ハリウッドから見た日本は、一昔前からは考えられないキラキラで素敵な国になったし、とにかく侍からアニメまでガイジンが喜びそうなものがいっぱい。
刀がいっぱい出てくるし、新幹線も東京駅も本物と違っても上等、ありそうでなさそうな日本の魅力で溢れてる。
登場人物のキャラが面白いし、なによりもブラピ!コントかよ!とツッコみつつ、アクションもバッチリ。
人はバッサバッサ死ぬので血が苦手な人、あらすじはどうでも良い感じなのでストーリーが気になる人は相性悪いかな。
キル・ビルやデッド・プールが好きな人にオススメ!
【後日追加】
監督誰か知らずに見たけど、
監督のデヴィッド・リーチは『ジョン・ウイック』『デッド・プール2』『ワイスピ スーパーコンボ』『Mr.ノーバディ』撮ってますよ!(全部大好き💕)
洋画特有のコテコテ日本描写からしか得られない栄養素はたしかに存在する
”デイ・アフター・トゥモロー”や”ワイルド・スピードX3”など洋画特有のコテコテの日本描写が気に食わない人はいるかもしれない(筆者は大好物であるが)、だがそれを個性の域にまで昇華させたのがこの”ブレット・トレイン”だろう。
東京から名古屋までずっと”ニンジャスレイヤー”並に勘違いされたネオンがマシマシに配された日本が広がり、米原は水墨画のような霧がかった風景となっている。しかしながら、冒頭の東京駅にはビアード・パパの看板が出てきたり、車内販売の菓子が現実販売されているものであったり妙な現実感もありこれは制作側は判ってやっていると感じた。
その昔”新幹線大爆破”では新幹線が爆弾テロに遭うというストーリーに国鉄が難色を示し、一切の協力が得られなかったそうだ。一方、”ブレット・トレイン”ではジャパンプレミアがJR東海の協力のもと実際の東海道新幹線の車内で行われるなど破格の待遇であったといえる。
これが日本高速電鉄の夜行新幹線ゆかり号ではなく、リアルなJR東海の東海道新幹線のぞみ号ならこんな試写会はありえなかっただろう。
コテコテの日本描写が一周回ってこの映画独特の雰囲気を作り出しているといえる。
のめり込まないB級映画
圧倒的疾走感で突っ走るノンストップエンタメ
圧倒的疾走感、小気味よく繰り出されるお洒落な会話劇、かと思えば信じられないぐらいのバイオレンスで殺し合う面白い要素を全て詰め込んだ最高のエンターテイメント映画だった!
この映画が日本を舞台にしていることが素直に嬉しかった。例に漏れずハリウッド特有のネオンだらけのヤバ日本ではあったけど笑
この映画の真髄はやはりどのキャラクターも主役を張れる程キャラが強いことだと思う。言うまでもなくブラッドピットのレディバグはこの映画で一人飄々と場を乗り切るアクセントの役割を果たしていてこの映画のお洒落感を高めていた。
タンジェリン、レモンも口が悪いながらも互いを思いやる絆が強く魅力的だった。2人のスピンオフ絶対面白いと思う。
また何と言っても我らが日本の大スター真田広之は圧巻だった。登場するだけで他を圧倒する存在感を放っていて本作のMVPは彼しかいないと思う。家族の復讐で刀を奮いまくるキャラクターで右に出る俳優はいない。
殺し屋たちの思惑が絡み合い、それらの因縁がまとまる後半は手に汗が止まらなかった。
まさかまさかのキャラクターがちょい役で登場するサービス精神も👍
BPやから観たし、BPやから見れた。
リピート決定
伊坂作品を知らない人はもしかしたらのりきれないかもと思ったところが▲0.5
帰ってから直ぐに原作再読後、次は字幕版で俳優さんの声とテンポで聞きたいほど私ははまりました。
伊坂作品のシュールでちょっぴりブラックでウィット?語彙力不足で表せませんが独特の空気感がブレットトレインから感じられて最後の最後まで楽しかった!
ブラッド・ピットはもちろんレモンとミカンも😊👍
女王蜂アヴちゃんの声すごかったです!
追記
謝り合ったり、男子学生のふざけ合いみたいにごまかしたり原作の雰囲気を大切に生かしつつも役者さん達はみなさん日本人では無いので、乗客やデフォルメされた東京の方が馴染んでいてバランスが取れてるように感じました。
エンターテイメント!楽しかった!
評価に、戸惑う作品。面白いと退屈だと感ずる人に二分化されそう。
朝のラジオ番組、生島ヒロシのおはよう定食で、生島が笑える映画だと褒めていたので、急遽鑑賞することにした。
正直、残虐な場面が多いのに、閉口した。血液検査で自分の血が採取されるを見るのも嫌な私だ。例により薄目で見た。
話の展開の速さについて行けない。面白さを感じはじめたのは終盤に入ってからだ。黒幕もだいたい判明し、最終決着をどのようにするのか、その期待で一気に結末へ運んでゆく。同時に前半に貼られた付箋の回収も行われる。
上手いと思ったのは、音楽の取り扱いだ。新幹線が舞台なので、日本の歌が使用されている。その選曲のうまいこと。引退同然となってしまった山本潤子の歌を聴くことができる。「500マイル離れて」の歌唱。私は彼女のファンクラブ会員だった。今でも会員証を大事に取ってある。
原作は伊坂幸太郎の小説。原作を読んでいないので即断はできないが、脚本は良くできている。力技で押さえ込んだ感想を持ったが、なかなかできることではない。私は2箇所でしか笑えなかった。アメリカ人には受けるだろうと思う場面は多々あったが、会場で笑っているのは、私ぐらいだった。日本人とはユーモアの感性が違うのだろう。まぁ、小ネタでも大笑いするのがアメリカ人だ。その楽天さを羨ましいと感ずる時がある。
皆さんに鑑賞してもらって判断してほしい。
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