ブラック・クラブのレビュー・感想・評価
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曖昧なところが気になる
娘と車で移動中突然銃声が鳴り響き、逃げ惑う人々が撃たれている。
爆撃などもあった点から相手は敵兵か?その敵兵から娘は連れ去られ主人公も拘束されている。
娘と主人公の安否を心配して続きを見ていくと、いつのまにか主人公は軍人になっている。
撃ってきたのは軍関係者だったのか?味方なら何故民間人を撃ち殺したのか…それとも拉致された後に逃げて軍人になったのか…どういった経緯で軍人になったのかが描かれておらず、意味不明に。
くだされた任務遂行途中に出会った老夫婦も突然の来客に怯えて攻撃したようにも見えた。
老夫婦側から見ると主人公も敵組織の一員に見えたと考えるのが一番納得できる…でも、主人公はどこに属しているのかよくわからないから、謎は深まる。
勝つために娘を含む難民(民間人)をも殺す生物兵器の使用は許さない!という主人公の気持ちだけはわかった。
スケートや戦闘シーンは良かったから、もっと分かりやすかったら面白かったかも。
謎が残ったので解説を読み漁りたい気分。
ブラック・クラブ
ネットフリックスで1位だそうです。プロメテウス以来ノウミ・ラパスが好きなので見ました。お腹を撃たれて、手術室から逃げるシーンはプロメテウスと同じ感じでした。( ´艸`) 戦争のシーンはウクライナを思い出しました。迫力があったので良かったです。ちなみにクラブはカニです。
悲しき母の愛…
離れ離れになってしまった娘の安否も分からぬまま、敵の攻撃を受けながら、軍の命令によって、凍った海をスケートで渡り切り、味方の軍に荷物を渡すという過酷な任務を与えられる。その後の身の自由と娘に会うことを夢見ながら、命懸けで任務を達成するが、届けたその荷物とは生物兵器だった。娘がどこかで生きていることを信じ、生物兵器が使われぬよう、自身とともに自爆するのが何とも悲しい結末。凍った海をスケーティングするという発想や銃撃戦は緊迫感あったが、時代背景や、味方や敵が何者なのか、主人公自身の経歴や生い立ちなどが全く明かされぬまま進み、結局分からず終い。最後までそれがネックでいまいち感情移入できなかった。
情報量が少なく、最後になっても分からない。
アンフェタミン、モルヒネ、シアン化合物を支給された輸送エージェント部隊は、輸送物をジェノサイド用のウイルス兵器だと恐らく思っている。 しかし別な視点から考えると治療薬やワクチン開発用のサンプルかも知れない。 敵兵は防護服のような装備で、敵側がウイルス兵器を使用している可能性も拭いきれない。
全てを終わらせる。すなわちワクチンや治療薬を開発する。防衛思想的な意味合いとも取れる。
もしも彼女を今後もエージェントとして利用するとすれば、家族の安全は保障されている可能性が高い。
上記が真であれば、彼女の娘を守る行為と称した、判断は間違いで最悪のラストかも知れない。
真意をぼかしていて反対側の視点からも考察可能で、視聴者側の解釈でどうとでも取れる非情に曖昧な作品である。
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