シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
全301件中、161~180件目を表示
面白かった🎯
テレビドラマな
銀行内で横領を2時間の映画にしちゃった作品。
登場人物が大物俳優ばかりで誰が主演か錯覚してしまう。前半目立たなかった阿部サダヲさんがいきなり事件に興味をもち次々とナゾを解明していく。大掛かりな(?)詐欺まで仕組む。まあ、痛快と言えばそうなんだけど、映画はこう来なくっちゃと思わせたりもした。
スッキリ。
オセロゲームじゃないけど
とても良い邦画です
さすが池井戸潤さんの作品だけあります。
とても面白く素晴らしい作品でした。緻密な描写はさすが元銀行員だからこそ描けるのだと思います。私も昔銀行員を12年間やってました。係わったのは渉外、出納、預金、融資、新規開拓とほぼ経験してきましたので作品を観ていてあの頃の実感か沸いてきました。映画では主に融資先を開拓する事が主題でしたが、私の頃は主に預金です。それも定期預金や積立預金を勧誘するのが主でした。
映画同様に鬼のような支店長がいて、与えられたノルマで毎日毎月追い込まれ悩やみ何度も辞めたいと思ったものです。そして実際、映画のような事はどこの金融機関でもあり得る話です。例えば行員が集金した500万円を競馬に使ってしまい、銀行側は警察には黙っていて隠蔽しその代わりその行員の給与から毎月天引きで返させるとか、要するに買い殺しです。
というような表には出ない話もいくらでもありました。ですからシャイロックの子供たちのような事は決してあり得ない話ではないのです。
池井戸先生の作品はどれも面白い。アキラとあきらも七つの会議も映画もドラマも殆ど観ています。
金融機関に興味のある人には堪らない作品だと思います。
臨場感もって楽しめた。
悪魔に魂を売った。その魂を取り戻すチャンスなんだ!
銀行員でなくても、社会人を何年間かやってる方なら、自身の経験に照らし合わせる場面もあったのではと思います。
本作は実話をベースにしているとのこと。
経理だったり、営業だったり、誰でもやろうと思えばいくらでも横領や、袖の下、メディアに出ないだけで世間には驚くくらい実例があります。
橋爪功さんの役みたいな社長、本当にいそうだから面白い。
誰しも魔が差しそうになりながらも、倫理観をもって対処している。
私自身も、今後悪魔が囁いてきたとしても、大事な人たちの顔を浮かべて、突っぱねられるようにしたいと想いを新たにしました。
全然関係ない点として、一つ気になって、出演陣の年齢を見たのですが、皆さん実際の役柄の年齢と実年齢が大体10歳くらい離れてるんですよね。上戸彩ちゃんもアラフォーだし、ギバちゃんも60代!
銀行で起こる様々な事件を解決し、ラストの倍返しがメッチャ痛快な作品。 本年度ベスト。
舞台は昭和?で前置いた方がしっくり来るかも。 物語を作る上でキーポ...
鉄板の面白さ
yes. I do.
池井戸潤作品はとりあえず観ておこうというマイルールがあるので鑑賞。ドラマよりかは短くなっていますが、ドラマの尺だと疲れてしまうので映画で2時間くらいにまとまった話の方が自分は好みです。
大きな驚きはありませんが、じっくりと煮込まれた感じの面白さが全編に渡ってありました。
派手などんでん返しではなく、一つ一つ地道に解決への糸口を見つけていく倍返しなのも、尺とマッチして良かったです。銀行での金銭のやり取り、一つの過ちが大きな大きな損害につながっていくという転落劇と逆転劇が見事に融合していました。阿部サダヲさんの飄々とした感じで物事を解決していくスタイルが観ていて気持ちよかったです。
競馬好きな自分としては、船橋競馬が出てきたのが嬉しかったです。大きなレースとなるとかしわ記念、ダイオライト記念、日本テレビ盃…そんなレースで大穴ぶち開けたっていうのは羨ましいもんです。まぁ支店長はそこで全財産をするというやらかしもしてるので笑うに笑えないのですが。佐々木蔵之介さんはJRAのCMにも出ているので、めっちゃ馬を応援してるCMに出てるのに、レースでうん百万当ててたのが違う意図で面白かったです。
終盤はかなりあっさりした感じで終わったのが惜しかったですが、全体的に中弛みする事なく物語が進んでいきますし、役者陣は文句なしの巧さなのでそこも堪能できる作品に仕上がっていました。
鑑賞日 2/21
鑑賞時間 17:10〜19:20
座席 A-2
全301件中、161~180件目を表示