シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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金融機関に勤めていた身として
札束・現金を仕事場に置くのはほんとにやめた方がいい。魔がさしたやつもわるいけど環境も悪い。その点証券会社はお金を絶対に触らせないからしっかりしてた!
シャイロック→金融機関の方へおすすめ
あきらとアキラ→監査法人の方へおすすめ
阿部サダヲと佐藤隆太すごい!!
2時間があっという間!ではありません
主演阿部サダヲ、原作池井戸潤。
このパワーワードに惹かれ、観に行きました。
しかも消えた10億円!
それはそれは、ハラハラドキドキもんの映画だろうと期待し過ぎてしまいました。
まず、阿部サダヲさんのキャラクターがどこかで見たことある阿部サダヲさんなのです。
そこでまずストーリーが入ってこなくなり、
キャラクターもよく掴めませんでした。
次に消えた10億円ですが、開始そうそうどこにどう消えるかわかります。
そこから実は、、と種明かしのような展開がありますが、大きな驚きはなく。
むしろ100万円消えた時の方が支店内は大騒ぎ。
金融機関あるある(副支店長が詰めがち、メンタル病む営業マンがいる、何か決まりそうな時粗品多めに持って行きがち、等)は楽しめました。
けれど、映画館で観る価値があったのか、というと疑問が残る作品でした。
個人的一番の盛り上がりは、エンディングでエレカシの曲が流れた時でした。
期待し過ぎはよくないな、、と反省しました。
掛け値なしに面白い作品です。
全体の大きなストーリーの流れとは別に登場する一人一人が抱える人間模様が描かれており掛け値なしに面白い作品です。特に自身も問題を抱えつつ鋭い観察眼で闇を暴いて行く姿と部下を想う阿部サダヲさんと時には笑いを誘う柄本明さんとの掛け合いは最高です。
予想をかなり裏切る面白さ
阿部サダヲが主演。池井戸潤の映画だから安心感はあったし、逆にいうと似たようなワンパターンな話なのではないかという懸念があった。ワンパターンももちろんOKで見に来ている。
しかし、、今回のは違ったなあ。勧善懲悪の物語ではない。
全くはしおってしまいますが、「自分を取り戻すチャンスだ」、佐々木蔵之介の言葉に尽きるかな。かなりズシンときた。
私は、、、なにかとんでもない罪はしてないですが、やはり人生にやり残していること、過去の出来事に回収していかないといけないことはある。
人生って。。。考えさせられます。半沢直樹みたいなカッコ良さはないんだけど、全体的にほのぼのとコメディタッチで描かれていましたね。
また佐藤隆太の息子の言葉に、涙腺崩壊、感涙必至である。
僕は、全体的にかなり高く評価します。また見たい。やや間延びはある。
俳優陣、豪華すぎる。だから締まるのである。
お金のグレーゾーン
「ベニスの商人」のシャイロックをタイトルに付ける銀行員たちのお金にまつわる群像劇。
お金の魔力に取り憑かれた人間たちの顛末を、ある融資から裏の顔が紐解かれる。
「お金には名前がない」という言葉もあるけど「お金」の怖さをしみじみ感じさせられた。
また人の倫理観のグレーゾーンを上手くくすぐるところは面白く感じた。
リアルな金融裏側に過去の過ちの根強さ
金融期間の営業職員による不正融資、現金横領のよる犯罪を軸に登場人物の過去、現在の闇を描いた作品。私ごとですか以前金融機関に勤めたことがあり、まぁまぁリアルなセットや職員のキャラになんとなく懐かしさを感じました。命の次に大事とされるお金。このお金に関し少しでも黒く染まるとそれは発覚するまで一生取れない。現実社会でも横領などはあり、今日もどこかで行われているのかもしれない。人の情は時に非常に厄介で判断を鈍らせてしまう。それは平社員でも役席でも同じ
期待以上のエンタメ作品
あまり期待せずに観ましたが、思った以上に楽しめました。池井戸潤原作で阿部サダヲほか役者揃い、ハズレようがないのかと思いますが、それぞれ登場人物に味があって、充実した2時間でした。銀行員の大変さもちょっとわかる気がしました。
旦那評価 星3
旦那がおひとりさま鑑賞会、感想は星3。思ったほど面白くなかったそうです。平均値で星3.5にしました。
平均値が星3.5は見る人の好みで評価が分かれるため、好きな人には合うかもしれません。
伏線回収と阿部サダヲの演技が神!
劇場で前売り券を購入したが、なかなか気が進まず見に行けませんでしたがやっと観に行くことにしました。
始まりが佐々木蔵之介が”ヴェニスの商人”を観覧しているシーンから始まるのがとても印象的な映画でした。
不正行為をする佐々木蔵之介を発見する調査係がまさかあの人だったとは思いにもよりませんでした。
何故予告編やポスターには阿部サダヲや目黒蓮が出ているのにって思いましたがこれも立派な伏線です。
銀行では当たり前の厳しいノルマと日々戦う姿や100万円紛失事件・10億円融資などカチカチに気難しい内容になりがちですがこの作品はそうはならず、それぞれの家庭や人物の優しさを描いているので個人的には観やすかった。
阿部サダヲの演技は”マルモのおきて”だけしか観たことがありませんが、本当に演技がうますぎる。
部下想いで人情味があり、連帯保証人になり借金を抱えつつもそれを周囲に出すこともなく一生懸命に働く。
本当に銀行員かと思いました。
目黒蓮も日々奮闘している若手銀行員としての演技がとても上手い。
遠藤さんは精神科入院
九条支店長と石本と滝野さんは逮捕
佐々木蔵之介が演じる調査部黒田次長は退職?出向したのかホームセンターの店長に
キーマンの西木さんは退職
マイホームや優しい奥さんに囲まれて幸せな家庭を築いていた滝野さんが石本と九条支店長に利用されていく姿はとても観ていて共感と哀れみを感じましたが、刑務所から出所するシーンで奥さんと子供がしっかり出迎えていてくれて本当にホッとしたのが印象的。
社会的地位は失ってしまいましたが、家族がしっかりと
待っていてくれたのが嬉しかったです。
気難しくもなく、物語に入り込め一人一人のキャラクターに迫れ伏線回収が素晴らしい
そんな作品でした。
もう一度見るのもありかも
破綻はない
微温的。紋切り型。長い中身を短縮するためのご都合主義。俳優の細かい演技には見るべきものはあるけど、無駄遣いといえば無駄遣い。
ストーリーとして大きな破綻はないので、ああ、そういうことねという納得はできる。
金と欲望に苛まれる銀行員
タイトルは『シャイロックの子供たち』、シャイロックというのはシェイクスピアの『ヴェニスの商人』に出てくる強欲な金貸しだが、この映画の舞台は銀行で、登場人物はほとんど銀行員である。銀行というのは金を貸して儲ける仕事だから、銀行員はいってみれば強欲な金貸しの子孫であるという意味なのか。確かに登場する銀行員は、競馬に入れ込んで会社の金を横領したり、架空の不正融資に手を染めたり、耐震偽装された不動産を優良物件として売り込んだりという状況で、欲にまみれて金に翻弄されるところが強調されている。堅い職業の代表のようにいわれている銀行員でも元をたどれば金貸しに過ぎないので、場合によっては極悪人にもなりうるという揶揄がこのタイトルには込められているようだ。
物語は、テレビドラマ『半沢直樹』とは違い、勧善懲悪となっていないところが面白い。主人公の西木が、善良な金貸しとして、数々の不正を見抜き真実を次々と暴いていくという展開になっているが、その西木自身も実は闇金に追われ、最後は、強欲な金貸しとして、不動産詐欺に成功して受け取った謝礼金で借金を完済する。
「金は返せばいいというもんじゃない」というキャッチコピーは、借りた金を返さないのは返さない方が悪いが、ただ、どんな手段を使っても返せばいいというものではないと解釈できる。窃盗した金や騙し取った金で返済するのであれば、借金の清算はできてもあとから決して清算できない自分の罪に向き合わざるを得なくなる。罪を犯した銀行員たちは、その罪を償ったり、会社を退職したりして自分の人生にけじめをつけるが、もう過去の信用が戻ってくることはない。
良くも悪くも池井戸作品!
非常によくまとまっている、又は小さくまとまっている半沢直樹である。
池井戸シリーズの最大の良さは爽快感。
それは、そこに至るまでのフラストレーションの量に比例する。
テレビドラマでは、長い時間でそのフラストレーションを貯める事ができる故、最後の爽快感は大きなものとなる。
で、この映画はやはり2時間程度なので、その長さに比例する爽快感しか得られない。
それでも、よくまとめている、そのストーリーは見応えがあった。 俳優達の演技も良い。
十分、映画館で見る価値がある。
まあ、テレビでも良いけどね。
コミカルでライトな逆転劇
池井戸潤作品は毎回楽しみにしていたので、ようやく鑑賞。
池井戸潤原作ではあるものの、オリジナル脚本とのことで、大きなどんでん返しというところまではいかず。
ただ、豪華で個性的な役者陣によって、コミカルな金融逆転劇となっていた。
忍成さんの役には劇場で涙が。
池井戸潤作品のおかげで、銀行まわりもだいぶ詳しくなり笑、すんなり観ることができた。
ただ、ちょっと物足りないものの、こういう映画としてみれば及第点。
音楽も最初はベニスの商人っぽくはあったが、途中からめただなかったので、この映画らしさ、みたいなのはあってもよかったかな。
俳優陣は豪華なだけでなく、それぞれが活かされた配役となっていました。
2023年劇場鑑賞48本目
悪人が一度に集合した希有な支店
原作は読んだことはありません。
支店長は、会社の金を使い込もうとする犯罪者。
副支店長は、昭和まんまのパワハラ上司。
その下の男も、顧客視点に立った発言をした部下を責めるレベルの上司。
営業成績トップの男は、詐欺に荷担した上に現金盗難の犯人。
行員の一人は、気に入らないというくだらない理由で、無実の同僚を現金盗難犯に仕立て上げようとした悪人。
そして、本店から来た監査人までもが、会社の金を遣い込んでいた犯罪者。
で、主人公は、彼らを痛めつける形ではありますが、やはり金を騙し取って、銀行を辞めてしまうという…
凄いです、凄すぎる行員揃いの支店です。
小説なので不祥事を集められるだけ集めたのだと思いますが、評価の低い社員を大して重要でない支店に集めたというのは、人事的にないとは言えないかもしれません。
営業の若手が、病んで神社の灯籠を得意先と思い込み、銀行のポケットティッシュを山ほど積んでお辞儀している姿は、正直泣けました。
また、現金の扱いが雑なお客様係の若手にも呆れましたが、転職失敗してたのはリアリティありました。同業他社、特に金融で不祥事ネタが伝わらないはずはないです、世界狭いので。
個人的にはラスボスより、無実の同僚に罪を着せようとした行員が一番腹立ちました。他の者は金に汚いですが、全く無関係の行員を絡めたりはしてませんから。
映画全体感としては、ラスボスを鮮やかに騙してやっつけたのが痛快でしたので、満足でした。
あの頃ならもっといい絵が取れたかなあ
原作は読んでませんが、きっと面白かったんじゃないでしょうか。
馬券が粉雪のように舞うという描写は実際あったんです。
昔って馬券はレシートのようなぺら紙なうえ一枚のMAX1000円までしかなかったので、例えば1万円買ったら最低でも10枚になってレースが終わると地面は捨てられたハズレ馬券が積もっていました。(足でかき分けながら歩いているとしばしば馬券に紛れて間違って捨てられたお札が落ちていたりしてた。)
自分がその風景を最後にみたのはちょうど船橋だったなあ。(中央や大井は磁気になっていた。)
シーンの取捨
決心するところ(または悩むところ)はあっても良かったんじゃないかと思ったが、そうなると15分長くなる。
逆に後日談は全カットでも良かったかと、遠藤のエピソードもいらないかな
丁度良くて好き~
半沢2期辺りの暑苦しさが好みではなかったのでさらっとして丁度良くて個人的には好きでした。
2時間映画じゃなくて日曜劇場ならとんでもないどんでん返しだったのかなあ。
話の重さと阿部サダヲの演技の明るさでバランス取れてて好き~!
玉森も演技上手になってて嬉しい限りです。
よくできてるんだけど
テンポよく話は進むし、キャラそれぞれの行動の理由もきちんと説明され、理不尽さもなく倫理観から外れすぎることもなく、隅々まで配慮の行き届いた映画だと思う。見てる間は絶対面白い。
でも、そういう手抜かりのなさが、なんというか引っかかりのないつるんとした印象になっちゃうんだよな。
阿部サダヲのうざい感じだけがいい意味で引っかかる。でも他の人は、うまいんだけどいつもの感じ。
これ、劇場にかける必要あったのかな。スペシャルドラマでテレビで流しても良かったのでは
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