シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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日本アカデミー賞脚本賞受賞・・・え?まじ?
2024年の日本アカデミー賞で優秀脚本賞を受賞した本作品、脚本は新人のツバキミチオさん。
カンヌで脚本賞を受賞した怪物を抑えて見事ノミネート!ってツバキミチオは池井戸潤さんのペンネーム・・・数々のヒット作を手がけてきた池井戸さんだが。
本作、本当につまらない!
映画じゃなく、2時間ドラマだったとしても全然ダメ。
こんな作品が何故脚本賞にノミネートされたのか疑問、ありふれたどんでん返しにどこかで聞いた様な決め台詞、セリフも肝心なとことがわかりにくいってダメダメ。
アカデミー賞ノミネートされたので試しに見たが、つまらなかった。
終わり良ければ全て
おかんが言うにはな…
ミルクボーイのコーンフレークのネタを
初めて見た時はめちゃ笑った。
2つ目3つ目のネタもそれなりに面白い。
CMやイベント、企業案件でも
おんなじ”コーンフレークフォーマット”で
人気を博す。
初めて見たコーンフレークの感動は
その後薄れるが、それでもいつでも面白く
見てられる。
池井戸潤の作品はコーンフレーク。
”池井戸フォーマット”を発明した時点で
全ての作品は勝ち確定。
初めて池井戸作品に触れた面白さは
その後薄れるが、それでもいつでも面白く
見てられる。
褒めてますよ。
どんなに面白いネタや小説や映画でも、
普通2本目は、「1作目と同じじゃん」って
酷評されるじゃないですか。
確かにフォーマットを使う限り、
1作目を超えるものはおそらく出ないでしょう。
だとしても、これは称賛に値する。
なんでこんな面白いんだろう
55点
映画評価:55点
何をもってしての
シャイロックの子供たちなのか………。
この作品を評価するには、
その部分を煮詰めるべきだと考える。
シャイロックとは、
ベニスの商人に出てくる高利貸しの豪商。
彼を強欲な金貸しと捉えるか、それとも貸した金を取り返すのに失敗した残念な奴と捉えるのか?
この作品に登場する銀行員たちは、
自分の私利私欲のために動いている。
その結果、痛い目を見る訳だが
元となるシャイロックは金を貸したにすぎず、
別に私利私欲のために盗みや、詐欺を行った訳ではない。ちゃんと契約をし、それを肉で補填しようとしたに過ぎない。
要するに大岡裁きみたいな事をされた
その被害者な訳で。
この銀行員たちが、それに当たるかと問われると
ん~?となる。
それと気になるのが、
一番他人のために動いていた主人公が
法を犯しているケースが残る。
残していたら、この作品中で一番の悪者だ。
まぁ、グチグチ言ってはいますが、
内容自体は分かりやすく面白いし、役者陣も豪華。
安定の池井戸潤クオリティでした。
【2024.5.9観賞】
なんで石本は銀行に来れた?
タイトルがネタばれですが、というか話の概要がわかった上でのストーリーなので
あんまり問題ではないと思うが。。。。
石本(橋爪功)がなんで、後半銀行に出入りできたり、西木と顔合わせできている?
支店長とセットで動いている時点で、不良債権回収できないの?
なんでなんでなネタバレ要素なので、だれか教えて。。。
真っ当な銀行員とは
ほぼ実話らしい
東京第一銀行・長原支店で現金紛失事件が発生した。ベテランお客様係の西木雅博は、同じ支店に勤務する北川愛理、田端洋司とともに、事件の裏側を探っていく。西木たちは事件に隠されたある事実にたどりつくが、それはメガバンクを揺るがす不祥事の始まりにすぎなかった。
(解説より)
ざっくり言えば、数人の行員が過去にやらかした悪事が絡み合って、後々大きな事件に発展する…といったところだろうか。
目先の私欲で裏金を受け取ってしまう行員、
銀行のお金に手を付けてしまった行員、
横暴な管理職、鬱社員が見過ごされる現場
銀行という現場の闇も垣間見れる内容であった。少々大袈裟に感じ取れるところもあるが、こういった昭和スタイルの風潮は特にメガバンクではきっと消えていないのだろうと推察。
お金は人生を狂わせる。
教訓というか改めて感じた。
あとあと知ったが、ほぼ実話らしい。
恐ろしい話だ…
途中に半沢直樹のセリフを引用している部分があり、横展開の遊び心を感じた。
リアリティあって面白かった。
期待していましたが…
話の流れはわかりやすく変化もあっていいのだが、出来事が銀行員のある種の本音を表面上というのか、建前というのか、常識的でありながらもあり得ない設定にしている点がリアリティに欠けてしまっているように思う。
銀行とは一般会社と大きく違う点がある。それが準備制度といわれるもので、つまり銀行に10億しか資金がなくても、その約3倍の30億を貸し出すことができる仕組みになっている。
一般企業はそんなことはできない。
一般企業は数字上のお金を借り、必死になってそれを返済するが、銀行は通帳に数字を記載するだけなのだ。
この時点ですでに「お金の価値」に違いが出る。
日本銀行は1万円札を約30円の費用を書けて刷る。それをいくら刷るのかは銀行が誰かに貸し付けた金額分が刷られることになる。
それが回り、政府がそれに利息を付ける。パチンコ屋の玉とシャーペンの芯の束とが交換されてそれが現金になる仕組みと同じように、日銀は30円で作った1万円とその利息分を手にすることになる。
これが政府主導で行われているなら問題はないが、民間で行われていることに「中央銀行制度」の闇がある。
そこを描いてほしかった。
池井戸潤はどうしても同じに見えてしまう
嫌いじゃないし、全体的には楽しめた作品でした
が、池井戸潤の映像化作品は銀行モノがとくに同じように見える
偉くなると銀行員てみんな悪いことしてるんだぜ?私腹肥やすことしか考えてないんだぜ?って言いたいのかな?
その場しのぎでくすねた100万の帯封や証拠を行内の食堂に捨てたり落としたり、後先考えずに気に入らない同僚のかばんに入れて罪を擦り付けたり…
浅!あり得ん!と思っちゃうんですけど銀行でもまれてるうちに理性や常識もなくなっちゃうくらいストレスフルな職場なんですよってことなのか?
と、ツッコミどころはありましたがそれらがうまいこと絡み合って進んでいくのでストーリーは楽しめました
西木さんを演じた阿部サダヲさんは安定のオモシロさでした!
最後にエレベーターで爽快な表情だったのはなによりの倍返し
個人的に柄本明さんがただの悪役ではなく正義の側の悪だったのは気分よく見られました
阿部サダヲの怪演光る、銀行内戦のサスペンス
阿部サダヲはコメディが合う
倍返しのあとのほろ苦さ
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読。
倒叙ミステリの体裁を取りつつ、単純な倒叙物に終わらない展開だったのが面白かったです。クセ者だらけのキャラの中を泳ぐ銀行の名探偵・阿部サダヲの演技に魅せられました。
他のキャストも重厚感溢れる面子が勢揃い。特に橋爪功と柄本明の共演が良かった。同じ画面にこのふたりが収まっていると云うだけでシーンがキリッと締まるからすごいです。
あの名セリフも登場し、池井戸ユニバース全開。倍返しは痛快ながら、ほろ苦い余韻を残す結末が素晴らしい。脚本を書いているのが実は原作者だと聞いて驚いたと同時に納得です。
お金って、本当に怖い。札束は簡単に人の心を狂わせる。大金を目の前にして理性を保つのは難しく、たとえ保てても邪な考えが必ずと言って良いほど一度は頭の中を過るでしょう。
取り敢えず、ギャンブルは絶対にしない!
目には目を
シャーロックではなくシャイロックだから探偵ものではありません、冒頭からベニスの商人の舞台劇、シャイロックとは人肉抵当裁判で有名なシェークスピアの戯曲の主人公、ユダヤ人の高利貸だと説明される念の入れよう。
地方の銀行支店での不正融資事件が舞台なのですが出てくる人物は金の亡者ばかり、だから彼らはまるでシャイロックの子孫のようだということでしょう。
脚本のツバキミチオは池井戸潤さんの変名。目には目を詐欺師には詐欺で報復というプロットは単純明快。
銀行員だって人の子だから聖人君子では無いとしても、この極端な描き方は池井戸さん、かって務めた銀行への私怨もあるのでしょうかね。今では明らかな組織ぐるみのパワハラ三昧、怒鳴り声ばかりの演出には稚拙さを禁じえません。悪党ばかりの騙しあいだから、後味の悪さはひとしおでした。
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