神は見返りを求めるのレビュー・感想・評価
全45件中、1~20件目を表示
人間の醜い感情が剥き出し
人間の醜い感情がむき出しになった作品!この映画悪い人しかでてこない
自己顕示欲、プライド、憎しみ、嫉妬、、、、
嫌いではない
ゆりの神への対象が変わっていった、、田母”神”→村”上”→自分自身。
とにかく、ゆり役の岸井ゆきの、と、田母神役のムロツヨシの顔つきの変わりゆくさまがすごすぎる。
田母神は、優しくて見返りを求めてこなそうな中年男で。でも、どんな優しそうに見える人間だって雑な扱いはしてはいけなかった。。
岸井ゆきの、すごい悪い顔してたなあ
ファミレスのドリンクバーのところのやり取り、手作りのパーカーを馬鹿にするときの振り返ったゆりの表情と、田母神の表情
梅川もめっちゃ嫌な奴だったw
後半になってくるとちょっとグロ要素
田母神さん友達いなさそうだし、仲良くしてくれたゆりちゃんに裏切られて相当ショック断だったんだろう。ゆりも最後痛い目にあって、田母神さんの存在の大きさに気づいた
田母神の着ぐるみの頭がなんとも不気味(笑)ちょっとムロさんに似てる
見返りは人それぞれです、対話中にどのタイプか察して下さい。
何を書いてもネタバレになりそうなので
完全初見で見た方が良くも悪くも楽しめる作品と思います。
川合優里(岸井ゆきの)の豹変振り、違和感もあるが
周りの気風に影響を受けやすい若者でもある。
頭が良くないし、やや自己中心的で という描写もあるので豹変振りに
は一理ありと思う。
田母神尚樹(ムロツヨシ)もまた、動画の手伝い以外の強いストレスが
なければ、優しい田母神さんのままだったはず。
世の中には一見正論だが正しくない論法があると思います。
作中、川合優里の豹変後、ほとんど田母神にぶつける言葉は正論ばかり。
だが、善意・好意・感謝等が足りない。
正論は人の気持ちを軽視しがち、という最近の傾向も良く描写されてる
のではないでしょうか。(的を得ていない指摘ですが)
見返りを求めて無いと言いつつも、金銭物品等以外の、感謝の気持ちが
欲しいという方々はそれなりにいるのだと思います。
「感謝を伝え過ぎると一回の感謝の重みが無くなる」
なんて言う人がいますが、そんな事は無いと個人的には考えます。
態度や目線、言い方で判断するのも、また人間の対話ではないでしょうか?
レビュー描いてて、感謝の気持ちの強要している事に気付き虚しくなりました。
取り敢えず感謝の意は伝えた方が無難だよ
と、いうのが実に教訓になります。
(作中、メッセージがポエムっぽいのがダサくてウケるという表現が
自分に帰ってきて心を串刺しにされる)
神は岸井ゆきのである
登場人物が全てクズ人間でした(笑)
世の中 本当にこんな人がいるのだろうかと思わせるほど、全員が悲しいくらいにクズ🥹(笑)
田母神は最初は優しくていい人だったのだが溜まっていたストレスが爆発して頭がおかしくなったのか ゆりちゃんのストーカーに。
ゆりちゃんは売れだすと高飛車になっていき田母神の扱いが雑に。
いや、雑ってもんじゃなくて敬いも感謝もなんにもなくて気持ち良いくらいムカつく嫌な女に🥹(笑)
まずは岸井ゆきのとムロツヨシの演技が神(演技)でした。どちらかというと岸井ゆきのに軍杯が上がるかな。
売れたら性格が変わるYouTuber、本当ににいるだろうし岸井ゆきのは全てにおいてリアリティーでした
そして劇中で田母神が言っていたセリフ「人の悪口を伝達する奴って一番タチ悪いよな」 が1番心に響きました(笑)
周りにもそういう人がいるので、わかるっ!ってなっちゃいました(笑)
ある意味人間味が溢れる作品だったと思います。
見返りを求める求めないというより、恩返しをしない人はなんらかの形で後悔することになるのかもしれないなーと思わせる少し怖い作品。
そして、ラストシーンは 田母神がその後どうなったのか気になるところでもあります
でも、あのラストシーンは個人的に嫌いじゃない。むしろ好きです
充分に楽しめた作品です
反発し非難しあったが、やがて許し合うこととなる二人の心理的変化を描いて見事
吉田恵輔監督による2022年製作(105分/G)日本映画。配給:パルコ、劇場公開日:2022年6月24日。
「ミッシング」を見る予定だったので、その予習として吉田恵輔監督の前作である本映画を視聴。漫画等が原作ではなく、吉田監督が脚本も兼ねるオリジナルな作品らしく、その姿勢に、まずは好感を覚えた。
凄くという訳ではないが、知的な映画で、まあかなり面白かった。
合コンで出会ったイベント会社に勤める田母神とユーチューバーゆりちゃん、その二人の関係性が物語の中心。演ずるのはムロツヨシと岸井ゆきで、ピタリと嵌っていて、脚本は当て書きの様にも感じた。ひたすら親切なヒトからゆりちゃんの悪口を言いふらす暴露系ユーチュバーに大きく変貌するムロツヨシは凄い。ただ、まあ彼の芸達者は織り込み済みで、意外性は無し。
一方、売れない気弱なユーチューバーから、超売れっ子ユーチューバーとなる岸井ゆきの華麗でもある変貌ぶりには圧倒された。有名女優らしいが、自分的には彼女の映画は初視聴でもあり、相当に衝撃的で、できる女優との印象は強く残った。二人の対立を煽って楽しんでいる様にも見える田母神の後輩梅川葉のキャラクター設定も秀逸。若葉竜也の演技が的確ということか、こういう奴、いかにもいそうで、リアリティ満点と感じた。
ゆりちゃんにボディ・ペイントさせたり、火傷に繋がる危ないことまでさせて視聴を稼ぐユーチューバーの描写は、少し前の映画ながら何ともリアル。演じていた吉村界人とカビゴン淡梨の軽薄さも特筆もの。
最後、許し合うこととなる二人の心理的変化の描写が、控えめでありながら説得力も有り、大いなる好感を覚えた。大きなスクリーンの映画館で再度見たいかと言えばそうでない気もするが、VODで見る映画としては小粒ながらユニークな傑作映画と思えた。
監督吉田恵輔、脚本吉田恵輔、企画石田雄治、プロデューサー柴原祐一、 花田聖、撮影志田貴之、照明疋田淳、録音鈴木健太郎、美術中川理仁、装飾畠山和久、編集田巻源太、衣装松本紗矢子、ヘアメイク杉山裕美子、VFXスーパーバイザー白石哲也、音響効果渋谷圭介、音楽佐藤望、主題歌空白ごっこ、挿入歌空白ごっこ、音楽プロデューサー杉田寿宏、助監督松倉大夏、スクリプター増子さおり、キャスティング川口真五、制作担当森田勝政、ラインプロデューサー島根淳。
出演
田母神尚樹ムロツヨシ、川合優里岸井ゆきの、梅川葉若葉竜也、チョレイ吉村界人、カビゴン淡梨、村上アレン柳俊太郎、田村健太郎、中山求一郎廣瀬祐樹、下川恭平、前原滉。
【感謝のない世界で、誰にでも起こりうる現実】
一言で言えば、【狂気】ですね。
浅はかな感想で申し訳ないですが、良くも悪くも狂気なだけです。
簡単に言ってしまえば、少し物語構成が稀薄で陳腐だったかなと。題材自体は凄く興味深く、YouTuberという職業が認められた現代に作るにはぴったりな物語でしたが、作品のYouTuber像が2016年辺りの、過激なYouTuber像過ぎて、YouTuberを批判したいが為にメディアのオジサン連中が作った映画にしか見えませんでした。
そして、岸井ゆきのさん演じるユリの豹変ぶりがリアリティ無いようにも感じてしまいました。ユリは少し有名になり、関わる人達が変わり、良くしてくれていた田母神さんへの態度が分かり易く悪くなります。その様がリアリティに欠けているなと。見た人にしかわかりませんが、ちょっと天狗になるのはわかるけど、そんなに変わる?!って程人格をも変わっていました。
それにラストシーンですね。暴走した田母神が落ち着くと思いきや、他の迷惑YouTuberが彼の背中に傘を突き刺す。正直無理やりラストシーンを作った気がしますね。そのシーンを撮りたかっただけのようにも感じてしまいます。
俳優さんの演技、題材は凄く面白いですが、ツッコミ所の多さが否めなかったですね。2時間に纏めるのはやはり難しいですね。
さすが「ヒメアノ~ル」の監督!!
YouTuberを題材にして、上手い具合に胸糞に仕上がっていました。この女にはもう関わるなという経験が私にもありましたが、主人公は泥沼にはまっていき、やめとけよと思いました。最後に微かな光が見えたと思ったら容赦のないラストで、さすが「ヒメアノ~ル」の監督だと印象に残りました。ムロツヨシと岸井ゆきのも役柄に合っていましたし、作中の動画編集もベタベタな感じで良かったです。
好み
ムロツヨシが豹変して関係者全員をぶち殺すB級映画を期待して観ました。全然違いましたが。人のイヤーな所満載で、YouTubeの闇も見せてくれた。特に罵倒し合い互いの姿を撮りあう馬鹿馬鹿しさや、一流ぶってるほかのユーチューバーの滑稽さ、失敗してもすぐ立ち上がる強さが面白かった。ナイーブですぐ傷つく現代人、もっと強くなっても良いと思わされた。
見返りを求める男、恩を仇で返す女
感想
この関係を、あなたは笑いますか?怖いですか?それとも切ないですか…?
心温まりづらいラブストーリー
ムロツヨシ、岸井ゆきのは個人的に好きな俳優さんなので観てみました。
人間の嫌なところが凝縮している作品でした。
モヤモヤしますね。
底辺ユーチューブバーゆりちゃんの痛さ、どんどん壊れていく田母神さん見どころです!
梅川役、若葉竜也の演技よかったです。梅川みたいな人間が一番嫌いです笑
田母神とゆりちゃんの距離が近づいていく時の挿入歌は青春って感じでよかったです。
ゆりちゃんのありがとうを何度も見返すシーンは切なかったです。
トイレでの使用済みナプキンは笑いました笑
同僚の飛び降り自殺、全身火傷と痛々しいシーンあります。全身火傷はジェイコブの祟りか笑
youtuberに対してのリスペクト映画でした笑
僕は見返りを求める人間です笑
※あ〜今日クソ天気いいな〜
不器用な二人の話
不器用な主人公二人が出会い、拙くも楽しく過ごしているところに、聡くズルく立ち回る器用な大人たちが介入し、二人を掻き回していく。
すれ違いから一方がスネて、もう一方がさらにスネる事で関係が崩れていく過程は、まだ人付き合いが未熟な中高生の友達同士が仲違いしていく過程のようで、見ていて気持ちがザワザワするようなリアリティがあった。
また、ひたすら狡猾に儲け(再生数)を追求するyoutuber二人組や、双方に悪口をふき込んで人間関係にさざ波を立てようとする同僚など、絶妙に「いそう」な登場人物たちも、急展開する物語に説得力を持たせており、個人的にはかなりヒットでした。
余談ですが、ムロツヨシという俳優は、微妙な感情の揺れを表現できる、いい俳優ですね。
コメディ系の演技の印象が強かった事もあり、正直ナメてましたが、今作は見ていてグッと引き込まれる好演でした。
変貌
辛辣な物語だった。
ラストから感じるのは異常さでもあり、乱痴気騒ぎだった。
YouTubeを取り巻く環境が作中の物と酷似してるかどうかは俺には分からないのだけれど、UPされていくコンテンツに刹那的な物を感じなくはない。
勿論、あっち側だけのコンテンツしかない訳ではなく、プラットフォームとしてフラットな部分はあるのだろうけれど。
ビートたけしさんが師匠に言われた言葉だったかな?
「笑われるんじゃない、笑わせるんだ」
芸人としての信念みたいなものでもあるのだろうけれど、配信者の人達にも何らかの信念みたいなものがあるのだろうけれど、この作品を見るに共感できるようなモノは見えてこなかった。
昨今のテレビを観たいとも思わないのだけれど、出演してる芸人さん達には覚悟と信念があるのだろう。むしろ本能に近いモノでもあるのかもしれない。
冒頭は静かに始まる。
コレはもう演技力の成せる業なのだろうけど、見れてしまう。ムロ氏と岸井さん。台詞以外の情報を巧みに挿入してくる。
物語が動き出すまでの充実した序章だった。
底辺の女性YouTuberに無償で協力するスタッフ。
様々な関係性に置き換える事ができると思う。
当初の田母神には下心もあったのだろう。
いつか報われる享受できる下心が。
その辺のズルさを棚上げしつつ、得る事の出来なかった報酬にブチキレる。
伝わってるはず、なんて幻想はないのだろうと思う。
俺も色んな場面で失敗してきた。
ユリの言葉も辛辣である。
そこまで言うかと、愕然とする。
結果、彼女は消費されていくコンテンツの為に一生ものの傷を負う。作中ではコレ以降語られる事はないが、彼女が今後の人生で何を思うのかにも考えさせられる。
昨今はネットタトゥーなんて単語もあって、見えない傷まで刻まれる環境でもある。
そのコンテンツを配信したマイルズってグループの人達は業務上過失傷害とかに問われる事はないのだろうか?
病院内で経過の配信をする始末。
病床のユリを撮影しにくるYouTuberさえいる。
…人の心を無くしたようにも見える。
配信し得られるものは金だ。
名声もあるのかもしれないけれど、それも金に付随してくるもののように思う。
何か踏み止まるモノが必要に思う。
その行為を支える信念のようなものが。
ソレがあり、尚且つ刹那的なモノを量産するのならばソレはもうソレだ。いつか共有できる日もくるのだろう。
ないのならば暴走でしかないし、人の欲に際限もない。
くだらないコンテンツを嘲笑しながら観てる視聴者も、くだらない時間を浪費してんだろうなぁと思う。
人と関わる以上、人は物ではないしコンテンツでもない。ちゃんとリスペクトと感謝を怠るべきではないのだ。
全く別の作品で、まだ観た事ないのだけれど「めんたいぴりり」って作品の予告に「与えた恩は水に流せ、受けた恩は心に刻め」なんて台詞があった。
万人がそう思う事が出来たなら、ちっとはマシな世の中にもなるんじゃないかと思う。
俺、YouTuberと呼ばれる人達のコンテンツをほぼ見ないのだけど…まぁでも趣向の差なのだろうな。
映画を俺は観るけれど、観ない理由がある人もいるから、その人達には映画は価値の無いものなのだろうな。
ムロ氏も岸井さんも熱演だったし、脇を固めた役者陣もしっかりとした仕事だった。
内容の割には実に見やすい作品だったと思う。
不安な気持ちになる
・誰も彼もが心がなく(ラストに岸井ゆきのに現れたと思いたい)観ていて辛い気持ちになっていった。全員の二面性が面白かったけど、とにかく誰も彼も自分のためっていうスタンスの寂しさが悲しいかなとてもリアルに感じられて不安な気持ちになった。それがとても面白かった。
・タイトルが見返りを求めるだったので、前半の無理している姿がひっくり返るんだろうなと思ったら、思った以上にひっくり返って驚いた。
・時折、大きい声を出すシーンが多くて、今後、街中で観たら、これらのシーンを思い出しそうだと思った。
・冒頭のマスク男が、ちょこちょこ関わってきてラストに傘で背中を刺すシーンを見て、日常の道具がいかに凶器になるのかと考えさせられた。
う〜ん。後味悪し…
予告編を見たときから気になっていた映画でした。
アマゾンプライムで鑑賞。
出演者みんな悪い人って言われてますが、
やっぱり田母神さんはいい人かなって思います。
「今まで本当にありがとう。」
その言葉が欲しかっただけじゃないかな〜?
ゆりちゃんは酷いです。
感謝の気持ちがなさ過ぎ。変貌もすごい。
でも、それだけ岸井ゆきのちゃんの演技は上手なんですよね。
田母神さんの同僚の梅川はホント、クソです!
ああいう人って居ますよね。
フォロワー数増やすために、なんで「やらされる」ユリちゃん。
結局は自分で何も成し遂げてない。
虚しい…
あの覆面の中学生YouTuberは、あの後どうなるのか?
自分を守るためにあそこまでやっちゃうって、
恐ろしい…
救いが無いな〜
次はハッピーエンドの映画観よう。
(^◇^;)
人が変わっていく姿
優しい人ほど怒ると怖いってよく言うけど、やっぱり無条件の優しさなんてないよなあと思った。
そして人が変わっていく、田母神さんもゆりちゃんも、その姿がすごくリアルだった。
田母神さんの豹変っぷりったら、とんでもなかった、ムロさんすごいなあ…そして怒りに身をまかせない方を選ぶ田母神さんは、やっぱり優しい人なんだと思った。
でも、誰かに優しさをもらったら返すなり、しっかりお礼をするなり、仕事ならばその対価を渡さないとだよなあと改めて思った。
YouTuberを通して、華やかな世界の裏側と人の怖さ(調子のいい同僚を含め)いろんなものが詰まった映画でした。
ありがとう、というゆりちゃんのシーンを見返す田母神さんのシーンは、いかにその言葉が欲しかったか切実で、胸いっぱいで涙が出た。
最後の血まみれになりながら踊るシーンはJOKERのよう。
ホラー映画並みにドキドキしながら観たけど、とても良い映画でした。
YouTuberの終焉
監督と脚本は『純喫茶磯辺』『ヒメアノ〜ル』『犬猿』『愛しのアイリーン』『BLUE/ブルー』『空白』の吉田恵輔
YouTubeをめぐる人間関係の崩壊
底辺YouTuberの優里と合コンで知り合った田母神が流れで彼女の番組作りを手伝うことになったが彼女のチャンネルは不人気のまま
優里は他の人に乗り換え人気YouTuberの仲間入り
田母神のボディーペイント批判をきっかけに二人は疎遠になる
そのうえ番組で優里にたびたびディスられた田母神は「恩を仇で返しやがって」とYouTuberとして復讐を始める
岸井ゆきのパンツ丸見えにドキッとした
岸井ゆきのの上半身ヌードにはドキドキしたがYouTubeなのでオッパイはボカシが入っていた
「あれっ乳首がない」「ヌーブラかな」と一瞬思ったがボカシだった
正直ちょっとがっかりしたがその反面で見えなくて良かったとも思えた
それにしても男の背中には興奮しないのに女の背中にはなぜ興奮するのだろうか
背中だよ背中
犬や猫の後ろ姿には和むけど
田母神と優里が撮り棒を竹刀のように叩き合うシーン好き
動画を作る際に花火が多すぎて優里が全身大火傷になるニュースは笑ったが入院中の姿はリアルでグロくとてもじゃないが笑えなかった
たけしの番組でダチョウ倶楽部の竜ちゃんが3人で海に飛び込んだ時に風向きの関係か背中の火薬が多めで髪の後ろがちょっと焼けてたことを思い出した
「嫌い」「ありがとう」のシーン好き
胸糞悪い作品だけどこれは良作
さすが吉田恵輔監督
今のところハズレなし
吉田監督の暴力的表現好き
悲劇というか喜劇というか人間の狂気を描く姿はどんなホラー映画よりも怖い
借金を断られ自殺する男の葬儀会場の前のシーンもブラックで面白かった
僕は所謂一般人のYouTuberがあまり好きじゃないしあの系統の独特のノリが嫌いなのでああいうのは殆ど観たことがない
ドッキリとか最近のテレビもそうだけど全然面白くない
たけしの番組でらっきょがいつものように裸になったらそれを観ていたらっきょの母親ならびに一族一同とご対面するドッキリくらい大笑いするレベルの作品は今はない
不正解のお笑い芸人たちがバスと共に海に沈むやつも涙が出るほど面白かったけどあれはドッキリじゃなくてヤラセか
あと語尾に「っす」とか「っすか」つける奴きらい
YouTubeのコメント欄にまでやってきて語尾に草つけるねらー同様に
配役
イベント会社に勤めつつその合間に優里の配信作業を手伝っていた田母神尚樹にムロツヨシ
コールセンターで勤務していた不人気YouTuberだった川合優里に岸井ゆきの
田母神が勤務するイベント会社の後輩で軽くて嘘つきの梅川葉に若葉竜也
優里と協力するようになった人気YouTuberコンビ『マイルズ』の一員チョレイに吉村界人
優里と協力するようになった人気YouTuberコンビ『マイルズ』の一員カビゴンに淡梨
すかしているニューヨーク帰りのデザイナーで優里の新たな神の村上アレンに栁俊太郎
梅川の大学時代の友人・印旛に田村健太郎
梅川の大学時代の友人・長井に中山求一郎
田母神と梅川の元同僚で田母神に度々借金を借りていた南場慎介に廣瀬祐樹
学ラン姿に懐かしいカバンを肩にかけ変なお面を被って活動する少年YouTuberハイパーマリオに下川恭平
人気YouTuberキムニーに前原滉
優里が勤めていたコールセンターの同僚だった吉田美咲に青山ひかる
ダンサーのチカに永井ちひろ
YouTuber優里に憧れる少女ひまりに立花ちやめ
あとあれはジェイコムじゃなくてジェイコブだった
中途半端な善人?
ムロさんのファンだから中途半端な善人のようないじり方をする作品は胸糞悪い。ただ、人間と言うものがそもそも得体の知れない存在ということを気付かせてくれる点では秀逸かもしれない。
神のような人だがやはり人の子、恩を仇で返されれば誰でも辛いだろう。
ユリは一言で言えば人生経験の乏しい未熟者だから怒る気もしないが借金できずに自殺する若者には腹が立つ、途上国支援は金では無く技術、産業の育成と言われているがその通りでしょう、一時は救えても継続的な人助けは難しい。
「情けは人の為ならず」という名言があるが、そこまでの達観を持つ人は稀だろう、夏目漱石の小説「草枕」の一節、「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、兎角に人の世は住みにくい・・」が脳裏に浮かぶ。
本作ではYouTuberの世界が描かれている訳だが、インターネットの普及のお蔭で素人でもTVのバラエティ並みのおふざけは容易に真似られる時代だし、フェイクニュースも目に余る。若者の倫理観や価値観もサブカルチャーのクリエーターたちの影響が大きい。
印象的だったのはゆりちゃんのファンがサイン会で発する「残るものって、そんなに偉いんですか?」のセリフ。文化、芸術も元をたどれば神や王への貢物から始まり時代の流れにより大衆の手の届くものに変ってきたことを俯瞰すればネット文化もまたしかりかもしれませんね。
後味悪すぎ!
『すずめの戸締まり』の感想で「悪い人が全然出てこないロードムービー」って評したのも記憶に新しいですが、この作品の方が先の公開ではありますが今回遅れて週末深夜のwowowで何気なく鑑賞!
逆に「悪い人しか出てこない」珍しい作品ですね?!ムロツヨシさんのうまさはともかく、岸井ゆきのさん、いい味わいの女優さんで結構好きだったのに、嫌いになりそうなくらい今回の役どころは凄かったです。まあ役柄から離れて本当に憎たらしく思わせる役者さんこそ名俳優と言えるのでしょうけどね?!
『友達のパパが好き』や『愛がなんだ』『前田建設ファンタジー営業部』などなど主役でも脇役でもとっても重要な立ち位置を見事に演じられて注目の女優さんです。決して美人ではないけれど(失礼!)存在感のある魅力的な方ですよね。あくまでも今回のキャラは役どころなんだと自分自身再認識させてます。
YouTuberに対して悪意的に作られている気もしないではありませんが‥昨今のSNSの使い方で勘違いしてしまっている人たちもいないとは言えないですし、この作品を観てもまた違った見え方するのかもしれません。
また若葉竜也さん、これまた実際にいそうなキャラ設定で、自分でしてることになかなか気づかない1番タチが悪いタイプかもしれません。自分で気がついて、例えば日常から離れ愛犬と山に登ったり、Amazonで大切なモノを注文してはいかがでしょうか?
昨晩後味が悪すぎたので今朝一番で『金の国 水の国』を観に行ってデトックスしてきました。逆じゃなくてよかったとつくづく思う今日この頃です。
見終わった後の苦味を味わうかな
役者に惹かれて予備知識なしに観てみた。
YouTuberが小学生のなりたい職業の上位にある現代で、その辺りの知識に欠ける私には、ある意味新鮮でもあり、驚きや発見のある映画だった。
YouTuberとして成功前の女性を応援してた男は、売れてきて離れていく彼女に対して、豹変していく。
女がこの男に言う、どうせYouTuberなんて下に見てるんたと。
でもファンの女の子は言う、後世に残らないとダメですか?今の自分を元気にしてくれてるのはあなたの動画です。この女の子の言葉が私にはあーそういうことなのかと腑に落ちた。
2人の行きつくところに救いはない。
そしてこの救いのなさこそこの映画の見応えだと思った。
前作『空白』に続き、毒気の収縮には人の良さが垣間見えて物足りません。
「BLUE/ブルー」「空白」など、次々と話題作を送り出す吉田恵輔監督の新作はユーチューバーが題材です。緊迫感や凄みは薄めですが、再生回数に右往左往する人々の醜さ、善意の裏にある危うさをえぐり出していく作品でした。
イベント会社勤務の田母神(ムロツヨシ)はどんな頼まれごとも嫌がらず引き受け、「神」と呼ばれる存在でした。そんな田母神は、友人から合コンに誘われます。そこでユーチューバーのゆりちゃん(岸井ゆきの)と出会うことに。田母神は登録者数が伸びないゆりちゃんを不憫に思い、見返りを求めずに手伝って、感謝されることに喜びを感じていたのでしたが…。
しかし、ゆりちゃんはある動画をきっかけに、人気ユーチューバーとのコラボの機会に恵まれ、自身もバズって人気者となり、田母神だけが置き去りに。売れっ子になったゆりちゃんは、もっとプロデュース能力に長けた人間が現れると、あっさり田母神を捨てしまうのでした。
ゆりちゃんを巡って、見返りを求める男と恩をあだで返す女に変貌した2人。さらに周囲の人たちの裏の側面もあぶり出して不快感を拡幅させていきます。
欲望に忠実に行動する若い女性を、岸井が小悪魔的に演じていて、マズる前と後との落差が別人のようで、とても印象的でした。
ムロは吉田監督の「ヒメアノ~ル」でも、嫉妬ゆえの狂気をのぞかせていましたが、今作は、より複雑な感情の揺れを見せています。「いい人」の皮がむけ、抑えていた不満が爆発し、優里を激しく攻撃するのです。その爆発ぶりは圧巻です。ただその裏には、報われない愛を隠して見えて、ムロの演技は凄いなと思えました。
ただそれにしても、この2人の行動はとこか幼稚です。なにしろ自撮り棒でスマホをかざしあいながら対決する場面は、双方必死な分、醜悪で、滑稽で、笑ってしまいます。そんな泥臭い人間ドラマになっていました。
建前と本音、憧れと嫉妬が、憎悪や嫌悪の感情にエスカレートし、人の見たくない部分をさらけ出す展開は吉田恵輔監督ならではといえそうです。
結局2人は元には戻らないまでも、互いに過ごした時間や思いにほだされてか、自分を取り戻そうとして矛を収めようとします。その直後に2人が受ける身体的苦痛は、ありがちな展開すぎてやや凡庸。ムリムリにこのふたりの愛憎にピリオドを打たなくてはいけないエンドを迎えて、それが見つからなくて、とってつけたような終わり方を持ってきた感じがしました。
ほどほどの暴走感はありますが、前作『空白』に続き、毒気の収縮には人の良さが垣間見えて物足りません。
人間の愚かさや情けなさを、気まずいユーモアとともに描き出す監督の持ち味が全編に。過剰ともいえるエンディンクには若干引きつつも、人ごととして突き放す気持ちにはなれませんでした。
また加えて本作では、ユーチューバーの捉え方は決して好意的ではありません。それは、監督の自己主張というよりも、たびたび問題を起こしてニュースを騒がせる、歴史の浅いユーチューバー文化への、われわれの不信感や不安の世相を投影したものといえるでしょう。
なかでもゆりちゃんの自己承認欲求の強さが招いてしまう果てにあるものには、考えさせられます。彼女が憧れコラボをする人気ユーチューバーは、危険ないたずらをするお騒がせ系チャンネルだったのです。こういったチャンネルがすぐに飽きられより過激さを追求していくのは目に見えているのです。そのためか、人気ものになったゆりのチャンネルの映像加工は、どんどん品がなくなりなっていくのです。それでも人気が落ちていくと、次第に身体を張った危険な露出にエスカレートしていくのでした。そんなところに同じ映像の送り手としての、吉田監督の警鐘を鳴らしたい思いが込められていたのではないでしょうか。
気持ちは分からなくもない
善意を踏みにじられて、気持ちは分からなくもないと、世代的にもムロツヨシに共感しながら観てしまいました。
ブラックユーモアの挟み具合も良いと思います。
ムロツヨシや岸井ゆきのの演技、自然に豹変してゆく振り幅や、言葉で全部説明せずに表情や佇まいなど映像で伝える演出も、やはり良いです。
その一言が欲しい、それで救われる、という思いにはグッときます。
タイトルは、神は物理的な見返りは求めないものの、信心や感謝などの見返りを求めているということでしょうか。
ラストは、笑っていいのかなんなのか、あの思い出が心の拠り所なのか、奇妙な不穏なビジュアルながら、切なくなりました。
全45件中、1~20件目を表示