川のながれにのレビュー・感想・評価
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流れてった。。。
ド直球だがてらいがない
地方の町(那須塩原)で生まれ暮らす人、何かを求めて町を出た人、縁あって町にやってきた人。そんな人々が折りなすストーリーは、町興しや夢に生きるといった前向きな物語だけでなく、流されたり停滞したり、過去にこだわりわだかまってもいいんだよと語っている。
主人公の青年もいいが、大人たちの演技、言葉がとてもいい。若い女性ふたりが役回りも台詞もギャルゲーっぽいのに苦笑したが、それでもキャラが本心からそう思っているんだと思えてくるのが不思議。それだけ作品に入り込んだのかも。上映館が増えるといいと思う。
余談:この映画は偶然知って、前田亜季が好きだったこともあり(本当に久しぶりに見た)気になっていたのだが、何だか惹かれるものがあって、思い立って那須塩原の映画館まで観に来てしまった。いま箒川のほとりの宿で書いている。自分は消費しているだけだが、こういう出会いを与えてくれた本作に感謝。
じんわり伝わってくる映画です!
この映画は、テレビの移住番組で那須塩原市の塩原地区に約4か月の長期に渡って滞在された川岡大次郎さんが、川岡さんならではの「澄んだ感性」で、その時感じた土地柄、人柄をありのままに表現、舞台化された作品だと思います。多種な樹木で彩る紅葉や先人の足跡で描く悠久の渓谷、車座で酒宴楽しむ人たちに慣れ親しんだ地元食、身近な人たちへの気遣いなど「塩原らしさ」が伝わってきます。
そして、その舞台を活かすべく、監督の杉山さんや出演の松本さん、前田さんをはじめ、スタッフの皆さんが一丸となって関わった事を舞台挨拶の中でお聞きして、一層愛着が湧いてきました。
私は、地元に住んでおり、5回、この映画を鑑賞しました。
登場されている方々の演技に、映画特有のオーバーな仕草や強烈さはありませんが、その分、別世界の映像を観ているというより、自分もその中にいるように感じる映画です。なので、観れば観るほど、登場されている方々のそれぞれの生き方への理解が深まってきて、込められた色々なメッセージがじんわりとそして深く伝わってきます。最低3回は観て欲しいと思います!
先日鑑賞した際は、エンディングが流れて終了しても、しばらくは場内はシーンとして、足速に席を立つ人はいませんでした。映像と音楽が一体となってエンディングを盛り上げ、しばし余韻を楽しみたくなります。
是非、多くの方に映画館で観ていただきたいです❗️
美しい景観に魅せられ人情に心温まる
気づけばその景色の美しさとストーリーに惹きつけられ、あっという間の2時間でした。
田舎ならではの古き良き時代の人との関わり、若者がそれぞれのバックグランドや価値観で模索し改革しようとする姿、移住、親子家族、変わること、変わらないことなどを考えさせられる...とても良い映画でした。親心でちょっと涙腺緩んでしまった場面もあったりして。若い人にもぜひ、観ていただきたい映画です。
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