劇場公開日 2022年9月9日

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LOVE LIFEのレビュー・感想・評価

全111件中、21~40件目を表示

3.5人間それぞれで結局自分で前に進まなきゃ。

2023年4月5日
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悲しい

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レイン

4.0『ドライブ・マイ・カー』と共通しているところもある

2023年3月21日
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悲しい

難しい

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てつ

4.5覗き込むカメラワークが語りかけてくる

2023年1月14日
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目黒の家族特集で鑑賞。

幸せな雰囲気から一転、二転、三転としていく。
夫婦、親子関係を通じて、血のつながり、人は何に惹かれるのか、何を選択するのか、自分の境遇と重ね合わせて考えられる。
たぶんそれぞれの人生のステージで感じることも違ってくる。映画のタイトルの通り。

カメラワークがとてもよかった。
遠目なアングルからの俯瞰、窓の外、のれんのこっち側など、感情移入というより、ある家族を覗き見している感覚になる。
さらに、冒頭のサプライズの画角を出すことで自然とその視点になるのも上手い。

一見ドロドロな関係になるところに、主題歌の矢野顕子の優しい曲が包み込み、なんとも不思議な感覚になる。

聾唖の人に対して背を向けて話すシーン
結婚式のなんとも言えないシーン
など、印象に残る演出も多い。

飽きない展開、カメラワーク、そして観た後、決してスッキリはしないが考えさせられるとてもいい映画だった。

2023年劇場鑑賞10本目

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ひでぼー

3.5この映画の本質とは?

2023年1月9日
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komagire23

3.5愛し、愛され、振り、振られ

2022年12月1日
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私が観た深田晃司監督の中では、ひょっとしたら一番面白い作品だったかも知れません。
深田監督作品ではいつものことなのですが、登場人物の誰にも自分との共通性を見つけられないし感情移入もしないのだけど「ああ~、こういう人いる」という感じは常にあります。
本作の主人公夫婦などはどちらも公務員であり、世間的には優秀に思える(見える)人達なのに、(これも当たり前だけど)何か人間として完璧さからは程遠く欠点も多く垣間見える人達であり(それは全ての登場人物も同様)、その大きな原因として大なり小なりそれぞれの“後ろめたさ”を隠し持ちながら生きている部分にあり、本作ではある事件でそれが明らかになった人達の後始末の物語でした。

隠していたものが表出することにより人間はどう進むべきか?という、どんな人間にも当てはまる結構大きなテーマを扱った作品だったと思います。
まあ人間、嘘や隠し事のない人なんていないとは思うけど、大切だと思える人には重要なことは知っておいて貰う方が良いのでしょう。それが中々出来ないからこそ、星の数ほどドラマが生まれるのでしょうけどね。

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シューテツ

3.5あの距離はないわ

2022年11月21日
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場所柄なのかもしれないが、あの家に住むという選択肢がすでにない。妙子はなぜ再婚したんだろう。

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mikyo

5.0映像から感情がにじみ出ているかのような

2022年10月23日
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笑える

知的

内容の大きな部分から細かなところまで、決して楽しいとはいえない事柄が多いにもかかわらず、そうとう楽しませてもらった気がします。悲しみや怒りの感情など、画面を見ただけでじわじわ心に響いてくるくせに、所々笑いがこみ上げてきて、悲劇と喜劇が入り交じっているような、独特の雰囲気を感じる作品でした。
見始めは、この作品も悲惨な出来事からの負の連鎖なのか、と正直嫌な予感を抱いたものの、マイナスなことをうまくも悪くも少しずつクリアしながら人生は進んでいるのだと改めて実感させられ、やっぱじんわりきました、色々と─。

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SH

3.5観れて良かった。

2022年10月18日
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深田氏の作品は「淵に立つ」しか観てない。

子供(連れ子)の死から始まる家庭崩壊のはなし。
崩れ始めると今までの積み上げて来た物の負の部分が露呈して響き合い、止めようがない。

護ろうとする努力が、歪みを産む。
辛くなり、悩んだあげく、心の声に正直に従う事、、、、それがかならずしも幸せに結びつく訳ではない。
「淵に、」のような追い込み感とは違う日常のリアルのなかでゆっくりと選択肢がなくなっていく感じが良かった。

アイテムとしてオセロはもう少し使えたような気がす。

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masayasama

4.5不覚にも共感

2022年10月14日
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よっちゃんイカ

4.0どんな形でも愛

2022年10月11日
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泣ける

悲しい

難しい

ベネチア国際映画祭のある視点部門受賞作である本作。木村文乃だし、見たいな〜。でも映画祭で高い評価を受ける映画って苦手なんだよな〜。そういう葛藤があり、後回しにしてしまったせいで公開からだいぶ経ってしまいました。ハマるかどうか少し不安だったけれど、結果として見てよかったと思える映画でした。

初めて深田晃司監督の作品を拝見したのですが、評判通りの上質で上品な映像で、ストーリーの掘り下げ方がお見事な、確かに外国ウケ・評論家ウケしそうな脚本を書く監督でした。映画祭で受賞する映画って超苦手なので、今回も多分好きになれないんだろうなあと思っていたけれど、意外とかなりいい作品で、久々に受賞に納得がいきました笑

ストーリー展開は早過ぎず遅過ぎずで見やすく、2時間越えにも関わらず目が離せないくらい、見応えがあります。徐々に明らかになる過去、そして各登場人物が抱える本当の思い。だんだんと深刻になっていき、崩れていく「愛」に気持ち悪さを覚えながらも、なぜか居心地が良かった。面白いというのが正解なのか分からないけど、すごく満足度が高かったです。

遠くなっていく、離れていく、溝が深まっていく。そういった心の心情が役者の名演と共に、映像も体現していく。いい意味で日本映画らしくないと感じるのは、このような深田監督の独特な表現からかも。映像作品として圧巻の美しさであり、これからもこの監督を追いかけたいと思える世界観でした。

木村文乃が好きになること間違いなし。
やっぱり可愛くて美しいし、でも演技は今まで以上で衝撃的。ストーリーの掘り下げ方は良くても、キャラクターの掘り下げ方が物足りず、ちょっと残念な感じだったけど、彼女の演技力は一流です。

パンチが弱く、ラストに至っては微妙だったんだけど、個人的には満足のいく作品でした。流行りはしないし、万人受けもしないだろうけど、こういう映画はもっと撮って欲しいなあ。そして、もっと上映館増やしてくれ笑

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サプライズ

4.0重苦しいが共感できる良い映画

2022年10月9日
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あり得ないようであり得るリアリティを感じさせる。日常にある人の気持ち、気持ち、気持ち。それらを掻い潜ったり避けたりぶつかったりしながら生きている。木村文乃のリアルな演技が良い、良い、良い。役者が皆、良い味を出している。

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Tack Mizuk

3.0家族であることの痛み

2022年10月8日
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悲しい

難しい

冒頭の家族とラストの家族を比べると痛いです。誰が悪いわけでもないけど、家族であることはリスクも伴うということでもある。

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おっけ

3.5相手の顔を見て話すということ

2022年10月7日
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山の手ロック

5.0リピートするぐらい良かった

2022年10月6日
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中古からの花束辺りの居心地の悪さが凄くて良かった。言ってはいけない、最低な言葉に人間味が溢れている。度々の場の疎外感も凄い。
周りの人たちは見えているけど彼女の表情は背中で見えないシーンが好き。
似てるまではいかないけど所々にイ・チャンドン監督のシークレット・サンシャインな雰囲気を感じた。

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ルル

2.0此処にあらず

2022年10月6日
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悲しい

身近な人を大事にできない人々の群像

ホームレスや嘘つき前夫に執着する"女"を木村文乃がふわふわと演じる

人生に於いての悲劇が押し寄せても感情移入を拒絶する演出が意図するところは、、

舞台になる団地群の匿名性と相まって作品と観る側に隔たりを感じた

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労働4号

4.0人って分からないよね

2022年10月3日
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悲しい

登場人物、みな良識があり善人かと思いきや、なかなかの悪人。
この人が、こういう事言う?!そんな事しちゃうの?!の連続。いやいや、びっくりした。
人って分からないよね、と痛感した。

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ちーきー

4.0疲れ果てた

2022年10月2日
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映画というのは大体観たら疲れるものだが、この作品は心底ぐったりした。これまで観た深田監督作品の中でもダントツで疲れ果てた。
「幸せ」に潜む痛みと、突然の喪失と、人間が皆持つ「正しくなさ」。エゴ、と表現するにはあまりにも広くて深いもの。
人間だれしも邪な気持ちを持って生きているものだと思うし、それをそっと見ないふりをして平穏に暮らそうとしている。でもこの作品はそれを次々と突きつけてくる。
耳が聴こえない元夫と目を合わせない現夫。「この人は弱いから私がいないと」に潜む依存性。
全てを曝け出すことが正しいとは到底思えない。でも、じゃあ、ひととひととが分かりあうってどういうことなんだろうか。多分根源では絶対分かり合えないけど、分かろうとする努力が人間関係なのかもしれない。
ラスト、あそこでタイトル持ってくるのは美しいと感じた。
しかし、自分自身は矢野顕子の「LOVE LIFE」を聴いても歌詞を見ても、どうやったらこの物語は生まれるのか分からない。深田晃司という人は心底怖い、と思った。こんなに人間の深いところを考えて物語を紡ぐというのは…観ているこちらがこんなに消耗するものを、作り手はどういう心で作るのだろうか。人を分かろうとする試みは、とても尊く、とても残酷で怖しい。

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andhyphen

3.0ただ描けばいいというものではないのでは

2022年10月1日
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Scott

4.5ラブライフのラブとは....

2022年10月1日
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泣ける

知的

難しい

キリスト教でいうアガペーは神が人間に対して与える無償の愛のこと。本作の主人公妙子がパクに対してこのアガペーのように無償の愛をささげているように見える。
パクは聾啞だが、どうしようもない人間だ。妻と幼い子を残して蒸発し、息子の死を知ってひょっこり帰ってくる。たとえ聾啞というハンディを背負っていても家族をほっぽり出して逃げ出す無責任な人間、ましてや彼は母国でも同じことを繰り返している。そんな彼であっても妙子は彼のために尽くそうとする。これはアガペーなのだろうか。
夫二郎も妻妙子からひどい仕打ちを受けてもけして彼女を突き放そうとはしない。これもアガペーなのだろうか。
アガペーは見返りを求めない愛、つまり地位が高いものが下の者に情けをくれてやるようなもの。
同じ人間同士でアガペーなどあり得ない。一見、どうしようもない弱者に対して情けから愛をそそぐ行為。しかし、それは愛をそそぐ側にも見返りがあるのだ。相手を救う行為で自らも救われているのだから。
例えばボランティアは一見無償の愛に見える。しかし、そうすることにより自分が社会に役立つ人間だと自己満足に浸れるという見返りを得られることと同じである。

自分を裏切ったパクを思いやる妙子、あれ程尽くした妻からの仕打ちに対しても受け入れようとする二郎。
愛するということは生半可なことではない。また、その形も様々だ。本作のラストシーンがまさにすべてを物語っていた。

本作は子役にいたるまで役者の演技が素晴らしく、演出も言わずもがな。日本映画の中ではかなりハイレベルの作品。監督の過去作品も見なければ。

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レント

4.0孤独とどう向き合っていくのかについて問いかけている映画だと思いました

2022年10月1日
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人が孤独とどう向き合っていくのかについて問いかけている映画だと思いました。
主人公をはじめ、その夫や主人公の元夫、主人公の夫の母親。
皆それぞれに孤独を抱えていて、それを突きつけられる現実。

最後のシーンも二人が今後についてどう結論を出していくのか。
孤独は当たり前で、付き合っていくべきものなんだと再認識できました。
映画創作の元になった矢野昭子さんの曲も劇中に流れていて良かったです。

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波風龍雄