かがみの孤城のレビュー・感想・評価
全129件中、1~20件目を表示
キャラや世界観は原作読んだ時のイメージ通りで違和感なし
小説読んでから鑑賞。キャラや世界観は読んだ時のイメージ通りで違和感なし。声優は芸能人今日祭りで不安だったが全然観れるレベル。特に主人公の心を演じた「當真あみ」は、声優初挑戦とは思えないほどハマり役だった。
ストーリーは原作に忠実。小説の完成度が高いので変に変えてないのは良かった。ただ、2時間という尺の都合上、テンポ良く進んで各キャラの掘り下げが原作よりも弱く感じた。
小説読んでないと展開が駆け足に感じてしまうかもしれない。それでも最後、各キャラの回想〜アキ救出の流れは原作と同じように鳥肌もんだった。
そういえば、入場特典もらったけど中身の「アレ」見て感動したわー。いろいろ想像して余韻に浸れる。絶対鑑賞後に見て、SNSには投稿しないでね!←ルールらしい。
狼?
観るつもりもないまま、惰性で流してたら、どんどん引き込まれていった。
エンドロールでリオンが北村匠海の声だと知ってビックリ。あの声は10代にしか聞こえなかったからね。やるねぇ匠海。
はじめの一声で芦田愛菜だと分かった狼様だけど、セリフが冷たく聞こえたのは、役になりきってたのか下手で棒読みだったのかが分からなかった。
7人がそれぞれ生きた年代が違うってことは早々に気がついてたけど、北島先生が●●だったのは衝撃でもあり、納得もした。
なぜ、どこの世界でも、いつの時代でも、あんな風に虐める人がいるんだろ。そして、それを取り巻く金魚の糞達……。
育てられた環境?生まれつき?虐めることで自分の正気を守っているのだろうか。だとしたら虐める方も実は何かの被害者なのか?それはあまりにも悲しいが。
内容は素晴らしく「本屋大賞」なるものの凄さが分かった作品でもある。
今後、本や観る映画を選ぶバロメーターになりそうだ。
ただ狼の設定や狼様との関係が腑に落ちなかったけど、読み取れなかっただけかも。
序盤はよくある、いじめをテーマにした物語なのかと思ったら、突然ファ...
序盤はよくある、いじめをテーマにした物語なのかと思ったら、突然ファンタジーが始まって、ここはちょっと唐突感があり過ぎて、最初は、こころの妄想なのかなとも思ったんだけど、そうではなさそうで、、、
皆んなで学校で会おうってなった辺りから面白くなってきたかな。
ただ、いじめがテーマだとリアルな問題なので、それに対してファンタジーでは本質的には解決しないので、ちょっとどうなんだろうっていうのはあるんだよね。
ルールを破るぐらい追い込まれたアキがどうやってあの環境を生き抜いて、あぁいう感じに成長出来たのかが、ごっそり抜けてるので、ちょっと違和感が残る。
記憶が残ってたみたいだから、それを糧に頑張ったのかもしれないけど、乗り越えた場面みたいなのは描いて欲しかったかな。
あとはやっぱり孤城の唐突感かな、ファンタジーだと現実とファンタジーの橋渡し的な現象や存在があるもんだけど、なんの脈絡もなく突然に鏡が光って、しかも登場人物が皆、実際この物語の中で人として生きてる人なので何がどうなってああなったのか、きっかけが一作目の「CUBE」並みに不明過ぎた所かな。
とはいえ、時間が関係してる物語は好きなので物語としての仕掛けは楽しめたかな、「真実はいつも一つ」は反則では?笑
映画としては
内容が薄いという感じがしたが、原作を読めばより作品世界がわかって楽しめるのだろうと思った。映画を観ていて一番興味が出たのは城を出て現実世界でそれぞれが再会するシーンだったが、そのシーンも登場人物全てではなかったし、一度観ただけでは理解不足になる気持ち悪さもあった。
小説が好きで何度も読んでいた。 その上での感想だが、やはり小説の内...
小説が好きで何度も読んでいた。
その上での感想だが、やはり小説の内容を2時間にまとめるというのはもったいないなと思った。
「怒涛の伏線回収」というのも、何となく安っぽいような印象に繋がっているように思う。登場人物に感情移入しきれないまま進んでいく物語に物足りなさを感じた。
もう少し丁寧に原作では描かれていた部分も沢山あるし、小説ならではの細やかな伏線も読めば読むほど面白かった記憶がある。
小説を読んで自分で情景を思い浮かべながら読んでいた身からすると、間のとり方や城の装飾、その他諸々が少しイメージと異なった。
(以下、超個人的感想)
最後、こころがアキを追いかけるシーン、笑わせに来てるだろ。微妙なBGMと何度も迫ってくるこころの顔面。感動しにくい。いいシーンのはずなのに笑っちゃった。皆がアキを引っ張るシーンも感動的とは言い難い。
孤城に カガミ オオカミ カオナシで ミ(私)が残る
原作未読。
前情報一切無しで視聴。
序盤で7人が集められ、ルール説明の時、あ!っと思った。
それは、仲間が信頼しあって何でも相談し、嘘も隠し事もせずに全てをさらけ出して協力すれば謎が解ける!ということを言いたい話か!という、あ!だ。
もしその通りだとしても、大長編のアニメ作品『ひぐらしのなく頃に』の大事な部分を2時間位で伝えてしまえるなら凄いことだと思った。
予想の斜め上の展開を期待しつつも、期待し過ぎないように抑え込む複雑な氣持ち。
それがまた登場人物達の期待と不安のような氣持ちとシンクロしていくのだった。
孤城の各部屋の扉の巨大さと天井の高さが、城らしくて良いが装飾がチープでオモチャっぽい。巨大なドアにしては取っ手の位置が下過ぎる。暖炉の火も焚べる描写が無い。
不思議さは現実世界と区別するためなのだろう。
トイレに関することも言及すらしなかったが、生活感の描写は敢えて伏せられていたのだった。
こころたちが孤城と現実世界を行き来し本音を言い出した頃、学校で待ち合わせする展開は嬉しかった。冷静に考えると学校以外でも待ち合わせ場所を決めれば良いのだが、その時点では私も既にかがみの孤城に入り込んだ中学生のひとりになって視聴していたので氣が付かなかった。
終盤の種明かしパート後に更にひとひねりオチがあって良かった。予想の斜め上というほどではないが満足出来た。
連帯責任というくらいなので、リオンだけではなく7人全員が記憶を持っていた。そして、それぞれ現実世界で会おうとするので嬉しい。アキが、あの仕事を選ぶ理由として辻褄が合うし、すばらしいハッピーエンドになった。ある意味リオンの願いは既に叶っていたし、さらに新たなる願いまで叶えてくれたのだ。
考察としては
…狼の真の目的は7人の望みを叶えること。
…狼が7人を赤ずきんと言った理由は、狼が犠牲になるという展開だから。赤ずきんはハッピーエンドの物語。
…狼のお面を外した顔を画面に出さない理由、そしてその顔を見たリオンが泣いた理由、狼の能力の謎。
…そもそも記憶を消す事が狼に出来たのだろうか。
…狼はどこまで知っていたのか、この先も知っているのか。
孤立との向き合い方
いじめにあっている子供たちが孤城に集まる話
主人公は城でそれぞれ話合うことで問題が好転していく
謎の解き方は赤ずきんではなく七匹の子やぎ
狼様は亡くなった姉
子どもぽいかなっと思って観始めたが全体的にまとまっていて伏線もしっかりしてて楽しめる
こころ(主人公)の冒頭の望みが最後に叶っているのが素晴らしい
映画館で2回観ました
いじめ問題をリアルに描いてると思いました。
実際いじめは解決しませんから、いじめ解決の結果ばかりを追求する非リアルよりよかったと私は思います。
いじめは支えてくれる人がいて乗り越えられることもあります。狼様ありがとう。
あきちゃんの学生時代は辛いことだったと思います。あえて顔を隠した表現はよかったです。
あきちゃんは、時間を守らずみんなに迷惑をかけました。
そのこともあり、未来も観て、
きちんとお母さんに相談できて自立して結婚できたんじゃないかなと勝手に妄想しています。
原作は読んでいないのでわかりません。
観てよかった作品です。
日付は適当です。
忘れました。
孤独にあるそれで
原作の作品も分厚さをさることながら、読み応えのある作品で今回の映画化にどんな作品になるのかと期待していました。
内容を知っているだけにどこで何がと展開が分かってしまっていました。
それでも面白かったです。
孤独感に苛まれている7人が助けを求めてかがみの中に訪れる。
はじめは、なんだかコミカルの雰囲気があったけど、後半にかけてかなりシリアスに移っていく所がまた素晴らしいと感じました。
孤城というワードがとてもキラーワードになっていて、このタイトルの意味をこの映画の中で再認識しました。
見抜けなかった伏線が
鏡の世界に入るのが思いのほか早かった。
登場人物がみんな悩みを抱えているので、ストーリーが全体的に少し重い。
時代が違う伏線、7年ごとに集められた空白の年がオオカミである伏線は何となく予想できたが、それ以外は確証を得られず意外な展開もいくつか。
キタジマ先生はこころの記憶がないはずだが、その状態での行動なのか気になる。
微妙なのは声優。
芦田愛菜と高山みなみは個性的すぎて浮いている。
あとは、現実世界で全員がどこかで繋がっている描写があっても良かったと思う。
誰かの孤城に
"金曜ロードショー" で鑑賞(地上波初放送)。
原作は未読。
映像がかなり美麗で、上映時もドルビーシネマで掛かっていたことを思い出し、映画館で観なかったのを後悔しました。
絵のタッチからは想像出来ないくらい社会派でハードな内容で面食らいました。誰かの孤城になれる人でありたいな…
次第に生じ出す違和感が回収されるクライマックスが見事だし、感動させられるしで、余韻が素晴らしかったです。
伏線がわかりやすい
金曜ロードショーで見ました。
伏線が丁寧に貼ってるあるので最後どうなるか読めてしまって、感動が薄れました。
持ってるゲームや話題、髪型、靴下、描写で先生がいるかいないか、ほうれい線があるかないか、姉の部屋にある城の描写
ふうこちゃんが何歳ぐらいかだけは当てられなかったです。
内容は見応えがあると思います。
いい話だが設定の張りぼて感が否めない
思春期の不登校児たちの悩み
悩みを共有できる相手や逃げ込める場所の大切さ
そういった、時代を超えた普遍的なテーマを扱っている点で誰しも共感できるところがあると思う
ただ謎の時間制限やペナルティ、願いを叶える鍵、なぜか記憶を消される…
などなどご都合主義な設定が大量。
デスゲームとかの謎設定では真にハラハラドキドキできないのと似ている感じがある。
最初にセリフで設定をひたすら説明するのもがっかりしてしまう。
作り物感が強過ぎて、せっかくの等身大の悩みが陳腐なハリボテに見えてしまう。
なにより音楽が残念
わかりやすさ重視なのか、すごいものが出てくるシーンにはすごそうな音楽、怖いものが出てくるシーンには怖い音楽、と単調なダサさがある
時間のずれが奇跡っぽく見えるのも既視感。
時をかける少女まんまの、未来で待ってる発言。
実は時間がずれていたんだ、なんてのは君の名はを思い出す人がほとんどなのでは。
あとPSPやってる子供がいたら1990年代の子供はびっくりするでしょうが!
すぐに、あ、違う時代じゃん、って気づくに決まってる
そういえば「狼と七匹の子ヤギ」という童話を久しぶりに聞いた。どんな話だったかと調べてみれば意外に狼への仕打ちが酷くてびっくり笑
想像とは違うけど映像も素晴らしかったです
若かった頃の解らない邪魔を抱えていた頃に小さな体と小さな臆病で勇敢な心の持ち主達のお話
みんなが抱えてきた矛盾
どうか子供に要らぬ問題を与えないでほしい
子供は繊細で 子供の内から解決しないまま大人になる子供もいる
子供は強くなく強がって強くなろうとしている
問題を抱えた子供は大人にはなれなく
大人よりも繊細な人になる
こんなにファンタジーなのに子供心を書いてくれた原作を読んでいる時は分厚い本なのに読んだことを思い出しました
子供や小さいものに不幸な思いはしてほしくないね
良かった。
年末だし映画を観ようとPrime Videoをあさっていると、去年公開してる時に見れなかった「かがみの孤城」がセールで¥100だったので、観るしかない!と思い即レンタルした。
高山みなみさんが演じている子がホンマにコナン君の声まんまで、その子が「真実はいつもひとつ!」って言ってるところで声を出して笑ってしまった笑。
結構内容がスムーズに進んでいたので、原作カットも多かったと思う。なので、原作小説も是非とも読んでみようと思った。
いいお話
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主人公・こころは中1でいじめに遭い、不登校だった。
ある日、部屋の鏡が急に輝き、入ると海上の孤城にワープ。
そこに狼の面をかぶった少女「狼様」と、男女中学生6人がいた。
そこで狼様から説明がある。
城の中に鍵があり、最初にそれを見つけた者は願いを1つ叶えられる。
その時点で全員記憶が消えて、孤城の話は無かったことになる。
期限内に誰も叶えられないと、記憶はそのまま残る。
期限は1年間で、その間は9~17時の間はいつでも城に来られる。
17時までに出ないと狼に食われる。
こうしてみんな毎日のように会うようになり、仲良くなって行く。
少年リオン以外は全員が同じ中学で不登校であることも分かる。
でも現実世界では会えず、互いが在籍してないことになってた。
そして鍵は見つからないまま、期限を迎えようとしてた。
そんな折、現実世界に絶望した少女アキが17時を過ぎても孤城に残る。
こうして狼が現れ、アキは食われてしまう。
こころは鍵を見つけ出す。狼と7匹の子ヤギの童話にヒントがあった。
こうしてアキの違反が無かったことに、との願いが聞き入れられた。
そして7人はそれぞれの世界へと帰って行く。
お別れの前に分かったことは、全員中学生だが時代がズレてたこと。
アキとリオンだけ同い年で、他は7年ずつズレ、最大42歳差。
だから現実世界の中学には在籍してなかったのだった。
また狼様はリオンの死んだ姉だったことも判明。
リオンの最後の願いで、全員の記憶は残されることになった。
こころは転校し、初登校の日。転校生・リオンが来て一緒に登校。
また物語冒頭よりこころの良き理解者だったフリースクールの先生。
その正体はアキだったのだった。
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劇場で見て来たが、いい話やったなあ。何回も泣かされたわ。
おれはイジメられた経験はないが、ナイーブな性格なもので、
この苦悩する中学生達の気持ちは分かるし共感できる。
少年時代、人間関係に疲れたり疎外感を感じることはよくあった。
この孤城のような、特別なつながりの仲間を何度夢見たことか。
消えるはずの記憶が最後消えないってのも素敵で良かったな。
この仲間達はきっと一生の付き合いになるんじゃないのかな。
ただ、何でやねんって思うシーンも多々あったんやけどな。
いくら不登校でも、同じ中学って分かるまでに時間かかり過ぎ。
それに時代がズレてることが最後まで分からんのも変過ぎる。
上下で42歳も差があれば、いくら中学生同士でも話が合わんやろし。
現実世界では会えない、でもパラレルワールドではない・・・
狼様がそう言った時点から、じゃ時間軸のズレ?ってすぐ思うやろ。
まあ性格的にこういうツッコミはしとかな気が済まんだけで、
これはホンマにええ映画で、めっちゃ感動したんやけどねw
絶海の孤城、城主が明かす素顔とは何か、招いた彼等への愛を知らされる。
大寒波と猛吹雪に阻まれてしまって
メリ-クリスマス の中
今日も必死に車走らせて劇場へ。
今日は「かがみの孤城」観ましたわ。
本屋大賞選考でポイントが最高得点という前評判にて
ちょっとだけ期待してたんだよな。
鑑賞しましたが、
いや~ 正直ちょっと舐めてたわ。
この前のハケンアニメの事も有ったんで
辻村さんて・・・はてさてどうかな??と思うてたけども。
前評判通り 予想以上に良かったですわ。
エンドクレジットで 原監督の名前があったんで
ド忘れてしてた自分。
コレ原さん作品やんと思い出した次第。
流石だよ、原さん!良い仕事してるねぇ。
昔お会いした時、監督業は大変やわ~と仰ってたけど
今もその腕は健在で何よりですよ。
(注意)下記、ネタバレ詳細の人物関係となります
(=_=) (=_=) (=_=) (。・ω・。) (。・ω・。) (´д`)
----cast 南東京市の雪科第五中学校 7人と1人
(話の後半に同一中学生の者と判明)
1・長久 昴 (時代1985年)黒髪⇒茶髪
2・井上 晶子(時代1992年)家庭、親問題で居場所なし
3・オオカミさま、水守の姉(時代1999年)病死で学校行けず
4・水守 理音(時代2006年、ハワイ⇒最後日本)サッカ-
5・安西 こころ(時代2006年)主人公
6・政宗 青澄(時代2013年)ゲ-マ-
7・長谷川 風歌(時代2020年)ピアノ弾き
8・嬉野 遥(時代2027年)太っちょ君でお菓子持ってくる
※7年間隔がある各人物の位置関係 (後半に判明)
※孤城は水守姉が大事にしてたド-ルハウスがモデル。
-----(話の流れ)
或ことで学校に行けなくなった安西こころ。
一方的ないじめが原因。はっきり言って不登校の毎日。
母も毎日機嫌が悪い対応で 見てて可哀そう。
そんな中、鏡が光ってその中へ行くと ある絶海の孤島のお城へ。
オオカミマスクの少女が居て
お城の中に連れて行かれる。ほかの6人と遭遇。
赤ずきんちゃん達と言い 皆を指すオオカミマスク少女。
この城に 1つだ願いを何でも叶える部屋が有って
その部屋開ける鍵(1本)を探すの 皆どうぉ やる~?
別に探しても探さなくても良いけど
期限は3月末まで。それ以降は全員解散で記憶もすべてなくす。
お互いの事は一切分からないし、会うことは無い。
ル-ルがあって、9時から17時までこの城に居て良いのは。
時間外に1人でも居たら、オオカミ様が食べにくる。
また全員連帯責任で城にいる子は皆オオカミ様に食べられちゃうからね。
という意味不明な掟を告げた。
どうせ暇なんだし、学校に行ってない彼らは
お互い挨拶程度は交わした程度で、深い悩み事情までは話さなかった。
やがて、鏡を通してココにやってくる皆の事が
少しずつ分かり、3月末までに果たしてカギを見つけ、
今ある自分の困難打開に 1回しか叶えられないお願い事をして
自分の運命を変えられるか~ 的な展開流れ。
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この話のメインは やっぱり謎解き的な
オオカミ様の 正体でしょうか。
彼女は 病死した水守の姉だった事ですね。
皆は事情で学校に行きたくない 存在だったが、
彼女は学校に行きたくても 病気で行けない人だった事。
其の事、その思いを 水守 理音が語る。
この城が 姉が部屋に大事にしていた
ド-ルハウスである事を彼は気づいていた。
7年間隔のメンバ-が寄せ集められていたが、
唯一1999年が空いていた。それが姉の時代だった事。
やがて終わりの時が来て、
順番に鏡の向こうの自分の時代の家へ戻るメンバ-。
最後に こころかと思ったが、
そこは こころが先に戻って、
最後は 理音と姉の 最後の別れがあった。
姉の生きたかった思い、自分への願いを知らされて~
彼は鏡を後にした・・・。
ここは めっちゃジーンと感じましたヨ。
流石、原監督 こんなん描かせたら宇宙一よねw。
そして、元の世界に戻って、最初の場面。
フリースクール「心の教室」の喜多嶋先生。
実は結婚してるけど旧姓は井上 晶子。
そう、こころが助けた あのアキが
自分の先生だったんです。
冒頭から薄らと読めてはいましたが、
最後に見せる アキの存在と こころとの関係繋がりが
非常に良かったと感じます。
新たな4月を迎え、こころが学校に行くと
あの彼が校門で待っていてくれた出会いも素敵でした。
明日に希望があるって事、そこがとっても良いよね。
この話は誰かに薦めるには良い作品かなと。
”聲の形”も好きな作品だけど、
こちらの作品も同じくらい秀逸と感じました。
是非、ご家族揃って劇場へ
どうぞお越しください!!
原作ファンの期待を裏切らない良作
何年か前に読んだ原作小説が素晴らしくて、あらすじや設定も大筋は覚えている中で鑑賞したが、それでもやはり感動する良作でした。
アニメーション表現にとても馴染む物語だと思うし、原作小説の世界観もほぼ忠実に再現されていたように思う。
ザ・ファンタジーな設定とは対照的に、登場人物(中学生)たちの体験や心理描写はとても現実的。学校というシステムに限界がある中で、どうしても理不尽な目にあったり、その枠から外されてしまう子どもがいる。その子たちが真っ直ぐ健やかに成長していくためには、子どもの気持ちにしっかりと向き合ってくれる周りの大人の存在(そして友達の存在)がいかに大きいか、しみじみと感じた。(若干ネタバレになるけど、周りにそういう大人がいなかったある子どもが、そういう大人になっていく姿が描かれている。)
終盤の皆の記憶が重なっていくシーンがハイライトで、小説を読んだときは読みながら泣けてきたし、映画でもやはり涙腺が崩壊しかけた。
人とのつながりや奇跡を感じられる前向きなラストシーンも印象的。この映画の子どもたちが、今後それぞれの道できっとうまくやっていけるようにと応援したくなるような、そんな気持ちになりました。
子どもはもちろん、大人が見ても、心に響く良作だと思います。
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