かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
序盤はよくある、いじめをテーマにした物語なのかと思ったら、突然ファンタジーが始まって、ここはちょっと唐突感があり過ぎて、最初は、こころの妄想なのかなとも思ったんだけど、そうではなさそうで、、、
皆んなで学校で会おうってなった辺りから面白くなってきたかな。
ただ、いじめがテーマだとリアルな問題なので、それに対してファンタジーでは本質的には解決しないので、ちょっとどうなんだろうっていうのはあるんだよね。
ルールを破るぐらい追い込まれたアキがどうやってあの環境を生き抜いて、あぁいう感じに成長出来たのかが、ごっそり抜けてるので、ちょっと違和感が残る。
記憶が残ってたみたいだから、それを糧に頑張ったのかもしれないけど、乗り越えた場面みたいなのは描いて欲しかったかな。
あとはやっぱり孤城の唐突感かな、ファンタジーだと現実とファンタジーの橋渡し的な現象や存在があるもんだけど、なんの脈絡もなく突然に鏡が光って、しかも登場人物が皆、実際この物語の中で人として生きてる人なので何がどうなってああなったのか、きっかけが一作目の「CUBE」並みに不明過ぎた所かな。
とはいえ、時間が関係してる物語は好きなので物語としての仕掛けは楽しめたかな、「真実はいつも一つ」は反則では?笑
映画としては
内容が薄いという感じがしたが、原作を読めばより作品世界がわかって楽しめるのだろうと思った。映画を観ていて一番興味が出たのは城を出て現実世界でそれぞれが再会するシーンだったが、そのシーンも登場人物全てではなかったし、一度観ただけでは理解不足になる気持ち悪さもあった。
タイトルなし(ネタバレ)
小説が好きで何度も読んでいた。
その上での感想だが、やはり小説の内容を2時間にまとめるというのはもったいないなと思った。
「怒涛の伏線回収」というのも、何となく安っぽいような印象に繋がっているように思う。登場人物に感情移入しきれないまま進んでいく物語に物足りなさを感じた。
もう少し丁寧に原作では描かれていた部分も沢山あるし、小説ならではの細やかな伏線も読めば読むほど面白かった記憶がある。
小説を読んで自分で情景を思い浮かべながら読んでいた身からすると、間のとり方や城の装飾、その他諸々が少しイメージと異なった。
(以下、超個人的感想)
最後、こころがアキを追いかけるシーン、笑わせに来てるだろ。微妙なBGMと何度も迫ってくるこころの顔面。感動しにくい。いいシーンのはずなのに笑っちゃった。皆がアキを引っ張るシーンも感動的とは言い難い。
もっと面白く出来たはず
評価が高いのが不思議な映画。前半だらだらテンポ悪くて、展開も少なく途中で飽きてくる。後半も盛り上がりそうで盛り上がらず、あきらめムードになる。最後の方でようやく盛り上がりを見せるが、時すでに遅しでさほど感動しない。伏線回収が色々あるが、取ってつけた感じで、だからどうしたっていうものばかり。
内容とは別に、城の内部のデザインがチープなのも没入感をじゃましている。まるで低予算TVドラマに出てきそうな壁紙を使ったなんちゃって西洋城のセットのような安っぽさでしらける。もう少し雰囲気に拘った本物感のある作画だったら見ごたえはあったはず。
原作は文庫本上下巻の長編ものとのことなので、物語をはしょってしまったため薄い内容になったとも言えるが、それにしてももっと面白く出来たはず。
孤城に カガミ オオカミ カオナシで ミ(私)が残る
原作未読。
前情報一切無しで視聴。
序盤で7人が集められ、ルール説明の時、あ!っと思った。
それは、仲間が信頼しあって何でも相談し、嘘も隠し事もせずに全てをさらけ出して協力すれば謎が解ける!ということを言いたい話か!という、あ!だ。
もしその通りだとしても、大長編のアニメ作品『ひぐらしのなく頃に』の大事な部分を2時間位で伝えてしまえるなら凄いことだと思った。
予想の斜め上の展開を期待しつつも、期待し過ぎないように抑え込む複雑な氣持ち。
それがまた登場人物達の期待と不安のような氣持ちとシンクロしていくのだった。
孤城の各部屋の扉の巨大さと天井の高さが、城らしくて良いが装飾がチープでオモチャっぽい。巨大なドアにしては取っ手の位置が下過ぎる。暖炉の火も焚べる描写が無い。
不思議さは現実世界と区別するためなのだろう。
トイレに関することも言及すらしなかったが、生活感の描写は敢えて伏せられていたのだった。
こころたちが孤城と現実世界を行き来し本音を言い出した頃、学校で待ち合わせする展開は嬉しかった。冷静に考えると学校以外でも待ち合わせ場所を決めれば良いのだが、その時点では私も既にかがみの孤城に入り込んだ中学生のひとりになって視聴していたので氣が付かなかった。
終盤の種明かしパート後に更にひとひねりオチがあって良かった。予想の斜め上というほどではないが満足出来た。
連帯責任というくらいなので、リオンだけではなく7人全員が記憶を持っていた。そして、それぞれ現実世界で会おうとするので嬉しい。アキが、あの仕事を選ぶ理由として辻褄が合うし、すばらしいハッピーエンドになった。ある意味リオンの願いは既に叶っていたし、さらに新たなる願いまで叶えてくれたのだ。
考察としては
…狼の真の目的は7人の望みを叶えること。
…狼が7人を赤ずきんと言った理由は、狼が犠牲になるという展開だから。赤ずきんはハッピーエンドの物語。
…狼のお面を外した顔を画面に出さない理由、そしてその顔を見たリオンが泣いた理由、狼の能力の謎。
…そもそも記憶を消す事が狼に出来たのだろうか。
…狼はどこまで知っていたのか、この先も知っているのか。
小説を読みたくなる
優しさに包まれたような幸せな気分になる。
孤城と言う突飛な設定に、
主人公のような境遇の子たちに孤城は存在しないし
救われないよな…なんて思って観てたけど、
そうじゃなくて
同じような状況な子も決して1人ぼっちじゃないし、
君だけじゃないし、
君を想ってくれてる人が必ず側にいるんだよ。
と言ってくれてるような優しく幸せな気持ちになれました。
たぶん小説ではもっとキャラを掘り下げられてて
もっと感動出来てたんだろうなと思ってたけど、
登校したけど誰とも会えなかった。
と言う展開から一気にミステリ要素が加わり、
あーじゃないか、こうじゃないかと
ドキドキしながら観れました。
ラストも良かったけど、欲を入れば主人公と全員が繋がってたらもっと感動出来たかな、なんて思いました。
AKIちゃんが全部持ってちゃった
聞いた事もないし話題にもなってないしなんだこのマイナーな映画と思っ...
聞いた事もないし話題にもなってないしなんだこのマイナーな映画と思っていた自分をぶん殴りたいここ最近観たアニメ映画で1番感動した
序盤は世界観がありきたりなチープな感じで面白くない臭がぷんぷん漂っていたからスマホいじりながら観ていた
だけど中盤から意外とシリアスな現代的な問題が描かれていて自然とちゃんと観ていた
そして終盤には感動すらしていた
何故だろうと思ったら原作が直木賞作家
どうりでちゃんと出来ているわけだ
退屈な前半をどうにか乗り越え最後まで観てほしい
観るの後回しにしてたけど
これは良作だと思う
わたし、今度こそ言いたい事は、言う!
喜多嶋先生
孤立との向き合い方
いじめにあっている子供たちが孤城に集まる話
主人公は城でそれぞれ話合うことで問題が好転していく
謎の解き方は赤ずきんではなく七匹の子やぎ
狼様は亡くなった姉
子どもぽいかなっと思って観始めたが全体的にまとまっていて伏線もしっかりしてて楽しめる
こころ(主人公)の冒頭の望みが最後に叶っているのが素晴らしい
謎だらけの孤城
展開が予想できたとしてもいい話はいい話だ
子どもと一緒にAmazonPrime(有料)で見ました。
いい映画だったと思います。
叙述トリックに気付く気づかない、は有るかもしれませんが、それに気づく気づかないは関係なくいい話で、とても分かりやすく丁寧な作品だと思います。最後のクライマックスまでののんびりした展開で疲れてしまう人もいるかもしれません。クライマックスも「まぁ、そんなもんだよなぁ」と冷めた目でみる人もいるかもしれません。が、素直に感じた方がいい作品だと思います。どんな時代も、同じように苦しんでいる人がいて、で、手を差し伸べれば助け合うこともできる(そして、悲しいけど分かり合えない人もいる)
理想ですね。理想ですが、その気持ちを大事にしていけば、世の中すこしは捨てたもんじゃないって思える気がします。
たかが学校
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