スピリットウォーカー

劇場公開日:

解説

12時間ごとに違う人間の体で目覚める男が真実を求めて奔走する姿を描く韓国製SFアクション。交通事故の現場で目を覚ました男。彼は全ての記憶を失っており、鏡に映る自分の顔にも名前にも違和感を覚える。しばらく経つと、男はまた見覚えのない場所で目を覚ますが、今度は先程とは違う顔だった。やがて彼は、自分の体が12時間ごとに違う人間のものに入れ替わっていることに気づく。何が起きているのか、本当の自分は何者なのか、真相を解明するべく行動を開始した彼は、いつしか自分が巨大な陰謀に巻き込まれていることを知る。「犯罪都市」のユン・ゲサンが主演を務め、「LUCK-KEY ラッキー」のイム・ジヨン、「悪人伝」のユ・スンモクが共演。

2021年製作/108分/G/韓国
原題:Spiritwalker
配給:クロックワークス

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映画レビュー

3.5憑依系キャラクターの“見せ方”の新趣向

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

本作のように、ある人物の身体に別の人物の精神(spirit)が乗り移るという筋の類型は、ちょくちょく作られてきたのにいまだ定着した名称がないように思うが、ここでは便宜的に「憑依系」と呼ぶことにする。似て非なるのが、「転校生」や「君の名は。」のように二人の精神が入れ替わるパターンで、これはそのまま「入れ替わり系」としておこう。

さて本作、ユン・ゲサンが演じる主人公の男(便宜的に「I」としておく)の精神が、12時間ごとに違う人間の身体に乗り移るのだが、精神が別人の体に入っていることを映像で表現する手法にややクセがあるというか、従来あまり使われてこなかったスタイルで観客に提示する。「I」が鏡やガラスなどに映った自身の鏡像を見ると、そこにはユン・ゲサンではない俳優が映っている。これは問題ないのだが、「I」の精神だけが別人の肉体に次々に乗り移っていくのに、観客が目にする乗り移った先の外見も7割か8割がたユン・ゲサンのままなのだ。残りの2割、3割で真の肉体の外見(つまりユン・ゲサン以外の俳優)を映すのだが、その切り替えがかなり恣意的に感じられてしまう。作り手は何らかの法則性を持たせているのだろうとは思うが、観る人によっては混乱するか、常に頭の中で「彼は『I』の姿に見えているけれど本当は別の外見なのだ」と変換しながら話を追わなければならないだろう。

そんなわけで、新趣向とも言える憑依系キャラクターの見せ方にどうにも馴染めず。12時間で新しい身体に乗り移る理由や、乗り移られる人物たちの共通点も一応は明かされるが、さして深みはない。ユン・ゲサンのスピーディーなアクションは素晴らしいので、ファンなら観て損はないだろう。

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高森 郁哉

3.5迫力満点‼️

2023年1月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イム・ジヨンの存在感がピカイチでした。
楽しめました。

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tuna

3.0深く考えすぎずに楽しむべし

2023年1月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

韓国のサスペンスアクション映画が、
日本や香港のそれを抜き去り、アジアトップのクオリティを持つようになって久しい。

俳優陣だけでなく、脚本、カメラ、美術など制作陣の経験値が豊富で、差は広がるばかりだ。
悲しいが、それが現実。

本作も、のっけから謎に満ちた展開で引き込まれ、
ラストまでノンストップだ。
ヒーロー、ヒロイン共に魅力十分で、
観客を飽きさせない。

なぜ、主人公だけがスピリットウォーカーに??

なんてことに引っ掛かりをおぼえてはだめ。
理屈抜きに、謎解きと勧善懲悪に没頭せよ。

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Haihai

3.512時間ごとに違う人間と入れ替わってしまう。 それもたまたまではな...

2023年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

12時間ごとに違う人間と入れ替わってしまう。
それもたまたまではなく、原因が分かっている点がよかった。
最近は凶悪な警官という作品が多いのはうんざりだが、アクションシーンはなかなかの迫力だった。

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省二
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