グッド・ナースのレビュー・感想・評価
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2人の演技によるもの
実話ベースのストーリー
医療現場で起きた事件ですが
ニュースでも見たことがあるような話。
ジェシカ・チャスティンとエディ・レッドメインの2人による演技合戦。
この2人の演技により起伏が無くてもハラハラ感がたまらない。
実話なので変にまとめようとしないのがまた良い。
垣間見える異質さに鳥肌
怖いかなと心配だったけど考えさせられた
普段は苦手なジャンルなんだけど、エディ見たさに‥実話を元にしていることに驚きながらも、エディとジェシカの演技に引き込まれた。なぜ?という核心には辿り着けないものの、ほとんどが静かな印象のカレンが激昂する数少ない場面から想像してみたりして余韻に浸る。映画では少々美談めいているが、エイミーの説得の言葉はどこまで本心なのか。自分の家族を守るために警察に協力した部分も大きいのだろうと考えると、彼女を真の友人と信じて自白したカレンは、なんだかかわいそうにも思える。
結局、理由は判らず…
これ、実話なんですね…。
医療現場の「闇」を見た…って感じです。
このチャールズ・カレンの犯罪を、見て見ぬふりを続けて来た医療関係の方々も、ほんと、コイツと同罪だと思う。
みんな保身に走った結果 こんな恐ろしい行為に目を瞑ってた訳でしょ?
本当に病院って、自分達のミスを余り認めたがらないし、カレンの様な人間が長い間犯罪を続けられたのも、こういう病院の体質が大いに関係していて、そんな所を逆手に取った犯行だったのではないかと思った。
結局、何故こんなことをしたのかは未だに語られていない訳で…
看護師として医療従事してきた16年間で本当に沢山の入院患者を手に掛けてきた彼の罪は重いけど、それを見ぬふりしてきた病院側の罪も非常に重いと思った。
とりわけ、ジェシカ・チャステインが素晴らしかったです。
隠蔽体質
ネタバレを含む。
人からどんな反応が得られるかを見たり感じたりするためだけに罪を犯すシリアルキラーがいる。愉快かどうかはともかく、愉快犯とも称される。
チャーリー(エディ・レッドメイン)は謂わば緊急蘇生(コードブルー)に偏執するシリアルキラー。(──なのだろうか。けっきょく動機はあかされなかったが。)
点滴にインスリンやジゴキシンを混入させ、容体を悪化させる手口で患者を死に至らしめてきた。
にもかかわらず、医療事故を公表したくない病院に隠蔽され、チャーリーは職場を転々としながらも密かなシリアルキラーを続けることができた。
──実話にもとづいた話を、同僚看護師のエイミー(ジェシカ・チャステイン)の視点で描いている。
エイミーはシングルマザー、ふたりの子持ちで胸に心筋梗塞の爆弾をかかえている。
さいしょチャーリーは人のいい、頼りがいのある男に感じられ、ふたりはすぐに意気投合する。が、いったん嫌疑がかかるとひたすら怪しい。
無害にも狂気にも見える──たしかにこんな役はエディ・レッドメインにしかできなかっただろう。
心筋症をかかえたエイミーがおとり捜査に協力する構成が、はらはらどきどきを加速させる。脚色が大きいのかもしれないが、実話らしからぬサスペンスがあった。
終局のテロップも衝撃的だった。
『死刑判決を避けるためチャールズカレンは29件の殺人を認めた。じっさいの被害者は400人に上ると思われる。・・・。』
映画は病院の隠蔽体質に対しても責任追及をしている。結果的に殺人癖のある看護師をたらいまわしにしてきたからだ。
とはいえ「なぜ、そんなことを?」に尽きる。わたしたちが日々、ニュースに接するたびに問いかける言葉でもあるが・・・。
土葬VS火葬!!
The good nurse
医療業界の闇
にしても、エディレッドメインはスゴい。
ファンタスティックビーストほどの大作に
出ておきながら、
他の映画ではそのキャラにしか見えないし、
全くそれを感じさせない。
トムホーランドやラドクリフくん、マーベルの役者さん
たちは大概他の映画に出てると、その影を感じて
なかなか映画に入れないけど、
今作もワンカット目から気味の悪い怪しい看護婦に
しか見えなかった。
挙動、喋り方、人との接し方、不気味でした。
100%チャーリーが悪いけど、
この隠蔽体質の医療体制が被害者を増やしたのもまた
事実。
残念なのは、動機が語られなかった事。
ただのサイコパス野郎のように見えてしまったけど、
彼には彼の言い分と人生があったはず、
そこを覗いてみたかった。
絶対の信頼が…
文字通り、看る護る、人である看護師。命を預かる人が奪っていたという、しかも400人もの患者をという衝撃の実話。病気を患いながら女手1つで娘たちを養う看護師エイミーにとって、心優しく頼りになる同僚カレンの犯行は信じられなかっただろう。どこまでが実話なのか分からないが、自分家にまで来て子供の面倒を見れてくれていた男が殺人犯だったというのは背筋が凍る。動機も分からないミステリアスの雰囲気をエディ・レッドメインが好演していた。一番の驚きは各病院が彼の犯行を怪しみ、或いは把握しながらも保身から公表せず、野放しにしてしまっていた隠蔽体質、これが連続殺人を生んだ元凶だ。
グッドナースってそっちかあ
実はベースの作品。主人公はジェシカジャスティン。新人の同僚がめっちゃ優しくて良い奴なんだが、裏で患者を何人も殺していた殺人鬼だった。序盤から犯人が誰か分かっていたのもあるし、結局犯人の動機もわからずじまいで、ぱっとしない作品。
実話が一番怖い
隠蔽体質の闇
病院で不審な死亡例が増えて、それが病院を転々としてきた男性看護師の仕業だったという実際に起きた事件に基づくNetflix映画。
「リリーのすべて」で世界初の男性から女性への性転換手術を受けた芸術家を演じた中性的なエディ・レッドメイン。奥二重で窪んだ目に色白の顔は不気味でもあります。ジェシカ・チャスティンの目も窪んでいて、お互い自然に親しみを感じたであろうと思わせられる絶妙のキャスティング。自主製作のアクション映画にみずから主演することが続いていたジェシカ姐さんがまさかエディ・レッドメインと共演するなんて思いもしませんでした。
Netflixさすがですね。
日本でも看護師が旦那にインシュリンを注射して事故と見せかけて殺し、次々に保険金をせしめた事件がありました。
ごく最近(平成27年)になって医療法が改正され、医療事故調査制度が制定されました。病院内での予期せぬ患者死亡例について、国が定めた第三者機関(医療事故調査・支援センター)への届け出が義務化されましたが、故意に患者を殺める者をあぶり出すことを目的としたものではなく、医療機関の安全管理の強化を目的としたものです。しかし、届けなかったことに対する罰則規定はないので、本当に公表出来ない事故は遺族にうやむやにして、裁判沙汰にならないように隠蔽される可能性があります。速やかに届け出ることとされていますが、院内調査が長引いたとすれば、おのずと届け出は遅くなります。検視(検死)・解剖の強制力もありません。それでも、以前に比べれば進歩です。この映画の病院の管理責任者は事件から7週間も経ってから報告します。警察も介入しますが、すでに火葬された後で、担当刑事は半ば諦めていましたが、そこへ更に新たな事故が起きます。
こんなにしおらしいジェシカ姐さんを観たのは初めてだったので、意外でした。
二人の娘がいるシングルマザー。
拡張型心筋症で移植が必要なのに、医療保険が使えるには勤務期間が足りないため、不調を秘密にして仕事を続けます。
患者の急変時の蘇生も体力が必要で、エミーにとってはすごい負担です。
チャーリーとエイミーは互いに協力関係にあったため、疑問を抱いてしまったエイミーのつらい苦しみが前面に描かれます。
心臓が悪くなければ、いつものジェシカ姐さんなら鉄拳制裁していたかも。
死後処置を施した老婆の顔に自分の顔を近づけるチャールズは何を思ってそうしたのか? 彼の母親も医療過誤で亡くなったのではと思われる述懐あり。社会への復讐なのか?
しかし、不気味で怖いエディ・レッドメイン。
最近は男性看護師が増えています。
私は尿管結石で何度か入院していますが、最初の入院の時は女性看護師でした。結石破砕術の後の痛み止めの坐薬を入れてもらうのが恥ずかしくて、遠慮してしまいましたが、今度入院したときは我慢せずに何個でも入れて貰おうと心に誓いました。しかし、次の入院の時は担当は男性看護師で、親切で感じの良い人でしたが、とてもガッカリ⤵️
いったいわたしはなにを期待していたのでしょう。
それは秘密です。完全黙秘。
男性看護師には人に言えないコンプレックスもいろいろあるでしょうし、インシュリンや筋弛緩剤が自由に扱えるとなると、ストレスから魔が差して、やらかしてしまう病的な人もいるかもしれないと思うとやっぱり怖いですね。
アメリカ社会の苦悩
孤独だったから?
心臓に病を抱えながらも、シングルマザーとして子を育てる為過酷な夜勤看護師として働くエイミー。ある日、新たに入ってきた有能な男性看護師チャーリーと親友になるが、程なくして病院で不可解な出来事が頻発するようになり・・・と言った物語。
実話を基にした重厚なサスペンス作品。
終始、BGMも殆ど無い(皆無だった?)静かで重い雰囲気。
苦しむ患者を助けながらも、エイミー自身の体にも問題が。。
恐ろしく高額なアメリカの医療費のもと、状況は悪くとも簡単に手術を受けられず・・・しかし、バレたら解雇になるという思いから職場に伝えることもできず。。これは本当に辛すぎる。
そんな中やってきたチャーリーとの関係性はグッド。
良いですねぇ、職場の同僚であり、戦友意識から男女間でも素晴らしい友情が、なんて思っていたが・・・。
確証は無かったとはいえ、何故こんなにも新しい職場でまた雇用されるの!?
まぁ看護師さんを始め医療従事者って慢性的な人手不足のイメージはあるけど、流石におかしいってならんかったのかな?
エンディングで明かされる事実・・・。こりゃあ戦慄ですね。勿論無くなっちゃったら困る人が大勢いるわけだけど、、、病院様ってことなのかな。この理不尽さには腹が立つ。ガランさんの胸糞っぷりときたらもう見事の一言です(笑)
そして、捜査協力とは言え、トムさんあれは辛すぎるでしょ。見てらんない!!
とにかく重厚で、終始没頭させてくれた良作でした。映画だから多少の脚色はあるにせよ、本当にこれが事実だとはとても信じがたい。。
また、本作の予告編、長めだけど良いですねぇ。完成度が高くて、予告編だけでちょっとした映画作品みたいに仕上がっていた印象。
豪華キャストの演技も特筆モノ。是非多くの方に観てほしいと思った作品だった。
イジメ自殺事件を思い出した
「旭川女子中学生いじめ凍死事件」
「秀岳館高校サッカー部暴行事件」
をあげるまでもなく、
あらゆるイジメ、パワハラ、セクハラは隠蔽される。
隠蔽する側の気持ちは分からなくもない。
「責任を問われる」からだろう。
でもそこには「良心の呵責」との葛藤がある。
いや、上記事件の関係者にそうした葛藤があったかは分からない。
で、本作。
主人公の葛藤は「良き相棒が犯人のハズない。犯人と思いたくない。」ということ。
一方の犯人は(動機が不明だからか)感情は読み取れず、表情から想像するしかない。
そして病院の対応に怒り苛立つ警察官…
動機とは違うが「誰も止めなかったから…」旨の発言をする。
隠蔽って、ある意味「共犯者」なんだな。
本作の病院だけでなく、
イジメ事件、暴行事件の学校も。
タイトルからして謎
演出がちょうど良く最後まで楽しめた
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