劇場公開日 2022年4月15日

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ハッチング 孵化のレビュー・感想・評価

全117件中、101~117件目を表示

3.0ちょっと物足りない

2022年4月18日
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予告やポスターから匂わせるほどには、本編からは不気味さを感じず。
話としては暗喩含めてわりとストレートだし、化物の描写も場当たり的な印象。
ってか登場人物全員、音や声に気づく気づかないが都合良すぎ!

俳優さんたちはみんな見事な演技でした。

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克晴

3.5母性なのか?自身なのか?

2022年4月18日
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佐々木

5.0延々と繰り返される母と娘の諍い、それは輪廻の物語でもある。『ぼくのエリ』、『ボーダー 二つの世界』に通じる邪なる存在への愛が描かれた美しく凄惨なファンタジーホラー

2022年4月18日
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鑑賞方法:映画館

とにかく母親が怖い。理想の家族を作り上げキラキラな動画を配信するが自身はその家族に何の感情も抱いていない。劇中では一切語られないが、彼女の左足にある傷が象徴する自身のルサンチマンを娘ティンヤを通じて解消しようと血眼になっている。そしてこの母親にはある秘密がありそれをティンヤに勘づかれると誤魔化すどころかその秘密を娘と共有しようとする。要するに母親にとってティンヤは自分の分身に過ぎない。一方のティンヤは母による支配を受け入れ懸命に母の期待に応えようと奮闘するが森で拾った卵は自身のルサンチマンに呼応するように肥大していく。雄熊であるテディベアのお腹を突き破って卵が成長していく過程は実に象徴的で、ティンヤの父は娘の苦悩を察しながらも何ら手を差し伸べようとはしない。弟マティアスは姉に対して激しい嫉妬を抱いていて常に姉を監視している。“籠の中の鳥“であるティンヤは隣家に越してきたレータと親しくなるが彼女の存在もまた卵を肥大させる。

リビングに乱入した鳥を捻り殺す件からこちらの予想を軽く超越した結末まで幾度となく繰り返されているのは母と娘の諍い。友人のようであり姉妹のようであり、しかしそのどちらにも存在しない特殊な絆で固く結びつけられた母娘の慟哭は男性の共感を拒絶するかのように耳に響きます。

ティンヤの背骨がうねる様を接写した冒頭のカットや、ついに殻を割って顔を覗かせる雛の容姿や劇中で頻発する吐瀉物の纏わりつくような粘性にクローネンバーグからの濃厚な影響を感じますし、主人公の切り立った孤独感には『グッドナイト・マミー』のヴェロニカ・フランツ、『RAW 少女のめざめ』と『TITANE チタン』のジュリア・デュクルノーや『REVENGE リベンジ』のコラリー・ファルジャとの共通点も見られるので、2000年代に世界中に伝播したフレンチホラーから多大な影響を受けているような印象あり。そして同じく北欧発のホラーの傑作『ぼくのエリ』や『ボーダー 二つの世界』に描かれているような、通常の人間世界に全くもって相容れない邪な存在に寄り添う優しさが終幕にもたらす余韻が胸に沁みました。ハンナ・べルイホルム、恐るべし。

そしてティンヤを演じるシーリ・ソラリンナの美しさが衝撃的。体操が出来ることという条件下にもかかわらず集まった1200名の中から選ばれた彼女が全身から醸し出すあどけなさと魔性が綯交ぜとなった佇まいは12歳という年齢だからこそ出し得たもの、本作がその刹那を捉えたことは奇跡と呼べるでしょう。

ちなみにティンヤの家族構成は私の家族と同じで、父親の趣味が自分と同じことに戦慄しました。この物語、父にも母にも名前がないことで普遍性が担保されているので、突き抜けた描写のホラーでありながら物凄く身近でリアルな物語でもある。そこが恐ろしくも愛おしいです。

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よね

3.5楽しめました 💯

2022年4月17日
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大好きな映画館 丸の内TOEI の大きなスクリーンと音量はホラー作品との相性いいねー。
トイレは和だけど足元広く昭和感たっぷりの空気がハラドキを後押しするよ。
怖くて悲しいけど誰も悪くないんだよね。
いい映画です。

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すったもんだだよ

4.0家族の崩壊

2022年4月17日
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悲しい

怖い

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たっぴー

4.0吐瀉物が苦手な方は鑑賞注意。

2022年4月17日
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おちゃん

4.0不気味で不快で怖い

2022年4月17日
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最初のショッキングな二つのエピソードと恐ろしいラストが、係り結びのように対応しています。

鳥の視点で見れば、母も娘もサイコパス。
卵から現れたモノは復讐の怨念で出来た怪物。

自己中で顕示欲の強い母親に支配される家族が、そのモノによりかき乱されていき、やがて恐怖のラスト・・・

しかし、さらに恐ろしいのは、物語が終わった後でも家族が不気味な恐怖と共に生きていかなければならないこと。

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Tetra 999

3.5ホラーとしての意外性は無いが人間を描いている

2022年4月17日
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yoshuggah

3.5王道ホラーの諸要素を巧みに集積した、女性監督らしい北欧美少女ホラーの佳品

2022年4月17日
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じゃい

4.0怖かったー

2022年4月16日
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鑑賞方法:映画館

最初はグロテスクホラー版E.T.…かと思ったけど、そんな心温まるストーリーではなく、見終わって1時間くらいドキドキが取れなかった。
と言っても単に怖いのではなく、要は母親の行き過ぎた虚栄心と娘の親子関係の話は普遍的でありつつ、SNS投稿など現代的な側面も含まれ、よくできていると思う。
主人公の白い服が可憐な少女は新人だというが熱演。また指の長いこと!あと、花柄の壁紙や高すぎる街路樹など北欧フィンランドの住居や自然も興味深い。
あー、怖かった。

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ミーノ

4.0基本、ホラーは苦手

2022年4月16日
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美しいチラシに惹かれて怖いもの見たさで、観ました。途中、あれっ鳥じゃなかった?!

女の子の微妙な時期、反抗できず母に絡め取られているような感じ、すごい。

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Momoko

4.5嫌悪感全開の家族崩壊ホラー

2022年4月16日
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 来た来た。家族崩壊ホラー。上っ面だけ幸せそうな家族が壊れていく様をおぞましく描いてくれます。

 『ミッド・サマー』の影響なのか、明るいシーンがやたら多い。鳥が窓にぶつかるシーンは、あの『ヘレディタリ』を思い出す。大好きなテイストだから、期待は高まるんだけど、どうなんだろうね出来は。

 この監督やってくれました。最初は、ダークファンタジーと思わせておいて、徐々にホラーの方にシフトしていく。怖い方のホラーじゃなくて嫌悪感で吐きそうになる方のホラーだから精神的にやられる。

 そして、この映画のテーマと言っていい毒母の存在。自分の見栄のために娘にスポーツ(体操)を半ば強制的にさせるのは序の口。愛人の存在を娘に内緒しておくようにするのはギリギリ許せる。だけど、愛人のことを娘であるソフィアにのろけたり、夫公認で堂々と娘を連れて不倫旅行に出かけるに至っては、不快感がマックス。最後には、ソフィアに対して酷い本音も口にしてしまう。

 卵から生まれた怪鳥は、ソフィアの押さえつけられた自我のメタファーであることは明らかだが、ソフィアだけに見える生霊的な存在なのか、殺された鳥の怨念が生み出した物理的な存在なのかは、途中までハッキリしない。ソフィアと怪鳥が精神的に繋がっていることを窺わせるシーンもあってこの辺の描き方が上手い。

 家族崩壊ホラーというジャンルは、ボディにくるね。早くもアリ・アスター症候群とも言える作品が世に出てきて嬉しい。しかも若手女性監督というから、今後が楽しみ。

 ソールドアウトの上に、若い女性の割合が多い。北欧ホラーは、オシャレなジャンルになってしまったのか。

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bion

3.5恐竜の子孫(恐竜の中の生き残り説も)はやはり怖い

2022年4月16日
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グレシャムの法則

2.0Hail 2 U!

2022年4月15日
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怖い

単純

ある日家に迷い込み暴れ回った鳥を母親が絞めて、捨てた筈の鳥の巣にあった卵を長女が孵化させ巻き起こる話。

SNSに家族の動画を上げることが大好き、というか自分大好きな母親と、マイペースな父親と、そして母親に気を遣う体操少女の長女に、ちょっと我が強い長男という家族が、孵化した「それ」により掻き回されるストーリー…なんだけど、掻き回しているのは母親か!?

長女も実は激情型っぽいのは置いといてw鶏卵より少し大きいぐらいだったのが、まさかの卵も成長!?そして孵化して現れた不気味なそいつ。
日本のホラーマンガにもありそうな不気味なヤツにだんだん生活が侵蝕されていくヤツですね。
と、思っていたら、まさかのそんな姿に!?まあ、これはこれでどこかで観たことある様な…。

見た目の不気味さもあるけれど、内面の不気味さがぶつかり合ったり交差したり、という面白さはあったけれど、えげつなさも悲しさも不快さもやり切れなさも、全て物足りず。
求め過ぎですかね…。

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Bacchus

3.5あなたの中にも、ソレはいる…

2022年4月15日
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ちゃっぴー

4.0得体のしれない不気味さ漂うフィンランドホラー

2022年4月7日
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外面を気にすることばかりに夢中な母親の素敵な家族ごっこにつき合わされる娘のティンヤ。体操の大会で優勝しようと、母の望む「立派な良い子」でいる。「仲良し家族」の日常は、飛び込んできた一羽の烏によって、じわじわと崩壊していく。
この烏に悪意があったというより、火だねはティンヤの心の中にずっとあったことがこの映画の怖さだと思う。それがちょっとしたきっかけによって露見して、やがては家族を破滅へと導く。

ただただグロテスクなホラーは苦手だから、普段は決して観ないけど、
こういう心の闇に焦点を当てた、人間の怖さを描き出すホラーは、
重たい小説を読んだような感覚になるからけっこう好きかも。

どうして監督はこの映画を作ろうと思ったのだろうか。
どうして最後のセリフがあの言葉だったのだろうか。
非英語圏ゆえに原作国から入ってくる情報が少なくて、想像が膨らむ。

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スクラ

3.0鳥からの

2022年4月4日
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鑑賞方法:試写会

2022年4月4日
映画 #ハッチング #孵化 (2022年)鑑賞

フィンランド発のホラー映画です

森の中で見つけた卵を家で孵化させようとする主人公の少女
卵から出てきたものは、少女とその母親、そして家族が抱える闇を抉り出す何か

後味が何とも言えない

@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました

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とし