ウォンカとチョコレート工場のはじまりのレビュー・感想・評価
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気持ち良いファンタジー
チャーリーとチョコレート工場の
ジョニーデップが演じたウォンカのひねくれ感は
どこに行った?と言うくらい気持ち良いファンタジー映画でした。
チャーリーとチョコレート工場の前日譚ではなく、
また別物と考えた方が良いのかもしれない。
しかしティモシーシャラメは素晴らしい。
年齢を調べたらもう29歳なのに、
まだ純粋さを保ってて彼が映るだけでキュンとしてしまう。
全編に渡ってファンタジーの魔法がかかってて良い夢を
見てるような気分でした。
作りとしては若い人より子供よりの映画だと思うので、
その点ティムバートンは全年齢に刺さるように作られてて
その凄さも感じました。
ティモシーシャラメも良かったけど、
ヒューグラントのウンパルンパも面白かった。
単独で映画があっても面白そうだなと感じました。
夢があって楽しい映画でした。
楽しすぎた
元々ジーン・ワイルダーの『夢のチョコレート工場』が好きだったので文句なく楽しすぎた。
世界がうんと広く夢いっぱいに広がって、この世界に入りたい!ウォンカのお店行きたい!!と思いながらワクワク。
懐かしい主題歌の『ピュア・イマジネーション』ほか、どの曲も少し切なく楽しく英語歌詞で歌えるほど繰り返し聴いた。『ウンパルンパ』は映画館を出た直後から無意識で手振りしながら歌うくらい中毒性アリ。
始終ティモシー・シャラメが可愛い!
最後はちゃんと『夢の〜』に繋がって感動した。
唯一残念だったのは、映画自体の問題ではなく日本の映画予告。
ティム・バートンのウォンカ世界と勘違いさせるもので、あのウォンカを期待して観た人はそりゃガッカリするだろう…と
ティモシー・シャラメが可愛い王道おとぎ話
チョコレートが食べたくなる
純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人のウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くという夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやってくる。
ウォンカのチョコレートはまたたく間に評判となるが、町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまう。
さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の小さな紳士も現れ、事態はますます面倒なことに。
それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘する。(解説より)
前作「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚と聞いていたが、先に言ってしまうとここはリンクしてない。
というのは、前作については以下の3作が存在するとのこと。
・原作(本)
・過去版の映画(1971年:チョコレート工場の秘密)
・現代版の映画(2005年:チャーリーとチョコレート工場)
以上の前提を踏またうえで、本作は原作や過去版の映画のストーリーに近しいとのこと。
そういった意味で、2005年版とはいくつかの矛盾が生じている。
とはいえ、本作自体のストーリーは非常にコミカルでおもしろく、終盤は心動くような感動もあったりする。
満足!
全く新しいウォンカ!
2024 34本目
甘過ぎるチョコレート
本作で唄って踊れることまで示してみせたティモシー・シャラメ。ナイーブなクィアから影のあるカニバリストまで、そのゲイ達者?ぶりは折り紙つきだ。筋肉なら俺の方が勝っていると思っているあなた、それは少々甘すぎる。直近の『DUNE』ではとうとうアクション俳優の仲間入まではたしているティミー、ハリウッド式科学的トレーニングをこなしさえすれば、あっという間に細マッチョぐらいには変身できるだろう。
ロアルド・ダール原作のお子様向けファンタジーは、大人が読んでも楽しめるダークな物語が人気なのだとか。確かにティム・バートン&ジョニデによる映画化作品は、ダークファンタジーと呼ぶに相応しい内容だった。しかし、ダールのファンだと語るイギリス期待の新鋭ポール・キング監督による本作からは、あまり“暗さ”を感じないのである。その“明るい”演出とティミーのイノセントな魅力が相乗効果を生み、本作を限りなく薄っぺらくしてしまっているのである。
普段からディズニーランドでEnjoyしまくっているような能天気ファミリーにはおすすめできるのだが、暗い映画館の中で誰とも口をきかず2時間黙ったまま座っていることにたえられる根暗キッズたちには、いまいち物足りない1本になってしまったことだろう。給食が食べられないため、週末に入る度に子供が痩せ細ってしまう、ワンオペ貧困家庭が急増中の日本ではなおのこと。それを、子供の頃苦労などほとんどしたことがないであろうティミーが演じているから尚更なのである。
チョコレートの中毒性については最近広く知られるようになってはいるが、本作に登場する大人たちが皆ウォンカの作る魔法のチョコレートに嵌まっていく様子はまさに“ホラー”として描くべきだったのである。カトリックの教えと相反する貪欲の象徴としてチョコレートを描いた『ショコラ』のように。脳のエネルギー源が糖分であるため、甘いものを食べると一瞬幸福感に満たされるものの、その罪悪感はやがて“糖尿病”という副作用を人間の身体にもたらすのである。
そんなチョコレートの毒性を表現するにあたっては、ティミーには(ホアキン・ロドリゲスあたりが得意とする)究極の悪やピエロを一度演じてもらう必要があるだろう。かつての2枚目俳優ヒュー・グラントが最近他の作品で演じている悪役は、本作のウンパルンパ役同様実に味わい深いのである。演じることを期待されている善人ばかりでは、(甘いだけのチョコレート同様)いずれは観客に飽きられること必至なのだから。
面白かった。ティムバートン風は期待しないで
最高の映画
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