劇場公開日 2022年6月17日

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PLAN 75のレビュー・感想・評価

全390件中、101~120件目を表示

3.0少し想像していたのと違った。 75歳以上の高齢者に死ぬ権利を認める...

2023年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

少し想像していたのと違った。
75歳以上の高齢者に死ぬ権利を認める制度ということだが、本作では高齢者の貧困問題が一番のテーマになっている。
権利というよりも貧困のために死を選択せざるを得ないという状況。
政府が高齢者の自殺を手伝ってあげますよ、という感じか。
あと、申し込めば10万円が給付されるということだが、お金だけもらってそのまま逃げる奴も続出しそうな気がする。

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省二

3.0丹念に描かれた状況

2023年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

老いと共に人間の尊厳が奪われていくのがツライね。
PLAN 75が導入されていない今でも奪われてるもんね。
そんな状況で生きるぐらいならいっそと考える気持ちが分かる。

理屈で考えると、ある程度老いたら、安楽死する選択はあっても良い気がすんの。
でも感情は追い付かない。
ここは人間が手を出しちゃいけない領域の気もすんの。

そこのところをこの作品がなにか結論付けたかというと、そこまではいってなくて、状況を丹念に描いてくれた感じだったかな。
そして、その状況が描かれることが大事な作品だと思うので、いいなと思ったよ。

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Scott

4.0ノンフィクションに近い

2023年3月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

 高齢を理由に突然解雇され、新しい仕事も見つからず、行政にも見放され、さらに住む場所さえ失いそうになり、PLAN75(自ら死を選択できる制度)に頼るしかない身寄りのない主人公の姿はもはやノンフィクションではないだろうか。

 料金がかからない公共施設?でグループカラオケを楽しみ、たった数百円のお惣菜を「今日は奮発しちゃおう」と友人(子供や孫とは疎遠)と嗜む姿は微笑ましいと同時にとてつもなく切ない…

 誰もが迎える「その日」が「そうせざるを得ない」選択の結果や孤独死でなくなるよう、高齢化が進む日本に問題提議する映画だったように思う。

余談
私の母も75歳、改めて唯一無二の親を大事にしようと思った。

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umekko

4.0近未来の話ではなく選択していない側のパラドックス世界

2023年3月8日
iPhoneアプリから投稿

いろんなことを思った。

ラストから。
あの倍賞千恵子があの後、どうやって生きて行くのか。
余程の決意で選択したわけではないのか?

無責任に、「頑張れ、良かった」と
言っていいとは 私は思えなかった。

仕事は?家は?
問題山積です。
家族もない。友人も年寄りで年々減って行くしその友人たちだって肩身の狭い生き方してるのが多いわけで。
頑張って生きる。ってそれが正解だって言い切れるのか。

はっきりしている事は 歳をとる前に終の住処は持っておかねばならぬという事。
賃貸だけで生きていけると思うのは若い時だけ。
公団や老人ホームで僅かな年金暮らしをするのか。
年金なんて年々減ってて、しかも医療費も高齢者にはめちゃくちゃ冷たいのですが?

昨今の若い人発信の中に、俺たちの働くお金で老人がいい思いをしてる的な発言が目立つんだけれど、その、彼らが望むシステム(老人はいい思いをしなくなるシステム)って、自分の将来の暮らしにダイレクトに響いて来るシステムなんだよなあって気づいたりはしないのだろうか。
自分は年寄りにならないと?

まあ 自分は最初っからオトナだった赤ん坊だった事なんてありません、みたいな思考に似てるけれど。

この作品
徹頭徹尾 お役所風 つまり マニュアルがあって、誰もが頭で考えなくても出来る仕事で世の中が埋め尽くされていて
その言葉も柔らかく、でも感情はいらない。
これってフィクションじゃなくて割と今もそのままこの通り。

だから逆にここの登場人物たちには心を持つ人々がたくさん存在しているようにさえ思える。
たぶん監督である彼女の性質が反映されているのだろう。
マジで実際の現世はこんなにあたたかくないのですよ。

昨今 何か困った目に遭ってみたらわかるんだけれども
誰も彼も どこもかしこも
クレームを恐れるだけの機械人間の多さに本当に驚く。

そこに 愛はあるんか?

って言いたくなります。

決まり?決まりだからなに?
決まりを作るのは人間 不都合を回避するための決まりであったはずなのに決まりが人を振り回す。

それに比べたらこの作品の世界のみんなが、とても人間味溢れる素晴らしい人たちに見えた。

この頃 超売れっ子の磯村勇斗が、淡々とした役所仕事をこなす中で叔父の姿を見つけて初めて 身内に代えてものを考えてみる立場 という姿を好演している。

私の母は今年91。
まだ現役で仕事をするスーパーウーマンであるが
母は 間違いなく無料のこの合同葬儀を選択するだろうなあと思う。
葬式なんてお金かけてする物じゃないんだ、そんなのはハタ迷惑だ、くらいの思想の持ち主。
まだまだ日々お金を稼いでいる人だけれど、自分の葬式は絶対するな、それだけは守れと言いつかっている。

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asica

3.5重い、逃げたい。問題作。

2023年3月6日
PCから投稿

もし、これがTVドラマとして作っていたらとても分かりやすく、感動的になっていた。が、きっと「感動したね。泣いちゃった」と、普通に薄っぺらいものになっていた。

惜しいなと感じたのは、各キャラクターの存在、心が描ききれていない、そう思った。時間の問題なのか、設定や整理の問題なのか、誰が誰で、誰が何を思い何をしたか、そこまで伝わってこなかった。そのまとまり感の無さが惜しい。

満たされない部分が見えていれば最高だった。
星も8個でも10個でも付けられる映画になっていた。

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星組

3.0生きにくい社会…

2023年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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KEI

4.0安楽死に妥協を許さない作品

2023年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

安楽死を容認する近未来を描きながら、それををよしとしない視線。
そこに新しさは感じないが、命を右から左に流すことの是非を鋭く抉る。
命の選択は、けっして役所のやっつけ仕事ではない。
事務的に済ませるものではない。

PLAN75を選択する者も執行する者も、心なしではすまされない。
そこは譲らない。そこはぶれてない。
居場所のない孤独に甘んじてはいけないし、許してもいけない。
そこは粘り通さなければならない。

アメリカ映画では安楽死を正当化する作品が散見される。
だが、早川千絵はけっして妥協を許さない。

倍賞千恵子は、監督に倣って、抑えに抑えて、運命に抗っている。
その姿がいつまでも心に焼き付く。

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ジョー

2.0なんて素晴らしいプランなんだ。惨めに生きるぐらいなら、安らかに健や...

2023年2月28日
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なんて素晴らしいプランなんだ。惨めに生きるぐらいなら、安らかに健やかな内に、去る。でも、いざ死ぬとなったら怖いよね…。80歳以上は治療をしない(保険が使えない?)なんていう国もあるぐらいだから、死生観を変えていけば受け入れられるようになるのかも。あー、怖い。じっくりと見つめるべきテーマではあるが、いくらなんでも展開がゆっくり過ぎかな…。

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あきら

3.0泣きすぎてあたまいたい… 嗚咽出るくらい泣きました。 フィクション...

2023年2月26日
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泣ける

悲しい

泣きすぎてあたまいたい…
嗚咽出るくらい泣きました。
フィクションなのに…………
こんなこと絶対ありえないのに。
年齢に囚われすぎてると思います。寿命が伸びた分、元気に働ける体づくりをして、ボケないように気をつけて、新しい制度・媒体・流行を勉強して、みんな死ぬまで働き続けて日本を支えていけばいいじゃん!
っていう、映画の感想と全く関係ないけど…そう気持ちを切り替えないとしんどいです。。
倍賞千恵子さん良すぎます。

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X X

3.5うーん、良いけど。。。

2023年2月26日
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悲しい

この制度、本当になりそうで怖い
自分の老後を見ているようで
悲しくなる、そして悲しい😭
75って早すぎではないかしらん

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min

4.0静かで深く濃い映画でした

2023年2月26日
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鑑賞方法:VOD
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名前さん

2.5生きる意味

2023年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

正直観なければよかったと思う。
ラストで生きることを選択した主人公にどんな未来があるというのか。

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tomotomo

3.0「間」がやや長すぎる

2023年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この手の近未来モノの映画は好きだが、この作品は「間」の使い方がムダに長い。「間」で語る心理描写もあろうが、長すぎて「待ち時間」に感じた。磯村勇斗はもの静かな演技で、いい味を出している。いい俳優だと思う。

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O家の主人@マンU

4.0素晴らしい映画だと思う

2023年2月22日
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ハンバーグ

4.0予告からこんな制度が本当にあったらどうなるのだろう、思い切ったテー...

2023年2月22日
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予告からこんな制度が本当にあったらどうなるのだろう、思い切ったテーマな所に惹かれ楽しみにしていました。

自分自身長生きしたいと思っていないのでplan75があれば利用するかなと考えてみていましたが周りが利用するなら私も流されて利用するかもしれないな

自分のおばあちゃんと会うといつもニコニコしている印象だったけれどこの映画では高齢者の一人暮らしで体も不自由、お金も十分にないというリアルは想像以上に色や活気のない生活だった。
給付金で貰う政府からの10万円は大きいけれど死を前にしての10万円は小さく感じる。まだ自分が若いからだとおもうけれど、、

独り身ならばいいけれど周囲に家族や友人がいたら話は変わってくるしplan75に関わる人がみんな不幸せになっていく感じがおそろしい、plan75を色んなところで受けられるようにしている所がマイナンバーカードの受付に似ていて現実味があった。
職員に八つ当たりをする人もいたがやりたくてやっている訳じゃなく仕事だし。人間が人間を殺すって恐ろしいことだと思った。でもロボットがやればいいかと言われたらそうじゃないし、、人が死ぬって大変なことなんだ

映画で描かれているものが全てじゃないけれどいつも自分の想像力のなさ気付かされたり、他人の人生を生きているような感覚になるところが面白いなと久しぶりにこのような映画を見て思いました

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^^

3.0あと一年

2023年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

高齢化社会で悩む日本政府は、75歳で死を選ぶことができる法律を制定する。
若者たちの負担を減らすためらしい。
主人公(倍賞千恵子)は一人暮らしの女性老人で、最低限の生活も無理なこの社会に絶望し、死を選ぶことに。
現代の姥捨話だが、とても架空の話とは思えない怖さが身にしみた。

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いやよセブン

1.5極めて難解

2023年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

何故この作品の評価が高いのかさっぱり分からなかった。オムニバス方式なのか3人がからまないし、画面の展開も意味が分からないところが多く極めて難解でイライラする。まるで観ている自分の考察力が足りないのかと思えるくらいだな。

死者の所有物を盗んで手にして嬉しいのか。産廃業者がリストに入っていたのはちゃんと埋葬していないという事か。死出の旅立ちの折に私用の電話とは何事か。ラストシーンも倍賞千恵子はどうしたかったのか、何故止めたのか。縄跳びの少女から手を振られて生きたくなったのか。この映画で設定したPLAN75をくさすような展開は自己矛盾しているだけなのか。
まあ逆説的に生きることは素晴らしい事と言いたいなら分からなくもないが即物的じゃないから難解だね。

テーマが面白い設定であったのか劇場で予告編は目にして印象に残っていたが、劇場で観なくてよかった。

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重

3.5ひとつの選択肢

2023年2月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

誰しも孤独に死にたくない。
身よりもない、子供は居ても頼りにできない。
孤独に押さ潰されそうな日々を辛く生き続けなければ行けないなら、賛否のあると思うが、ひとつの選択肢としてはありなのかもしれない。

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上みちる

3.5本音と建前

2023年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

75歳を超えた老人は自ら死を選ぶことができる世界。
「未来のため」なんてキレイごとの正体は、しょせん口減らしだ。
ただ国内では少子高齢社会、国際的には食糧難と
人間が長く生きすぎる世の中になったのもまた事実だろう。
そういや僕のなかでも”長生きはめでたい”なんて感覚は
いつのまにか無くなっていた。

いかにも日本らしい施設や手続きがリアルで、
丁寧に作られた作品だということはしっかり伝わった。

いずれ来る、自分の親が75を超える頃には
こんな制度が出来ているかもしれないと思った。

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mar

5.0新レビュー

2023年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

2025/6/21 レビュー
日本には国にも国民にも余裕がない
高齢になればなるほどに自分の生きる術が当たり前だけど減ってしまう
家族は当てに出来ない、子供に迷惑をかけたくないと言う人も多いのだと思う
生きてるだけで儲けもの、奇跡なのだから安易に死ぬものじゃない
覚悟して最後まで生き抜きたいものです

2023/2/21 レビュー
もうこの法案が可決したのではないかと思うほどのリアルさがある映画
非常に心が痛くなるほど見ていて辛い
生きていくための道が一つずつ閉ざされてゆき徐々にPLAN75へと引き寄せられていく
「子供は宝」「老人は誉れ」と言う
邪魔者目線で見てしまったら何だっていらなくなってしまうでしょうに
かなり怖い作品でした

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カルヴェロ
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