ノーマン・ザ・スノーマン 北の国のオーロラのレビュー・感想・評価
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夜空が美しい
新千歳国際アニメーション映画祭で鑑賞。元々はプラネタリウム向けに制作された短編ストップモーションアニメーション作品。制作したのは、『劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX』で注目を集めた八代健志監督と彼が所属するテカラだ。
冒頭のショットの奥行きある夜の住宅街のショットはすごい。あの1ショットのためにあれだけ奥行きあるセット作ったのだろうか。
物語は、雪だるまを友だちにしている少年の冒険譚だ。冬の間だけ出会える雪だるまのノーマンとオーロラを見に行く旅へと出かけていく。題材とストップモーションという手法の相性が抜群に良い。
プラネタリウム向けの作品ということもあってか、夜空を大変美しく撮っているのが印象的。ノーマン役の吉野裕行の芝居もいい。
タイトルなし(ネタバレ)
ばい煙や街の灯りがある場所は、極北であってもオーロラは見えない。つまり、オーロラなんて『太陽の贈り物』なんて言う程珍しいものでは無い。北欧の凄い所はオーロラが見えるような空がある事だと思う。
極北の雪のイメージはこんなんじゃないと思うが。
ムーミンの童話で、冬が語られる物語が一つあるが、その話の中で、オーロラの文字は一行も出て来なかったと記憶する。
北欧が『オーロラ』『サンタクロース』『極夜』ってイメージは日本人の『三種の神器』の様な気がするが。
追記
NORMANとはノルマン人の事。イメージが似ているけど、ビートルズのnowheremanとは違うので注意。
【”オーロラは太陽からのプレゼント。”人形ストップモーション・アニメーション作家、八代健志監督が描くファンタジーワールドに魅入られる作品。】
■少年と雪だるまのノーマンは親友同士。
ノーマンが知らない夏の日のこと、少年が知らない北の国のことを語りあった2人は、大きくなったら一緒に北の国に行く約束をする。
やがて2人は北の国へ向かう貨物列車に飛び乗り、オーロラを探す旅に出発する。
◆感想
・八代健志監督の作品は、常に自然を描いている。そして、その質感が素晴しい。
・今作では、素人が見ても”難しいのではないか‥”と思われる粉雪の描写の細かさには驚かされる。どうやって、作るんだろう・・。
<ストップモーション・アニメーション作品は、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」と「僕の名前はズッキーニ」を見て、制作者の方々の作品制作に懸ける熱意と時間に驚きつつ、内容も大変面白く鑑賞した。その後、「JUNK HEAD」を見て更に仰天した。
ストップモーション・アニメーション作品を制作される方々の熱意と、我慢強さには敬服するしかない。勿論、八代健志監督も含めて・・。>
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