劇場公開日:2019年10月25日
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解説
フランスの名匠アラン・レネが1961年に手がけ、同年の第22回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した一作。戦後世界文学にムーブメントを巻き起こした文学運動ヌーボーロマンの旗手アラン・ロブ=グリエが執筆した脚本で、ヌーベルバーグ左岸派の代表格とされるレネがメガホンをとるという奇跡的なコラボレーションが実現し、「映画史上最も難解な映画」とも称される一作だが、後の映画作家たちにも多大な影響を与えたとも言われている。時代も国籍も不明なバロック調の宮殿のようなホテルに宿泊し、社交に興じる客たち。その中に女Aと男X、男Mの3人がいた。MとAは夫婦だが、XはAに対し、1年前に会い、愛し合ったと語りかける。Aは否定するが、Xは1年後に駆け落ちする約束もしたという。Xの話は真実か、それとも……。ヒロインのデルフィーヌ・セイリグが劇中で着用しているドレス数点を、晩年のココ・シャネルが自らデザインした。2018年、シャネルのサポートによって完全修復が施され、同年のベネチア国際映画祭でプレミア上映。日本では19年10月「4K デジタル・リマスター版」としてリバイバル公開。
1961年製作/94分/G/フランス・イタリア合作
原題または英題:L'annee derniere a Marienbad
配給:セテラ・インターナショナル
劇場公開日:2019年10月25日
その他の公開日:1964年5月(日本初公開)、1983年7月、2010年5月
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アラン・レネ
- 製作
- ピエール・クーロー
- レイモン・フロマン
- 脚本
- アラン・ロブ=グリエ
- 撮影
- サッシャ・ビエルニ
- 美術
- ジャック・ソルニエ
- 衣装
- ココ・シャネル
- ベルナール・エバン
- 編集
- アンリ・コルピ
- ジャスミン・チャズニー
- 音楽
- フランシス・セイリグ
受賞歴
第35回 アカデミー賞(1963年)
ノミネート
脚本賞 | アラン・ロブ=グリエ |
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第22回 ベネチア国際映画祭(1961年)
受賞
金獅子賞 | アラン・レネ |
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