マイ・ブロークン・マリコのレビュー・感想・評価
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「魂の叫び」生きていたこと生きていくこと。シンプルなメッセージ作品。
遺骨を「毒親」から奪って、海へと疾走するわけだ。大見得を切って・・
いかにも映画的な描き方の「ブラック企業での鬱屈した思い」も交わって
突き動かすわけだ、彼女を・・永野芽郁の主人公を
若干、昔とは距離感が出た【ただLINEは繋がってた】親友の奈緒演ずるマリコの死
実は時には鬱陶しかった面もある親友、でも
自分には純粋無垢な面を見せてた親友
男親父親の暴行で崩れて、自分自身で壊れていった友人とは
実は互いには共存関係、マリコを時に助けることで、自分も支えてもらってた主人公。
マリコが人生の最後に
親友の主人公に何も告げなかったのは、実は大きな意味があるのだ・・
泥臭く、何もかも放り投げて、海へ疾走する主人公
突き動かしたのは・・複雑な心の痛みだろう。
何もかもがまともではない世界で、窪田正孝演ずる風来坊的な青年
と吉田羊演じるマリコの義理の母、父親の後妻
が「人間のまっとうさ」を素朴に示す。「正義=押し付けがましさ」ではない「人間の真っ当さ」
主人公の魂は実はマリコと、この真っ当な人によって救われるわけだよねぇ
非常にシンプル、だけど、そこそこテンポも良く
主人公及び亡くなったマリコの心情を感じる、叙情作品。
2022年。タナダユキ監督。漫画が原作。幼馴染の女性が自殺したとき...
2022年。タナダユキ監督。漫画が原作。幼馴染の女性が自殺したとき、主人公は彼女の遺骨を奪って旅に出る。その過程で彼女との関係を振り返る。父親に支配され主人公に依存勝ちだった彼女の姿を振り返りつつ、実は主人公こそが彼女を必要としていたという自覚に至る。
物語としては、主人公が彼女を必要としていた必然性(エピソード)を描いてほしかった。主人公の家庭環境とか、人間関係とか。彼女からのウザイくらいの絡みは何度も描かれているが、主人公の側からの想いは主にセリフ。小さいときのエピソードのなかにそっと描いてあればより複雑な色合いになったような。
映像としては、冒頭付近に、部屋から飛び降りて宙に、次のショットでは川べりを転がっている、その次はそのまま川を歩いて渡る、という驚きのショットつなぎがある。こういう非現実的な感じで行くのかと覚悟したら、その後はそうでもなかったのが残念。
もし、友人から「あなたと別れたら死ぬ」と言われたら
自分は耐えられるかと言われたら、多分耐えられんと思う。重い。重すぎる。
どの視点で観るかによって、全然見方が変わりそうな作品ですが、私は最初から最後まで(正直しんどい)という感想しか得られなかったです。
これ、主演のシイちゃんとマリコが美形2人なので見た目耐えられますが、もし尾身としのりから手ェ握られて「お前と別れたら死ぬ」と言われたら。
多分ショックで自分の方が窓からフライハイします。単純に好みの問題ですけど。
◯◯を凶器に使う場面は面白かったですが、ちょっとあのあたりぶっ飛び過ぎてて、吉本みたいな感じがしました。
あと窪田氏の役が主人公にとって都合の良い奴過ぎて、ちょっといや結構かなり気色悪かったです。
どうしよう。こんな感想しかないわ。
演技力
映画.comさんのサイトで公開直前イベントに当選して鑑賞しました。ありがとうございました!
原作未読
一言で言うと永野芽郁がギャーギャー叫んでるシーンが多いかな(^_^;)
まあ10年以上いつも一緒にいた親友が自○なんてしたら平然と出来ないわな
死んだ親友マリコがよく出てきて、まあ〜奈緒のメンヘラ依存気質の役がうまいこと。笑顔が痛々しくて狂気を感じる(褒めてます
中学生時代の2人は子役が演じていたけど、永野芽郁と奈緒にそっくりな子よく探したなー!そして演技も表情もうますぎる。
窪田正孝演じるマキオはとても親切な青年だけど何者だったんだ?
シィーちゃんの鞄を盗んだ上に女子高生を襲う犯人は糞過ぎる
女子高生は無事で何よりだし、シィーちゃんは脚骨折したけど鞄戻ってきて良かった!
上映後の舞台挨拶で永野芽郁と奈緒がとても仲良しでお互いに尊敬し合っていてそちらの方が泣けました笑
後から原作を少し読んだのですが永野芽郁はそのままシィーちゃんだった!原作通りだそうなので原作ファンも安心して鑑賞出来ると思います。
永野芽郁と奈緒の演技すごかった
きっと2人は来年の日本アカデミー賞主演女優賞&助演女優賞にノミネートされるでしょう
そして虐待がなくなりますように
親友っていいなぁ
永野芽郁の演じる性格の女性はよかったですね。 クソの父親に向かって...
きれいな字を手紙で残せる人になりたい
痛いな
何とも心地良いロードムービー
腐れ縁 誰かの死
日夜報道される殺人事件や自殺の報道それは誰かの知り合いであり家族であるのは、当たり前のことである。それは突然シイノトモヨ(永野芽郁)に突然やってきた知らせでありそれは親友のイカガワマリコ(奈緒)の死であった。マリコは幼い頃から毒親の父に虐待を受け身体に沢山の傷を負っていた。
上の学年に行くに連れ彼氏が出来てもダメダメ彼氏で常に傷ついていた。その相談を毎度聞いていたトモヨはめんどくさいと思うことも何度もあったがトモヨには、友達と呼べる存在が居なかったのだ。これこそ女の腐れ縁と言うやつだろう。
男だから女だからと言うのはジェンダーに反する発言のため控えたいが、現代を生きている若者には毎日を生き抜く事が難しいのは確かに分かる。誰にも何かしら事情はあり生きることさえ辛くなってしまうそうさせてしまっているのは、この世の中であり人々との衝突が原因なのはあるのだろう。
人間そう簡単には死ねない。死んでも死に切れないんだろう。私たちは何を楽しみに何を糧に生きているんだろう。あの子は今何をしているんだろう。あいつは今どこでどうして生活しているんだろう。そういった事を改めて考え直せた映画でした。
永野芽郁さんの新しめな役すごく良かったです。母性の映画とはまた違った顔流石だなと感じました。
頭からしっぽまで永野芽郁
監督のこだわりなのかどうか、わざとらしい構図のカットがちょっと気になった。
永野芽郁と奈緒、窪田正孝など俳優陣の演技が素晴らしいので、逆に演出や脚本のアラが目立つのかな。吉田羊が演じたようなおばさんって、いるよね。
それにしてもひったくり犯のくだりが不自然極まりない。
ほとんど人通りのない田舎道で、犯人は獲物をずっと待ってたんだろうか。それとも衝動的に犯行に及んだのだろうか。翌日なぜか少女を追いかけるひったくり犯。さらにその少女はシイノがバスで出会った少女だったというご都合主義。さらに、女性のシイノが軽い骨壺で殴っただけで、ヘルメットを被った犯人が吹っ飛んでしまうという、これまたご都合主義。
…と、まあ、アラを探せばいろいろあるが、無駄な描写を省いてストーリーがテンポよく進むのはよかった。
あと、永野芽郁ちゃんをずっと見てられるのがいちばんよかった。
モーニング 釣り&歯磨き
シナリオは嫌いではないです。
初めに親友の死の知らせを聞き、生前「一緒に行こう」と話したまりがおか岬に行くまでのシーンに、親友とのエピソードを入れ、回想していく構成。
久保田正孝さん、良い役しています。口数少ないですが、彼が永野さんにかける一言がじんわりと染み入ります。
ただ、主人公の行動や、敢えて独り言のように口に出すセリフはなんだか嘘くさく感じてしまって残念。
それでもラストのブラック企業~労基の流れは思わず笑ってしましました。
救う
マリコのような環境で育ち、ある種洗脳されてしまった人、DVをするような男をひきつけてしまうような人を救うのにはどうしたらいいんだろう。
少し似たような境遇の知人がいたことがあり、ベースとして『自分が悪い』、『自分みたいな人を好きになってくれるんだから』という意識があり、よく心配していた。
その知人は色々あり、今は元気に生活しているけれど、
もし自分の唯一の友人が、マリコだったら。
劇中の言葉にもあった通り、彼女の暗い部分はとても深く、到底支えられないほどだったら、と考えると呆然としてしまう。人を支える、救う、なんて本当に難しい。
それでも、思いがけず誰かを救うことが、自分にとって生きる活力になったり、『会えない人に会うには、自分が生き続けるしかない』という言葉を信じることで、人はなんとか生きていけるのかもしれない。
シィちゃんが、『どんどんあの子の綺麗な部分しか思い出さなくなる、面倒くさいとか思ったこともあったのに』と、真っ直ぐなところにも心を打たれた。面倒くささも含めてマリコのことを愛していたんだな、と思った。
友情でも愛情とも家族愛ともちがう、唯一無二のふたりの関係がリアルに感じられた。
つい、いつまでも一緒にいられると思ってしまう友人のことを、もっと大切に、沢山思い出を作りたいなとも思った。
原作が好きだからこそ、
情景がより深くまで見え、だからこそ余計に良く見えたのかもしれないが。
奈緒さんがひたすらに良かった。
原作を読んでイメージしていたマリコそのものだったように思う。
原作は一巻以内に収まるほどの短編で。やはり実写化するならこれくらいの短くも中身の濃ゆいストーリーを、原作に沿って忠実に再現するのが最も良いように思う。
自分の中ではすごく丁寧に描いてくれていたと感じ、嫌悪感は一度も抱かなかった。
そしてやはりストーリーが素敵だなと再認識。
自分の大切な人を重ねると、涙が止まらず終始号泣していた。
最後の手紙のシーンも素敵だった。
永野さんはどうしても人柄の良さが出ていたけれど、それがあんなに面倒くさいマリコを大事に思っていたシイちゃんの人間味に繋がっていて良かった。
頑張ってる永野芽郁を見れた
テレビドラマに出ている永野芽郁を見てると、
まあ、アイドルに毛が生えたような感じがしたが、
この映画ではもう一歩女優として踏み出している感じがして
好感が上がった。
ちょっとやさぐれた感じといつもの永野芽郁が交錯している感じで
きっと数年もすればもっといい味が出せるのではないかなと思った。
映画の内容は微妙にコミカルな設定であるにも関わらず、
虐待→自殺という思いテーマを扱っていて、何となくアンバランスな
感じがしたかな。
これは僕がいつも感じていることなんだけど、
漫画でない限り、主人公の一人語りは自分に酔いしれている痛い人という
印象が拭えないのであまり好きじゃない。だって、どんな辛い状況でも、
一言二言独り言を言うことがあっても、長々と一人喋りをするなんて状況、
幻想でも見てない限りないと思うんだよね。
まあ、トモヨには見えてたってことなんだと思うけどね。
それに状況を説明しすぎな感じになっちゃうじゃない?
別に窪田や両親に吐露すると言う設定でも良かったわけだし。
なんかマリコは子供の頃は父に虐待を、大人になっても彼氏にDVを、
そして自殺。して何一つ救われないドラマトモヨに最後手紙が来て何か
嬉しいことが書いてあって、トモヨ的に何か救われる思いがあったのかもしれないけど、
根本的には単に不幸になるために生まれてきた女性の自殺という何も解決しないのが
スッキリしないかな。
別にトモヨがまりこのお父さんを殴ったところで何も解決はしないんだけどさ。
トモヨは遺骨を奪って逃走して、
そのさきに何があったのか?散骨とは違う形で海に遺骨を撒き散らし、
それを悔やむわけでもなく、なんか結局平凡な日常が待っているという
ある意味リアルでけど、物語としてどうなのか?という感じがした。
これは全体通してそうなのだが、マリコとの思い出を各場所で挿入していくが
全てが悲しい思い出て最後まであげる部分はなく何となく終わった感があり
物語としてはあまり評価しづらいかなと思った。
なのでストーリー★2.5、永野芽郁★1合計で★3.5
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