劇場公開日 2022年9月1日

この子は邪悪のレビュー・感想・評価

全175件中、141~160件目を表示

3.5失笑、失笑、また失笑。そして最後は大爆笑

2022年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」準グランプリの映画化と聞く。

過去、
〔嘘を愛する女〕
〔ルームロンダリング〕
〔ブルーアワーにぶっ飛ばす〕
〔ゴーストマスター〕
〔水上のフライト〕
〔哀愁しんでれら〕
〔マイ・ダディ〕
〔先生、私の隣に座っていただけませんか?〕
と観て来たが、
1/3はまずまず、1/3は首を傾げ、
1/3は何故映画化を、と疑問に思う出来で、
はっきり玉石混交の作品群。

多くの特徴に挙げられるのは、
アイディアとプロットまでは良いものの、
脚本の練り込み不足とディティールの造りの甘さ。

勿論、本作とてそれは例外ではなく。

五年前に交通事故に巻き込まれた一家がいる。

父『司朗(玉木宏)』は右足に麻痺が残り、
母『繭子(桜井ユキ)』は病院で昏睡状態が続く。

妹『月(渡辺さくら)』は顔に大火傷を負い、
仮面を着けての生活で外に出ることも無い。

一人軽傷だった姉『花(南沙良)』も、
家族に対する負い目から引き籠ってしまっている。

ところが、突然、意識を取り戻したとして、母親が家に戻って来る。
容姿が変わっているのは整形の為と父は言うが、
過去の記憶や行動は実母そのもの、
最初感じた不信感を『花』は胸の奥に仕舞い込む。

しかし観客の側は、ここで黙っているわけにはいかず。

おいおい、五年も寝たきりだった人は、筋肉が衰え
歩くことさえままならずハズと突っ込みたい。

相当期間のリハビリなしには家庭復帰などできぬだろう。
そこをすっ飛ばしてのこの流れはあんまりでは?

さらに、いくら引き籠りとは言え、
入院中の母親を一度も見舞ったことはないんかい!
それがあれば、整形の有無も気づくだろうに。

もっとも、鑑賞者が疑念を持つことを前提の仕掛けであれば、
たいしたものと感心するのだが。

一方に、母が奇病に冒されてしまった、少年『純(大西流星)』がいる。
彼は『花』とも以前に会ったことがある様子。

『純』は自身の母と同じ奇矯な行動を取る人間が
甲府市内に複数人いることを突き止め、
それらが何れも過去に『司朗』と関わりがあったことから、
精神科医の彼こそが元凶と疑い始める。

と、まぇここでもねぇ、一介の学生が不審に思うなら
地域住民は更に早く気付くだろうし、
最終的にタネ明かしされる仕掛けは、
当該者が何年も生きること自体不可能と思われる。

それ以外にも、掛けた暗示が簡単に切れてしまったり、
疑っている人間に容易く気を許したり、と
脚本のご都合主義は連続。

ことほどさように本作は、ストーリーを展開させるためだけの
安直な設定のオンパレード。

直近の「朝ドラ」を遥かに凌ぐ進行は、ある意味徹底している。

サイコスリラーのようでもありミステリーのようでもある。

一連の事件の謎解きはされつつ、そのネタもほぼほぼ失笑レベル。
監修として催眠療法の専門家は入っているものの、
正直、〔ドラゴンボール〕の『ギニュー』隊長を想起してしまったが(笑)。

詰めの甘さは、登場人物にまで蔓延、
わけても最後のシークエンスにそれは顕著。

幾ら年寄りとは言え、やる時は
徹底的にやらんかい!!と、義憤さえ覚える。

そして最後のシーンは、ああやっぱりやっちゃったよとの
爆笑の場面。

どうやったら、これが可能になるんですか?と、
脚本/監督の『片岡翔』に問うてみたい。

失笑、失笑、また失笑。そして最後は大爆笑

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ジュン一

1.0ただ気持ち悪いだけ

2022年9月4日
Androidアプリから投稿

最後のオチがどうでもよくなるぐらい全てが気持ち悪い。登場人物の思考も行動も気持ち悪い。
サスペンスのドキドキ感があるわけでもなく、何を見させられてるんだろうと思いながら見ていた。
最後のオチも人として、親としてクズの極み

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ta2

5.0今週は意外にもおすすめ枠。

2022年9月3日
PCから投稿

今年262本目(合計538本目/今月(2022年9月度)5本目)。

原作やここの情報・評価などは知らず、「さかなのこ」と入れ違いで視聴。

他の方もあげられていますが、一つのカテゴリ(ミステリー、ホラーetc)に当てはめるのは難しいかな、というところです。まぁどれかに入れなきゃいけないという決まりはないし、それらをうまくミックスされている感じです。

元の原作(エンディングロールに出るように準グランプリを取ったそう)があるようで、どうも一般的にamazonなり書店なりでは見つかりませんが、元ネタは確実に存在するので、それから極端にずれたりということはない一方、こうした事情(一般に入手が難しい)があるので、「原作からずれるずれない」は存在しても「評価のしようがない」点は存在します。

個人的には「若干、児童福祉の論点も織り込んだホラーもの」という観点でみました。詳細はネタバレになるので伏せますが、結局は「どの方も」発狂ないしそれに準じるような状態になってしまうからです(あるいは、序盤に出てくる「女性」は「本物」?(ネタバレ回避)という観点での推理物とも見うる)。

PG12扱いですが、中に(映画内の作話の範囲とはいえ)児童虐待を想定できるシーンが存在するためであり、撃ち合いだの何だのという点はほとんどないので(一応あることはありますが…。厳密には「撃ち合い」ではなく「殴り合い」が正しい?ラスト?)、特に「アダルトシーンが存在しない」という点ではPG12の条件を満たせる限り推せる一作です。

採点にあたっては特に気になる点(勝手に第三者の顔写真などを勝手に取っている等)がありますが、これを指摘すると結局ネタバレになるものであり、それを考えても0.2程度の減点にしかならないので、便宜上フルスコアにしています。

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yukispica

3.5ああ‼️❓惜しい‼️❓画竜点睛を欠く‼️❓途中までは名作‼️❓

2022年9月3日
PCから投稿

舞台挨拶付き。
途中まで、ハラハラ、ドキドキして、不穏な空気に息を呑む。
伏線があるのだろうか、どんな結末なのだろうか、いろいろ想像する。
何十年ぶりの、切実な鑑賞。
でも、例えて言えば、シャラマンのシツクスセンスばりの記念碑的作品だと思えば、アンブレイカブルでした、くらいの失望。
ああ、惜しい惜しすぎる。
なにわ男子の彼も、南沙良も、みんな名演技なのに、惜しい、くどいけど。
後半、今からでも、作り替えたら、名作になるかも。
試みは、評価したい。
余談ですが、舞台挨拶も途中から空中分解、残穢。
話の種に、是非。

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アサシン5

3.0"今ひとつ期待はずれな作品…"な映画

2022年9月3日
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stoneage

3.0凝ってはいたけどね。

2022年9月3日
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監督が家には鏡がないとか
窓ガラスは曇りガラにして、
色んな所を凝っていると言っていたが、
全体的には設計が空回りしている。
“木を見て森を見ず”みたいな出来だった。

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ムーラン

3.0誰が邪悪?

2022年9月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

ホラーかと思ったら違った、ちょっとサスペンス、ミステリー。
冒頭から、なんか変だな、おかしいな、と思いながら観ていたが。

家族が事故によりそれぞれ障害を抱えた中、一人だけ奇跡的に無事だった女の子。
ネットや自分で足を運んで何かを調べている男の子。
タイトルから、どちらの子が邪悪なのかと思いきや、そうでもなく。

歪んだ家族愛、正義感がもたらした結末は、といったところか。
あまりすっきりしない結末、そしてその後が描かれた。

そして、エンドロール直前の最後のカット。
これこそが、「この子は邪悪」ということか??
これも入れ替わっている??

玉木宏さん、優しそうでかつ甘い声で、さすがでした。
南沙良さん、可愛らしかったです。

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あさやん

4.0玉木宏が主役

2022年9月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

中々いい役だった。玉木宏が脇役珍しいなぁーって思っていたら、メインかっさらってたよ。(笑)
流石です。
ちょっと不気味なサスペンスだった。→面白かった。
メジャー俳優が主演じゃないからちょっと馬鹿にしてたけど、あらすじ読んで面白そうと思って鑑賞したらまずまずも当たりだった。

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ノブ様

3.0フツーのソフトサスペンス。精神科医ではなく厳密には臨床心理士な!【心理療法士とも言う】

2022年9月3日
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悲しい

怖い

玉木宏の家族愛が故の「歪んだ擬似家族」
歪んだ正義感故の「催眠療法、退行催眠」

基本的に若干不穏なオドロオドロしい雰囲気のサスペンス。

可もなく不可も無く、平均点の謎解きサスペンス。

本来は@100 分の短編が、後半舞台挨拶がついて30分くらい延長

だが舞台挨拶は唯一の「誰もが顔と名前が一致するメジャー俳優」玉木宏を欠いて
「飛車角落ち」状態・・・

実際には精神科医は薬の処方のみだから
「心の病はそれぞれ」だから・・民間資格みたいな臨床心理士の方が、金💴はかかるけども
それぞれの背景もある程度聴いてくれて、本当は意義がある。

でもこの玉木宏はどっち?開業医でないと独立は厳しいかも・・

催眠って、多分「かかる人とかからない人がいる。」
今、宗教が話題だが、申し訳ないが、古典的な仏教キリストその他宗教と構造は同じ。
「藁にもすがる思い」の高揚効果。
善行につながるなら、催眠療法も、宗教も個人個人で良いと思います。

ただ、「料理の味も、過去の些細な記憶まで同じ」憑依状態はどうかなぁ?

あとお面と言うか仮面は汗かいて息苦しくて無理目・・・
有料パンフ見たら玉木宏の役「心理療法士」とのこと。

メリーゴーランド、うさぎ、鏡のない家、タロット占い、交通事故の悲劇・・・
小ネタが上手くまとまっている普通のサスペンス。不穏な暗い雰囲気は良い

催眠がうまくいきすぎるのは娯楽映画だから許容範囲内。
古風な昔の民家が良い意味で雰囲気を醸し出している。昔のモダンな家ですね。

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満塁本塁打

2.0サスペンス・ホラー。 そこそこ猟奇的で怖いが、スジに無理がある。

2022年9月3日
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東條ひでき

3.0悪くは無いけど~中途半端な映画

2022年9月3日
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鑑賞方法:映画館

ブレットトレインのついでに鑑賞。
予備知識なしで全く期待していなかったので そこそこ楽しめました。
最初の雰囲気とかはとても良くて
いったい何が起こるんだろう??とワクワクしながら鑑賞しました。

ただ、この手の犯人捜し、原因捜しの映画って 「あーなるほどー 騙されたー」
っていうのが映画の評価に直結すると思うけど これはちょっと力業が過ぎません??って感じました。 中途半端にリアル設定にしようとして 全てが中途半端になった印象

感想は あーこれ中途半端なゲットアウトだなと思ったら
皆もそう書いてたww

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GIZmo

4.0南沙良すごくいい

2022年9月3日
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Scott

3.0邪悪?

2022年9月3日
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怖い

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タイガー力石

4.0江戸川乱歩&スケキヨ

2022年9月2日
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鑑賞方法:映画館

 うーん、そうきたか。この展開は全く予想外。「あの子は邪悪」というタイトルが気になって、まんまと罠にハマってしまったが、これは落ちてうれしい落とし穴。

 のっけから、やばそうな人たちの異常行動を見せられて、不穏な雰囲気がプンプン漂ってくる。街並みや家の中の様子は昭和の匂いがするんだけど、インターネットが使えているから最近の時代設定。
 大西流星の棒演技(演技プラン?)と玉木宏の芝居がかった声が、なぜかマッチしていて、江戸川乱歩の世界に迷い込んだ無垢な青年と目羅博士といった世界観を感じさせながら物語は進んでいく。

 植物状態のお母さんが、いきなりピンピンした状態で帰ってきて、どうして受け入れちゃうの。っていう疑問をかき消すくらいのインパクトある内容で、ミステリー、ホラー、オカルト要素たっぷりの作品でございました。

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bion

2.5厳しくて申し訳ない。

2022年9月2日
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鑑賞方法:映画館

「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」受賞作品、『哀愁しんでれら(21)』『先生、私の隣に座っていただけませんか?(21)』など続々と公開が続いており、流石の「後ろ盾」でキャスティングも豪華です。今作品も前評判「よさ気」だし、南沙良さんが主演と言うことで鑑賞しました。
公開初日の夜回、客入りは「まあまあ」と言ったところ。ただどうやら、出演者の一人である男性アイドル目的っぽい方が多めだった感じもします。
さて作品の評価ですが、、、
相変わらずの「良い声」で熱演の玉木宏さん、頑張ってます。桜井ユキさんもいい表情で「謎めいて」います。そして南沙良さん、いちいち的確なリアクション演技、お上手です。
ただ、設定の曖昧さを引きずってイマイチ押しの弱い脚本。ホラーとしてはかなり物足りない不気味さ。そしてCGや編集では誤魔化しきれないアクション表現の甘さは、如何にしても力量不足を否定できません。何なら、南沙良さんでは勿体ない。役不足かなと思います。
期待したこともありやや残念でした。厳しくて申し訳ない。

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TWDera

5.0今年一番の作品

2022年9月2日
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ずっと背中がゾワゾワしてた。
私の女性恐怖症の1/4ほどの要因にザクザクえぐり込んできました。
作中に不自然な描写が幾つか確認できたのは、小説版にて明らかになるらしい。

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herakino

4.0歪な愛情

2022年9月2日
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まずタイトルからして謎めいてるので期待して初日にはいりました、最初から不協和音のような不気味なノイズが恐怖を煽る
背景はノスタルジーな感じ南さんと大西さんの落ち着いた演技素晴らしかったし、玉木さんも流石でした、ラストトリハダで動けなくなりました
小説も読んだ上でもう1度観てみようと思います

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ゆるぎん

4.0玉木宏がすごい

2022年9月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

大西流星くんのファンで観にいきましたが、玉木さんの怪演が素晴らしかったです。家族愛とは何か考えされられる作品でした。沙良ちゃんの瑞々しい演技もとても良かったし、流星くんはいつも目がこれでもかってほどキラキラしたアイドルなのですが、目の輝きを消していて純くんそのものでした。終盤玉木さんとのシーンでは二人の迫力に圧倒されました。登場人物の心情が分かりづらい所があったので小説版を読むとまた映画もますます楽しめると思います!

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さくさく

4.0タイトルの意味を考えながらみてラストにスッキリ?

2022年9月1日
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ちゃーるすとん

5.0今までと同じ気持ちでウサギを見ることが出来なくなる作品

2022年9月1日
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最凶線