劇場公開日 2022年9月1日

この子は邪悪のレビュー・感想・評価

全115件中、1~20件目を表示

3.0不穏な空気と世界観に浸食される

2022年9月27日
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原作モノの映画が多い日本で、このようなオリジナル作品が製作されることの意義は大きい。タイトルから伝わるニュアンスどおり、冒頭から何やら不穏な空気が張り詰める本作。善良な医師と彼が診療を行う古びたクリニック、そこで飼われている無数のウサギ、家族、仮面の少女、気がつくと耳の奥深くへ染み渡ってくる鈴の音色・・・これら作り込まれた独特の世界観が胸を絶えずザワつかせ、一体どこに連れて行かれるのかわからないまま、怪しさにじわじわと浸食される自分がいた。すべての原因を作り出す(ネタバレになるので詳述はしないが)側の演技力もさることながら、劇中でそれを受ける側のリアクションも決して単調に陥ることなく、透明感の中に一筋の意志を秘めた目線で、観客の心をしっかり寄り添わせる。ちなみに個人的に、後半の展開を受けて自ずと「あの映画」のことを思い出したのだが、なんらかの影響やインスピレーションを受けているのだろうか。

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牛津厚信

4.0「タイトルの意味はどういうことなのか」と考えながら見る。序盤の不気味な世界観が徐々に明らかになるが「なるほど」と思えるサスペンス映画。

2022年9月1日
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冒頭の不気味な人物らが意味不明で、当初は「よく分からないホラー映画なのかな?」と若干不安を覚えました。
ただ、本作は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」準グランプリ作品の映画化で、この賞を受賞した作品はクオリティーが確保されたものが多い印象です。
そのため、「きっと何か光るものがあるはず」と信じて見続けましたが、正解だったようです。
徐々に「謎解きサスペンス映画」の様相になっていき、キチンと納得できる出口が用意されている点で、本作はサスペンス映画として十分な独自性がありました。
南沙良、大西流星、玉木宏らの演技も良く、世界感を上手く構築していました。
評価は★3.5か★4で悩みましたが、「監督」としては実質的にデビュー作のような状況なので期待を込めて★4に。
「ホラー映画」のような作品を、説得力を持ち合わせた「謎解きサスペンス映画」にするのは難易度が高いですが、工夫の仕方で巧く作れることを示せたのが本作の功績でしょう。

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細野真宏

4.5新世代サスペンスホラーの潮流が日本にも

2022年8月30日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

知的

2010年代後半の米国発ホラーの新たな潮流を好ましく思っていた。具体的には、デビッド・ロバート・ミッチェル監督の「イット・フォローズ」(2016)、ジョーダン・ピール監督の「ゲット・アウト」(2017)と「アス」(2019)、アリ・アスター監督の「ヘレディタリー 継承」(2018)など。共通するのは、異形のクリーチャーや人間離れした猟奇殺人鬼が次々に登場人物を派手に虐殺していったり、突然の大音響で驚かせたりするような、根っこの部分はアトラクションのお化け屋敷から変わらない前時代的な怖がらせ方に頼るのではなく、観客の想像力をじわじわと刺激する状況や出来事を効果的に積み重ね、抑制された演出と印象的な映像で提示するスタイルだろうか。

「この子は邪悪」は、そんな米国発の潮流に呼応したかのような新感覚サスペンスホラーだ。TSUTAYAのコンテストで2017年に準グランプリを受賞した企画だそうだが、片岡翔監督は脚本作りに4年、30回以上の改稿を重ねたとか。練りに練られた脚本は無駄がなく(この内容を100分に収めたのも見事)、たとえば町で多発する奇妙な精神疾患風の人々の症状にしても、しっかり伏線になっている。

演出手法などには洋画ホラーの影響があるとしても、日本人になじみ深い死生観や、肉体と魂の関係、輪廻思想にもつながるような要素を織り込んだのも、よりリアルな恐怖を感じさせるポイントだろう。傑作「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で蒔田彩珠とダブル主演した南沙良が、本作でも好演。ホラーファン以外にもおすすめしたい一本だ。

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高森 郁哉

1.5よくわからない

2024年3月31日
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鑑賞方法:VOD

難しい

全体的に何だかよく分からない、後味良くなかった。ありえない状況過ぎて入っていけなかった。

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ひろひろ

2.5なんだこりゃ?

2024年3月22日
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鑑賞方法:VOD

催眠療法はは万能なのか!?
真剣に観ていたがオチで吹き出してしまった
そういう事か💦

おかしなストーリーでした

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零式五二型

4.0わかりやすい内容

2024年3月20日
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鑑賞方法:その他

怖いからぁー!精神の病気、、、、
そして内容もわかりやすくて見やすい!
しかし最後の結末はスッキリはしない笑
でもそこらへんにあるB級ホラー映画とは違う!
不気味で見てて飽きない!
これは面白い!
新しい感じのサイコホラー
ネタバレになっちゃうから詳しくは語れないけどこれはみんI度は見てください!

この意味がわかります!

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つぐちゃんねる

3.0☆☆☆★★ 原作と言うかノベライズ版?とりあえず小説版読了済み。 ...

2024年3月15日
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☆☆☆★★

原作と言うかノベライズ版?とりあえず小説版読了済み。

当然ならが内容を知っているので、意外と言うか。結構色々なところから聞こえて来る評判は高い。

「あらっ!そうなの?」…って事で観に行く。

確かにホラー・サイコパス系に耐性があるかどうかは重要かも。
文字からは音は聴こえては来ないから、不穏な音だったり、突然爆音バーンと脅かされたり…って辺りで。
でも、、、耐性のあり過ぎる人だったら、「なんじゃこれ!」ってなりそうかなあ。
ちょっとだけ気味が悪い作品ではありますが…

ぐ〜るぐるぐるぐるぐる〜
ぐ〜るぐるぐるぐるぐる〜
ぐ〜るぐるぐるぐるぐる〜

2022年9月4日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン3

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松井の天井直撃ホームラン

2.5どの子が邪悪?

2023年12月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最後の最後までタイトルのこの子というのがが誰なのかが分からなかったが、それ以外は概ね予想通りの展開。メインのストーリーにリアリティが乏しい上に役者陣の演技力が無く、ホラーの筈に途中からコミカルに感じてしまった。

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Yohi

5.0最高に面白いけど二度と見たくない

2023年11月4日
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作中で「この子は邪悪」というタイトルがそのまま回収されるという情報を入れた上で見たら「そこでかーーーー!!!!!」ってなった。

それとは別に、見る前に1個デカめのネタバレを食らってたからちょっと心配だったけど、衝撃ポイントが何重にも用意されてたので全然楽しめた。

超面白いけどうかつに人に勧められない。二度と見ません。ちょっとしばらく寝込みます。

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みぞれ

2.0南沙良さんを見たくて。

2023年7月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

最後まで観るとタイトルの意味がわかるけど、
そのオチが「お笑い」にしかなっていない。
ストーリーの途中はとても不穏な空気が漂っているけど。
まぁ〜「志乃ちゃん〜」からのファンだから、南さんを
見られただけでいいか。

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マイタケ

2.0ホラーかと思っていた

2023年6月29日
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鑑賞方法:VOD

単純

ヒロインが美人としか思えなかった

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いのしし

2.5誰が邪悪?

2023年6月19日
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 邪悪なのはどの子のこと?どの子も悪くないよね、悪いのはお父さんの精神科医ではないのか?患者を意のままに操り、だって殺人犯だし。
 他の患者もほとんどがウサギと入れ替えられたってこと?あのウサギたちはどうなるのか、純くんはどうなってしまったのか?スッキリしない。

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アンディぴっと

1.5変な映画だった

2023年6月18日
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なんだ、この映画は?ってうさぎと魂を交換とかあり得ないでしょう(笑)感じでした。
最初は色々と不気味な導入で、どうなっていくのか期待したけれど、ちょっと設定や展開に無理がありすぎて、驚きでした。
最後だけはちょっと、そうなのかとなったけれど、あまり意味を感じなかった。

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ニョロ

3.0ワタシはウサギのままではいたくない

2023年6月18日
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鑑賞方法:映画館

収束に向かう場面が映画中盤なので後半のテンポが悪く感じた。
なるほど、こうするから顔がなくとも、違っていても生活態度に違和感がないのか。
そんなアホな。
俺が暴いてやる!いやその前に警察行けよ。
白石美帆こんだけ?
ババア行動力半端ねえ。
桜井ユキのピアノ弾くところはいい感じ。
最後こいつが旦那やったらまあ落としどころとしてまずまずか
と思ったらそのとおりでした。
60点
3
Tジョイ京都 20220908

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NWFchamp1973

5.0意味が分かると面白いしぞくぞく

2023年6月17日
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鑑賞方法:映画館

所々不気味で怖かったですが最後に全てが分かってとても面白かったです^_^
しかし分からない方には全然最後の意味が理解できないようで、何人か説明しました笑
キャスティングも最高で雰囲気も良くてリピートしました!!!素敵!

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♡

3.0気の毒な交通事故の被害者家族かと思いきや、何か様子がおかしい。 サ...

2023年6月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

気の毒な交通事故の被害者家族かと思いきや、何か様子がおかしい。
サスペンスとしてはおもしろかった。
ただ、玉木宏の裏の顔が明らかになってからは、めちゃくちゃな展開になり、少し残念。
魂を別の器に移すとか、あり得ないだろう。
タイトルの「この子」というのは、生まれてきた赤ちゃんのことか。

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省二

3.0

2023年5月20日
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自分がこの父親と同じ立場やったら同じ事してるやろな
サイコ、マッドドクター?

母親が家に戻って来るシーンの違和感もなるほどなと思った

タイトルの「この子」とは?
最後に分かるんやろうけど
なんか安易と言うか何か違ったけど

小説で読みたい映画でした

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w_MAXL_rose

4.0意味がわかると怖いタイトルの映画

2023年5月11日
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鑑賞方法:VOD

YouTubeで「意味がわかると怖いタイトルの映画」でオススメされてたのがこの作品。

アマプラで再三オススメに上がってきてはいたものの、どうせB級ホラーだろうと視聴をしませんでしたがYouTubeを観て満を持して視聴。

冒頭からやばめな人らが登場。
やばめな人らが出てくる映画ってワクワクしちゃう

窪家?は絵に書いたようなお嬢様っぽいインテリアやお洋服でとても癒されました。
こういう環境で育った子達は汚い言葉を使ったりとか非行に走ったりしないんだろうなと勝手に思ってましたw

途中ダレることもなくどの子が邪悪なのか推理しながら楽しめました!

南沙良ちゃんかわよ!

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cocoまる

2.0「ありえない」

2023年3月21日
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そういう人がそういう事故にあったという話しってアリなのか?と思ったら、コピーが「ありえない」だった。推せぬ。

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きねまっきい

3.0題名の意味が知った時ぞくぞくした

2023年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

心理療法の父司朗、意識不明の妻繭子、顔に火傷を負った次女、自分を責めていた長女花。
繭子の意識が戻って家族4人で暮らしていた。
花と仲良くなった純という男性は、自分の母親が司朗によっておかしくなってしまったと思っていて花たちの家族を怪しんでいた。
そして、花も自分の家族のことが怪しく思えてきた。
そして、司朗に本当の真実を教えてもらって驚愕するという内容だった。
びっくりました。
司朗がやっていた行為ってすごいなと思いました。
愛情があるのはいいことだと思いましたが、ゆがんでいるなと思った。
題名の「この子は邪悪」の意味が分かったときは、ぞくりとしました。
花役の南沙良さん、可愛かったですね。

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やっすー