「高度な撮影技術とベタなストーリー」ALIVEHOON アライブフーン よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
高度な撮影技術とベタなストーリー
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本作最大の魅力はなんと言ってもレースシーンの迫力。
実際に車を走らせて撮ってるそうだが、本物にしか出ない迫力がきちんと出ていたし、ドローンカメラで追うところもなかなかの技術。
そういうレースシーンの迫力で観客を惹きつけて上々の滑り出し。
そのあと展開されるストーリーはむちゃくちゃベタ。
あまりにもベタすぎて吹き出してしまった。
が、そのベタさがなんかちょうど良い。
無論引っかかるところもある。
1番はゲームの扱いだろうか。
最初主人公がチームに入ろうと連れてこられた時、そのチームのキャプテン的存在から「ゲーム野郎」と罵られる。
もちろん製作者がゲームを下に見ているわけではない・・と思いたい。
が、そのあとゲーム野郎と罵った当の本人から謝罪もなくチームに迎えられる。
ここが腑に落ちなかった。
というか気分が悪い。
こういう作品にはいかに気持ちよく話を進められるかという所も大事だと思うからそこでちょっと引っかかったのが残念。
とはいえ、それを上回るくらいのベタ表現とベタ踏みカーレースシーンで後味はかなり良い。
最後の終わり方も結構好みだった。
中盤のレースで柴崎が解説者からけちょんけちょんに言われてるのもツボだったし、突然の土屋アンナにはむっちゃ笑った。(もちろん声をこらえて)
ストーリーとかテーマの深さとかどうでも良いサッと観れる爽快映画。
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