「人間は遊ぶために生まれきたと思う!」ALIVEHOON アライブフーン 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
人間は遊ぶために生まれきたと思う!
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あっという間に120分が終わりました。最後に福島の復興のためにというキャプションにリスペクトです。劇中の高揚感の正体は、やはり人間は人生を遊ぶために生まれてきたということなのでしょうか。野村はこの作品のなかで、2つのチャンピオンを奪取しますが、そのプロセスにおいては、心底楽しんでいるような気がします。なぜなら、おとなしいゲームオタクのようで、ろくに挨拶もできない内気な青年が、バーチャルにしてもリアルにしてもハンドルを握った途端、喜びに溢れた天才となるのですから。誰かがおっしゃっていましたが、ロッキーを見ているような雰囲気というのは当たりだと思います。鍛えるために階段を登るシーンなど、ロッキーを彷彿とさせます。それから映画を撮るプロたちのこだわりが、そこかしこで光っていました。エンジンの爆発する音や、タイヤの擦れる映像とかは、病みつきになるくらいリアルです。そして撮影のためにプロが運転していますが、その極めた運転技術を見せつけられました。ほとんど知らなかった世界です。このドリフト競技は、まさにマシーンを使った運転芸術であるという気がしました。新しい世界をまた知ることができて幸せであります。
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NOBUさんのコメント
2022年6月13日
今晩は。
今作は、邦画でもカー・レーシング映画を日本独自のドリフトレーシングをメインで描いた事で、見応える作品になっていましたね。
タイヤが摩擦熱で擦り切れ、匂ってくる感じがしましたよ。では。