ハード・ヒット　発信制限のレビュー・感想・評価

不穏ながらもいつもの朝が始まり、 爆破事件。 全てが、流れを理解する前に起こる感じで、 主人公と一緒に理不尽な思いを味わう。 犯人の声になんだか聞き覚えがあるながらもわからず、話は進み、 警察の無能さに翻弄され。 釜山の街で、デットヒートが繰り返される。 家族に、娘に泣き。 ちょっと上手くまとめた感もあったが、よしとしよう。 見てよかった。

素人相手に幾度も突破される包囲網、狙撃がバレバレな体制、妻に聞かずにずっと犯人扱い、これらの点が緊張感を無くしてしまう。犯人から６年前と言われてもピンとこない主人公の厚かましさ。色々共感出来ず、車が止まってからは動きも止まってしまった。チョ・ウジンがどことなく橋下徹に見えてしまった。

警察車両とヘリからの追跡を受けるシーンで、上空のヘリの機影が主人公の車のボディに反射して映るシーンが何気に上手い。 意外と今までにありそうでなかったカットでお見事。ともすれば見逃してしまいそうなそんなシーンにも力が入っていて好感触。 ストーリー自体はリメイク作品なので元の作品自体が面白いんだろうけど、それなりにハラハラさせるし、終盤はきっちり泣かせに来るところも上手い。リメイクでなく、オリジナル作品だったらもう少し星は増えたかも。 韓国の橋下徹、チョ・ウジンは主役の顔ではないが、今回はいい味出してた。犯人役のチ・チャンウクは相変わらずの男前。 ちなみに犯人が主人公たちの行動を手に取るようにわかっていたのは「スピード」同様に車内に隠しカメラが仕込んであると思ったんだけどそうじゃなかったんだ。 ９０分で短くまとめたところも好印象。

ー　本日、リーアム・ニーソン主演の「ハード・デイ・ドライブ」を鑑賞した。
　　リメイク作品だとは知ってはいたが、十二分に堪能した。
　　私のレビューに対し、直ぐに”韓国版も面白いですよ”と素敵なレビュアーさんからコメントを頂いた。
　　で、速攻で配信で鑑賞した。
　　涙した。ほぼ同内容である、米国の乾性な映画「ハード・デイ・ドライブ」に対し、韓国版の今作は湿性に溢れていて、加害者の若き男の犯行理由が沁みたからである。民俗性性であろう。－

■感想＜Caution!内容に触れています。＞

　・内容は当たり前であるが、ほぼ、本日観た「ハード・デイ・ドライブ」と同様であるが大変面白く鑑賞した。
　　違いは幾つかあるが、銀行の支店長として働くソンギュ（チョ・ウジン）の娘のヘイン（イ・ジェイン）が、爆発物除去班の女性の促しに対し、敢えて自ら爆発物が仕掛けられた助手席に後部座席から乗り込むシーンである。
ー　このシーンは可なり沁みた。－

　・更に、謎の脅迫者でありながら、ソンギュに融資を断られた被害者組合の男を演じたチ・チャンウクの犯行動機も良く分かる。
ー　現代でも多数ある、過剰なる融資問題を前面に出している。－

■怪我をした息子ヘンジュンを助け出すシーン等は、今日観た「ハード・デイ・ドライブ」とほぼ同様であるが、犯人の被害者組合の男の犯行動機も良く分かる。

・そして、２人の子供を解放させたソンギュは、犯人の男を助手席に乗せて、海に向けて師のダイブを行うのである。

＜今作を鑑賞すると、優れたプロットは、優れた映画陣の手に掛かると、軸はブレないが面白き作品になるという事を再確認した作品である。
　この作品を教えて頂いた今映画サイトの二人のレビュアーの方には、深く感謝を申し上げます。＞

最近韓国映画を観はじめたのですが、今のところ外れなし！！ 今作もハラハラドキドキでラストもいい！！ テンポも良くてかなり好みでした！ 娘の行動に涙でした🥲

脚本が緻密。単純な話なんだけど、どんどん引き込まれていった。韓国映画の難しいとこは金の価値観と、出てる俳優の知名度、車格が今ひとつわからないとこ。俳優面はハリウッド映画もそうなんだけど、同じ顔したアジア人、どうしても気になってしまう。 しかしバックボーンがしっかりしてた。橋本徹演じる主人公は、徐々に観れていった。途中華丸大吉さんも出てた気がする。全般的に面白かった。 評価:3.8

かなり面白い。無駄を排除しエンターテーメントに徹している。日本ではここまで緊迫感ある作品は作れない様な気がする。秀作である。見る人を絶対裏切らないという自信に満ちている。主人公が橋本弁護士に見えて仕方なかったのは僕だけだろうか(笑)。お勧めの一本。

　フランス映画「ブラスト、爆弾解除ミスしたら即死」の韓国版？と思って見始めたが違った。こちらは車が走っている。息子が怪我をしたり。なかなかハラハラの展開で面白かった。
　こんな状況に置かれたら、父親としてどうあるべきか、、、まあ、普通の人はこんな事は起きないから大丈夫だろうけど。
　主人公の弟、本当は犯人だけど、説得に来たとき、確認をしない警察もダメダメで。
　ただ、この映画で1番に感じた事は、銀行員って大変だなあ。全ての経営者の融資は受け付けられないだろうし、その時の対応は難しいだろうし、家族を犠牲にして銀行のために必死に働いても助けて欲しい時は冷たくされて。
　事件後、銀行を辞めてソンギュのとった行動はあっぱれ！

「あっ」という間のエンドロールでした。 スピード感あるストーリーは秀逸でした。 とても面白かったです。

オリジナルのスペイン映画は面白かったけど、このリメイクも面白かった。 ある朝、車に乗ると爆弾が仕掛けられており、降りることができなくなる。 警察にも信用してもらえず、一人で犯人と戦うが・・・。

公開から非常に遅くなってしまいました。ようやく近所の映画館で公開されましたので鑑賞。定期的に見る韓国映画。かなり質が高くて好きなんですけど、そんなに頻繁に見るわけじゃないので、まだ身近じゃないし安心して見れないんですよね。予告はかなり面白そうだけど、ちょっと身構えちゃってあまり期待はしていません。不安だったけど...何これ、めっちゃくちゃ面白いやないか〜!!!!今年ベスト5入りの傑作でしたよ。 ド派手なアクション、たまらない緊迫感、個性豊かなキャラクター、見応えのあるストーリー、無駄の無い構成、尺の短さも相まって最高の作品に。序盤はラッセル・クロウの｢アオラレ｣みたいで、中盤からは｢ワイルドスピード｣も驚く爽快感のあるカーアクション。テンションぶち上がったし、心臓バックバクに。緊張感が途絶えることなくエンドロール。映画はやっぱりこうじゃなくっちゃ！ 冒頭からこりゃいけるやつだわ感が凄かったんですよ。よくある話の流れなんだけど、カメラワークとか音楽とかにこだわりを感じて、比べちゃなんだけど日本映画との違いを一瞬にして見せつけられた気がしました。もう韓国映画に対して不安を抱くことはしなくていいかもと思えるレベルで、韓国映画の当たりは多い。この監督、映画撮ったの初めてなんですってね。韓国の映画産業の底力に驚きを隠せません。 分かりにくいともならず、退屈にもならず、絶妙なテンポ感で話が進んでいき、アクションとしてだけでなく家族愛とか大袈裟にいえば人生についても描かれている作品であり、見どころが沢山。主演のSEOBOKにも出演していたチョ・ウジンの演技力もあってか、非現実感が全くない。とてつもない緊迫感で押しつぶされそうだった。本当に楽しいなぁ。 疑問が残ったままだとか、無理やりなところも少々あった後半(特に弟のこと笑)だけど、終わらせ方は非常に良く、爽快感も大いにあり、いい映画見たな〜という思いでいっぱいに。期待していなかった映画が面白かった時の幸福感と言ったら...もう最高です。 もう公開から大分経っているから劇場公開されているところは少ないと思うけど、是非とも劇場で鑑賞して欲しい傑作でございました。オススメのスリラーは？韓国映画は？って言われたら迷わずこの作品を答えます。

いやぁ、ネタがなくなりませんね、韓国映画。発想力と、想像力の豊かさなのでしょうか？羨ましいですね。それに映像作品としてのクオリティも相変わらずの高値安定です。安心して観られますね。 ハードな犯罪モノかなぁ？と思いきや途中あたりからテイストが変わってくるところが個人的には残念だったかな？韓国映画を見ていっつも思うのは、なぜ「感動・涙」にシフトしていくのか？ってことですね。そんなんいらないのになぁ・・・それが余計に見えてしまうんだよなぁ。あと、なかなかの完全犯罪っぽい展開なのに、警察のポカで事がデカくなっていく（韓国映画にありがちなダメ警察）展開とかもなんだかなーですしね。 それよりも何よりもストーリーが雑かなぁ。建て付けはいいんですが、やはり結末をあーいう感じにしたかったために、犯人の詰めが非常に甘くなってしまったクライマックスにがっかりなんですよね。なんであの終わり方を選んだの？とか、え？それできたの？だったらもっと前にやっておけよ！とか警察の追跡力著しく低いんじゃない？とかとか・・とか・・とか・・・。そうはならないんじゃない？それは選択しないんじゃない？という展開が多くて説得力が足りないんですよね。犯人もそれがやりたかった結末じゃないだろーに？って思っちゃうし。どーにも感動のためのご都合展開が僕は苦手なんですよね。 犯罪モノに徹して欲しかったかな。けど、十分楽しめる作品だとは思います。

スペイン映画のリメイクらしいが最後のオチなんかはいかにも韓国といった感じ。

途中の展開も緊張感たっぷりで素晴らしく、警察に包囲されたシーンなんか車はたしかに止まっているが警察との交渉や家族を思う父の緊迫感で充分緊張感を持続させていたように思う。

観て良かった→3 映像・音楽 →4 テンポ →4 ストーリー →3 心に残る →3

2022年劇場鑑賞18本目　秀作　63点 ノーマークだったけど、当サイトで予告を観て、惹かれて鑑賞。 相変わらず韓国は択一したテーマを生むよなあと改めて感心した。 けど正直こんなめんどくさいこと犯人選ぶわけないとも思ってしまった。 ハラハラもしたし、カーアクションやその撮り方、見応えはあったけれど私が犯人なら間違いなく別の方法を取るかなあ。。 随所に雑さもあった。 ていうのは、車のシートの下に爆弾を仕掛けたというテーマゆえに、金目当てなのに車から離れられないし、別のやつに頼めと脅すのに情報を漏らすなというし、 要はそのテーマゆえに、後半の話の持ってき方の選択が自ずと狭まれていて、可能性は感じたけどテーマの目新しさ止まりの作品になったしまった印象。

ハラハラドキドキな時間を過ごさせて頂きました。

宣伝不足なのが残念。ファンでなくてもスリルと興奮を楽しめる作品♡何年も映画を観てなかった私には、最近、映画料金が高くなったと感じましたが、観て良かったと思う作品でした。沢山の人に観てもらって広まると良いです♪

韓国映画のド派手にどんぱちやる映画は大好物で、予告で見た感じの爆発に惹かれ鑑賞。

んーもうひとつって感じでした。物語の殆どを車中で過ごすのでどうしてもダレてしまったのが惜しかったです。

とある恨みを買ってしまった銀行の支店長が車に何故か爆弾を仕掛けられて、人質に取られながら逃亡するというのが簡単なあらすじです。

良い点を挙げていきますと、カーチェイスのシーンはしっかり見応えがありました。街中をビュンビュン駆け抜けていき、その車を止める際にヘリコプターで強制的に足止めするシーンなんか興奮ものでした。ドアを全部外した状態での逃走も開放感があって良かったです。

詰めが甘いのかどうか分かりませんが、主人公の息子が怪我したのがとても不思議で、別に窓ガラスが割れている訳でもないのに足から大量出血という疑問符が浮かびまくってしまいました。物語の緊張感を増幅させるためにやったのだとは思いますが、ここは正直いらなかったかなーと思います。リメイク元がどうなのか分からないのでリメイク元がこうならしょうがないです。

あと警察のザルっぷり。主人公を捕まえるのには総動員しているくらいの力の入れっぷりなのに、犯人が主人公の弟として接する際に何も確認せずにそのまま通すってのはいかがなものかと思ってしまいました。あまりこういう細かいところに目をつけてはいけないと渋々分かってはいましたが、どうも無視することができませんでした。

主人公が恨まれた理由が過去の金銭でのやり取りというベタっちゃベタですが、確執とも言える関係性を表すには丁度いい設定でした。ただ、このシーンあたりから泣かせにかかってきたのはくどくて残念でした。

韓国映画という事でハードルを上げすぎた気もしましたが、そこそこ楽しめる娯楽作でした。

鑑賞日 3/10
鑑賞時間 10:20〜12:00
座席 F-7

タイトルとポスターから受け取る印象とは違うストーリーでした。爆弾を仕掛けられた車から降りられない話なのね。
韓国映画らしく、叫ぶシーンがてんこ盛りなのは当然でした。
最後の海中からの脱出。そんなにうまくいくのかな？