ハード・ヒット 発信制限
劇場公開日:2022年2月25日
解説
「SEOBOK ソボク」のチョ・ウジンが単独初主演を務めた韓国製アクションスリラー。銀行支店長のソンギュは、毎朝車で子どもたちを学校へ送り届け、そのまま職場へ向かう。ある日、運転中にかかってきた発信番号表示制限電話(非通知電話)に出ると、声の主はソンギュに「車から降りれば、仕かけた爆弾が爆発する」と告げる。イタズラだと考えたソンギュは電話を切ろうとするが、目の前で同僚の車が爆発してしまう。警察に助けを求めることも車を降りることも許されず、犯人の真の目的もわからないまま車を走らせるソンギュだったが……。2015年製作のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の韓国リメイク。主人公ソンギュの娘を「サバハ」のイ・ジェイン、彼らを翻弄する犯人を「操作された都市」のチ・チャンウクが演じた。監督は「The Witch 魔女」「ミッドナイト・ランナー」などの編集を手がけたキム・チャンジュ。
2021年製作/94分/G/韓国
原題:Hard Hit
配給:クロックワークス
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2022年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
ネタバレ! クリックして本文を読む
スペイン映画のリメイクだそう。車に爆弾を仕掛けドライバーと同乗者を人質にして身代金を要求するというプロットは「スピード」からアイデアを拝借したのだろうが、バスをSUVに、乗客十数人を家族3人にスケールダウンしたことで、こじんまりした印象は否めない。監督のキム・チャンジュは編集マンとして15年以上経験を積み、本作が初メガホン。トップスターも出演していないが、それでも韓国で初登場1位を飾ったというから、コスパはかなり良いと言えそうだ。
宣伝文句の“ノンストップ・アクション”は誇張しすぎ。本家の「スピード」は一定速度を下回ると爆発する設定のおかげでほぼほぼノンストップだったが、こちらの爆弾は重量に反応し座席から降りると爆発する仕掛けなので、別に車を止めても問題ないし、実際何度も停車する。だからずっと緊張感が持続するというほどではないが、大型車両ではなくSUVにしたぶん、急停止や急発進、駆動性を活かしたチェイスシーンなどで変化をつけて楽しませてくれる。
詰めが甘い部分もいくつか。近くに停まっていた同僚の車が爆破されて、後部座席に乗っていた主人公の息子の右太ももに破片が刺さり大けがをするのだけれど、息子から見て父の同僚の車は左前方、11時あたりの方向。直撃なら運転席にいる父の胴体を貫通してこなければならないし、そうでなければ車内でありえそうにない角度で跳ね返ったと考えるしかない。後部左側の窓ガラスを貫通して首に大けが、とでもしたほうが説得力があったのでは。
あと、ラストのふ頭から車ごと海にダイブするシーンも、本当なら時限装置より先に座面の過重が減って爆破してしまうのではなかろうか。まず海面に車の前部から突っ込んだ時、慣性により主人公と犯人の体重がかかる向きは前方に移動し、座面の荷重は一気に減るはず。また車が完全に水没した状態では、浮力によってやはり座面の荷重が大幅に減る。そのへんのご都合主義も気になった。
でもまあ、細かいことを気にしなければ、それなりにスリルのある場面や、父を思う娘の泣かせる行動など、いくつかの見所は悪くない。編集の巧さで観客の興味を持続させる点も大きいのだろう。
ネタバレ! クリックして本文を読む
フランス映画「ブラスト、爆弾解除ミスしたら即死」の韓国版?と思って見始めたが違った。こちらは車が走っている。息子が怪我をしたり。なかなかハラハラの展開で面白かった。
こんな状況に置かれたら、父親としてどうあるべきか、、、まあ、普通の人はこんな事は起きないから大丈夫だろうけど。
主人公の弟、本当は犯人だけど、説得に来たとき、確認をしない警察もダメダメで。
ただ、この映画で1番に感じた事は、銀行員って大変だなあ。全ての経営者の融資は受け付けられないだろうし、その時の対応は難しいだろうし、家族を犠牲にして銀行のために必死に働いても助けて欲しい時は冷たくされて。
事件後、銀行を辞めてソンギュのとった行動はあっぱれ!
2022年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
「あっ」という間のエンドロールでした。
スピード感あるストーリーは秀逸でした。
とても面白かったです。
2022年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
オリジナルのスペイン映画は面白かったけど、このリメイクも面白かった。
ある朝、車に乗ると爆弾が仕掛けられており、降りることができなくなる。
警察にも信用してもらえず、一人で犯人と戦うが・・・。