劇場公開日 2023年1月13日

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モリコーネ 映画が恋した音楽家のレビュー・感想・評価

全160件中、1~20件目を表示

3.5映画音楽という「制約」を「今回のお題」に昇華したマエストロ

2023年1月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

「自分が良いと思うものが認められない」 「自分の力を発揮する場がない、与えられない」 「自分が携わる分野が低く見られている」 クリエイティブに携わっている人はもちろん、志ある会社員ならこのような壁に悩まされることがあると思う。私もそう。ただ私はこのような状況下で、拗ねて、無気力になって、くだを巻いて「放棄」した。 モリコーネは違った。腐らず、放棄せず、当時下に見られていた映画音楽でも全力を注ぎ、監督に迎合するのでなく、かといって頑なになるのでもなく、結果として良い音楽を作りあげ、ついに自分の音楽を世の中に認めさせ、自身と映画音楽の立場を確立した。 何が私と違うのか? まず感じたのが自分の音楽・感性に対する「絶対的な確信・信頼」だ。「この映画にはこの音楽じゃないと!」ともはや使命感に近い域に達している。ここまで自分の仕事やアイデアに絶対的な確信を持てるだろうか。それだけ信頼できるだけの才があったいう点も大きい。 次に、意外だが「人の意見を聞く耳も持っていること」。こういう人って、兎角自己満足に陥り世の中に認められずに終わることが多い。でもモリコーネの曲は広く世の中に支持された。監督の意見に一度は毒づいて帰ってしまっても後で思い直して修正したり、複数案を持ってきて「〇番だけは選ばないでほしい」と釘をさすも、いつもそれが選ばれてしまったり(笑 気難しそうな面(見た目も)がありながらも聞く耳も失わず、それが先鋭的・前衛的になりすぎず、新しいけれど大衆が理解できる曲を生み出し、商業的成功をもたらせたように思う。 映画音楽にはクライアント(監督)がいる。顧客(観客)がいる。映像(商材)がある。それらを無視しては成り立たない。自分のやりたいことと、周りの意向をどう擦り合わせるか。時には憤慨しながらもうまく消化&昇華して良い作品にしていく才があったように思う。 あとこれは上述の2つに比べれば些事だが「仕事が早いこと」。 依頼すればすぐにもう2曲できている、など仕事が早いことを示すシーンがあった。早くあがってくれば、調整や手直しや時にはやり直しをする時間もできる。よりいい映画になる確度があがる。依頼者側からすれば非常に頼もしかったであろう。映画音楽という制約の中で自分を発揮することを楽しんでいたからこそのスピードであるように見えた。(心に何らブレーキがない。) 自分の全人格を五線譜に発露することを喜びとする一生。 ただ良い曲、自分が思う曲を作り続けることに注力した一生。 とても幸せな人生であったと思う。 ※映画としては複数人の関係者にインタビューした映像で構成されるが、お題ごとに皆に聞くものだから単調で退屈な面もあった。(途中睡魔を我慢するのが大変であった。) 都度全員のインタビューを載せなくても。まあ、大御所ばかりにインタビューしてたからカットは難しいか。。(笑 ※「ニューシネマ・パラダイス」のところはもっと時間を割いて欲しかったぞ。

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momokichi

4.0モリコーネが関わった音楽が片っ端から観たくなる。

2023年2月28日
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村山章

4.5彼の人生を紐解くことは、もはや映画史を紐解くことにも等しい

2023年1月25日
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カメラの前でモリコーネが語る。著名人の言葉が挿入される。映画の名場面とその音楽が流れるーーーこれ以上の何が要るというのか。モリコーネがいざ音楽遍歴や、映画界に進出したきっかけ、はたまた各作品にまつわる逸話を丁寧に語り出すと、もはや誰もが時の経過を忘れてのめり込んでしまうはず。長きにわたるキャリアにおいて巨匠は、いかなる創造的感性を働かせながら作品にふさわしい音を探求し続けたのか。一つ一つの言葉に驚きと発見が詰まっているし、これを観るとすぐさま各映画を音楽的な側面から再鑑賞・再検証したくなるに違いない。個人的には、モリコーネが『海の上のピアニスト』に添えた言葉は実に興味深かったし、歌声を取り入れた『ミッション』の壮大な音作りの裏話に触れられたのも貴重だった。彼が亡くなっても芸術は不滅だ。このドキュメンタリーは、私達がこの先、彼の遺した名曲と歩み続ける上で欠かせない教科書的な一作となるだろう。

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牛津厚信

4.0個人的なベストは『続・夕陽のガンマン』

2023年1月19日
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楽しい

映像に添えた音楽は実に500曲。映画音楽の父と呼んで差し支えないエンニオ・モリコーネの生い立ちから創作活動までを紐解く人物ドキュメンタリーは、世代を超えて、映画マニアたちの個人史を辿る時間でもある。 数々のマカロニウエスタン、『ニューシネマ・パラダイス』、『アンタッチャブル』あたりがすぐ思い浮かぶが、やっとオスカーを手にした『ヘイトフル・エイト』は代表作と呼ぶのに少し抵抗がある。アカデミー賞の気まぐれをもろに被った巨匠の1人が、モリコーネだったと思う。 個人的な好みを言わせていただければ、独特のギターのリフと口笛とコヨーテの鳴き声をフィーチャーした『続・夕陽のガンマン』と、イタリアン・ツイストを炸裂させた『太陽の下の18歳』がベストワークかと。その攻めっぷりにこそ、モリコーネ音楽の真髄を感じるから。このドキュメンタリーを機会に、モリコーネとイタリア映画の1960年代にトリップしてみてはいかがだろうか。

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清藤秀人

5.0なぜ「バッハ」や「ベートーヴェン」は誰でも知っているのに「モリコーネ」は知られていないのか? 映画ファン必見作品!

2023年1月18日
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「ニュー・シネマ・パラダイス」の、あの名曲は、たとえ作品を知らなくても、誰でも聞いたことのある曲でしょう。 「この曲を作ったのは誰か?」と問われると、「エンニオ・モリコーネ」という名前が出てくる人は非常に少ない現実があります。 ただ、「モリコーネ」の凄さは、そんな次元ではない、ということを、この映画で体感できるのです! 「ニュー・シネマ・パラダイス」の曲などは単なる1例にしか過ぎず、映画音楽の骨格を生み出したのが「モリコーネ」なのです。文字通り「映画音楽の生みの親」と言っても大げさではないことが本作を見ればわかるでしょう。 なぜ「バッハ」や「ベートーヴェン」は誰でも知っているのに「モリコーネ」は知られていないのか、という疑問を抱くまでに凄いのです! 別の言い方をすると、本作でないと「モリコーネ」の偉大さや偉業を体感しにくいと思います。 本作を作ったのは、まさに「ニュー・シネマ・パラダイス」でタッグを組んだジュゼッペ・トルナトーレ監督です。この作品用に撮った「モリコーネ」本人へのインタビューを中心に構成し、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノなどの映画業界のトップランナーがタイミングよくコメントや解説をしてくれます。 ただ、冒頭のインタビューシーンは、回顧録すぎて、正直に言うと不安もありました。しかし、すぐに「映画」関連へと移っていき、見たことがない昔の映画でも、「モリコーネ」の音楽への取り組み方などが垣間見え、いかに才能の塊であったのかがわかるようになっています。 500作品を超える映画やテレビの音楽を手がけ、2020年7月に91才の長寿を全うし、本作が結果的に遺作となりました。 あまりに壮大で興味深い物語で、157分が短く意義深く感じられる凄い作品でした。

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細野真宏

4.5鍵盤を見つめるだけで、ピアノを弾かなくても作曲出来て譜面が書けるって・・。

2024年12月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館
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Mr.C.B.2

3.5観ごたえあったが時間が長い

2024年8月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

寝られる

CSで録画視聴。 昨年、映画館で観たかった作品がやっと観る事ができた。 モリコーネの生涯、映画音楽秘話が満載で十分堪能できた。 観て良かった作品。 ただ。時間が長い。せめて120分にまとめてほしい。

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ナベウーロンティー

5.0片時も目が離せない❗️感動作品❣️

2024年7月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

4.5誘惑し、包み込んで、頭の中で響き続ける‼️

2024年6月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

幸せ

映画音楽のマエストロ、エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー‼️トランペット奏者にしたかった父とのエピソードや、映画音楽が異端とされていた時代の物語など、興味深い生い立ちなんですが、まずモリコーネの人柄を語る豪華絢爛な面々がスゴいですね‼️イーストウッド、タランティーノ、ウォン・カーウァイ、テレンス・マリック、ブルース・スプリングスティーン、ベルトルッチなどなど‼️特にモリコーネと並ぶ映画音楽のマエストロであるジョン・ウィリアムスがモリコーネについて語るのがヒジョーに興味深かったですね‼️そしてやはり全編を彩る代表曲による珠玉のメロディーに胸を踊らされますね‼️作品内で大きく扱われるのは「ドル箱」三部作をはじめとするレオーネ作品、「ミッション」、オスカーを獲得した「ヘイトフル・エイト」‼️ただやはり私が好きなのは「ウエスタン」のジルのテーマと「ニュー・シネマ・パラダイス」‼️特にジルのテーマはレコーディング風景か歌唱シーンが観れたのはヨカッたです‼️そしてモリコーネの音楽なしでは映画として成立しなかった「ニュー・シネマ・パラダイス」は言う事ナシですね‼️このドキュメンタリーを観ていると、映画という芸術に、これまた音楽という芸術がいかに必要不可欠なものであるかという事が痛感させられ、胸がアツくなります‼️最後に私がこよなく愛するジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」が完全スルーされてたのは悲しかった‼️あの無調をベースとした不気味なサウンドは、モリコーネのキャリアの中でも異質なものだと思うので‼️

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活動写真愛好家

5.0永久に見ていたい

2024年5月17日
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鑑賞方法:映画館

出来れば全ての作品のコメントが聞きたかった。

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ムーラン

5.0天性の音創りは彼を鬼才にした、見事であってそれ以外の言葉が浮かばない!

2024年4月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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The silk sky

4.0頭の中で奏で

2024年2月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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知的

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sironabe

3.5そしてこれからも

2024年2月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知らない間に聞いていたそのサウンド。 そしてこれからも、私達は彼のサウンドに囲まれながら生きていける。 映画音楽の父。

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上みちる

4.0生涯の仕事

2024年1月21日
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157分の長さも納得の、盛りだくさんの内容。 医者になりたかったのに、父の勧めでトランペットへ。 人の運命というのは、意外な方向。 そして紆余曲折の人生。 へーの連続。 私が生まれる前の、イタリア映画の話も多くて。 ピンとこない箇所もあったけど。 あの映画も、この映画も?!と、驚き。

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ゆき@おうちの中の人

4.0モリコーネの曲があればそれだけで名作

2023年11月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

エンリオ・モリコーネの生い立ちと 音楽との関わり方や 数々の代表作が如何にして生まれたのか その流れを丁寧に紐解く作品。 曲を聴くだけで名シーンが浮かんできます。 映画好きの方は絶対に観てほしい映画です。 2024年1月に4Kレストア上映されて話題になった 「レザボア・ドッグス」のとっても興味深い撮影秘話も あったりします。 で、月に8回程映画館で映画を観る 中途半端な映画好きとしては 例えばテレビ番組の中の再現VTRみたいな映像でも BGMにモリコーネの曲が流れると無条件で感動してしまう。 それほどに感情に訴えるパワーが強いモリコーネの名作音楽。 あなたは何が好きですか? 私は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の中の 「デボラのテーマ」かな〜 主人公の陰惨な人生の中で唯一の美しい思い出として 胸の中に抱き続けて来たヒロインのデボラ。 彼女の存在そのもが彼の人生の中の安らぎでもあった。 そんな感情が溢れるなんと美しく悲しいメロディー。 映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」 観た後に、 チャンスがあったら 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や 「海の上のピアニスト」等も是非ご覧くださいね。

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星のナターシャnova

4.5長丁場でしたがあっという間の

2023年8月21日
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鑑賞方法:映画館

映画の音楽を楽しめた時間でした。 モリコーネの名前を知らなかったのですが ニュー・シネマ・パラダイスのタイトルから 監督と作曲家の篤い友情! 古さを感じさせない、寛やかに耳に入る メロディー! 温故知新、映画を名作にさせる音楽の 大切さを知ることができました✨ 公開日に観ました。

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美紅

4.0モリコーネが溢れ出す

2023年8月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

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近大

5.0映画音楽だけじゃないよね。

2023年8月9日
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鑑賞方法:映画館

映画を観たことがない人でも曲名を知らずとも必ず聞いたことがある曲を多数生み出した音楽家、それがモリコーネなんだねえ。曲作りの発想だったりは映画音楽の枠にははまらない、まさに「現代音楽」の開祖とでもいうべき存在だったんだと思います。 この作品を観て、あー観ておくべきだったなあ、とか、それ面白かった、とか思いました。

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zem_movie_review

3.5凄い作曲家でした

2023年8月8日
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鑑賞方法:映画館

故人のことを周りの人にインタビューする、ありがちなドキュメンタリー映画ではなく、本人のコメントがメインで流れる作品なので、名曲が生まれるまでの裏話などが知れて興味深かったです。また、作中に名曲が沢山流れましたが、改めて凄い作曲家だったと思いました。 ただ、これは作品の良し悪しとは関係ありませんが、作中流れた曲の中には私が知っている以上の曲はありませんでした。ひょっとしたら、まだ知らない名曲が流れるかもと期待していただけに、その点だけは少し残念でした。

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alias

3.0映画音楽の特殊性

2023年8月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば> 音符は建築の資材と似ている。 同じレンガを使っていても、どの建物も違う。 本作によれば、映画音楽家になることは、普通の音楽家からは敬遠されているとのことですけれども。 本作を観た限り、それは、映画音楽というものは、その映画音楽が織り込まれるシーンとの整合が厳しく求められることで、通常の作曲よりも、もっともっと創造面での制約が多く、作曲の難易度が高いから、ということのようです。 しかし、映画は「総合芸術」として、そのなかに音楽は欠くことのできないもの。 そして、本作のエンニオ・モリコーネが、その難易度の高さゆえ、他の作曲家がなかなか足を踏み入れない映画音楽の世界に傾倒して行ったのは、むしろ、映画音楽は、普通の作曲と比較して、格段な難易度が高かったからではないかと、反対に思いました。評論子は。 例えば、なぜ困難を押して登山に挑み続けるのかと問われて、「そこに山があるから。」と答えるように。 彼が不屈に映画音楽に取り組む…あるいは「埋没する」ことができたのは、その精神性がバックボーンにあってのことと、評論子は理解しました。本作を観終わって。 佳作であったと思います。評論子は。

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talkie