夏へのトンネル、さよならの出口のレビュー・感想・評価
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タイトルから「夏への扉」みたいなのかなと勝手に想像。 最後に年の差...
タイトルから「夏への扉」みたいなのかなと勝手に想像。
最後に年の差カップルになるからハズレではないか。
ウラシマトンネル。
相対性理論とかなんとかだと、Uターンした時点で時間の流れが逆になるから云々、、だからSFではない。
男の子は妹を失ったことで不幸になった。
妹が戻ってくれば幸せなあの頃に戻れると思っている。
過去に戻りたい。
父親は次のステップに進もうとしている。
女の子は過去に失ったものを手に入れることで未来に踏み出そうとしている。
あそこまで戻ってやっと自分の気持ちに気付く。何が大切なのか。
トンネル内が長すぎて、もう100年くらい過ぎてんじゃないかってハラハラする。
鳥居があるってことは参道なのか。長い産道のようにも思える。
あの入口の形もなんとなく。
全体的に良かった。
声の演技が棒っぽかったのが残念。
取り返しはつかなくても後悔はしない。
最近映画マナーの悪い人が問題になってるため
公開から2週遅れで鑑賞。
ありふれた青春SFとは違い面白かった。
淡々と物語が進んでいくけど、それに伴いウラシマ効果による時間の経過がどんなラストを迎えるのかハラハラしました。
けどその予想はいい意味で裏切られましたね。
謎のラブパワーで時間が戻ったりするオチは無く、互いの時間がズレたまま二人で歩む。
いやぁ…良かった。
後日談とかでその後の二人とかも見てみたくなるぐらい、ラブコメ要素も充実してました。
ただし親父、テメーはだめだ。
以下鑑賞ポイント
・鹿さん可愛いそう、でもグッジョブ
・ヒロインの第一声が舌打ち
・やられたらグーパンでやり返す
・肉じゃが粗末にすんな親父
・行方不明になってたインコ
・一夏の共同戦線
・7時間も待ちぼうけの花城さん
・浴衣 笑顔 花火で手繋ぎ
・あっっという間の三連休
・押し倒されたヒロインの塔野くん
・今度は水族館デート
・漫画家デビューしたけど36話で打ち切り
・大人と高校生のキッス
・ようやく返せた錆びついた傘
SF仕立ての甘酸っぱいラブストーリー
それほど注目はしていなかったのですが、みなさんのレビュー評価が高かったので鑑賞してきました。SF仕立ての甘酸っぱいラブストーリーで、評判どおり素敵な作品でした。
ストーリーは、何でも願いを叶える代わりに100年が過ぎるという噂の「ウラシマトンネル」を偶然見つけた高校生・塔野カオルが、同じクラスに転校してきた花城あんずとともに、それぞれの願いを叶えるためにトンネルの調査を始め、しだいに二人が抱える悩みが明らかになってくるというもの。不思議なトンネルが二人を悩みから解放してくれるのか、そして二人の関係はどうなるのかが見どころとなっています。
典型的なボーイ・ミーツ・ガールもので、おとなしめ男子と芯の強い女子という対照的な二人の距離がしだいに縮まっていく様子が丁寧に描かれています。そこに、不思議なトンネルの存在が加わり、二人の背景や抱える悩みを描き出し、魅力的に物語を牽引します。そして、それが序盤からテンポよく展開し、起承転結もはっきりしているので、最後まで作品世界に浸りながら楽しく鑑賞できます。また、過去にとらわれて立ち止まっていた二人が、やっと前に進み始める変容が描かれているのもよかったです。
全体的に雨のシーンが多用されていましたが、これが二人の心情を表すとともに、傘の伏線を無理なく取り込んでおり、情景描写の巧みさを感じました。他にも、水族館で見た二頭のジンベエザメが近づいて泳ぐ様子、ラストで駅のホームの上に広がる青空でクロスする二筋の飛行機雲など、その時々の二人を描いているようでした。
ただ、本作でカギとなるウラシマトンネルですが、時間経過の検証はいいとして、中と外でのメール送受信の成否の理屈がよくわかりませんでした。些細なことかもしれませんが、塔野の心情変化のカギとなっているので、もう少しわかりやすく描かれるとよかったです。他にも、その後の家族との関係もちょっと気になりました。
キャストは、塔野カオルを鈴鹿央士くん、花城あんずを飯豊まりえさんで、劇場アニメでありがちなタレント起用です。声優を起用しない点は大いに不満なのですが、本作においてはキャラにうまくハマっていたので大きな問題はなかったです。とはいえ、これはたまたま合っていたというだけで、感情が高ぶるシーンではやはり演技力の物足りなさを感じました。大人の事情より作品のクオリティを優先してほしいものです。
原作者が好きだというだけあって随所にある新海・細田感
大枠は2人の監督に似ているとは思いませんでしたが、ちょいちょい演出が新海誠監督、細田守監督ぽかったです。調べてみたら原作者の八目迷先生は新海誠監督のほしのこえ、細田守監督の時をかける少女など時間が関係する話がお好きみたいです。
映像、キャラデザ、音楽はいい感じ。
脚本は2人の関係が深まる前半部に関してはよくある話ではあるものの、だからこそ安定して面白い。
ただ、後半部についてはやや荒いかなぁ…といった印象
演技は人よっては評価が分かれると思いますが自分的には〇
無料で読めるみたいなのでとりあえず漫画版を読んでみます!
【ネタバレ】原作の中核がすっぽり抜け落ちている・・・。
【ネタバレ注意】
私がどうにも解せなかった点
・「愛するしかく」が出てこない。
・トンネルの先に海がない(原作の表紙なのに!!!)。
・川崎が序盤しか出てこず、その後のあんずとの親交がカットされている。
・トンネル内の描写はなぜ原作通り白い鳥居にしなかったのか?
期待を裏切らない
「映画大好きポンポさん」を制作した会社繋がりで鑑賞しました。もうちょっと話題になってもイイんじゃないかなぁ、とも思える作品でした。ただ一点だけ、メインの二人の声を本職の声優さんがやった方が絶対に良かったと思う。所々に棒なセリフが出てきてとても残念!
この映画の主人公はだれか?
この映画、男子高校生の塔野カオルと、女子高校生花城あんずの二人の物語なのはわかる。では、どっちが主人公なのかという話。
塔野カオルは、最終的にはあのトンネルでつかみかけたものを置いて出てきちゃうので、最終的にトンネルでは、なにも得ていないのね。
一方、花城あんずも何も得ていないのだけど、彼女は最後に、欲しかったものを手に入れているのよ。
やりがいのある仕事、確固とした社会的地位。そして、支えてくれる男性。
花城あんずは、すべてを手に入れている。
あの物語では、クラスに溶け込めない、(本人の自覚はないにせよ)才能はある少女が、成功と理解ある彼君を手に入れる物語なのよ。
もし、これを男女反転した物語にしたと考えてみよう。
25歳になって、ある程度の社会的評価も得た大人の塔野の前に、17歳の姿の花城があらわれて、あなたが好きだと告白するわけですよ。
では、別の話をしよう。
仕事も財産も失った30歳のエンジニアの男が、紆余曲折の末、社会的地位も財産もとりもどす。その彼の前に、かつて11歳で自分を慕ってくれた少女が21歳の美しい女性としてあらわれて、あなたが好きだと告白するわけですよ。
さて、この30歳の男と、21歳で現れる美しい女性、どっちが主人公だと思います?
ということで、この「夏へのトンネル」は、クラスから浮いている女性が、自らの才能をもって、成功と自信と、そして25歳にして愛してくれる相手を手に入れる物語だとおもうのね。
どうかしら?
薄味でした
塩も振っていないおかゆのような味付けでした。
一つ一つの設定に奥深さを感じにくかったですね。
たとえばトンネルの存在の理由。せめて伝説があるとか、特別な人にしか入れないとかね。
女子高校生の一人暮らしもご都合設定に感じました。寮生活ならまだしも、未成年の女子を一人暮らしさせるかね?ふつう
トンネルから現世に戻ってきた時間も中途半端。どうせなら百年後、千年後に再会のほうがファンタジーだろよ。
何より不満なのが花城の泣くシーン。あの泣かせ方ははっきり言ってセンスないと思う。
大人の女性が屋外であんなふうに泣くのは嘘くさい。サツキやメイが泣くのとは違うんだよ!
大の大人があんな泣き方、飯豊まりえでも演技に困っただろうと思うわ。パロディだかパクリだかしらんが、ほんま白けてしまいましたよ、あのシーン。
観賞前はけっこう期待していただけにちょっと辛口で薄味批判してしまいましたが、やはりあまり好評価にはしにくいです。3ヶ月後には観たことも忘れてしまいそう。
不思議な
タイムトラベルトンネル「浦島トンネル」。これを使って亡くなった妹を取り戻そうとする少年が、ある少女と出会い、最後は過去では無く、現在から未来に目を向けていきます。最後、少年が13年ぶりに戻った時に、少女(?)との歳の差があまり感じられなかったのには違和感がありました。
デメリットは何処に
全体を包む雰囲気は良かったと思う。
しかし、気になるところが非常に多かった。
まず、あんずの性格があんなに排他的でツンケンしている必要を感じない。
なのにカオルには(傘の恩があるとはいえ)好意的。
共同戦線と言い張ってはいるが、両想いになるルートしか見えず、しかし積み重ねの大部分が(尺の都合とはいえ)ダイジェスト。
出会いのシーンを再現するところも雰囲気のみで、向日葵が後に活かされるとかもなし。
殴られた女子や塔野の後ろの男子など、名前が付いてるのが不思議なくらい脇キャラの存在意義がない。
(某作品のようにピクトグラムでも十分)
最後、あんずは5年、カオルは13年も失踪扱いになってるハズで、それがウラシマトンネルのデメリットなのに、その影響を一切描かず終わるのは如何なものか。
というか、偏見かもしれないが短期間一緒にいただけの男を女性が8年間も引き摺ってくれるとは思えない。
だったら全速力で追いかけなさいよ。
妹かあんずのどちらかしか選べない感じになってるのもよく分からない。
演技も、飯豊まりえはまだしも鈴鹿央士はキツかった。
挿入歌演出もややあざといかな。
ただ、作画は非常に良く、背景やトンネル内の紅葉、花火、水の表現などは素晴らしいものがあった。
手を繋ぐときの指の動きも細やか。
CLAPは今後も追い続けたいと思えたので、原作なのか脚本なのか、話がもう少しなんとかなってればと悔やまれます。
(タイトルの『さよならの出口』から、最後の決断を察してしまえるから、余計に)
普通にいい
ストーリー構成、伏線、映画の長さと内容の度合い、全てにおいて良い。ただ、良いだけでそれ以上も以下もない。映画としての完成度は十分。及第点の良いはもらえるが、本当にそれ以上をつけるほどの映画ではない。
しかし、見て損する映画ではない。それは断定できる。
ジェネリックほしのこえ?
ジェネリック新海誠作品みたいな感じで
最近、ネット上では紹介されていた本作品
個人的には新海誠作品の「ほしのこえ」に近い作品だと思うが
こちらのほうが個人的にはよかった
あるものを失う代わりに欲しいものが手に入ると噂の
ウラシマトンネルを見つけたカオルが
同じくほしいものが転校生のあんずと共同戦線で
ウラシマトンネルの仕組みを調べることになる
カオルは亡くなった妹
あんずは漫画の特別な才能を手に入れるために奮闘する
序盤はあんずがなにか家庭に問題を抱えているように印象だったが
実はカオルのほうが父親の行動など
家族が崩壊していたように感じる
あんずは初対面でカオルに険悪だった理由もよくわからなかった
終盤はカオルだけ独断でウラシマトンネルに入り
あんずは漫画家としてそれなりに活躍するようになる
ウラシマトンネルに入ってカオルは
亡くなった妹と会うが、
結局、ウラシマトンネルから出てきて
あんずと再会することを選ぶ
ただ、ウラシマトンネルでの時間経過や
妹を連れて帰らなかった理由が
よくわからないまま終わって、
社会との断絶の時間とか
細かいことを考えると、終盤の展開がかなり
ヘンな感じに思えてしまう
基本的にカオルとあんずとの2人の世界が
ストーリーの中心となる
カオルの友達とかあんずが最初に殴った女の子とか
あまりストーリーには絡まない
ボーイミーツガール作品としてはよかったと思うが
時間経過とか細かいことを考えると
うまく楽しめないかもしれない
人生どう転ぶかわからないってこと。
欲しいものが手に入る代償はあっという間に時間が過ぎ去ってしまう事。10代の青春話に並行して人生の選択を迫られる。今を生きる、ことがやはり大切ではないかって考えさせられた。謎のトンネルをめぐる2人の攻防も面白いし迎える結果も感慨深い。テンポも良くて面白かったなー。
トンネルの謎解きまでは良いが、ラストには多くの疑問が残る
最大の疑問は、主人公は、なぜ妹を連れて帰らなかったのかということ。時間的に、外の世界から取り残されると分かっていながら、それでもトンネルに入って行ったのは、妹を取り戻すためではなかったのか?これでは、13年間を棒に振ったのも同然ではないか?
それから、失ったものとして、彼女からのメールを受信するが、失ったのはメールではなくて、彼女そのものではないのか?だったら、妹だけでなく、彼女にも会えるはずだが、トンネルには、死んだ人にしか会えないというルールでもあるのか?
そのトンネル(洞窟?)も、いかにも見つけやすそうなところに漫然と存在しているが、あれでは、誰でも気軽に使えてしまうのではないか?「トンネルが主人公を選んだ」という説明に説得力を持たせるためにも、例えば「主人公と一緒でないとトンネルを見つけることができない」といった設定が必要だったのではないか?
ラストの主人公の決断にしても、「そりゃあ、思春期の男子だったら、妹よりも彼女と一緒にいたいよなぁ」と、すんなりと納得できてしまい、何のサプライズも感じなかった。
主人公がトンネルを出てきた後も、時間の経過を活用したドラマチックな展開や伏線の回収みたいなものがあっても良かったのではないか?
前半の、2人でトンネルの謎を調査しながら、お互いの距離を縮めていくところの描写が、青春映画としてのトキメキを感じさせてくれただけに、終盤になってからの展開と物語の終わらせ方が、とても残念に思えてしまった。
後半失速する
あんずのキャラクター造形であっと思わせてウラシマトンネルを切っ掛けにどんどん二人が親密になっていくのは良いけど
ウラシマトンネルと現実空間の相対時間を気にしながらあーだこーだやってる中盤までは面白かったが
終盤肩透かしな感じ
幽霊カレンと再会して「愛する資格」を手に入れる。
いや、別にオカルトファンタジーとしては良くある展開だが幽霊妹が塔野に赦しを与える代わりに13年の時間を持っていかれた、みたいな
幽霊妹は契約の代償を要求する悪魔かよ
SFじゃなくて少し不思議かな
あんずは漫画家としてのキャリアを捨てかけて何時までも塔野のことを想い続け、トンネルに入って追いかけてくる
高校中退30歳職歴なしですが理解ある彼女くんのお陰で幸せです
ハッピーエンドへの持って行き方がちと強引かな
良く出来た作品
「夏へのトンネル、さよならの出口」
脚本、演出、音楽、作画、背景と全てに気を配って出来た良心な作品でした。
新海監督風に見えるのが残念。
しかしラストはオヤジ世代でも泣けました。
たくさんの方に身でもらいたいアニメ作品
良い話だった
何の前情報も無く見ましたが映像も綺麗だしシナリオも良かった。原作はある様ですが当然未読。
よく知らない海辺の田舎町の高校。
願い事が叶う代わりに時間を奪われる伝説のウラシマトンネルの噂が学校の七不思議の様なノリで話題になっていた。
ひょんな事からウラシマトンネルを見つけた少年とそれを知った転校したばかりの少女。
二人は共闘してウラシマトンネルの謎と願い事を叶える事を企む。調査と共にお互いの境遇や叶えたい事を話すうちにお互い好意を持ち始める…果たして願いは叶うのか?二人の恋?の行方は?
是非映画館で見てほしい。
そうそう、入場者特典で「さよならのあと、いつもの入り口」と言う後日談っぽい短編小説を貰った。それもこれから読むので現時点では未読。物語のその後が知りたいと思っていたので良かった?
まぶしすぎておめめがつぶれました
海に開けた田舎の港町、香崎。そこに暮らす塔野カオル。鬱屈した雰囲気は過去に何かあったと予感させる。
雨が降る日に無人駅に濡れて佇む少女(花城あんず)をみかける。制服も違うし思い詰めた様子。気にしていると不機嫌そうに、「何見てるの」って言われ・・・。傘を差し出す。翌日、転入生として再びあらわれる
うーん、これはツンデレの上にテンプレ展開。
ウラシマトンネルはワンアイディアのSFだけど、そんなものが話題にもならずその辺にあるはずもないけどそこはそれ。トンネル内では時間が早く進む。108秒で3日進む。しかし、何故か望むものが手に入るという機能を持つ。
これは時間というエネルギーを失う代わりに過去になくしたものを取り戻せると言うが、アイディアとしては凡庸かな?
ボーイミーツガールと考えれば「君の名は。」にも通じる話だった。しかし、「君の名は。」は性的な暗喩があるが、この話はとことんプラトニックだ。相手の家に行っても、図書館で並んででも、付き合ってないんだってさ。水族館デートしたり、花火見ながら手を繋いだり、もう好きじゃん。
高校時代に並んで牛丼食べても毎日のように一緒に帰ってもナーンもなかった私にはまぶしすぎてお目目が潰れましたとさ。
鈴鹿央士、飯豊まりえともに作画と相まっていい演技でした。実写でも良かったかも。花城あんずの作画はありがちだけどこの世代の腰の細さと着こなしで美しいビジュアルでした。
妹役の小林星蘭ちゃんは特に良かった。元気いっぱいの妹をはつらつと演じていました。(*•̀ᴗ•́*)👍
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