劇場公開日 2023年3月24日

「まぁシン・仮面ライダー見に行くのだったら…」グリッドマン ユニバース ステンレスブルクさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5まぁシン・仮面ライダー見に行くのだったら…

2023年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

 シン・仮面ライダーはレビューする気も起きないが、グリッドマンはまだ救いはあるかな、と。ただ、これも人にはお勧めできない…。

 ⓪当たり前だがTVアニメ12話+12話を知らないと見れない
 これがこのアニメ映画の最大の弱点でキャラクターが全員集合しているで新規さんは見ないよね。いや、そもそもTVアニメに好感を持っている人しか映画館に来ないか…と割り切るか。

 ①対象年齢が中学生~高校生を想定している
 ストーリーの基本形が勧善懲悪であり、作中にキャラの成長はあまりない。各々のキャラクターの尖った性格は大体、TVアニメの時点の矯正されているのでパンチがなくて退屈だ。
気づいただろうか?このアニメ、キスシーンもないプラトニックなアニメなのだ。
かなり円谷の注意とストーリーの添削が行われたのかもしれない。

 ②設定がなんだかよくわからない
 説明も聞いてても「んんっ??」となってしまうが、対象年齢が低いのだから「よくわからんがヨシ!」と割り切って見たほうがよいでしょう。元のグリッドマンの設定もフワフワしてるし、長らく続編が作られなかったくらいなので、フワフワした設定にフワフワした設定を追加してもいまさらでしょう。

 ③詰め込みすぎ
 もうアニメ版グリッドマンは終了!という意気込みなのか勢いがすごいが、さすがに終盤は飽きてくる。一番、気に食わないのは「バイクに乗せてもらう」シーン。なんて棒読みなんだ!しかもバイクのシーンで全体の勢いが止まってるぞ。というか、その人こそ現実世界で実写で出てきてグリッドマンを助けてやれよ!

 ④良い点もたくさん
 主人公と六花の恋愛模様があり、興味は長続きする。もう相思相愛なのは見て取れるから安心して見られる。作画もよくキャラクターデザインも良い。ときどき、実写が入るのも元特撮という経緯ならではでグリッドマンだから許される手法だ。そして…グリッドマンがよく喋る…ありがとう緑川光さん…。

 人には勧められないですが
すでにグリッドマンが好きな人はもっと好きになる事うけあいな作品です。
でも、最後に・・・・・なんで名曲、夢のヒーローが流れないの。。。。
え?曲が平成すぎてダサい?馴れると名曲なんだけどなぁ。。。。

ステンレスブルク