劇場公開日 2023年3月24日

「観たかったものが観られる、見事な完結!」グリッドマン ユニバース おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5観たかったものが観られる、見事な完結!

2023年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」のクロスオーバーとして描かれる劇場版。元の2作品とも気になってはいたものの未視聴だったので、本作もスルーしようかと思ったのですが、レビューはかなりの高評価。これはやはり鑑賞せねばと、この1週間で2作品の全24話をアマプラで視聴し、満を持して鑑賞してきました。

ストーリーは、グリッドマンと別れ、平和な日常を取り戻して高校2年生に進級した裕太たちの前に、再び怪獣が出現したことでグリッドマンも再び現れ、そこにかつて共に戦った新世紀中学生、さらには別世界からダイナレックス、蓬や夢芽らまで現れ、壮大な戦いに巻き込まれていくというもの。

今はやりのマルチバース展開ですが、いくつもの並行世界の交錯ではなく、ダイナゼノンのメンバーがグリッドマンの世界に入り込んできただけなので、混乱をきたさないギリギリのところで踏みとどまったような印象です。とはいえ、マルチバースの理屈やその原因となった事柄等、説明を聞いても理解をはるかに超えていて、わけがわかりませんでした。しかし、マルチバースとしなければ描けなかった物語がそこにあり、観たかったものが観られたという満足感の方がまさったので何の文句もありません。

特に、裕太と六花の関係、ガウマと姫の再会、現実世界の新条アカネ、2代目やアンチとの再会、ちせのタトゥーの回収など、TVアニメで未消化だった部分がきちんと補完されており、本作をもって見事な完結となったと言えます。それだけに、一見さんお断りな作品となったのは致し方ないところです。

また、映像的には、スピードと迫力を感じさせるバトルシーンや変形・合体シーンが、大スクリーンによく映えていました。もともとTVアニメ版でも高クオリティなトリガー作品ですが、劇場版ではさらにボリューム感が増し、豪華な内容で大満足です。

キャストは、広瀬裕也くん、宮本侑芽さん、榎木淳弥くん、若山詩音さん、斉藤壮馬くん、安済知佳さんらで、TVアニメ同様の布陣です。自然体の演技と息の合った掛け合いが抜群で、アニメ作品はこうでなくちゃというお手本のような名演で、ラストは目頭が熱くなりました。

おじゃる
ノブ様さんのコメント
2023年4月2日

凄いです!24話!
アマプラでやってるんですね!
私も復習兼ねて観ます!

ノブ様