屋根裏のラジャー

劇場公開日:

屋根裏のラジャー

解説

「メアリと魔女の花」のスタジオポノックが、イギリスの作家で詩人のA・F・ハロルドによる小説「ぼくが消えないうちに(The Imaginary)」を映画化した長編アニメーション。少女の想像によって生まれたイマジナリーフレンドを主人公に、現実と想像が交錯する世界で起こる冒険を描いたファンタジーアドベンチャー。

少女アマンダの想像が生み出した少年ラジャーは、彼女以外の人間には見えない「想像の友だち(イマジナリ)」だ。ラジャーは屋根裏部屋でアマンダと一緒に想像の世界に飛び込み、喜びにあふれた毎日を送っていた。しかし、イマジナリには人間に忘れられると消えていくという、避けられない運命があった。アマンダに忘れられれば、世界中の誰からもその姿は見えなくなり、消えていく。そんな自分の運命に戸惑いながらも、一縷の望みを抱いて歩み始めたラジャーは、かつて人間に忘れさられた想像たちが身を寄せ合って暮らす「イマジナリの町」にたどり着く。そこでラジャーと仲間たちは、彼らの大切な人や家族の未来を懸けた冒険を繰り広げる。

監督は、高畑勲作品の「火垂るの墓」から「かぐや姫の物語」までの全作品に携わるなどスタジオジブリ作品で活躍したアニメーターで、スタジオポノックのオムニバス「ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間」にも参加した百瀬義行。ラジャーの声は、アニメ映画初参加の寺田心が担当。そのほかアマンダ役の鈴木梨央、アマンダの母リジー役の安藤サクラをはじめ、イッセー尾形、杉咲花、仲里依紗、山田孝之、高畑淳子、寺尾聰ら豪華俳優陣がキャストとして参加した。

2023年製作/108分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2023年12月15日

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(C)2023 Ponoc

映画レビュー

4.0アニメの新たなテクスチャー

2023年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まず画面が本当に素晴らしい。アニメーションも実写もまず映像なので、第一に画面が良くないといけないが、これは本当にそこが徹底してすごい。2Dアニメに立体感を創出する新たな方法を導入して、絵本のイラストが動いたような躍動感を生み出すことに成功している。これはアニメーションの新たなテクスチャーを目指した作品の一つと言え、ジブリの分派であるポノックからこういう大胆な試みが出たことが意義あることだ。彼らはジブリのコピーだけで満足はしない、新しい表現に足を踏み入れたのだ。
しかも、物語とこのテクスチャーがきちんと噛み合っている。この作品では、イマジナリという想像の産物が現実にいるかのように感じられることが重要。背景とキャラクターに同一の光があたっているような実感が、イマジナリがここに本当にいるという感覚を映像で表現できている。
課題があるとすれば物語の運び方だろうか。個々にダイナミックな描写があるけど、全体としてそれが感じられない。実際にはミニマムなお話なのだけど、そう感じさせないスケール感が欲しかった。

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杉本穂高

2.5メアリよりはいいと思う

2024年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まだ断ち切れていないジブリ感だと思います。

観てる方も求めちゃうから比較しちゃうし

の割にはすごくいいとは思えない。

難しい。

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ボタもち

0.5消されたシリーズでした。

2024年9月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

1.0背伸びしてる感

2024年9月3日
Androidアプリから投稿

私はジブリも好きではないのですけど、ジブリの模倣をしようとしてる作品はさらに好きになれません。
軒並み気持ち悪いと感じてしまいます。
宮崎駿氏は良くも悪くも、ファンタジー側の人で、そうでない人にとっては意味不明な作品を作れる人だと思うのですが、模倣作品のほとんどは無理に背伸びしてファンタジーを作ろうとしているように見えて居心地の悪さを覚えます。

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じぃぎゃあ