劇場版ラジエーションハウスのレビュー・感想・評価
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テレビドラマの枠が越えられていない
原作コミックは未読だが、ドラマはシーズン1、2とも鑑賞済みである。完結編とのことだったので見たのだが、抵抗勢力としての院長と、辞職を覚悟してもそれに立ち向かう主人公という話の流れはこれまでのシーズンの焼き直しであり、非常に既視感があった。また、前半と後半が全く関連のない話であり、ドラマ2本分をまとめただけのような作りもドラマの枠から抜け出せないという印象を受けた。
前半の交通事故に始まる一連の話は、トリアージと関連付けた構成になっていて、助かりそうな患者から救うというある意味冷徹な判断が描かれていた。飲酒運転の未熟な馬鹿者に自分の家族を窮地に陥れられる被害者の気持ちは痛いほど察せられたが、暴力行為にまで及んで無理難題を強要するという行動には違和感を覚えた。起こってしまったことを元に戻せとか、加害者に対して復讐など始める前に、この状況で最も重要な判断は何かということを冷静に考えるべきである。この前半部で最も不可解だったのは、妊婦がどうなったのかが完全にスルーされていたことである。どういう意図だったのかは分からないが、脚本の責任放棄にしか感じられなかった。
後半の集団感染の話もまたやや違和感があった。カンピロバクター腸炎は主に動物の排泄物等に含まれる細菌に起因する感染症であり、土砂災害で地下水が汚染されるというのは考えにくいと思う。また、原因物質の摂取をやめれば、特に積極的な治療を行わなくても、1週間程度で治癒して予後も良好である。検査技師が原因特定に懸命になるのは分かるが、判明した後で多くの医師を派遣してもほとんどやることはないはずである。
登場人物についての説明などは一切ないので、ドラマを見ていないと人物関係を深く楽しむことは難しいと思う。特に、窪田と本田の沸切らない関係は、このドラマのお約束のようなものなので、どうせまたお茶を濁して終わるんだろうと思ったが、劇場版「HERO」をパクったようなシーンには面食らった。私なら躊躇うことなく広瀬を選ぶ。
音楽は服部隆久であるが、「HERO」ほどには耳に残る曲を書いていない。演出もテレビドラマそのもので、映画らしさが薄かったのが残念だった。
(映像4+脚本3+役者3+音楽4+演出3)×4= 68 点
盛り沢山
原作漫画は少々、ドラマは全部観てます。
いよいよ映画化ということで、観ておこうかと。
TVドラマの映画化なので、正直あまり期待はしてなかったんですが、思いのほか面白かったです!
甘春総合病院でも離島でも、最初から盛り沢山のエピソードがあって、飽きることなく鑑賞出来ました。
特に山崎育三郎さんのエピソードでは思わず泣いちゃいました。
彼の迫真の演技にやられましたね(笑)
離島での謎の感染症のエピソードは、ちょっと薄っぺらい気もしましたが、わかりやすくて良かったのかも。。
そして、この映画の見どころとも言えるラジハチームのチームワークの良さは、完璧でした(笑)
わちゃわちゃ感も良かったです。
見ててスッキリしました。
全体的にわかりやすくて、楽しめる作品でした。
観て良かったです。
ドラマシリーズは両方視聴済み(主演:窪田正孝に惹かれて 笑)、それ...
ドラマシリーズは両方視聴済み(主演:窪田正孝に惹かれて 笑)、それなりに楽しんで見ていました。
そしてまさかの映画化!!遂に題材は感染症問題について。
ドラマ本編ではコロナ禍のことにはあえて触れず、以前の医療風景を重点に描かれていたのでどのようなストーリーになるか楽しみでした。
全体的にはドラマの雰囲気を残しつつの、甘春総合病院と杏の父が勤務する離島に舞台を移しての平行ストーリーで、唯織と杏の関係に一応の決着が着く結末になったのは良かったなと感じました。何せドラマ2シーズン通しても殆ど進展しなかったので 笑
ただストーリーとしては前半と後半でテーマが違いすぎて、今回テーマの感染症をベースに広げた方が良かったのでは?と感じました。個人的には前半の自動車事故のシーンの方が強く印象に残ってしまい肝心の後半部分が薄くなってしまったのが残念です。それだけ前半の密度が濃かったです。
またラジハメンバーで一番の新人、広瀬の重要な成長シーンもどうせならその自動車事故の部分にもっと絡めた方が良かったのでは?とも感じました。正直男の子の手術シーンは蛇足かな、と。
またキーワードであろう”壁”や”水”の演出やセリフが過度でクドく感じてしまいました。大事な部分であるのは分かるのですが。
それでも重苦しいテーマや雰囲気の中でのラジハメンバーのギャグシーンはホッとしながら観ることが出来て息抜きしながら楽しめました。
最後に映画本編には登場しませんでしたが、ドラマ本編で活躍された上島竜兵さんの突然の訃報、ご冥福をお祈りいたします。
ドラマ見たことありませんが
ドラマは見たことありませんが、楽しめました。
フジテレビ得意な医療系のストーリー。
壁と水がストーリーのポイントらしく、水は雨に涙、飲料水を表していて
人間関係にも水を差す、みたいな?
でも感染症疑いの時点で周囲のマスク使用率が少なかったのは
違和感があった。
深く考えなければ、人にオススメするかな。
詰め込み過ぎの2時間ドラマ…⭐︎
放射線科に初めて光があたったと実際の技師の方が喜んでいた。
正直、ちょっと有り得ないような設定だが、TV版は笑いあり涙ありで面白く視聴した。
劇場版は…、ちょっと詰め込み過ぎかなぁ…
予告編では、離島の感染症の物語かと思っていたが、その他にも山崎育三郎演じる夫婦の
エピソードとかあって、全体的に散漫になってしまっているように思える。
せっかくの映画なのだから、もう少し一つのエピソードをじっくり見せて欲しかった。
キャストは、TV版と同様バラエティにとみ楽しく鑑賞。
ただ、TV版を見ていないと分かりにくいところもあるかなぁ。
うーん…やっぱり⭐︎3。
良くも悪くもいつものラジハ
コロナ禍になってから初めての、久しぶりの映画館。貯めたポイントもすっかりなくなってしまい生活も変わって地元の映画館のポイントカードを作った記念すべき第1作はラジハの劇場版。原作コミックは未見ですが、ドラマの方はシーズン1、2共に視聴しました。シーズン1はちょうど休職して以前なら見ることができなかったドラマが生視聴できるようになった時、シーズン2はコロナ禍でリモートワーク中、そして今度の劇場版と、なぜか節目に巡り合う不思議な縁の作品です。
あらすじやネタバレは書きませんが、まあ、いつものラジハで十分満足しましたが、映画らしさというのはちょっと少なかったでしょうか。テレビで2時間スペシャルとして放送しても納得してしまう作品で、大スクリーンで映画館ならではという部分はあまり感じませんでした。島でロケしたり、ヘリ飛ばしたりと、それなりに予算はかけているのだろうとは思いますが…。設定上は伊豆諸島の島のはずなのに、エンディングロールを見るまでもなく瀬戸内の島だろうなとわかる島なのはご愛嬌。いや、台風が来る島であの作りで、しかも豪風雨の中雨戸も閉めないとか、ちょっと気抜きすぎじゃないでしょうか。
そんな小さなところはおいておいて、ゲストキャスト陣も違和感なく溶け込んで、豪華なラジハを楽しめました。ただ、せっかくの映画なのでもうちょっと一つのエピソードをじっくり掘り下げて欲しかった気もします。群像劇をやりたいのはわかるし、それはそれで面白いのですが、映画なんですから、ねぇ。
途中、何箇所か笑いをこぼしてしまう場面もあり、平日昼間で少ない観客でしたが、漏れ出る笑いが聞こえてきました。実にラジハらしい出来でしたので、ラジハ好きな方はおすすめです。ただ、大スクリーンならではという部分はあまり感じないので、今すぐ見たいか待てるかで決めるとよろしいかと思います。
写ルンですから始まり、感染るんですでエンドかよ(ツッコミ全開です🙏)
ここに一枚の写真があるのナレーションから始まったフジテレビのドラマ、ラジエーションハウス。
肥満児のイオリがインスタントカメラ(写ルンです)で撮った小学生のアンちゃんの後ろ姿。
劇場版は孤島の集団感染で締めくくってきた。
感染るんです。
アンちゃんの父さんの甘春(あまかす)先生がすでに赴任していた美澄島。
いいですな~、晴耕(釣)雨読の生活。あこがれるぅ~
伊豆諸島の島。美澄島。
東京都です。
東京都衛生局の管轄ですよ!
自衛隊員もすでに到着してんじゃん。
都立病院や自衛隊中央病院、自治医大から人員派遣する案件。
神奈川県だがの小さい私立病院に派遣要請なんかこないんだけどね。
キャンピロバクター腸炎は場所や画像に特徴があるにせよ、確定診断にはならない。やっぱ、細菌培養検査よ。
キャンピロバクターってそもそも食中毒。崖崩れが原因で地下水が汚染され、冷たい井戸水の中で繁殖することはない。
原因不明の集団感染とか大風呂敷ひろげたわりに、ヒトからヒトには感染らないのかよ!
それを言っちゃ~、おしまいYO~
島はもともと台風ぐらい慣れっこYO~
離島というわりに周りに島がたくさんあった。
それより、アンちゃんはワシントン大学に留学するんだったんだけど、その話しはどうなったのよ。
72時間どうなった?
キムラ緑子のおばさん。すごい古いレントゲン装置で、胸部レントゲンとアキレス腱撮影。撮影条件も大変だけど、現像する方がもっと大変だよ。そんなことしているうちに時間がなくなってしまうから、台風通過してんだから早く自衛隊のヘリで送ってあげなさいよ!
アキレス腱の太さは触れば判るよ。家族性高脂血症のアキレス腱へのコレステロール沈着を見るのはMRIよ。
たまき(山口紗弥加)の地元の友達、山崎育三郎の奥さんはあのあとどうなった?
気になって仕方ないよ!
脳が黄色に光る画像はちょっと安っぽい。脳死にはなっていないみたいだけど。
酒酔い運転の奴は証拠隠滅?
前橋刑務所行かないのかよ!
鏑木先生(浅野和之)と技師長の三文芝居。まるで、三谷幸喜のマジックアワーの伝説の殺し屋、「デラ富樫」のノリだった。でも、良かったよ。
高橋克実が出てくると血圧高めの人向けのお茶のCMを思いだしてしまうよ!
子供の肺血管奇形のIVRの話は広瀬が壁を乗り越える経験を積んだだけの話しでおしまい?他の話しに絡まないのかよ!大森先生(和久井映見)はいいけど、新しいクズ院長(高嶋政伸)。ご都合主義の風見鶏男のくせに、いい人になってどうすんのよ!
テレビドラマの第1話(ゲストはイッセー尾形)がピークだったよ。
肺吸虫症の話し良かったよ。あり得んけど、MRIのデータ改編、可視化はカッコ良かったよ。
ウユニ塩湖の写真がとても綺麗だったよ。映画なんだから、海外ロケ行こうよ!
広瀬アリスが一時休養するらしい。残念。第2シリーズの第8話のスリムな妹に嫉妬した女子高生がダイエットし過ぎで脱毛する話しは卵巣男化腫瘍の存在が隠れていて、リアルに良くできていたよ。広瀬アリス主演全開のとても良い回だったよ。しかし、実の妹の広瀬すずのことが、相当ストレスだったのではとアリスファンのわたしはちょっと心配になったよ。
個人的にはドラマ釣りバカ日誌新米社員浜崎伝助のみちこさんの
「ばかけ!」が好きなんで、ラジハは終わりにして貰って、釣りバカ日誌の劇場版を楽しみにしているのよ。
広瀬アリスちゃん。充分休養取って、復活してね。
山口紗弥加が効いている
スーパーマン的な主人公が大活躍してなんとかしちゃうっていう分かりやすい展開がいいの。
それで人の生き死にが関わるから、どうやっても気持ちが動くの。
だからストレスなく観られる。
前半は山崎育三郎・若月佑美夫妻の話なんだよね。
「こんなひどい話を」って感じなんだけど、なので観てしまう。
ここのクライマックスの『雨だ』を連呼する山崎育三郎は良かった。振ってあった回想をここでかぶされたら泣いてしまう。
若月佑美もやっぱり良かった。色んな作品に出て欲しいな。
後半は、本田翼をラジエーションハウスのみんなが助けにいくの。
これは、もう、絶対、助けにいくんだよね。分かってんの。
それでも、本田翼が追い詰められて、独りで苦しんで『どうしよう?』ってなってるところに、メンバーが船から上陸してくると「よかったあ」って思う。本当にヒーローに見えるね。
実生活でも独りで「どうしよう?」と思ってるところに、予想外の誰かが助けに来てくれるとすごいホッとするしね。
そこからは淡々と進んで大団円かな。
後半のメインエピソードより、前半のサブエピソードの方が心が動くというのが短所と言えば言えるかも知れないけど、面白いから文句なしかな。
テレビの二シリーズとも観てました。
テレビシリーズを二作とも観てたので映画も楽しみにしてましたが、正直あまり期待はしていませんでした。が、思っていたより良かったと思います。
突っ込み所は満載だとは思いますが、笑い所も満載で面白かったです。
ラストシーンはテレビの次シリーズまたは映画の続編につながるのでしょうか⁉️
また予告詐欺
フジテレビの人気連ドラの劇場版。
連ドラは銭湯で第二期の1話分だけ見た事がある。
その時はチームの掛け合いやテンポ感がHEROを感じさせて面白いドラマだなと感じていた。
後に調べてHEROの監督が撮ってたと知って妙に納得した記憶がある。
さてフジテレビドラマの劇場版といえば「コードブルー」や「シグナル」等どうもドラマ版の評判と反比例するようにイマイチになることが多いが、この作品もその例にもれなかった。
特にどうかと思うのは序盤。
どうにも重苦しくてたまたま見たドラマの時のリズミカルなテンポ感が出ないのが困る。
ただ5分10分してくるとだいぶマシになってきて、八嶋さん、浜野さん、エンケンさん、浅野さん等々の活躍でクスッと笑えるシーンも増えてきてかなり良好。
さらに、冒頭の研修から繋げて交通事故で命を助ける順番、患者の優先度が提示され、これが後々予告編であった島での感染症で伏線として効いてくるのかななんて思ってた。
ただ、ここから様子がおかしくなってくる。
交通事故の件がいつのまにか立てこもりまで発展して無茶苦茶時間を食うのだ。
これに関しては製作陣ではなく島の感染症がメインですよみたいな予告編を作った宣伝の責任だろう。(まぁ実際僕もこの映画の内容で予告編つくれと言われたら同じようなことをしてしまいそうな気もするので難しいのだが)
結局島の感染症はラスト30分だけだった。
とはいえこの予告詐欺を除けば交通事故の件なんかは最高だった。僕自身途中泣いてしまった。
島の旧型のレントゲン?の使い方をラジハメンバーが教えるところも楽しく、かつチームワークなんかも感じられて上々のシーンだった。
ただ感染症辺りからまたテンポ感の悪さが再燃してくる。
というか冒頭から島の水を匂わせすぎである。
正直言って島の水が原因で感染症が起こるのがバレバレである。
この匂わせすぎによってラジハメンバーや甘春達がいつまで経っても気づかないバカみたいで少しイライラした。
匂わせすぎも良くないですね。
ただ、何度も言うようだが、役者さんのお芝居と掛け合いは楽しくサッと見られる佳作かと。
見応え有り
ココ最近、鑑賞後に「満足した」と思うことが少なかったのでラジエーションハウスを見た時は驚きました。
私はドラマを見ていたのですが、ドラマをみなくても映画だけでも十分わかります。「映画を見て気になったからドラマを見る」という流れでも全然大丈夫だと思います。
登場人物全員にほぼ同じくらいスポットライトを当てていたし、いい意味ですごくバランスのとれた映画でした。
それぞれのキャラクターもみせつつ、シリアスなシーンや涙してしまうようなシーン、そして笑いも混ぜてきていたのでさすがとしか言えませんでした。
その上、仲間の絆のようなものをいれたり、とてもてんこ盛りな内容ですが見にくい・疲れると思うことはありませんでした。すごく進め方や映像の撮り方が上手く、久しぶりにドラマの続編の映画などでこんなに楽しめました。
逆に「もう少しみたい!」とも思いました。
内容に関しては本当にてんこ盛りなので少しごちゃごちゃしてしまう可能性もありますが、そんなに心配はしなくても大丈夫だと思います。
演技に関しては、広瀬アリスさん・山崎育三郎さんの演技が個人的にはずば抜けていたなと感じました。
ぜひ、鑑賞してみてください。
この映画、好きです
ドラマを見ていたので楽しめました!
ラジエーションハウスのメンバーの関係性なども楽しめます^_^
メンバー、一人一人の中にも小さなドラマがある
本田翼さんの役に合った演技が良いですね♪
ドラマを見ていないと面白さ半減かも?
でもこのドラマ好きな私は完結編?と思わせる程、
盛り盛りの内容に楽しめました!
ドラマ観てる人は必ず満足できる作品
レビューでも看護師が出てこないとか色々と
細かい事を気にしていたら何も楽しめない^_^
見終わった後、幸せな気分になれる映画は最高!
ラジエーションハウスのとってもなが〜い1日の様なもの
TV版は、1期シリーズ見ただけで、劇場版を見ました。
非常に好印象です。
シリーズを通してキャラが出来上がっている為、スムーズに物語に入れる。
その物語も、多少無理はあるものの、わかりやすく面白い。
確立されたキャラ、確固たる背景、明瞭な物語、結果生まれる、圧倒的安定感。
ただ、逆に安定感がありすぎて、劇場版である意味はよくわからなかった。
それでも、ファンなら見るべき作品です。
ドラマの映画化として正常
映画になると聞いて撮りためておいたドラマを鑑賞してから映画を観ました。
ドラマの延長線上にありつつ、豪華になっていますので、ドラマファンは嬉しいかと。
ただ、予告動画は釣りがあって失笑。
オープニング直ぐに倒れます。
あと、病気の原因のヒント出しすぎてわかり易すぎるのは残念。
ちょっと分かりすぎるシーンもありましたが、何度か泣きそうになり、何度も笑ってしまった。
トータルで見てよかったです。
窪田正孝はよく頑張った
テレビドラマの方はときどき見ていた。主人公は窪田正孝の演じる放射線技師としてのスキルが高い五十嵐唯織だが、必ずしも毎回活躍する訳ではなく、一話ごとに技師や医師のそれぞれにスポットが当てられる。群像劇と言ってもよかった。
本作品はテレビドラマと同じ鈴木雅之さんの演出で、上映時間が限られているから全員にスポットを当てる訳にはいかなかったが、五十嵐と、本田翼の放射線科医の天春杏を中心に、全員が活躍するチームストーリーとなっている。
天春病院での出来事と、杏の父親の病院がある美澄島(ロケ地は岡山県の真鍋島)での出来事のふたつが並行して進み、折からの悪天候が風雲急を告げる。
ラジエーションハウスらしく、放射線で撮影された写真や映像が上手く使われていて、人間が怪我や死に向かい合うときのありようが描かれる。窪田正孝や広瀬アリス、それに山口紗弥加の演技が光っていた。
一方でお笑い担当の八嶋智人や浜野謙太は元気一杯に馬鹿をやる。矢野聖人の悠木倫は密かに感染症対策の研究をしていたようで、空気感染する新型ウイルス対策に俄然やる気を出す。コロナ禍を笑い飛ばすみたいなアイロニーを感じた。
美澄島でのヒロイン役の本田翼の演技は相変わらず一本調子だった。キムラ緑子や今野浩喜の好演に助けられて、ヒロインとしての立ち位置をギリギリ保った格好だが、当方としては天春元院長との場面に不満がある。
天春杏は医師なのだから、父親の死に際しても冷静な態度で呼吸と心拍と瞳孔反射の停止を確認し、時計を見て死亡診断の宣告をしながらハラハラと涙を流すような、そういうシーンが欲しかった。それがあれば天春杏の人物像にも深みが出て、物語に厚みが出たと思う。
コメディタッチの作品としては楽しめたが、メインキャストが精神的に追い詰められたりしないから、ヒューマンドラマとしての奥行きが浅い。五十嵐の人物設定が単純なことに由来するとは思うが、ここまで来たら人物設定は変えられない。お笑い要素の強いエンタテインメントに仕上げるしかなかったのだろう。窪田正孝はよく頑張った。
テレビの続き。
ドラマはなんとなく観ていたので、映画はドラマ以上に面白くなってることを期待して観に行きました。
うん、面白かった、かな。途中までは。
後半、感染症疑いで島が孤立するとこ、もう少し緊迫感にリアリティが欲しかったなぁ。
一応立ち入り禁止にはなってたけど、見張りに立ってる自衛隊?の人が防護服着てないとか、未知の感染症なのにありえないし。そんな状況で医者同士が直接応援を要請とかもありえないし。そんなことしてるからなんか話がこじんまりしちゃって緊迫感がイマイチで。
テレビならそれでも良かったけど、映画としてはちょっと物足りなかったですね〜。
でもまぁテレビの続きだと思えば、楽しめました。
ドラマ好きだったんで
ドラマが楽しかったので見に行きました。2時間に4話分くらい詰め込んだ感じでしたね。お得といえばお得でした。
期待通り水戸黄門的予定調和で安心して楽しく鑑賞できました。
でも、逆にどうして映画にしたんだろうと思ってしまった。2時間のスペシャルドラマとしてテレビでやっても良かったのでは?
昨今の連続ドラマはなぜ最終的に映画にするのか?
お金を出して観るほどじゃなかったと言えばそれまでなんだけど、映画にはもっとお金かけたスケールのおーきいものを期待しちゃいます。
いや、たまたまこの映画の時に考えただけで、この映画は面白かったんですよ。
伏線
ドラマを見ていたので
映画も観に行きました。
後輩くん夫妻の事故の件と
離島での謎の感染症発生の件
水がキーワードに
で、謎の感染症の正体は…。
に気がついたらビンゴ!でした。
ドラマとしては面白かったけど、
謎が早く分かってしまい半減でしたね。
楽しめた
医療人からするとツッコミどころは満載ですがそれもラジハの魅力の一つですね。笑 複数のエピソードが同時進行で進みますがそれぞれをもう少し掘り下げても良かったのかなぁとは思いました。
全体的には笑いあり、涙ありで面白かったです。個人的にはカテーテルのフック型とコブラ型で揉めてたシーンが視聴者のほとんどの人分からないでしょ!と思いつつツボでしたw
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