ヘルドッグスのレビュー・感想・評価
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地獄から来た狂犬の世界観を味わえ!
元警察官の兼高(岡田)がサイコパスなヤクザの室岡(坂口健太郎)と組んで、東鞘会というヤクザ組織に潜り込む話です。
最初の方は、言葉が早口もあって、物語の背景が掴みにくいです。中盤からキレのあるアクションも相まって、目が離せない展開になります。
「グッバイクルエルワールド」が陽なら、「ヘルドックス」は陰という感じです。
物語の内容は少し薄く、分かりにくいですが、ハラハラ感は最後まで続きました。世界観が素晴らしいですね。
その世界観を作り上げた人物として、組織のトップである十朱役のMIYAVIさんが雰囲気を出していました。
岡田さんもいい雰囲気出していましたが、もう少し背があると格好いいですね。まあ、これは高望みですが。木竜さんも可愛かったです。
最後まで目が離せない良作です。
今週は本命になりそうな予感。
今年269本目(合計545本目/今月(2022年9月度)12本目)。
※ 今月(9月)、全般的に映画の本数が少ないんですよね…。20本いくかなぁ。
さて、こちらの作品。
もとの小説があったのは最後に知ったところです。よって、小説からは大きく外しようがないし、外せないという事情も存在します。
といっても、「ちょっと変な」(警察は「ああいう」組織ではない)やや近未来かなとは思える日本が舞台で、理解の妨げは少ないほうです。
最近はコロナ事情もあるので、2時間(120分)を超える作品はあまり好まれない傾向があるようにも思えるのですが、本作品に限っていえば120分を超えても十分に楽しめました。
ストーリーの趣旨上、誰が真犯人で誰がどう操っているかなど書き始めると一発ネタバレ事案な気がします。他の方も書かれていたとおり、「特定の俳優さんを見に行く枠」ととることも一応可能ですが、男性の私にはそこまで感じられず(まぁ、同性だからというのもあるんでしょうか)。日本映画ですがアクションシーンも少ないながらあるところでは結構本格的な作りで、今週迷ったら推せる一作です。
採点に関しては下記が明確に気になったところです。
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(減点0.2) この映画、日本映画のはずですが、開始直後もふくめ、いくつかのシーンで他言語(英語ではなさそう。スペイン語か何か??)を話しているシーンがあり、そこは当然字幕はつきます。
ただ、日本映画でそのように「部分的に外国語」の場合、一般には字幕は真下につくのが普通ですが、この映画は画面右奥に出ます。それだけなら別にどうということはないのですが、背景が白色の部分が結構あるので、同化して文字が事実上読めない部分がいくつかあります(ただ、そこが読めなくてもストーリーとしては楽しめます)。
このあたり、色彩感覚の問題は、特に色に関しては遺伝的に苦手な方も一定数いることは周知の事実で、明確に見えるように工夫は欲しかったです
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アフリカ象が好き!・・・(八丈島のキョンは?)
まるでこまわり君が発したような台詞にはちょっと笑ってしまった。というか、笑いどころも多数アリ。坂口健太郎演ずる室岡がことあるごとに「ウンコ120g」とか言うので、ついついその大きさを想像してしまう。まぁ、熊さんが負けじと250gとか言ってたので、やっぱり彼らの組織はウンコ繋がりなのだろう・・・
『関ヶ原』や『検察側の罪人』において役者の早口を思い知らされた原田眞人の作品。今作でも序盤は早口の応酬があったため、なるべく聞き漏らすことの無いように聴いていたのですが、社会問題を扱った内容は宗教批判だけだったかもしれません。そんなんだから、ウンコばかりが記憶に残ってしまったのかも。
東鞘会から派生したヤクザの組や人間関係が分かりにくかった序盤。潜入捜査させた目的も徐々に明らかになるので、そんな抗争の問題は重要じゃなくなってきました。要は会長十朱(MIYAVI)を敵対する組から守ることで、ほぼ内部抗争に発展していくストーリー。さらに会長の秘密や警察の闇の部分も浮き彫りになっていくのです。
悪い奴ばかりの中、潜入を続けるためにはサイコパスなヤクザ室岡との関係を保たなければならない兼高(岡田准一)。ひょっとして室岡もアンダーカバー?とも予想させながら、個人的にはそれほどのバディ感はなかったように思うが、エミリ(松岡茉優)と関係を持ってしまったり、典子先生(大竹しのぶ)の復讐心の方にも興味津々。熊さんのオペラで盛り上がったクラブでの女スパイも面白かったし、終盤の怒濤のアクション全開となるところが痛快だった。
そんな中、動物保護の側面も興味深い。エミリが獣医学部を出ていたり、オペラもばりばりの熊さん(吉原光夫)が目立っていたり、ジョージとかオリバーなんて名前も聞かれたりした。スーパー強盗殺人犯への復讐とか被害者遺族への送金など、主人公兼高のキャラも良かったんだけど、どうしても笑える箇所を探そうとする自分が嫌になる・・・
ところで、終盤にボディガードAチームの二人を殺した理由(殺さなくてもいいのに)がわからなかったけど、立ってる姿を見ただけで銃を持ってるかどうかわかる能力(銃の種類も)は自分の方が上だと証明したかったからなのかなぁ・・・
このコンビでの続編キボンヌ…
アクション最高
とても面白かったです。
とにかくアクションシーンが満載で、テンポも良く、かじりついて観てしまいました。
ところどころセリフが聞き取りにくくて、ついて行くのが大変でしたが、大筋でわかりやすいストーリーだったと思います。
私的にはキャスティングがとても良かったと思います。
岡田准一さんのアクションも演技もすごく良かったです。
特に表情に惹きつけられました。
そして、なんと言ってもあの優しいイメージの坂口健太郎さんのサイコなヤクザ役、とても印象に残りました。
もう少し派手なくらいの表現でも良かったのかなとも思いましたが、、、彼のあどけない表情が逆に怖かった、、、(笑)
若さゆえに何でもありな感じが良く表されていたと思います。
私の中では朝ドラの穏やかで優しい青年のイメージが強かったのですが、それが完全に覆されました(笑)
ラストは驚きもあり、切なくもなりました。
最初から最後まで、アクションとバイオレンス満載なストーリーでしたが、その中に愛とか絆とか、人間らしい感情を見たような気がしました。
観て良かったです。
マッド、マッド、マッド
「ジークンドー」
もっと長く見たかった
岡田潤一 可能性はもっとあるはず
岡田准一の魅力全開!
ラストのラスト…胸が締め付けられます
ハイスピードなセリフの応酬は、もはや原田監督のスタイル。
しょっぱなから飛ばしてきます。
絶対倍速視聴不可な作りは、昨今のポータブルで時短な映像消費に一石を投じる、アンチテーゼのように感じました。
でも、本腰を入れて見ているつもりでも、カットのリズムの心地良さに引きずられるとセリフの内容が入ってこなくなるので要注意。
映画を見る前には出来るだけ情報を入れない派の私ですが、鑑賞前に公式サイトの相関図を確認しておくことをオススメします。
映画への集中力が高まったところで、ストーリーは二転三転…四転五転していき、驚きの連続です。
その中に実際にあった事件をモチーフに社会派なテーマが詰め込まれています。
原作が発行されたのは2017年だそうですが、今世間を騒がせている問題がタイムリーすぎて、そこにも驚きました。
さて、今回の原田組“ひときわキャラが濃かったで賞”は…
熊沢夫妻!
まさか原作にこんなキャラ設定があるとは思えず…逆に原作が読みたくなりました。
ちなみに『検察側の罪人』の濃かったで賞は松倉です。
酒向さんは今回の原田組でも大活躍だったので、吉原光夫さんも楽しみです。
次点ははんにゃの金田哲。ものすごくハマってました。
原田組常連トリオ。なんつって。
もちろん岡田クンは言うことナシ。
(いまだにクン付けなのもどうかと思うが、サンだとしっくりこない。)
松岡茉優ちゃんも期待を裏切らない。
坂口健太郎はバディの弟分が似合いますね。
サイコな役どころでも、素直であどけない可愛さがあって憎めない。
ラストのラストに全部もっていかれました。
#ヘルドッグス
最後まで疾走感高い!
試写会で拝見しました。最初から最後まで、ずっとボルテージ高め、緊張感の連続。最後まで飽きなかった。ダレることがないです。疾走感が気持ちよかったです。
とにかくアクションが好き、疾走感のある映画が好き、というかたにはおすすめ。
何も考えず楽しめました。ストーリーも驚きの連続が待ってます。
俳優陣も良い。岡田さんの良さはいうまでもないけど、
坂口さん、みやびさんの良さ、再発見できました!他のバイプレイヤーも強力な布陣でとってもよかったです。
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