デモニック
劇場公開日:2022年2月4日
解説
「第9地区」「チャッピー」の鬼才ニール・ブロムカンプによる異色のSFスリラー。カーリーは絶縁中の母アンジェラが全身麻痺で昏睡状態に陥っていることを知る。かつて看護師だった母は老人ホームに放火して大量殺人を犯し、カーリーは母との縁を切ったのだった。母が保護されている医療施設を訪れたカーリーは医師から、母の意識へとつながる仮想空間に入って母を呼び戻してほしいと頼まれる。半信半疑で仮想空間に入ったカーリーは、そこで母と再会するが……。前半では母娘の仮想空間での再会を描き、後半は母が過去に起こした犯罪の原因を予測不能な展開でひも解いていく。出演はドラマ「24 TWENTY FOUR」のカーリー・ポープ、「第9地区」のナタリー・ボルト。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2022」上映作品。
2021年製作/105分/カナダ
原題:Demonic
配給:「デモニック」上映委員会
スタッフ・キャスト
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2023年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
カーリーって単純で考えなしで思い込み激しい分からずやだから取り憑いたら楽そう
カーリーにイラついたときほぼ必ずマーティンが私に代わって正論ぶつけてくれる。
まぁ、聞きゃしないけど。
2022年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
電脳世界で悪霊と対峙するという新しいタイプのSFホラー。
ツッコめばかなりアラがあるけど結構面白かったですよ。
そういうツッコミには動じないという立ち位置の監督だからね。ごんぶとさんだね。
主人公の行動原理がもう無茶なんですけど、そうでないと映画が進まないジレンマ笑
これまでのニールブロムカンプ作品で統一されているのは、「人間とは?」というテーマ。
人の精神を持ったまま、身体がエイリアンやロボットになってしまっても、それは果たして自分なのだろうか、人間なのだろうかというテーマであったと思う。
それに対して今作は、身体はそのままに中身を何かに乗っ取られてしまったら?というストーリー。
母がある日豹変し、別人のようになってしまったら、その人を愛し続けることができるだろうか?
我々は相手の何を愛しているのか。愛していたのか。
この作品をただのスリラー映画として捉えるのではなく、そう言った視点で見るとやはりニールブロムカンプ作品の魅力にハマってしまうのでした笑
設定やSFっぽい世界観など、下地になっている要素は面白くて、監督らしく不穏で不気味な映像も興味を引かれます。
そんな序盤の期待値は超える事なく、最後までB級オカルトホラーの域を出ないまま終了…。予想外のことは何も起きないまま、ぬる〜っと終わってしまいました。
「もう助からない」と自分で言ってる人がめちゃくちゃ長く説明台詞を話す等ツッコミ所はもちろん、悪霊(?)のビジュアルも既視感があるものだし、仮想世界と現実的な設定も相俟ってストレンジャーシングス味も強く、全体的に新鮮味もありませんでした。
かなり期待外れで残念。