ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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ハケンは「覇権」の意
池袋グランドシネマサンシャインにて鑑賞。
観ている間ずっと、アチコチで「胸キュン」して感動の涙を流してしまう楽しい映画だった。
最近、これほど映画館で泣きまくった映画は無いが、自分が歳とったからかも知れない(笑)
最初は勝手に「アニメオタクの映画かな…」と思っていたが、原作が辻村深月氏なので「もしかしたら、面白いかも知れない」と思って、映画館に観に行った。
いやぁ~、これは見逃すべからず映画だった!
本作のタイトルの「ハケン」は「覇権」の意味で、アニメ業界で覇権争いをする物語。
大卒で役所勤務から転職したアニメ新人監督(吉岡里帆)が、アニメ界で「天才」と言われている若きカリスマ監督=王子監督(中村倫也)に、「王子監督に勝つようなアニメ作品を作る!」と宣言して覇権を目指す物語。
王子監督と新人の斎藤瞳監督のトークショーが面白かったり、新人監督のプロデューサー(柄本佑)が新作アニメの売り込み手回しの良さ、王子監督のプロデューサー(尾野真千子)の天才監督に振り回される姿など、喜怒哀楽に満ちたドラマが楽しい。
やはり、辻村深月氏の原作が面白いのだろうな…と思う。(これは未読)
新人監督が声優にダメ出しをする場面が印象的だったが、この声優役の女性は初めて見た。誰かと思って調べてみたら、ホントの声優女性だった。髙野 麻里佳さんという人。
「プロデューサーが【客寄せアイドル】として連れて来た声優」という設定だが、まさか本当の声優とは思わなかった。
この声優女性と新人監督の互いの気持ちを率直に話す場面は、やはり感動の涙。
新人監督が監督志望動機が「私のような子供に届く作品を作りたい」と少女時代から思っていたというセリフ、また「人には失った先にも何かがある」と新人監督が言うとスタッフが「監督の思いを作品に作り上げるんだ!」というヤリトリも感動。これまた涙…(笑)
観終わると、コージーコーナーのエクレアが食べたくなる映画(笑)
なかなか楽しくて感動できる映画であり、自身を持ってオススメできる娯楽作。
<映倫No.122818>
再鑑賞動機:作品の出来、そして悩める大人と子供へのエール:10割
原作未読。辻村深月氏は今後有川浩氏のような立ち位置になるではないかなと思っている。
ほぼノーマークでしたが、いやいやいやこれは面白い!
ちょっとオーバーなところや理想が実現しすぎるところはある。がそれでも理想と現実の狭間でうまくコントロールしながら、ストーリーの面白さも出せていたように思う。
みんなで一つのことを成し遂げる仕事に本気で取り組んだことがある人ならば、本作を観れば何かしら身につまされたり、共感したり、羨ましく思ったりするのではないかと思う。後半徐々に大人同士の本気のぶつかり合いにこちらの感情もヒートアップしていき、ぐいぐい引き込まれてしまった。
キャスト陣は主要な4人はもちろん、脇役や作中作の声優さんまで非常に良かった。俳優としての出演だった新谷真弓さん好き。
やっぱりグーパンした。そりゃするよね。うん、する。
随分秩父推すなあとか、微妙にローカル感のある駅は何だろうと思っていたら、西武鉄道さんがね、なるほどね。いまやコンテンツ・ツーリズムも織り込んでやっていくのが定着しつつあるのだろうね。
作中作のクオリティと力の入れ具合に(しかも2作!)東映の本気を見た気がする。命(タマ)の取り合いがなくたって、東映ちゃんはやっぱりやればできる子じゃないの(偉そう)。
作品のクオリティと興収が全く見合っていないが、そんなことではいけない。なのでまた観に行く。
そして2度目。
瞳の部屋の洗濯物のリアルな生活感と王子の部屋の無機質感の対比とか。
みんな、揚げるカップ麺とかありそう。
「出崎演出」というのがあるのねへー。ジョーか、なんとなくわかった。ボクササイズやってるからこその、あのグーパンの威力か。
まだおわりじゃない、だからエンドロールで席を立つな!
吉岡里帆あっての映画だ
予告でコミカルな映画かと思ったが、意外と地味な映画でした。ちょっと期待はずれです。吉岡里帆あっての映画だと思います。興行収入が圏外なのもやむを得ないかなと思います。
ただ、ラストの子どもの場面とエンドロール後にオマケがあり、それに救われた感じです。ひた向きな姿勢なら報われると思いたいですね。
個人的には、近日上映の「はい、泳げません」の綾瀬はるか役に吉岡さんを使うと話題になったかもです。
「覇権をとるアニメ」というコンセプトそのものが現状にそぐわないのでは?
モノを作り出す苦しみと喜び、それを誰かに届けたいという情熱が画面から伝わってきて、思わず胸が熱くなった。劇中で製作されるアニメの完成度の高さにも目をみはらされる。
ただ、話を面白くするためには仕方ないのかもしれないが、深夜アニメが全盛の今、土曜夕方のアニメ対決という設定が、現状とマッチしていないところは気になる。そもそも、アニメの評価は、必ずしも視聴率やディスクの販売数で決まるものではなく、何年もの時間をかけて定着していくものだろう。
また、劇中でも描かれているように、アニメは監督が一人で作るわけではないのに、そのクオリティーが監督だけで決まるかのように描かれているところにも違和感がある。しかも、二人の監督は、いずれも、自分が納得のいくような形て作品を完成させることができたが、実際には、妥協したり、譲歩せざるを得ない場合が多いに違いない。
せっかくアニメの製作現場の実情を描くなら、ブラックな部分も含めて、そうした負の側面もきちんと描いてほしかったと思うのである。
見始めたときの印象をひっくり返すいい話でした
キャストの演技も良かったしストーリーも分かりやすかった。ただ、作画監督とか原画マン、音響とか何をする人なのかの説明はほぼないので先にSHIROBAKOとか観ておくといいと思いました。
いい映画観たなあ
なんの前知識もなく、駅の広告だけ見て面白そうと思って見ました。
いや〜、いい映画でした。
極端なコメディ寄りでもなく、極端なヒューマンドラマでもなく、一見凡庸な作品ですが、物語のゴールが明確で、またすべての俳優陣がものの見事に全員ハマり役で、物語に引き込まれるというより、この人たちを好きになってしまいます。
そして見せ方もうまい!
大感動で大号泣!というわけではありませんが、劇中ずっとジワジワ•ジンジン•キュンキュン来ました。
汗水垂らして働くすべての人も、そうでない人もぜひ見てもらいたくなる良作でした!
一部、よろしくないセリフもありますが、子供たちにも観てもらいたいいい映画でした。
想像を超えて刺さった
初日と、4日目と2回観ています。お客さんも順調に増え、レビュースコアも上がって来ていて、良い映画は伸びるのかなと思いました。
アニメにも興味がないし、題名にも正直あまりそそられなかったのですが、原作を読み感動し、王子千晴を待ち侘びていました。長編小説を2時間に凝縮するのはなかなか苦悩だっと思いますが、うまくまとめ上げ、隅々のどの登場人物にも感情移入ができる映画に仕上がっていて、不覚に何度もマスクが濡れました。
吉岡里帆さんは「見えない目撃者」の時も思いましたが、あざと可愛い役も上手いのに、可愛さ封印で挑む役もハマっていて、なかなかの女優さんだと思います。今回も細やかな演技に工夫や執念が見えてとても良かったです。
柄本佑さんと尾野真千子さんは安定のおふたりで、敏腕さも人情味もうまく表していてさすがでした。そして中村倫也さん。原作者の辻村先生も希望されていたと聞きましたが、天才監督王子千晴そのもので、特に対談のシーンのマイクを握る手元、目線、足の指まで繊細な感情の揺れが見えて、畳み掛けるような台詞の滑舌と抑揚が、抑えた声によって説得力を増し、涙腺が一気に崩壊でした。この場面吉岡さんの熱演もあり、名シーンになったと思います。世の少数派と揶揄されて少し肩身の狭い思いをしてる人たちにとって、背中を撫でてもらえたような、なんとも共感が生まれ感動しました。珠玉の名台詞だとわたしは思います。ぜひそのシーン、目撃してほしいと思います。
アニメの熱い制作現場が!
アニメの制作現場が良く描かれていて、自分も仲間の1人として、いつの間にか入り込んで居ました。ゼロからアニメ作品を創り出す能力と努力にはそこに賭ける強い心が必要と改めて感心しました。
どんな仕事でも同じと思いますが、やりたいことを一心不乱に行えることこそ人生の幸福を感じる事と思い、短い人生の最後に一心不乱に出来る目標を探したく成りました。
熱い心は充実した人生の活力であることも再確認出来ました。
エンドロール後がいい
吉岡里帆に”客寄せ”されて観たのだけど、映画として想像以上の出来でした。
何かを作り出すのはホントに大変で、さらに生み出した作品を通じてメッセージを伝えるのは至難の業。作るのは楽しいけど、趣味の域を超えて仕事にした瞬間に、苦しみが同居し始める。さらに、大人数でそれを成し遂げるには、大抵余計なトラブルも背負い込む事になる。
そうした苦難の道を歩むには、強い想いが大事で、それが無い限り良い結果は生まれない。本作はアニメ業界が題材だが、大抵の仕事もそうして出来ている。その点において、働いたことがある人には、本作は共感出来るだろう。
吉岡里帆が、かわいいとか美人を超えて、信念を持って突き進む若き監督役を熱演。ガツガツ周りと当たりながらも、自分の目指すものを信じて突き進む。それでもなかなか上手くいかず、折れそうになりながらもなんとか足を進める。
敵役の天才アニメ監督役の中村倫也も、プロデューサー役の尾野真知子としっかりポジションを守っていて、作品の芯を固めている。中村倫也の声は、なんか安心しますね。
柄本佑もクールなプロデューサー役で、キャラが立っていてハマっていた。
熱血根性モノでありながら、努力と成功ではなく、「世の中には魔法なんか無い」けど、「現実は厳しくて辛いけど、喜びがあるよ」という大人びたメッセージを伝える潔さも気持ち良い。ところどころにハッとするセリフがある。それがつながって、物語の輪郭がはっきりするところが、観ていて引き込まれる。読んでないけど、おそらく原作者の巧みな筆はこびが伺えた。
アニメ題材というと、オタク文化や過酷労働などが定番だけど、本作はそれらと違う視点で素晴らしいメッセージを残してくれた。エンドロールの終わりに、ソレが際立つので、最後まで席を立たずに観てほしい。
途中から泣きっぱなしに
「これは今、自分に必要な映画だな」
という予感は不思議と当たるのですが、ドンピシャでした。
マニュアルのない世界で、それぞれがそれぞれの信念、武器、想いetcを手にぶつかり合う。
真剣だからぶつかる。
真剣だから苦しい。
真剣だから腹が立つし、
真剣だから涙が出る。
ちょうどいま、自分自身も仕事を頑張らねばならぬ日々だったので登場人物たちに共感しまくりで途中からなぜだか涙がボロボロ。
人とぶつかることは怖い。
失うものもある。
でも真剣にぶつかったから得られるものもある。
それはきっととても尊いものなのだろう。
とてもよい映画でした。
アニメファンではないが楽しめた!
久々に私の心に刺さる邦画でした。
ストーリー的には、苦悩→努力→苦悩→厳しいコーチが実は…→遂に開眼という少年漫画のスポ根を大人社会に置き換えたようなお話。
でも、少年漫画の野球みたいにド派手な盛り上がりシーンがあるわけじゃない。
しかし、それでも全く飽きることなく映画に釘付けになりましたね。むしろエンディングが流れた時は「え?もう2時間以上経っちゃったの?」という感じでした。
一つには、役者さんが皆さんいい味を出していたこと。美貌の吉岡里帆さんが良い意味で地味で目立たず、美人に感じられなかったほど、重責に苦悩する監督を演じきってました。チームをまとめる若い新人監督の辛さがひしひしと伝わってきたんですよね。一見華やかな「監督」という肩書きですが、チームをまとめて率いるのって大変なんだよね…「これで良かったのかな?チームのみんなはどう思ってるのかな?」って悩むよね…って、リーダーを経験したことのある人ならその苦悩する姿に誰もが思わず同情したくなるだろうというほどの「自信を持てず悩む地味な人物」を、あの華やかな美人の吉岡里帆さんが演じきってました。それだけに、チームの最後尾をとぼとぼと自信なさげに歩いてた斉藤瞳が、先頭を歩いてチームを率いる姿を見た時は感動的でしたね。描脇を固める中村倫也、柄本祐、尾野真千子はもちろん小野花梨や古舘寛治なども素晴らしかった。
さらに劇中アニメの質の高さ。アニメファンではない私が、何だかよくわからないアニメを見て引き込まれるような気持ちにさせられました。
また、2つのライバルアニメの視聴率競争を見事にビジュアル化した製作陣の腕もお見事でした。
終わり方も、素敵でしたね。
地味な吉岡里帆さんの姿を見てたら、「自分も仕事、頑張ろう!」って、思えました。
どこに出しても恥ずかしくない吉岡里帆の代表作
吉岡里帆が出ているA-Studioを観た。幼なじみや大学時代の友達がたくさん出てメッセージを伝えていた。吉岡里帆が嫌なヤツだったらあんなには集まらなかったんじゃないかと思ってしまう。応援したくなる。元々応援してるんだけど。そしてまんまとミニギターアンプこの映画。A-Studio観ていなくても観ていたと思うけど。
吉岡里帆は好きなんだけど、主演作に恵まれていない気がする。数年前にやっと(個人的に)代表作と思える「見えない目撃者」にたどり着いたと思っていたが、とても地味な映画で目にした人も少なかった気がする。
さて、本作はアニメ制作会社側舞台。アニメ業界の話なのでアニメが好きな人が観ると面白いし驚きもあったはず。出てくる声優(あまり知らないけど)や、小ネタのように挟まれる往年の名作アニメのセリフや、出崎演出まで出てきた。サバクのキャラデザは窪之内英策だし!でもあくまでお仕事ムービー。むしろ、中途半端なアニメネタはいらないんじゃないかと思えるくらい内容が充実していた。
好きなことを納得いくまでこだわり抜いていく。人はそれを情熱って呼ぶんだよな。そして、その熱い思いに周りが巻き込まれていく。なんて胸熱な展開。そうか、原作は辻村深月だもんな。そりゃ、面白いのも納得だ。
いや、そんな単純化できる話ではないかもしれたいし、実際の制作現場はそんなにキレイなものではないかもしれないけど。でも、それでもいい。十分その情熱に心を打たれてしまった。
この映画が吉岡里帆の真の代表作になった気がする。あえて言おう!傑作であると!
アニメ好きじゃないと無理かも😭刺さりません❗️
その業界のことを知らなくても、楽しめる映画は沢山ある。「バクマン」「HIBIKI響」「舟を編む」などあげるとキリがないが。この作品はアニメ業界のことを知ってたほうが楽しめるかも。専門用語も多い。深掘りしすぎてついていけない。ただアニメの監督は実写の監督より相当大変な仕事だということは伝わってくる。がんじがらめの中でひとつの作品を作っているんだなぁ。この作品は結構予算が掛かったんじゃなかろうか。実写の中に、アニメも制作しているんだから。吉岡里帆さんは徐々に演技力を上げてると思う。柄本佑は終始クールでカッコいい。エンドロールの最後は笑えた。尾野真千子さんが中村倫也を殴るシーンは良かった。その中で、脇役だが光ってたのがイラストレーター役の小野花梨さん。ほんわかした雰囲気が良かった。なにかの作品で見たなと思って気になって、後で調べたら「SUNNY」の鰤谷役をやってた人じゃないか。いい役者さんです。最後に斎藤監督(吉岡里帆)の部屋はどんだけ壁が薄いんだよ。隣の男の子の部屋とベニヤ板一枚か❗️それに猫ほったらかしすぎ。可愛かったけど。
引き分けに持ち込んだ?
「エンドロール後も映像があります」って告知しないと。エンドロール始まると帰った人はあの結果知らないわけだし。
「リデルライト」も「サウンドバック」も実際にアニメ化して欲しくなった。
元気になれます。
別にアニメ好きではありませんが、あらすじにひかれて観賞しました。
いやぁ、吉岡里帆さんって、こんな演技上手い人でした?と個人的に思いました。
他の役者さんもウマイから、ぐいぐい引き込まれます。
江本佑さんの演技が一番上手いなあと思いながら、何だか熱くなりました。
ストーリーはベタやし、淡々と流れていきますが、じわじわきます。
監督やからといって、地位を勘違いしたらあかんね。自分の今の仕事、環境を考えさせられました。
人たらしになるには、仕事をお願いするには、頭下げて、熱意入れてなんぼと言うのがよくわかりました。
アニメとか抜きにして、部下のいる方やプロジェクト任されている
方、気持ちを入れ替えてくれる指針になるような映画でした。
何気なく見たらハマります
ハケンアニメ映画観賞してきた
アニメ業界は大変って事が伝わる映画
0から1の物作るって大変ですね
スクラップandビルドの連続
一度作っても納得いかない状態なら、再作成
なので時間いくらあっても足りない
日またぎ仕事の連続
納期だけは決まっているf^_^;
人間の成長物語も詰まってる
新人監督(吉岡里帆さん)vs人気監督( 中村倫也さん)で他局同士の同一時間の覇権をかけた お仕事ムービー
2者のアニメは、エヴァとAKIRAを彷彿させるもの
普通に見入ってしまいます
脇を固める俳優が、尾野真千子さん、榎本佑さん、六角精児さん、古舘寛治さん、工藤阿須加さんら個性的俳優陣
熱量のこもった映画です
オイラ的には、ドンきつね🦊の次にハマった俳優吉岡里帆さんの役作りっぷり、素敵です♪
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