渇水のレビュー・感想・評価
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20年くらい前の20代の頃によく見た映画の世界観
観終わって、エンディングが流れた時、20年くらい前の20代の頃によく見た映画の世界観だなーとか思ってたら、音楽が向井秀徳さんだった。ナンバーガール大好きすぎたなー。クドカンも出てたし。生田斗真さんの演技は、本当にいい役者だ。
姉妹が欲しかったもの?水❓違う⁉️
前半は、良かった。
主役は水道局に勤める職員岩切。
水道局の仕事がメーターを計るだけでなく、
停水執行という仕事があり日々行っていることがわかった。4ヶ月料金滞納した家と連絡を取り、払う気配が無い家庭の水を止める。
金を払わぬ方の落ち度であるにも関わらず赴いた者に怒鳴りなじる姿が描かれていた。
仕事とはいえ人によっては精神的に辛い仕事となることもあるらしい。
主人公の岩切は、その点仕事と割り切り停水執行を着々とこなす日々を送っていた。
後輩の木下と二人で廻り滞納する女性に生活保護を勧めても実家に連絡が行くのを嫌い応じない。船乗りだった夫が失踪し二人の姉妹を育てていた。
連絡が無いので改めてその家に執行に行くと、
母親に置き去りにされた姉妹二人がおり事前に水を貯めさせ執行して帰る。
岩切は、家庭の問題も抱えていた。妻が息子を連れて実家に帰ったままなのだ。
一度実家まで行ったが、妻に
「あなたといると息子まであなたと同じ表情になっていたのがここだとまた違う。」と言われ、息子を海に誘っても断られて帰る。
あの二人姉妹の母は、新たな男と一緒のようで娘たちのことなど頭には無く、一旦荷物を取りに帰りまた出て行く。
偶然その際出会した岩切に諭されるが、聞く耳持たず。
日照りが続き、水が出ず、お金も無い姉妹。
夜公園で水を汲み、姉は万引きを繰り返す。
スーパーで捕まえられそうになるが。たまたま見かけた岩切に助けられそうになった挙句、逃げ出した。
日照りも暑さも続き自身の家庭不和にもイライラし、姉妹の惨状を見るにつけ、爆発。
公園の止水栓を解除して水を撒き散らし姉妹と水を被って悦にいっていた。
するとやっと恵みの雨。
喜ぶ岩切と姉妹。
水道局の人間が止めに来たのに暴力で抵抗。
警察に届けられ、拘置所行き。
上司が退職願を書けと言いに来る。
そのわりには気楽に職場に片付けに来るが、
木下にアイス食べながら結婚すると聞かされ、
自分の机の上には金魚鉢。
姉妹が届けに来たらしい。
姉妹は施設に行くこととなり待っているように言われたにも関わらず外で踊りだす。
息子から電話で「海に行きたい。」と言われて
顔がほころぶ岩切だが。
岩切が拘置所を出て職場に行ったあたりから
姉妹が施設の職員を待たないことも、
あんなに硬化していた息子から突然の電話
が説明不足な気がして残念だった。
可もなく不可もなく!?
〜市の水道局に勤める岩切俊作は、水道料金を滞納している家を回り、料金徴収および水道を停止する「停水執行」の業務に就いていた。日照りで市内に給水制限が発令される中、貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々を送る。ある日、業務中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会った彼は、救いの手を差し伸べる〜
というお話。
もともと、観に行くつもりは無かったのですが、、、
舞台挨拶付きのチケットが当たったので、観に行ってみました!
妻(尾野真千子)との関係が冷めてしまっている、冴えない水道局員(生田斗真)
生田斗真さんも、もう中年、自堕落にタバコを吹かして、冴えない感を頑張って演じていたけど、ちょっと無理があったかも(^◇^;)
後輩役の磯村勇斗さんは、さすがの演技力で、先輩の命令にもどかしく思いながら従う感じが、すごく伝わってきました。
内容的には、あまり救いのないようなラストだったし、中盤間延びした部分があったので、もうちょっと時間を短くコンパクトにした方が良かった気がしました。
個人的に、映画の舞台が群馬県で、実家周辺でお馴染みのスーパーや、渡瀬川などが登場したのでとても懐かしかったです☺️
思ってたのと違ったが良かった!
やっぱり夏の映画はいいね!
先月、「正欲」を鑑賞してきたので、まさか短期間でモチーフが【水】の作品を続けて見るとは思わなかった。
でも、2つの作品はいい対比になってるなと思ったのでそれも踏まえた感想です。
本作の舞台は雨が降らない真夏日が何日も続き水不足が危ぶまれる群馬県前橋市。
水道局で働く主人公が水道代滞納者の家を回っていく中で出会った姉妹と触れ合う中で動く心の変化を描いていく。
作品の感想としては、普通に面白かった。
最初は雨が降らないSFかな?と思ったけど、ただ日照時間が長いだけだった。
でも、雨が降らないってだけでどんどん不穏な空気になっていくもんだから鑑賞前に抱いていた印象とだいぶ違ったw
作品から伝わってきたメッセージは
水は生きる源であるという’’ 生存本能’’
子供達に足りないのは親からの愛情。
また別の人にとっては家族からの愛情や人との繋がり。
それらのメタファーとして【水】が採用されている。
一方、「正欲」で描かれている【水】は主人公達にとっては極めてセクシャルなもとして映っていて、’’性的欲求’’として描かれている
「渇水」が食欲ならば、「正欲」は性欲。
つまり、インプットすることで満たされる食欲とアウトプットすることで満たされる性欲は完全な対比の関係になっている。
【水】って意味が広いから自由創作としては飽和しにくいテーマではあるけれど、
いざ作品を比較してみると全然毛色が違うから、本当に面白い。
他に【水】がモチーフの作品探してみようかな…
PS
「姉妹を演じていた子役の演技がよかった。」
以上!
なんも残らん
題材は全部リアルと言うかシリアスなのに、描写がシリアスでもファンタジーでも無い。
水鉄砲の子供はなんなん?
雨が降らない灼熱状態で、電気と水を止められている幼い姉妹だけの暮らしで、水だけが問題になってるけど、とっくに熱中症や餓死の問題が来る筈なのにそれもなく、水道局の人間が福祉課にも連絡入れないってガバガバな設定。
最後、公園の水出す意味もなぁ。いっそのこと、高校生くらいを主役にして、本当にダムにテロをか起こす位の方が話としては良かったな。
役者は悪くないのに、ここまで駄目なのも珍しい。
姉役さんはすばらしい
暴れた後にやっと雨が降る描写は非常に古臭い。
暴れても、なんならほんとに土に埋めたりする人身御供しても無情に照り続ける太陽なのが現代なので、心情を重ねるのは難しいかな。
ただ姉妹の姉役さんの演技は存在感たっぷりで良かったと思います。他の作品での活躍を期待します。
渇ききった心を取り戻すよう
偶然知り合った姉妹とのふれあいで、渇ききった心を取り戻すような話。
最初に出てきた姉妹が物語を回しており、二人が一番印象深かったです。
特に姉役の山崎七海が素晴らしく、明日を信じて笑っていた最初と、段々と絶望に向かっていく表情や目が見事でした。
磯村勇斗も良いキャラで、生田斗真との緩い絡みに少し和みましたね。
サラッと出てくるボバや柴田理恵も良いアクセントでした。
ショボいテロは、現実を淡々と見せてきた流れと余りにも温度差がありすぎて、その演出に少し引いてしまいましたが何とか良い形で着地してくれたと思います。
貧困や妻子との別居。問題としてはそのままではあるけれど、岩切も姉妹も一歩先に踏み込むことができていました。
葛藤が残る作品
水は大地の恵み、そもそも無料のものだ、という考え方には反対
飲める水にするために、行政は適切な管理を行い、そうした施設維持には莫大な費用が発生し、発生する費用は使用者からの使用料で賄わられている
映画の題材としてはニッチな部分を問題視しており評価される映画
柴田理恵以外褒めるところがない
【良かったところ】
柴田理恵
【気になったところ】
それ以外
以前児童福祉関係の仕事してました。夏休みだから仕方ないんかなぁ…と思いつつシングルマザー、夜間放置、水止められそうなほどの貧困って時点で課同士で連携して動かんかい!
彼氏が観たいというので付いていきましたが、「感動したわ〜」って言ってるのを聞いて別れました。
つ、つまんない…
全体的に散漫。何を一番描きたいのかよく分からないし、何も胸に迫ってこない中途半端さ。登場人物のバックグラウンドは何となく推測できるのですが、はっきり描かれていないので弱い。生田斗真が最後開栓し、公園で水を撒き散らすのもひどい。いい大人が作るにはあまりにお粗末過ぎるエピソードでシラけてしまいました。ちょっとメルヘンチック過ぎて…見て見ぬフリしたくない場合こうはならんでしょ…子役の演技も好きではないです。大人があれこれ演技指導して大人の手垢まみれって感じがしてしまった。あれは子どもというより、「大人が求める子ども像」って雰囲気。冒頭から子どもたちのシーンやセリフが非常にわざとらしく、大人が書いたシナリオを言わされてる感があり過ぎました。あと、例えば蛇イチゴ、いつまで触ってるんだろう?尺が長過ぎて不自然です。せっかくの小道具が生かし切れず。細かいところが色々雑です。
良い題材だと思うし、もっと良くできそうなのに残念。カラカラに乾き切った感じが足りないのよ…。原作は違うのかも。
姉妹役が好演!!ヘビイチゴ…
水道局員が主人公の映画。
水道費を滞納する人の家を訪問して、水道を止める日々。
日常の中でなかなか知り得ないことなので、面白いテーマだと思います。
特にネグレクト気味の母をもつ姉妹役の2人がとても素敵な演技です!!
ヘビイチゴのシーンがうるっときてしまいました。
そんな中、主人公が流れに逆らって、水道を開けて姉妹をすくっていくわけですが…
公園の栓をあけて水浴び…
何がしたいのかちょっとよくわかりませんでした…
お天道様の気分次第
水道料金を払おうが払うまいが、生かされているって点では同じ。
それは停止する側もされる側も同じで、
すべてはお天道様の気分次第ってことだろうか。
ざらついた画質で映された夏の空気感とか、
なんとなく大事なこと言ってるような間だとか、力作ではあると思う。
観るのが辛い
不幸な子供をネタに心がひりひりする「万引き家族」の類の社会派家族ドラマ。子役がうまいだけに観ていて辛い。生田さんも「土竜の唄」とは打って違ったシリアスな演技、熱演でした。
ある種、現代社会の歪にメスを入れたかった社会派映画なのだろうが社会的弱者の悲劇は日々のニュースでも目にするし、正直、映画にしてまで観たいとは思わない。山田洋二監督が重苦しい時代だからこそ楽しく見られる家族の映画をつくりたいと言っていたが同感です。
(脱線)
水は生きるのには欠かせないが水道料を払わなければ止められる、現代社会では必然の道理なのにNHKはスクランブルで止められるのに垂れ流し、放送法の矛盾も突いて欲しかった。
やるせなさMAX
生田斗真の好演
Amazonプライムで視聴。
水、太陽、空気に感謝
貧困に生きる姉妹
生活の厳しさをリアルに描いていた。
健気な姉妹を見ていて胸が痛くなる。
主人公、生田斗真の夫婦関係もリアル
結婚して、子育てして、ちゃんと仕事して、生活していくって当たり前のことだけど、当たり前じゃないんだな。
『日常』って、本当に感謝しないといけない。
足ることを知る。って本当に大切なんだな。
与えられた環境に感謝して精一杯、生きる。
映画最高!
目が死んでる
水道料金をわざわざ滞納する人達ってなんなのでしょう?
金銭的に貧しくて滞納してしまう以外に水なんだからタダが当たり前だろ?という考えの人が存在するのが驚き。
斗真もお姉ちゃんも途中から目に光が無くなったのが良かった。
柴田理恵のおせっかいおばさん役も良かった。
磯村勇斗は可愛かった。
渇水というタイトルから得られるメッセージは私には感じとれなかったけどおもしろかった。
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